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寒気のピークだが……

2019年01月22日 | 未分類
 
 私の住む中津川市蛭川は、今頃(1月下旬)の、この十数年における平均的な気温は、朝の最低気温がマイナス6~10度と函館なみである。
 おおむね、12月中旬から2月末まで、マイナス6度以下になる可能性があって、こうなるとテープヒータを巻いた水道管でも、ヒーターを外れれば、保温材などお構いなしに凍結するので、外トイレなどは、一晩中ハウス暖房用の灯油ランタンをつけている。

 また、末端の水道蛇口では、必ずポタポタかチョロチョロ、水を出しっぱなしにしなければならない。ひとたび水が止まれば全面凍結まで、あっという間である。
 マイナス6度以下の世界は、凍結との戦争なのだ。私は、この土地に移住して16年、毎年、水道管の破裂に怯える冬を過ごしてきた。
 厳冬期の夜の屋外は殺人的で、羽毛服を着ていても1時間と立っていられない。都会の人が、この寒さを知らずに、ガス欠なんかで車中で一晩過ごす羽目になったなら、多くは凍死してしまうだろう。

 ところが、今年はマイナス7度以下になった日が、わずか数日しかない。こんなことは2003年の移住後、初めての経験で、本当に冬の蛭川らしい日が少ない。
 やはり「二酸化炭素による温暖化?」と考えてしまうところだが、これはメディアによる大規模な洗脳の成果であって、真実は、温暖化を招いている現実はあるのだが、原因は、決して炭酸ガスとはいえない。
 むしろ、化石燃料の莫大な浪費がもたらした余剰熱と、もう一つ、原発や火力温排水による海水温の上昇が原因であるという説がある。

 「気温の異常な上昇と、それに伴う気象擾乱の原因は、炭酸ガスの増加ではない。それは温暖化の結果にすぎない」と喝破したのは槌田敦教授である。

  http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/209.html

 私個人として、原子力発電所の温排水が、地球気象に与える影響は、みなさんの想像の数百倍も深刻なものだと考えている。

http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1004477630.html

 炭酸ガス説が、ことさら世界規模で宣伝された事情は、その後、「この問題の解決のためには、炭酸ガスを出さない原子力発電に切り替えるしかない」と大宣伝し、あの大聖女イレーネ・センドラーを差し置いてノーベル平和賞を受賞した、アルゴアの戦略であるともいわれる。
 アルゴアは、ロシア革命の経済的支柱となったユダヤ人大富豪、アーマンドハマーの孫で、世界最大のウラン鉱を保有するオクシデンタル・ペトロリウム社のCEOであった。

 原因が何であろうと、確実に地球温暖化が進んでいるのは、この10年ほどの、夏の耐えがたい酷暑が思い知らせてくれる。
 わが家は海抜400mにあるので、理論上、名古屋よりも3度近く低いわけで、夏場は、19号線を走ってくると、多治見市から瑞浪市までは猛暑でも、恵那市に入ったとたん、心の奥まで茹で上がるような猛暑は感じなくなる。
 たぶん、名古屋よりも5度くらいは低いのではないかと思うが、この数年は、当地でも40度という恐ろしい気温を体感するようになった。
 クーラーがない場合は、扇風機を強風モードで体に吹き付け、ちょっとでも止まると苦しくていられないという印象だ。

 冬場は、逆に寒さが厳しくなったような印象だったが、今年に入って、冬場も例年ほどの寒さはない。
 当地が岐阜県の西濃地方に比べて寒い理由は、おそらく、中央アルプスの3000m屏風、御岳山の屏風、それに恵那山の屏風のせいで、山体に当たった季節風の乾燥した下降気流が、市街地に流れ込んでくるせいだろうと考えている。
 これを夏場のフェーン現象に対して、冬場のボラー現象と呼んでいる。いわゆる「○○おろし」という現象である。

 https://hp.otenki.com/5041/

 私の子供の頃、名古屋市中村区の学校には、冬場、遮るもののない平野の彼方に伊吹山が屹立していて、そこから「伊吹おろし」が吹き下ろし、もう寒いなんてもんじゃなくて、体感温度は根室市なみだといわれた。

