「ふるさと再発見の小さな旅(紀の国坂)」という催しに参加しました。普通は私の参加している研究会の計画に参加するだけで多忙となっているのですが、今回の催しはいつもお世話になっている市教委生涯学習課の企画です。
ふるさとの江戸時代の古道・今は誰も通行しない山道を辿り、帰りは1駅汽車で帰るという日程です。昔の人は、殿様も大部分の一般の人も低い川っ淵は危険なので、つづら折りのこの「紀の国坂」を通っていました。私も一度は通ってみたいと思っていましたが、刈り払いが出来ていないので通れないという情報があって断念していました。今回は4人の方が昨日刈り払いをしてくれたので通れるという事でした。有り難く、お出でになっていた3人の方には感謝の言葉を丁重に申し上げました。やはり思っているだけでは気持ちは伝わらないのです。
参加者28名、無事私も5.5kmの道のりも超えることとが出来ました。心臓に若干の障害がある私ですので、どこまで私が付き合得るかを確かめることは大切なことですし、郷土史研究にはどうしてもこうした現地踏破は大切なことなのです。
紀の国坂を超えると神明社(旧不動堂)に到着、そこにある大きな杉の木(市文化財指定親杉)の根本にたくさんのこうしたキノコが、みんな「マスダケ」だよと収穫を始めました。大きな株を収穫してリュックに入らないと困っている人に「いくらか下さい」と言ったら、半分下さいました。ダシが出て美味しいキノコです。
ところが、帰りの汽車に乗る直前に日頃尊敬している古道の案内人(Y氏)にお聞きしたら「マスダケでなく○○○か×××かもしれないかもしれないから食べない方が良い」と教えてくれました。「食べても毒があるわけではないから大丈夫だが、繊維が強く消化出来ないかもしれない」とも教えてくれました。帰っておかあさんに話したら「食べないことにしましょう」ということになりました。
「ダシが良く出る」というお話をする人もいたので、食べなくても調理して良いとも思いましたが、いかがなものだったでしょうか
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