アメリカからの小包

NO－２６
ショックです。昨日、日曜日の朝３時に起きみんなと約束した彼が警察に捕まった話を送信したのに、送信しました。って表示も出てたのにもかかわらず、全部消えてしまってがっかり（泣）ひどいよなあ。

今日は、たった今帰ったばかりで福島での２日間の疲れがどっと来てます。気分も乗らずまた同じタイトルで書く気になれず、今度にするね！昨日は２時間、一昨日は３時間しか睡眠をとっていないので、本当に疲れてる。

昨日、彼（松村直登）と会ってお酒を飲んだのだが、体調が少し悪かった僕なのに付き合わされて、寝不足で胃は痛くなるし、福島に一緒に連れて行ったかみさんも、福島の寒さにやられて風邪引いて寝込むし散々だった。

今日、常磐高速道を走って横浜に向かっている時に彼から電話をもらったのだが、それは外国から富岡町の役場に彼の宛名で届けられた小包の事だった。

英語で書かれていて役場職員が松村君を呼び出したのだが、絵付け蛙と伝えたのだが、彼が餌付け蛙と聞き違い、また勘違いをし、彼の中ではよっぽど訓練された蛙だなあという話になってしまった。

彼は、まだ見ぬ餌付けカエルに正直困り果て、動物の世話で目一杯なのに今度は蛙かよ？蛙の餌になる虫を今から冬になるのにどうやって探せ？って言うんだ！アメリカ人もとんでもないカエルを俺に送ってきたものだと、半ばやけくそになりながら、どうしたらいいものか真剣に悩み、考え込みながら車を仮設の役場に走らせた。本当にどうしたらいいだろうか？と悩んだらしい。

アメリカからやって来た蛙を死なせては、両国の友好にも影響してしまうまではないが、預かって死なせたでは彼の面子にもかかわる問題になるとそれは真剣そのもの。彼は動物の命ってなるとスイッチが入ってしまう男なので、それはそれは、大きなプレッシャーを感じていたと思う。

餌付けされた蛙って生まれて初めてだぞ！そんなに頭がいいカエルがいるのか？生きた蛙が箱に入って届くなんて、普通ならないと分かるはずなのだが、いかんせん勘違い聞き違いした生真面目な彼には、餌付けされているくらいだから、おとなしく箱から出るまではそうしているのだろうと思ったのだ。受ける！（笑）

役場に着いた彼は、役場職員が青いビニールの密封された袋を持って来て、「これが、届いた絵付けカエルです。」と、それを見た彼は「何でこんな袋にいれているんだ！こんな事したら蛙が死んでしまうだろ！」と大きな声で怒った。彼の中では生きている蛙だと思っているから当然である。役場職員はけげんそうな顔をして彼を見た。

役場職員は、彼が大きな声を出し彼が言ったことが何の事を言っているのか分からなかった。カエルが死んでしまう？この置物のカエルが死ぬってどういう事？と首をかしげながら袋を開けたら、蛙の置物が入っていてまさしく絵付けされた蛙であった。餌付された蛙と絵付けカエルの違い。みんなで大爆笑したそうだ。僕も笑った。おかしかった。まるで、漫才の世界！

彼も、絵付けカエルなら何かのついででいいのに、わざわざ役場に来ることもなかったのにと思った。生きた蛙だと思ったから、役場でも生き物を預かっていては大変だろうと心配し出て来たのである。その小包はアメリカのカリフォルニアから送られて来たものだったのだが、手紙の内容がいかにもアメリカ人らしい。翻訳されたその実物の文面を書いてみよう。

この小さなカエルは、あなたへの贈り物です。このカエルはあなたを大変尊敬しているアメリカ人によって作られました。実は、あなたは多くの国において、動物を愛する外国人の方の中でヒーローとされています。

全ての人はあなたを賞賛し、富岡町の動物と共に生活してくれている事を感謝しています。あなたは世界的に有名で、みなさんが深く尊敬しています。あなたの幸せを願っております。　　　　アン・トーマス

インターネットで世界に知られる強制避難区域の富岡町の松村直登を、これからも応援して欲しいと思う疲れていた僕であったが、この話はすぐにブログに書こうと思った。今、夕方６時半になるところだが、明日はお休みさせていただきますので宜しくお願いします。