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米下院が大麻を合法化 12月5日、中日

2020年12月05日 | 未分類
 https://www.chunichi.co.jp/article/165394

 【ワシントン共同】米下院は4日、マリフアナ(大麻)を連邦法で合法化する法案を史上初めて可決した。下院多数派の民主党議員の大半と、共和党議員の一部が賛成した。共和党が多数を占める上院を通過する見通しはないが、全米各州では州法で大麻を合法化する動きが広がり、「機運の高まり」(ワシントン・ポスト紙)は中央政界にも及び始めている。
 法案は大麻を規制物質から除外し、生産や流通、所持の刑事罰を撤廃する内容。大麻を巡る犯罪歴を取り消し、製品に5%の税金を課して薬物対策の基金に充てることが盛り込まれている。
 米メディアによると、15州では嗜好品として合法化されている。
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 全米15州が、マリファナを、タバコと同様の嗜好品として合法化していることを背景に、とうとう下院まで大麻合法化法案を可決した。共和党議員にも賛成が拡がり始めている。

 アメリカが大麻を非合法化した理由は、100年前の禁酒法にあるといわれる。
 https://www.youtube.com/watch?v=HpE3ouEdeJQ&feature=emb_logo&ab_channel=%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9E%E3%83%B3

 禁酒法が施行された理由は、キリスト教原理主義から派生したメソジスト(福音派=クリスチャンシオニスト)といわれる人々が、旧約聖書の神との契約を元に、生活態度を厳しく戒律主義の下で管理しようとしたからといわれる。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%A6%81%E9%85%92%E6%B3%95

 アメリカ共和党が大麻を激しく攻撃してきた理由もまた、共和党がプロテスタント福音派の影響を強く受けた政党であることと無縁ではない。
 禁酒法は、大衆の反発を激しくかい、この法律があることでアメリカン・マフィアを飛躍的に膨張させた。ニューヨークブロンクス地区は、アルカポネ傘下の非合法酒場が建ち並び、これが原因で、住人のユダヤ人たちが逃散し、サウスブロンクスの荒廃を招くことになった。

 カポネ酒場には、警官や議員までも日参していたといわれる。
 政府も、禁酒法を作ってはみたものの、現実的に取り締まりは、ほとんど行われなかった。これは黒人などを弾圧する口実として利用されたにすぎない。

 一方で、禁酒法が成立したことで、大麻の需要が飛躍的に高まり、福音派による戒律主義の矛先は大麻にも及び、大麻こそはヘロイン・コカインなど薬物濫用の扉であるという宣伝が行われた。
 だが、現実的に、酒を飲めば麻薬に溺れるようにエスカレートしてゆくという福音派の理屈には無理がある。そんな理屈が通るなら、日本酒やワインの質的向上は無意味になり、高度数の酒ばかりが売れるはずだ。

 そうした大麻規制が現在に至るまで続いているが、問題の本質は、飲酒や大麻を禁止した勢力は、福音派メソジストではあるが、それは事実上、ユダヤ教の原理主義(戒律主義)であることを理解する必要がある。
 福音派(メソジスト)シオニストとユダヤ教シオニストは、違うようでいて、実はほとんど同じものであると理解した方がいい。福音派はユダヤ教徒がキリスト教にカムフラージュした勢力だと私は思う。

 アメリカの支配階級はユダヤ人である。禁酒法も麻薬取締法も、福音派(共和党支持勢力)が持ち込んだものだが、それはユダヤ教徒の戒律主義を反映したものである。
 ユダヤ人シオニスト・クリスチャンシオニストは、共和党の大勢を占めるが、それに対して、民主党の支持勢力であるカトリックや、リベラル派は、人を戒律で規制するのではなく、自由を与えることで、犯罪を抑止するという思想が一般的だ。

 そうした進取的思想性が、いよいよ米国民の生活段階にまで共有されるようになり、無意味な戒律的、生活規制法案の廃止に向かっている。米国民は戒律主義に飽きてしまったのだ。
 今後の方向としては、これまで非合法だった大麻の合法化が実現すれば、今度はコカインの合法化に進むかもしれないが、おそらく極度に依存性の強いヘロインや錯乱麻薬の容認にまではいかないだろう。

 さて、日本では相変わらず芸能人が年がら年中、権力による摘発の生け贄に晒されているが、麻薬(大麻)=悪という洗脳が進んでいて、大麻の持つ意味が理解されていない。
 これまで何度も、大麻について書いてきたが、これは医薬品としては素晴らしい効能を持つものであり、大麻の禁止は、もっとも大きな医療基礎資源の喪失を招いていた。
 とりわけパーキンソン氏病や新型コロナ禍におけるサイトカインストームに対して強い有効性が示されている。
 https://www.projectcbd.org/sites/projectcbd/files/downloads/cbd-and-covid-19_japanese.pdf

 https://medleaf.jp/cannabis-risk/

 https://www.youtube.com/watch?v=PwBnogYTdZw&ab_channel=ga

 https://www.youtube.com/watch?v=RHKOOh01nhs&ab_channel=VICEJapan

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 ここで、日本における大麻取り締まりの本当の意味を読者に理解をお願いしたい。
 実は、日本では、戦前から日本国民の麻薬使用を厳罰化して規制してきた。
 ところが、戦前の日本は、国ぐるみで、世界最大の麻薬=アヘン・モルヒネ・ヘロインの密売国家だった。

