ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ザ・リング2

2005年05月31日 | 映画(さ行)
(原題:THE RING TWO)
【2005年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★☆☆)


2002年にハリウッドでリメイクされた「ザ・リング」の続編。
今回はリメイクではなく、完全オリジナル作品である。

物語は前作の半年後から始まる。レイチェル・ケラー(ナオミ・ワッツ)と息子のエイダン(デヴィッド・ドーフマン)は、忌まわしい事件を忘れるために、シアトルから海辺の小さな田舎町アストリアへと引っ越してきた。レイチェルはそこで地元紙の記者の職に就き、新たな生活をスタートさせる。だが、静かで平和だった小さな町で、数十年ぶりという怪死事件が起こる。死因は不明。犠牲者である17歳の少年は、顔を恐怖にゆがめて死んでいた。サマラの仕業ということを知っているレイチェルは、少年の家からビデオテープを盗み出し、焼却処分する。しかし、次の日から、息子のエイダンの様子がおかしくなり始める。サマラがエイダンに取り憑こうとしている。レイチェルはエイダンを救うために、サマラの過去を調べ始める…。

日本版とは異なったストーリーで、サマラの過去が語られていく。
【養子縁組相談所】【モーガン馬牧場】【聖マグダレン女性の家】【精神病棟】。
まぁ、日本とアメリカでは、怖さのポイントが違うのはいいとして…サマラの野望は小さいのぉ。
同情の余地が出てしまう時点で、そこから恐怖は生まれてこないんだよね。
個人的にともやが怖がったのは、自分で自分を傷つける行為。
大友克洋の「童夢」でもそんなシーン(カッターナイフで自分の首をチキチキ…みたいな)があったけど、ああいうのはダメだなぁ。
ドキドキです。
前作では馬が効果的に使われていたけど、今回は鹿です。
馬と鹿。
馬鹿? 
中田監督のハリウッド映画に対する何かのメッセージなのか? 
今回音楽を担当しているのが、大好きなハンス・ジマー。
これが実に良いスコアでした。
サントラチェックです。

監督は日本版「リング」「リング2」を手掛けた中田秀夫。

追記。
『根本的な解決には持っていって無いんだ。続編をまだ作るつもりか?』と思っていたら、『ザ・リング3』の制作がもうすでに決定したとのこと。
ナオミ・ワッツは降板の可能性が高いようだが、どうなることやら。

追記2。
TVCMで井戸を駆け上ってくるサマラを見せちゃってるけど、
ああいう一番の見せ場を宣伝で流してしまう宣伝部の考えが判らない。
どうして映画をつまらなくするような宣伝しかできないんだろうね。
最近の配給会社って。
きっと映画が好きでもない人間が担当してるんだろうなぁ。
哀しいことです。

公式HP:ザ・リング2


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