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『火車』 宮部みゆき ・ 『ワルボロ』 ゲッツ板谷

2007年05月15日 | 小説



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『火車』 宮部みゆき 

フルヤ先生が紹介してくれたのは、あの宮部みゆき。代表作は、直木賞受賞の 『理由』 をはじめ、『あかんべえ』 『模倣犯』 『ブレイブストーリー』 など、挙げたらキリが無いほどで、やはり数々の賞を受賞する天才肌の作家 (作家はみんな天才ですが…)。

さまざまなジャンルの本を書いている上に、映画 『ブレイブストーリー』 の評判もとても高いです。今さら説明のいらないビッグネームですが、その中でもフルヤ先生の一押しは 『火車』 です。本書のアマゾンの書評の数がゆうに100を越えていました。


以下がフルヤ先生の書評です。


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大ベストセラー作家の宮部みゆきさんがブレイクするきっかけとなった素晴らしい小説です。休暇中の刑事が、親戚に頼まれて行方不明になった女性を探す。ただそれだけのストーリーなのです。

しかし、ページをめくるたびに段々と明らかになって行きます。「彼女は自分から姿を消したのか?」 「もしそうならばそれはなぜか?」 「どうやって姿を消したのか?」謎が段々と解かれて行くと・・・衝撃の事実が・・・。

この本を読んでいたとき、もう少しで終わりに近づくと、「もっとこの本が続けばいいのに」 と思ったことを今でも覚えています。こんなにスリルを味わえる小説にはめったに出会えないですから。

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ワルボロ.jpg



こちらはユニークな一冊、という前に…作者自身がユニークです(笑)。だってこんな人ですよ ⇒『ゲッツ板谷WEB』、ご存知でしたか。

パチンコ雑誌でデビューというのもあんまり聞かない(笑)。

あの、よしもとばなな氏も、ゲッツ氏のファンだとwikiに出ていました。何やらブレークの予感がしますが…どうでしょう。 genio先生の紹介です。


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週刊ヤングジャンプでも連載中で、今夏映画化(松田翔太&新垣結衣出演です)もされるヤンキー青春小説。なかなか入手しにくくなってしまったようなのですが、映画が上手くいけば復刻されるはずです。

タイトルの 「ワルボロ」 は 「ワル」 くて 「ボロ」 いだそうで、今風のコギレイな不良クンとは一味違った80年代ヤンキーの表現です。個人的には懐かしさとともに、普遍的な何かを感じた一冊です。

多分男の子は共感してくれると、思うのですが。舞台が立川ってのも良かったです。

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共通するのは、どちらの著者も非常に活力旺盛で、普通の作家のイメージとはかけ離れていること。また、お二人とも、作品が映画化されるんですね。いかがでしたでしょうか。記事が参考になりましたら、応援のクリックをしていただけるとありがたいです。 ⇒ (4位) にほんブログ村 本ブログへ(1位)


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