能率技師のメモ帳 中小企業診断士&社会保険労務士のワクワク広島ライフ

マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

IBMの仕事の5ステップ「読む」「聴く」「話す」「観察する」「考える」・・・自己啓発の基本ステップは仕事の成果に直結します

2024年04月10日 | マネジメント

THINK!

考えよ!

これは、IBMの初代社長のワトソンさんが管理職に示した言葉。

管理職に対して「諸君に会社が月給を支払っているのは考えることに対してである」と訓示しています。

 

現在はGAFAの影で静かなIBMですが、当時のIBMはコンピュータ業界の巨人でした。

ワトソン社長の言葉は、「THINK」の前に4つの言葉が遺されています。

全てのビジネスパースンに通用する「自己啓発の心得」といえるものです。

 

READ(本を読め)

LISTEN TO(人の話をしっかり聴け)

DISCUSS(話し合え)

OBSERVE(よく事物を観察しろ)

THINK(そして、考えよ)

「読む」「聴く」「話す」「観察する」「考える」。

仕事を効果的、効率的に進めて行くためのステップ。

最近では、PDCAサイクルやOODAループなどのマネジメントサイクルもありますが、それよりもシンプルで分かりやすいワトソン・サイクルです。

考えているようで、実は考えていないビジネスパースンは多いものです。

そういえば、IBMが開発したラップトップパソコンの名前も「Think Pad」でしたよね。

 

眠れる巨象を躍らせたルイス・ガードーナーCEO。

アメリカンエキスプレス社長、ナビスコ社長を経て、崩壊寸前のIBMのCEOに就任しました。

メインフレームと言われる巨大なコンピュータから、ダウンサイジングと言われるデストトップコンピュータに移行する時期、IBMは出遅れました。

「イノベーションのジレンマ」というやつですね。

ガードナーCEOは、大企業病、官僚組織だった「巨象」を顧客第一主義、現場主義にシフトさせ、IBMを復活させました。巨象が踊ったのです。

でも、最近のIBM社は、GAFAM(グーグル、アップル、メタ、アマゾン、マイクロソフト)の後塵を拝しています。

再び復活する日は来るのでしょうか?

日本の企業とIBM社、復活のポイントは同じだと思います。

 

自分のアタマで考え行動できるようになりたいものです。

THINK!


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 平和公園の雨が上がりました... | トップ | 広島パルコでローカルチャー... »
最新の画像もっと見る