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/?m&no=302

 さて、この「伊吹おろし」が実は、大問題なのだ。

 伊吹おろしは、西高東低の気圧配置の季節風が吹くとき、白頭山を経由した寒気団が日本海を渡って若狭地方に押し寄せる。
 すると、最大気団が、野坂岳~敦賀市の狭隘路、北国街道の切り開きダクトを通って琵琶湖に流れ込む。
 琵琶湖が、海同様の無抵抗な広大空間なので、湖上を進んで、伊吹山から関ヶ原ダクトに抜ける。
 これが北寄りの能登方面から風が来るときは、琵琶湖から淀川を経て大阪平野に達する。若狭から直接、逢坂越えで京都を経由する風については、あまり記載が見当たらない。
 
 これが何を意味するか? 若狭原発群の放射能事故が起きたとき、とんでもないことがおきるのだ。
 若狭湾付近には、現在14機の原発があり、もっとも危険なプルトニウム炉のもんじゅは、世界最悪の核燃料取り出し作業中である。
これについては、旧動燃=機構のでたらめな体質では、絶対に不可能だと何度も指摘したが、これを書いている2019年1月22日時点で、機構は、案の定、回収作業の投げ出し宣言を行ったところだ。

 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO40258550R20C19A1LB0000/

 なぜ危険なのか? ニュースでは、ナトリウム冷却剤の除去に技術的問題があって、解決できないとのことだが、これは表面的である。
 本当は、これがプルトニウム炉であり、固有の崩壊時間が、極端に長いため、高熱が続くことで、取り出した核燃料の始末に技術的に高いハードルがあるからだ。
 このことは、最近再稼働している大半の原発がプルサーマルなので、共通した本質的困難である。

 プルトニウム使用済み核燃料は、100度の安定冷温に達するには500年かかるのである。核燃料の再処理や恒久保管は、その後の課題なのだ。
 おまけに、プルトニウム使用済み核燃料は、含まれるプルトニウム240の安定性が非常に悪いため、いつでも、フクイチ三号機と同じ不完全核爆発のリスクに晒されるのである。
 取り出したのはいいが、中性子吸収材の漬物にしておかないと、いつ核暴走するかわからない。

 問題は、これらの14機の原発が、メルトダウンを起こしたとき、大量のプルトニウムが含まれた使用済み核燃料や稼働中核燃料が、巨大な粉塵となって、冬型の季節風の下で、琵琶湖に向かい、近畿地方最大の水瓶、大阪の命の水を完全に汚染し、取り返しのつかない状態にしてしまうことだ。

 季節風が丹後半島をかすめて来た場合は、琵琶湖から伊吹山経由で関ヶ原、そして木曽三川を経て、長良川・揖斐川の河川ダクトを下降して大垣市、海部郡に向かい、一部は木曽川ダクトを遡上して、可児市・八百津町方面に向かうのである。
 私は、若狭原発郡の通常運転による放射能被害を調べていて、八百津町で、とんでもない恐ろしい事態が起きていることを発見した。

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-71.html

 幸いにして、中津川市や高山市では、若狭原発群による通常運転放射能被害を免れているようだが、隣の恵那市や、御嵩町、八百津町では信じられない健康被害が出現している。
 もし、これから本格的なメルトダウン事故が起きたとき、わが岐阜県で何が起きるのか、とりわけ大河川ダクトによる放射能雲伝播について、知っておく必要がある。

 これだけは確実と思われることは、若狭原発のメルトダウン事故で大阪府の飲料水の確保ができなくなることである。
 岐阜県西濃地方も、今の福島県のような状態が、もっとひどいことになるだろう。