 それが、なぜ身内の日本国民に厳罰を強いてきたかといえば、世界の麻薬密売市場を日本が独占的に支配して、アジア諸国から莫大な富を奪ってきた歴史的事実を隠蔽する=日本国民に気づかれないようにするためだったと考えられる。

 戦前における、日本政府の麻薬密売に関しては、①後藤新平 ②里見甫 ③二反長音蔵 ④岸信介 が核心的人物として浮かび上がってくる。
 もちろん戦後の日本政界に莫大な資金を提供してきた、⑤正力松太郎 ⑥児玉誉士夫 ⑦笹川良一らも、朝鮮・満州でのヘロイン密売で巨利を得たことが明らかにされている。

 これを、相当な努力で証拠を収集し、証明したサイトが公開されているので、ぜひお読みいただきたい。
 アヘン帝国 --- 汚れた歴史
 http://asait.world.coocan.jp/kuiper_belt/section4E/kuiper_section4E.htm

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1306.html

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1314.html

 アヘン帝国で述べられていることは、戦前の日本は、後藤新平以来、麻薬の密売で、海外侵略の資金を稼いできた。
 その期間は、基本的1900年~1945年である。後藤新平が台湾総督府長官として赴任し、台湾の人々にアヘンを禁止するフリをして、実は専売的に売りつけていたのを皮切りに、1930年代には、里見甫が世界最高のヘロイン精製技術者だった二反長音蔵の協力を得て、イランやトルコ、中国での栽培アヘンを、北京通州の工場でモルヒネ・ヘロインに精製して、東アジア全土に売りさばいた。

 この超巨額の収入が、太平洋戦争の分不相応な日本の軍備を生み出した。戦前の日本は、繊維産業以外、これといった輸出産業など存在せず、あの巨大な軍備が、どこから資金を確保したのか謎だったが、麻薬王、里見甫や岸信介の麻薬密売で稼いだ資金が使われたことが分かってきた。

 なお、通州麻薬工場は青幇の麻薬利権を侵したことにより、蒋介石の命令で襲撃され、凄まじく残虐な被害を受けた。それに対して日本陸軍が激しく憤って、南京大虐殺が行われた。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1314.html

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1290.html?all

 戦後、岸信介や正力松太郎、笹川良一らは、A級戦犯として逮捕されたが、岸が昭和通商を経て吸い上げた巨額の資金を米軍に提供することで、児玉誉士夫や里見甫も含めて起訴を免れて解放されている。

 こうした背景があって、戦後保守政権とCIA・GHQは、日本の世界最大の麻薬密売の事実を隠蔽する目的で、日本政府に苛酷な麻薬取り締まりを強要した。
 日本の麻薬取締法や大麻関連法は、麻薬使用の犯罪性を前面に打ち出しているが、実は、自分たちが戦前、世界最大の麻薬密売人だった事実を隠す目的があったのだ。
 あたかも、自分たちは麻薬に関与したことなど一切ないとシラを切り通すための取り締まりだった。

 だが、実際問題として、旧満州では、二反長の指導の下、巨大なケシ畑が作られ、それを管理していたのが在留邦人だったのと、敗戦後、日本に帰還した彼らが、その技術を使って、至る所でケシを栽培していた。
 1960年代まで、日本各地で自由にケシが栽培され、二反長が精製技術の本を出版していたことから、これを学んで自分たちでモルヒネ・ヘロインの精製に手を染めた者が多かった。

 政府が慌てて、こうした麻薬の取り締まりを始めたのは、1960年代の後半である。
 日本で、モルヒネ・ヘロイン・覚醒剤の製造販売を行っていたのは、戦前から星製薬・三共・武田などで、医薬品業界大手が競っていたのだが、ヒロポンと呼ばれる覚醒剤による犯罪が多発したことにより、あらゆる麻薬に対する強い排除意識が成立していった。
 例えば、川俣軍司覚醒剤事件
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E5%B7%9D%E9%80%9A%E3%82%8A%E9%AD%94%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 大麻も、その医療的側面が無視されて、十把一絡げで「麻薬」扱いされて、不遇な取り締まりの対象にされた。
 だが、私が山歩きをしていた1970・80年代の山村・廃村では、大麻の利用は、ありふれたもので、麻の線維とともに普通に利用されていた。
 1990年代に入ると、捜査当局の憎悪を一身に受けるようになり、芸能人が狙われるようになった。

 たぶん70年代に、米軍によって日本に持ち込まれていたマリファナを知って、アメリカから直輸入して吸引していた芸能人が多かったからだろう。
 さて、今回、アメリカ下院で、大麻が合法化され、もしも上院でも合法化されるなら、世界は一気にマリファナに染まる時代がやってくる。

 日本政府は、アメリカに盲従することしか知らないので、アメリカから大麻が大量に持ち込まれることで、微罪化、または合法化に進むことになるだろう。
 麻は、日本の歴史のなかで数千年にわたって利用されてきた基礎的資材なので、これが復活することは、日本文化の原点が復活することを意味するだろう。

 大麻とは何か? 2018年06月22日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-391.html

 再び大麻問題 2019年05月26日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-755.html