ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ソウ3

2006年11月08日 | 映画(さ行)
(原題:SAW III)
【2006年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★★☆)


2004年「ソウ」誕生。
2005年に「ソウ2」が公開され、遂にシリーズ第3弾の登場。
物語は「ソウ2」のラストから始まる。

罠にかかり助けを求める荒くれ刑事のエリック・マシューズ(ドニー・ウォールバーグ)。彼の声は誰にも届かない。ある事件の現場に向かう女刑事のケリー(ディナ・メイヤー)。被害者がエリックでないことにホッと胸をなで下ろす。改めて事件の現場を検分するケリー。ジグソウの手口に似ているが、どこかが違っている。そこにはルールが存在していなかった。現場に残されていたビデオテープを自宅で見ている時に何者かにさらわれてしまう。目が覚めると両手は鎖に繋がれ、目の前には硫酸が満ちたビーカーがぶら下がっている。目の前に現れた人物は…。こうして「ソウ3」の新しいゲームが始まる。不倫中のドクター・リン(バハール・スーメキ)は、アマンダ(ジョウニー・スミス)にさらわれてある場所に連れてこられる。そこには瀕死の状態のジグソウ(トビン・ベル)が横たわっていた。アマンダはリンの首に特別な装置を取り付ける。この装置はジグソウの心電図とリンクしており、ジグソウが死ぬと爆発するようになっている。ジグソウは言う。『これから始まるゲームが終わるまでの間、自分を生かすように』と。一方、食肉工場の地下室でジェフ(アンガス・マクファデン)は目を覚ます。彼は3年前に息子を事故で亡くしていた。彼に与えられたゲームは、事件の関係者たちを赦すことができるかどうか。交通事故現場を目撃していながら証言しなかった女。事故を起こした加害者に軽い刑しか与えなかった裁判官。そして、息子を車でひき殺した男。ジェフはどのような決断を下すのか? そしてジグソウの目的とは?



「ソウ」も「ソウ2」も「ソウ3」を描くためのプロローグでしかなかった。
…という風に持っていった脚本に拍手。
これは「ソウ」と「ソウ2」を観てない人は絶対観ちゃダメです。
面白さ半減というか、意味分からないと思いますから。



今回も痛い痛い描写が満載です。



「ソウ2」で登場したケリー刑事も登場。
ゲームの舞台となった殺害現場で、ジグソウらしくない違和感を感じる。
しかし、これもプロローグのひとつにすぎない。





メインのゲームは、女医師リンとジェフの2つの視点で描かれていく。
贖罪。
昇華。
改心。
進化。
変革。

「ソウ」や「ソウ2」で描かれなかったエピソードも本編では語られていく。
ジグソウが本当にやりたかったこととは…?
ある程度の予想はできますが、叙述的なトリックを素直に楽しむことができました。
公開前なんで、多くは語りません。

監督はダーレン・リン・バウズマン。

追伸。
2007年公開で「4」の製作がスタートしているようです。
これで止めておけばいいのに…。


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ピクニックの準備

2006年11月08日 | 映画(は行)
【2006年・日本】DVDで鑑賞(★★★★☆)

2006年に公開された恩田陸原作の青春映画「夜のピクニック」。
これは映画と同じキャストで「夜のピクニック」の前日談が語られるオムニバス作品。
原作は「図書館の海」に収録されている短編小説「ピクニックの準備」。

episode.1「おまじない」(杏奈編)
ニューヨークのセントラルパーク。歩行祭の5日前。榊杏奈(加藤ローサ)は、高校最後の歩行祭を控えた日本の親友である甲田貴子(多部未華子)に手紙を書いている。「多分私も一緒に歩いてるよ。去年おまじないをかけておいた…」遊佐美和子(西原亜希)に相談して2人で悩む姿を思い浮かべながら、書いた手紙をポストに入れる…。
監督は長澤雅彦。

episode.2「告白」(さくら編)
さくら(近野成美)は歩行祭実行委員。明日に備えて備品のチェックをしていると、ベストから何十年も前に北高の生徒だった人が、実行委員だった人にあてた感謝の手紙を発見する。大雨にも負けず皆で歩きぬいたことなどが感動的にしたためてあるその手紙のあて名は、意外な人物だった…。
監督は渡邊孝好。

