前回の 『英作文のトレーニング』 の解説が好評だった、独身、ハンサム、英検1級の福原先生にお願いしました。
単語暗記といえば、ターゲット、根強い人気があります。いかがでしょう。
以下が福原先生の書評・解説です。
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こんにちは。今回取り上げるのは、『ターゲット』、単語集の定番です。“target”という単語の意味を知らないけど「ターゲット」はとりあえず持っている、そういう高校生さえいるとの噂です。(未確認情報)
10月に改訂版が出ました。結論を言いますと、配列や例文などをマイナーチェンジしたようですが、旧版を捨ててまで買う必要はないでしょう。
私がよく使っていたのは、さらにその前の第2版ですが、トップに登場する単語は昔も今も変わらず “succeed”。 このこだわりは良いとして、続いて“accomplish” や “fulfill” など、同系の意味の単語が続くというグルーピング。
どうなんでしょうか。見た目の整合性はありますが、「成功する」→「やりとげる」→「果たす」と一連の流れの中で答えていくだけでは個々の単語は身に付かない気がします。
そして、この弱点(?)を補うべく、単語カードが別売りされています。1セット1260円で3セットまで買わないと、本体に収録されている全ての単語をカバーできないという見事な抱き合わせ商法ぶりですが、本体をただじっと眺めているよりははるかに効果的だと思います。(なお最新版対応のカードはまだ本屋さんで確認できていません)
また、CDも欲しいところですが、CD付きだと、5枚も!あって 2310円。
「ターゲット」に限らず、単語集というのは、買ってからの「使い方」次第だと思います。手にすることによって、“これさえ覚えれば完璧だ”、という安心感はターゲットならではですが、誰もが同じような商品を買っているわけですから、使いこなしを工夫しなければ差はつけられません。
単語でお悩みの際は、いつでも相談に乗ります。代々木教室 で待っています。
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う~ん、そうですね。ターゲットは、何でこんなに人気があるのでしょうか。バイブルと化しているような気がします。
ブラッシュアップテストが日本語訳の三択なんですが、これはちょっと使えないですね。当たってもあまり意味がないし…、問題形式にも工夫が欲しいですね。
かなり高度な単語まで含まれていますので、志望校の過去問などをよく検討して、本当に全部覚える必要があるのかどうか考えて欲しいですね。 他に様々な工夫のほどこされた単語集がたくさん出てきましたので、その点でもやや見劣りするというのが私の意見です。
いずれにしろ、キクタンのところで言ったように、●単語集の鉄則● を思い出して下さい!
ブランド信仰、禁物!
http://tokkun.net/jump.htm
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