広島市の表鬼門を守護する二葉山。
JR広島駅の北側の方向にある二葉山は標高139mの小さな山です。
この小高い山には、たくさんの神社仏閣があります。
広島市の北東に位置する二葉山は、広島城の鬼門に当たるため、邪気を避けるため、7つの神社仏閣で守護しています。
ちなみに、風水地理学上、裏鬼門と言われる南西の方位は、宮島の厳島神社により守られています。
江戸の町を守護するために、表鬼門、北東の位置に、徳川家康公を祀る日光東照宮が置かれているのと同じです。
まずは、饒津神社。
「にぎつ」と読みます。
浅野藩9代藩主が建立・・・木製の鳥居が美しい神社です。
明星院(みょうじょういん)。
毛利家、浅野家、福島家といった広島の歴代藩主の保護も厚く領内鎮護の寺院として建立されました。
とても男性的なお寺です。
続いて、そのお隣が、鶴羽根神社。
枯山水が美しい神社・・・気品高く美しい女性的な神社です。
そこから5分歩くと、広島東照宮。
広島東照宮は、徳川家康公の霊を祀る神社。
江戸時代、浅野藩の時代に建立されたそうです。
江戸幕府に気を使いながら、中央政府との関係づくりに励んだんでしょうね。
大河ドラマ「どうする家康」で取り上げられる徳川家康公。
今年は大人気の家康公です。
そして、その裏手にあたる金光(きんこう)稲荷神社。
商売繁盛、家内安全、諸願成就の大神として知られる東照宮の境内社です。
ひたすら二葉山を登り続けることになります。
百基の鳥居と500段の石段があり、ちょっと京都の伏見稲荷神社を彷彿させます。
広島の隠れたパワースポットです。
途中、徳川家康公の遺した言葉が掲示されています。
300年の世を治めた家康公の遺訓・・・勉強になります。
金光稲荷神社の様々な神様に挨拶しながら山登りをすると、奥の院に到着。
神々しい光に溢れています。
ここから見る広島の街・・・瀬戸内海まで見渡せる絶景を見ることが出来ます。
そして、そこから5分。
二葉山の頂上に到着。
仏舎利塔・・・二葉山平和塔が現れます。
しかしながら、現在、この二葉山に自動車専用道路(広島高速5号線)を通すためのトンネルを掘っています。
神様や仏様のおられる山に穴をあける・・・ちょっと心配です。
風水地理学的にも、問題ありです。
土木工事の安全、広島市の安寧を祈るばかりです。
人間の便利さの追求だけではなく、自然や環境を守ることも大切ではないでしょうか?
二葉山の神社仏閣を参拝、散策しながら、広島の街が、そして世界中が平和であるように祈願した次第です。
たくさんの元気とエネルギーをいただきました。
ありがとうございました!