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とうとう世界中に嘘がばれた、インチキ御用学者の早野竜吾

2019年01月10日 | 未分類
2019年1月10日18時、非常に強い国内と思われる地震前兆が出ている。希に見るレベルの電磁波クリア現象、カラスの反応、パソコンの暴走など 数日間警戒願いたい
 

 2019年1月9日05時00分 朝日新聞 後段文字起こし
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/749.html

 東京電力福島第一原発事故による放射線被曝(ひばく)をめぐって東京大の早野龍五名誉教授らが発表した論文に、市民の被曝線量を実際の3分の1に少なく見積もる誤りがあることがわかった。掲載した学術誌にデータの不自然さを指摘する投稿があり、早野氏が8日、誤りを認めた。

 論文は2017年7月に国際専門誌に発表した。福島県伊達市の市民がつけていた線量計のデータを基に、原発事故による被曝線量は、市内で最も汚染された場所に70年間住み続けても「データの中央値で18ミリシーベルトを超えない」と結論づけた。

 これに対し、高エネルギー加速器研究機構の黒川真一名誉教授が昨年、論文で示された複数のデータに矛盾があると指摘した。早野氏らが点検したところ、線量計に記録された1カ月分の被曝線量を3カ月分として計算していた誤りが判明、掲載誌に修正を申し入れた。早野氏は「意図的ではなかった」としている。

 そのうえで、誤りを修正しても「(一般人の線量の上限と規定されている)年平均1ミリシーベルトを超えないレベルに収まると考えている」としている。

 早野氏は素粒子物理学の研究者で、原発事故後はツイッターなどで情報発信を続け、注目を集めた。

 早野氏らが伊達市民の被曝線量を解析した論文はもう1本あり、早野氏はこちらは解析に誤りはないとしている。ただ、黒川氏は「論文中のグラフに不自然な点がある」などと話した。この論文は国の放射線審議会の、放射線から国民を防護する基準の議論にも使われている。2本の論文をめぐっては、伊達市が約5万9千人分のデータを研究用に提供したうち、約2万7千人分は市民に提供への同意を得ないままだったと発覚。市は第三者を交えた調査委員会を設け、経緯などを調べる。(小宮山亮磨、大岩ゆり、古源盛一)

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以下、めげ猫ブログの解説が的確なので、全文引用する。

被ばく線量を3分の1に評価した御用学者・早野 龍五

http://mekenekotama.blog38.fc2.com/
 福島事故後に怪しげな人が福島に巣くうようになった気がします。早野 龍五(はやの りゅうご)氏は、物理学者です(1)。

彼が係った復興庁の小冊子「放射線のホント」では、
「電磁波は波の性質を持っており、その波の長さが短いものが放射線です。」
と記載し、あたかも電波と放射線が同じようなものと記載しています(2)。

電磁波は「波」と「粒子」の2重性があり、波長の長い電波は「波」の性質が強いですが、波長が短いガンマ線は「粒子」の性質が強いです。電波は「波」ですが、ガンマ線は「粒子」です(3)。

それを同じような物と言ってのけるデマ屋(御用学者)です。彼は個人線量計で測定した被ばく線量を分析した論文(4)(5)は、実際よりも3分1近く小さな値を記載していることが発覚しました。
しかも、この論文は無断提供されたデータを使っています(6)。

 福島は事故で汚染されました。そしたら、福島には怪しげな人が巣くうようになった気がします。そうした一人に早野 龍五氏がいます。

 2015年10月には自らが開発した子供の内部被ばくを測定するベビースキャンの測定結果を発表しました。福島産を避ける人が多い相馬・南相馬市とそうでもない郡山市・三春町、中間のいわき市では全員が検出限界未満だったとの内容です。

福島産を許容する方と避ける方を比較するならダイレクトにすれば良いと思うのですが、論文をみると、わざわざ地域分けしています。そして福島市や伊達市のお子さんも検査を受けているのですが、結果が掲載されていません。その代り茨城県大子町の結果出ています(7)。なんとも不可思議な論文です。

