久々に面白い本を手にしました。
名付けて
「誰かに教えたくなる 世界一流企業のキャッチフレーズ」
ライオネル・セイラム著 月谷真紀訳
クロスメディアパブリッシング刊 1680円+税
同書は、世界の企業のキャッチフレーズを2000以上集めた一冊。
よくもまあ、ここまで集めたものだと感動を覚えます。
著者は、英国在住の経済学者。
パリ大学教授を経てハーバード大学客員教授とのことです。
この本では、企業名・キャッチフレーズ(英語)、日本語訳という構成をとっています。
特に、日本語訳が秀逸です。
月谷さんのこなれた訳により楽しく読むことができます。
冒頭には、航空会社が出ていますが、そこかにいくつかを紹介させていただきます。
・エールフランス 「空を地球で最高の場所に」
・インド航空 「僕といっしょに空の旅へ」
・アメリカン航空 「特別な空の旅を」「お客様の気持ちに寄り添って」
・ブリティッシュエアウェイズ 「世に愛される航空会社」「飛行すること、奉仕すること」
・キャセイパシフィック航空 「アジアの心」「これぞ本物の空の旅」
・コンチネンタル航空 「いい仕事、いいフライト」
・エミレーツ航空 「最上級の空の旅」「あくなき探究」「ヨーロッパの友人」
・日本航空 「ひとつ上のおもてなしを」
・マレーシア航空 「お客様の期待以上を目指します」
・ユナイテッド航空 「上昇」
けっこうおもしろかったのが、ファッションや化粧品・・・。
女心をとらえるための工夫が見られます。
・エイボン 「外には広い世界がある」
・ビヨンセ 「この熱気に気を付けて」
・シャネル 「あなたのチャンス。つかんで」
・ディオール 「自由という選択」
・エスティローダー 「美を定義する」
・エルメス 「香りは翼に乗って」
・ケンゾー 「世界は美しい」
・レブロン 「愛を感じてください」
好きなウイスキーなぞを舐めながら、寒い夜に一人読書するには最適な一冊です。
「ザ・資本主義」を言葉で感じることができる一冊です。