episode.3「序奏」(高見編)
進路指導室に呼ばれる高見光一郎(柄本佑)。明日は高校最後の歩行祭だというのに、担任の藤巻(嶋田久作)に説教を交えた進路指導を再び受けている。藤巻の発するコトバや物音が、高見には音楽にしか聞こえない…。
監督は下山天。

episode.4「願い事」(千秋編)
明日の歩行祭を前に、手作りのお守りを手に神社へと急ぐ梶谷千秋(松田まどか)。お守りにいろんなお願いを込めてもらうためだ。しかし神社の神主(若月徹)はどっから見てもいかついヤンキー。あの人にあげるためのお守りなのに…。
監督は井坂聡。

episode.5「シナリオの行方」(梨香&忍編)
公園でノートを広げ、一人セリフを読んでいる後藤梨香(貫地谷しほり)。同じクラスの戸田忍(郭智博)を呼び出して、明日の歩行祭の自由歩行を一緒に歩きたいというお願いの練習中。呼び出された忍は、女の子に呼び出されるとロクなことがないため、公園の入り口で躊躇する…。
監督は宮野雅之。

episode.6「おかいもの」(亮子編)
学校一のマドンナと自覚している内掘亮子(高部あい)。明日は高校生活最後の歩行祭。意中の西脇融(石田卓也)を射止める絶好のチャンス。おりしも明日は融の誕生日と聞きつけた亮子は、プレゼント選びのために、元カレ・矢部(海老澤健次)を呼び出し、プレゼントを物色し始める…。
監督は鶴田法男。

episode.7「むりっぽい」(貴子編)
明日の買い物をしながら、甲田貴子(多部未華子)は西脇融(石田卓也)とどういうシチュエーションなら話ができるのかを考えている。エレベーターなんかはどうだろう。乗り合わせたら、さすがに話ぐらいできそうな気がする。いくつかのバージョンを考えるも、なかなかうまく想像できない貴子の想像は、次第に自虐的なユーモアにあふれたものになっていく…。
監督は長澤雅彦。

episode.8「ひみつ」(美和子編)
『歩行祭といえばうちのらくがんなのよ』という遊佐美和子(西原亜希)を疑いの眼でみつめる近所の小学生・裕也(鈴木達也)。そこへ、同級生の新聞部の2人(中里アミ、小野まりえ)が取材にやってくる。しかし新聞部2人の話は、らくがんから甲田貴子(多部未華子)と西脇融(石田卓也)の怪しい雰囲気に話がおよび、親友の美和子に真相を語らせようとする…。
監督は宮野雅之。

episode.9「はてのない」(融編)
明日の歩行祭の買い物帰りの西脇融(石田卓也)。道を歩きながら前から歩いて来る女性が目に入った瞬間にこう思う。『あれが甲田貴子(多部未華子)だったら最悪だ』。思わず顔を背けながら貴子でないことを確認する融。意識しないようにすればするほど、会いたくないと思えば思うほど、道行く女性が何故か貴子に見えてしまう…。
監督は長澤雅彦。




これは「夜のピクニック」の試写会の翌日に鑑賞しました。
もう2ケ月前になるんですね。
これは絶対「夜のピクニック」を観る前に観た方が面白いですね。



episode.1「おまじない」
セントラルパークのベンチで手紙を書く杏奈(加藤ローサ)。
普通に可愛さ全快です。
手紙を書いてポストに入れるだけの短いエピソードです。



episode.7「むりっぽい」
どんなシチュエーションなら会話ができるんだろうと妄想しまくる貴子(多部未華子)。
青春は端から見るとコメディなんだよね。



episode.9「はてのない」
通り過ぎる女性がすべて貴子に思えてしまう融(石田卓也)。
この貴子と融の間に恋愛感情が無いところがまた面白いんだよね。

それぞれの思惑…ホント面白いです。
episode.3「序奏」での、柄本佑と嶋田久作によるスペシャルユニットのラップPVが必見!
改めて「夜のピクニック」を観直してみたくなりました。


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