 2016年12月と2017年は、福島県伊達市が市民を対象に実施した個人線量計による被ばく線量の測定データと空間放射線量を比較して、個人の被ばく線量は空間線量の15%程度との論文を発表しました(4)(5)。



tama0.jpg


個人の被ばく線量は空間放射線量の平均15%
 ※(4)を引用
 図―1 個人の被ばく線量は空間線量の15%程度とする早野氏等の論文

 仮に実際に被ばくする線量が空間線量の15%とすると、リファレス(8)に従って計算すると毎時0.8マイクロシーベルトになります((0.8-0.04)×0.15×365日×24時間÷1000≒1)。

 個人線量計での被ばく線量は、低く出ます。理由は2つです。

 ①個人線量計は通常胸の位置に付けますが、放射線が体の後ろから来た場合、一部は体で遮られるために、線量計の値は低くなります。
 ①一般的には、多くの人は屋外で過ごす時間が少なく、屋外よりも線量が低い屋内で長い時間生活しています。しかも、その屋内も、壁などの厚さや家具の置き具合などによって、同じ家の中でも線量に相当に大きな違いがあります(9)。 
tama1.jpg


 図―2 個人線量計が低くでる理由

 体に吸収されて低くなる分は、実際には被爆していています。

 tama2.jpg


事故から7年10ヶ月過ぎて汚染されたままの福島
 ※1(10)のデータを(11)に示す手法で1月1日に換算
 ※2 旧避難地域は(12)による。
 図―3 福島の放射線量分布

 図に示しように、仮に実際に被ばくする線量が空間線量の15%とすると、除染基準が現行の毎時0.23マイクロシーベルトから0.8マイクシーベルトになり、広大な範囲(図で黄色)で除染が不要になります。除染費用は原則、東京電力が負担します(13)。東京電力には朗報です。

 現行の除染基準値の毎時0.23マイクロシーベルトについて、原子力規制委員会の委員長が、実態に即さない厳しい数値ではないかとして引き上げを検討すべきだとの見解を示していました。目安の数値が「4倍程度、保守的」であり実態に合わないのではないかと指摘。「改めないと復興や住民の帰還を阻害する」と述べていたそうです(14)
 リファレンス(9)に基づいて計算すると個人線量の被ばく線量は空間線量の60%((8+16×0.4)÷24=0.6)になっています。この論文を受けての発言です。それだけ影響力があった論文です。
 ところが、この個人線量計で測定した被ばく線量を分析した論文(4)(5)は、実際よりも3分1近く小さな値を記載していることが発覚しました。しかも、この論文は無断提供されたデータを使っています(6)。
実際は論文の「3倍の被ばく線量」と発信するNHK
 ※(15)をキャプチャー
 
 これについて、早野氏は計算ミスが原因としているいるそうです(6)。
 早野氏は2018年1月には「しあわせになるための『福島差別』論」を共著で出版しました。内容の概略は
「福島から避難した子どもたちに対してくり返されるいじめ。
本書は原発事故がもたらした差別と分断を乗り越える道筋を示す。
『(被害者)それぞれの判断を尊重すること』、『科学的な議論の土俵を共有すること』が不可欠ではないか。
まわりの人々に求められるのは、福島の人々の『しあわせ』を最優先することではないか。」
とのことです(15)((=^・^=)は読んでませんし、読む気になれません)。「科学的な議論」とは彼のこの「デマ」論文のことでしょうか?

 「しあわせになるための『福島差別』論」の著者の一人に番場 さち子さんがいます。彼女は元東電幹部との深い関係がささやかれています(16)。
 復興庁は今年3月に「放射線のホント」を公表しました。早野 龍五氏が係ったのですが、その中で
「電磁波は波の性質を持っており、その波の長さが短いものが放射線です。」
と記載し、あたかも電波と放射線が同じようなものと記載しています(2)。

 電磁波は「波」と「粒子」の2重性があり、波長の長い電波は「波」の性質が強いですが、波長が短いガンマ線は「粒子」の性質が強いです。電波は「波」ですが、ガンマ線は「粒子」です(3)。それを同じような物と言ってのけています。

 携帯電話が普及して「電波」が身近な物になりました。電波と放射線を同一視すれば、放射能に対する警戒感が薄れます。事故後に生じた「福島(産)離れ」を緩和できます。

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引用以上

早野ら、東大の御用学者たちは、基本的に物理学者であって医学者ではない。被曝について、ろくな知識がないシロウト同然である。
 医学者であるはずの中川恵一も、ガンマ線診療の専門家ではあるが、内部被曝に関する知識は非常に少ない。
 内部被曝の意味を本当に知っているのは、児玉龍彦だが、彼もまた、アイソトープ被曝療法の専門家であり、被曝を否定すれば、甲状腺学会同様、自分たちの商売が成り立たない立場であって、呼吸と飲食経由の内部被曝については、ほとんど何も発言していないというか、明らかに業務への影響を考慮して避けている。

