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コトラー流「勝つための7つのP」アメリカンドリームの功罪とマーケティング 週末のお楽しみ、日経ビジネス誌

2020年12月05日 | マーケティング

週末のお楽しみは、珈琲を飲みながら、日経ビジネスを読むこと。

まったり、ゆったり記事に目を通します・・・。

友人のバンカーは、月曜日の日経新聞が好きだと言っていました。

理由は、株式や為替などの市況の記事がないからだとか・・・。

何となく分かります。

日経ビジネス誌の最近のお気に入り記事は、「世界の最新経営論」と「オリエント 東西の叡智を未来に活かす」。

前者では、マーケティングの大家フィリップ・コトラー博士が連載中です。

御年89歳・・・すごいです。

今週号は、「アメリカンドリームの功罪 米国がここまで落ちた真の理由」。

トランプ大統領をこっぴどく批判します。

「素晴らしいリーダーには、3つの特質がある。謙虚、誠実、思いやり。トランプ大統領には何もない。常にウソをつき、思いやりがない。彼こそ厄災だ。」

そして、今のアメリカでは、自由と平等の下、経済的、社会的成功をつかむために努力するアメリカンドリームが変質していると述べます。

米国人が成功の定義が、お金持ちになることから進歩していないと喝破します。

 

古典的マーケティングの4Pに、3つのPをプラスするのがコトラー博士。

Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(プロモーション)に加えて、Profit(利益)、People(人)、Planet(地球)の3Pを加えて7Pにしています。

なるほど。

ESG、SDGs的な視点を付け加えています。

人を大切に、地球を大切に・・・現代の企業経営に欠かせない視点です。

また、最近、経営者と話をしていると「パーパス」という言葉が使われる機会が多くなってきました。

これは、オックスフォード大学のコリン・メイヤー教授が提唱した概念。

CSVやCSRなどもそうなのですが、目的志向、目的意識が大切ということをコトラー博士も述べています。

 

日経ビジネス誌2020.12.7号の特集は、「欧州感染8倍、中国は一人勝ち コロナ再燃 世界の今と今後」。

かなり深刻な記事でした。

北半球が冬に向かう今、新型コロナウイルスは、さらに猛威をふるうことになると思います。

明るく楽しい年末年始を迎えることは、ちょっと難しいように思います。


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