 東京大学全体が、東電による年間30億円近くの寄付金を死守したいという利権の前に、真実から目を塞ぎ、東電の加害性を、どのように薄めるかだけに腐心してきたのは明らかである。

 学会を見渡してもバンダジェフスキー論文やペトカウ効果についてまで触れているのは、琉球大学の矢ヶ崎克馬氏と故肥田俊太郎氏くらいかもしれない。残りの自称学者たちは、やはり原子力産業から流れ下る利権を当てにして、真実を隠蔽する卑劣な立場を貫いているというしかない。
 また、総じて、医学界は放射線被曝について、自身が加害者の立場にも立つ利害関係があるため、被害性に詳しく立ち入ることを避けていると断言してよい。

 私は、早野が検出限界が、体重キロあたり300ベクレルという、ほとんど無価値、無意味なホールボディカウンター(WBC)を作って、被曝させられた子供たちを検査という名目で、被害がなかったと洗脳するだけの陰謀的調査を見て、この男が、完全に原子力産業の利権に立脚している人物であることに確信を抱き、まったく信用していなかったが、今回、暴露された、インチキ論文を見て、今更ながら呆れかえった。

 そもそも、人体の放射能測定に、3インチとか5インチのNAIシンチレータ測定器を使うことは、まったく被曝の意味を理解していないことを証明するものだった。
 シンチレータ測定器は、NAI結晶が大きくなるほど解像力が劣ってゆき、感度は上がるが精度が落ちる。人体測定に実用上有効なのは、2インチまでである。それ以上では、セシウムとビスマスの区別もつかなくなる。
 小さな結晶で長時間かけなければ正確な被曝データはとれないのだ。

 http://onodekita.sblo.jp/article/81696470.html

 それなのに、3インチ以上の測定器を使う意味は、感度を上げて、測定時間を短縮する意味しかなく、早野の本当の狙いは、ひどく精度の劣るWBCで、福島の子供たちには被曝が存在しないと、嘘のデータを作ることだっただろう。
 これは、福島県による米の全袋検査と、まったく同じである。

 そもそも、測定に数時間かけなければならないWBCが、早野の測定器では、わずか数分ですんでしまう。大量の福島の被曝児童が、「内部被曝はありませんでした」と、短時間に確定する仕組みなのだ。

 私は、このWBCを見て、瞬時に早野龍吾が、どのような人物かわかった。以降、二度と信用していなかったが、今回、やっと世界に、そのインチキぶりが暴露されたということだ。

 早野は、被曝について、ガンマ線による外部被曝だけを取り上げ、外部被曝の600倍の危険性、人体破壊力のある内部被曝については、一切無視している。
https://ameblo.jp/pb-onwa/entry-11081049025.html

 早野論文では、福島の人々に年間1ミリシーベルトを超える被曝は存在しないと報告しているが、これを見て、私は云々(デンデン)返った。
 福島市内や、郡山市内では、毎時1マイクロを超える住居に住んでいる人など、まるで珍しくないのだが、毎時1マイクロシーベルトとすれば、年間8760マイクロ=8.8ミリシーベルトになってしまう。
 原発推進派の日経が報道している被曝量だって、この通りだし、専門家によれば、1000ミリシーベルトを超えて被曝した人も珍しくないとされている。

 https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG20029_Q2A220C1CR0000/

 2019年度の今現在でさえ、福島県内には、数十マイクロ毎時の線量が報告されているのだ。当然のことだ。セシウム137は、事故時の85%も残っているのだから。
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/732.html

 こんな危険地帯に、政府は、避難補助金を打ち切ってまで、強制帰還させているのであり、住民は、日々、寿命を縮める被曝を強要されているのが実態である。
 東京大学は、もはや知性の府ではない。権力や金にしがみついて真実を歪曲する曲学阿世の徒である。
 こんなインチキ大学で早野のようなインチキ教授がいたのでは、もはや東大の学問は完全に終わっている。
 金の亡者を輩出することはあっても、もはや二度と世界に評価される人材は出てこないであろう。



韓国(朝鮮)人のメンツ社会

2019年01月10日 | 未分類
昨日から、常用パソコンで、FC2ブログの管理画面入れなくなっている。登録してあるはずのパスワードが、すべて間違っていると表示される。仕方なしに、遠く離れた測定用パソコンを利用したら、入ることができたが、常用パソコンは今朝も入れない。
 これが嫌がらせなのか、単なるバグなのか、まだ分からない。
 パソコン両方とも、暴走に近いトラブル続出で、ハッキングによって操作されているかもしれない。
 入力すると、キーを触ってもいないのに必ず7が勝手に入力されてしまう。いちいち消さないといけない。
 

 哨戒機レーダー問題で浮き彫りになったように、韓国(朝鮮)人には、独特のメンツ主義があって、自尊心・メンツを守るためには、どんな不正でも許されるという歴史的な習性(ほとんど伝統文化といってもよい)がある現実を、我々は直視すべきだと、これまでも繰り返し述べてきた。

 韓国では、メンツを守るための不正は不正ではない。私は、ソチ五輪で浅田真央が韓国による電磁波攻撃を受けて、意図的にSPを失敗させられたと繰り返し指摘したが、日本人の多くが理解不能のようだった。

 http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2642.html

 しかし、韓国では、民族の英雄であるキムヨナを審判員買収や不正行為によって勝たせることは国家的正義なのである。
 メンツを守ることは正当であり正義だったのだ。だから、買収やドーピングという汚い手段であっても、国威発揚をすることの方が、はるかに重要であり、当然の行為であり、例え、不正が世間に露見したとしても、誰一人恥じ入ることはないだろう。
 日本人から見れば「こりゃ、アカン……」の世界であるが、そうした視点から、今回のレーダー照射問題を見れば、実にわかりやすいであろう。

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-329.html

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-586.html

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-541.html

 私が、韓国を不当に攻撃している民族差別主義者だと勘違いする人もいるので、繰り返して指摘するのだが、韓国(朝鮮)人は、自分が、いつでも他人より優位でいたいという、まことに情弱で臆病な習性を持っていて、優位でいる証として、自分より序列が低いとみなす者たち、例えば、中国人や黒人、日本人、あるいは年少者、使用人などを徹底的に上から目線で小馬鹿にせずにはいられないのだ。
 まかり間違っても、相手をリスペクトすることなど、ありえない。

 韓国は、世界一の強姦国家である。
 https://matome.naver.jp/odai/2142409350370174301
 
 この原因は、はっきりしていて、韓国全体に、女性は男性よりも地位が低い、家畜のような利用対象にすぎないという蔑視感が蔓延していることであり、この種の儒教的序列社会がもたらした差別観念が、民族全体をがんじがらめに束縛しているのである。
 自分が相手より年上、あるいは先輩となれば、たちまち相手を見下し、偉そうにしなければ社会秩序が保てないかのような呪縛に社会全体が覆われている。

 兄の前ではタバコも吸えない。年長者の命令に刃向かうことはできない。自分が得た権利であっても、一族の年長者が要求すれば、明け渡さなければならない、など、我々から見れば異様に理不尽な、序列絶対優先の社会なのだが、その反動として、女性に対する差別意識が著しい。女性を「子を産む道具」としてしか見られない韓国男性のなんと多いことか。
 それが儒教の教えとして、民族全体を強固に束縛しているのである。

 儒教というのは、2300年前、春秋時代に、孔子が「国のかたち」として提唱したもので、民衆の心のなかに、統治のシステムを洗脳する目的で作られた。
 いわば、道徳教育であって、国家権力に従順な民衆を馴致する方法論として提起されたと考えられる。

 五常(仁、義、礼、智、信)五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)の人間関係における序列秩序を厳格に定めたものではあるが、孔子の時代は、男系氏族社会の黎明期であり、国家の萌芽期であって、それまで人間社会の主役が母系氏族=「子を生み出す能力のある女性」であったものを、武力と権力を集中させた男性に取って変わられた=封建家父長制への歴史的な移行期であった。

 中東文明では、4000年前に、封建家父長制への移行が起きるとともに、その思想的規範として旧約聖書が登場している。
 孔子儒教も、シルクロードの巨大な文化伝播を考えれば、明らかに旧約聖書が中原に伝わり、それを元にして思想的な百花繚乱が起きたと考えられるのである。

 このとき、儒教研究者の大半が思い違いをしている深刻な問題がある。
 それは、人間の長幼序列の秩序を定めるにあたって、差別体系の根底に横たわっている本質的存在について理解が不足していることだ。

 「女性差別」こそが、儒教差別体系の根元に位置していることを理解している者が、あまりにも少ないのである。
 すべての民族が、母系氏族社会を経て封建的家父長制に移行するパターンを辿るのだが、その理由は、父親を特定しないで、母親が子供を産めば「母の子」だけが正統であり、必然的に母系氏族権力が成立する。
 これは、近年まで、台湾やインドシナの照葉樹林帯依存民族に残る習慣であった。

 しかし、部族同士の軋轢が増えて争いが深刻化すると、男の戦闘力が高い地位を占めるようになり、やがて部族長は男に変わり、部族長は「自分の子」に権力と財産を相続させたいと願うようになり、このため、女性の自由な性交を束縛して、ハーレムに閉じ込め、男の子供が特定できるようにするのであり、これこそが、男系の封建氏族社会の萌芽であった。
 これこそが、世界の男尊女卑、女性差別社会の始まりであって、旧約聖書も儒教も、そうした母系氏族社会の崩壊と、男系氏族社会の勃興に併せて、思想的教書として登場してきたものである。ついでにいえば、神道も、そうした潮流の一つであると私は思う。

 韓国における儒教的な差別体系の本質も、また封建的男系社会を前提にして成立しているものであり、こうした差別の根底に横たわる本質を理解しないで、韓国社会の矛盾を語ることはできない。
 韓国(朝鮮)人が、歴史的な差別の呪縛(例えば北朝鮮社会では54階級の厳格な差別区分があるとされる)から逃れるためには、まずもって、女性差別を克服しなければならないのである。

 私は、20年以上前だが、タクシー運転手をやっていたとき、たくさんの韓国女性を送迎して多くの会話をするなかで、彼女らが、日本に渡航してくる動機を尋ねたとき、一様に「韓国社会における女性蔑視」を挙げてみせたことを鮮明に記憶している。
 韓国では、女性が一人前の人格として扱われず、強姦被害者となっても救済されないとうのだ。日本では、当時(1990年前後)、民主主義は、まだ大きな力を持ち、男女差別は社会問題にもならず、女性の地位は向上する過程にあったから、彼女らは、日本は住みやすい国だと語った。

 だが、儒教そのものは、東アジア全域に影響を及ぼしており、中国が発祥だが、朝鮮半島・ベトナム・日本に強い影響を与えた。
 日本では、鎌倉時代に武家権力社会が成立してから、江戸幕府に至るまで、武家支配の社会秩序を正当化する思想として朱子学儒教が持ち込まれた。
 「儒学者」といわれる思想家も、江戸期には大量に出現し、人々に孔子流の道徳観念を説いて回った。

 この本質も、やはり、男系封建社会の秩序を守ろうとするものであり、日本は立派な儒教国だったのだ。
 ただし、朱子学が普及したのは、もっぱら武家階級であって、武家の差別社会を正当化する目的で洗脳教書として用いられたのである。

 だから、現代にあっても、武家の子孫では、個人の人権よりも、「家」という虚構を大切にする人々が多く、「家のために」という価値観に生きていた人たちが多かった。
 私は、太平洋戦争の隠れた本質として、この種の封建的女性差別が、日本社会の崩壊を加速させたと考えている。
 現代日本で、国家主義を標榜する人たちの多くも、大半が武家階級の末裔であって、家や国という虚構を実体と思い込まされ、人間としてもっとも大切な人格や愛情、人権を軽視してしまうのであり、自民党支持者の多くが、そうした価値観をもって、個人や人権より、家や国家を上に置きたがるのである。
 これこそ、現代に残る日本的儒教の反映であろう。

 だから、たぶん、韓国の女性差別に嫌気をさして日本に逃げてきた韓国女性は、日本的儒教風土の、家という虚構に依存するような発想の男の下では、韓国と同じような女性蔑視のなかに生きてゆくしかなかったであろう。
 メンツのためなら、どんな不正でも正義であると勘違いした人々は、実は日本の武家階級の末裔であるし、自民党議員の多くが、そうした人々なのである。