アメリカの原発で核燃料冷却水4・5トン流出、現場責任者は叱責恐れ虚偽報告 8/11(月)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a3eaa09e48ef007c375687a5c11480e250ad079
【ワシントン=中根圭一】米電力大手コンステレーション・エナジーのクアッドシティーズ原子力発電所(イリノイ州)で2023年、炉内にある核燃料の冷却水が流出したトラブルがあったにもかかわらず、米原子力規制委員会(NRC)に虚偽の報告がなされたとして、NRCが同社に行政処分を行ったことがわかった。
NRCは同社について、虚偽報告など計6件の違反を確認している。行政処分にあたる「確認命令」を今年7月16日付で出し、再発防止を求めた。
NRCによると、核燃料交換のため運転停止中だった23年3月、運転員が手順書を無視して1号機の原子炉の弁を開けたまま作業し、冷却水約4・5トンが炉外に流れ出た。現場責任者は上司からの叱責を恐れて運転日誌に記録せず、NRCには「ホースの損傷が原因」と偽って報告した。
冷却水の流出は6分後に止まったものの、その後9分続けば、冷却水の水位が核燃料の上端まで低下する恐れがあったという。米政策研究機関「憂慮する科学者同盟」のエドウィン・ライマン博士は声明で、「炉心損傷になる大事故の前兆だった」と指摘している。
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引用以上
この事故では、運転員が自分のミスを隠蔽するため、冷却水放出の理由を、バルブ閉め忘れではなく、ホース損傷とウソを報告していた。
原子炉一次冷却水は、BWRの場合、80気圧、約300度で運用されるので、小さなバルブの閉め忘れでも喪失が早い。上の例では、6分で5トン近くが失われ、気づかなければ十数分で核燃料冷却不能に陥り、メルトダウン事故が起きる寸前だった。
ひとたび、メルトダウンに至れば、高熱による金属水素の放出によって水素爆発が起きて炉心が損傷し、幸運でもスリーマイルクラスのレベル5事故、最悪では福島原発事故のレベル7をもたらす。
私は、世界の原発事故の9割以上が隠蔽されてきたと考えている。
中国や韓国の原発事故は、ほとんどまともに報告されたことがない。それは儒教思想によってメンツを死守する文化があるからだ。
正しく問題を解決するのではなく、企業や管理者のメンツを守ることが最優先されるのである。
日本でも、伝統的に序列やメンツを重んじる儒教思想があって、企業の体面を守ろうとし、株価を維持するという経営者の命題が最優先される文化が存在している。
巨大組織である原発、電力企業は、すべて同じだが、とりわけ東電や関電がひどい。我々は、それをフクイチ事故の、メンツのための嘘を連発する処理姿勢に、もはや絶望を感じるしかなく、東電に対する信頼感はゼロなのだ。
日本の原発でメルトダウンが起きたのは、2011年3月の福島第一原発事故だけだとの認識が共有されている。しかし事実は違う。
東京電力は、1978年に、核燃料集合体の臨界メルトダウン事故を起こしている。ただ炉心溶融、放射能環境汚染にまで至らずにすんだが、東電は、この事故を隠し続けた。
福島第一3号炉で臨界7時間半 —隠ぺい体質運転開始当初から 2007/03/23
https://cnic.jp/507
1978年11月2日 東京電力福島第一原子力発電所3号機事故
日本で最初の臨界事故とされる。 戻り弁の操作ミスで制御棒5本が抜け、午前3時から、出勤してきた副長が気付きゆっくり修正し終わる10時半までの7時間半、臨界が続いたとされる。
http://www.asyura2.com/07/genpatu4/msg/133.html
http://www.asyura2.com/07/genpatu4/msg/132.html
東京電力は22日、78年に、定期検査で停止していた福島第1原発3号機(福島県大熊町、沸騰水型、出力78万4000キロワット)で、臨界事故が生じていたとみられると発表した。臨界は最大7時間半続いたとみられ、判明している中では日本初の臨界事故だったことになる。
停止中の原子炉から、炉のブレーキである制御棒5本が抜けて臨界に達していたと考えられる証言やメモが、元発電所員や、原子炉メーカーの東芝などから得られた。
東電は事故を国に報告していなかったが、当時、法律上の報告義務があったかについては、経済産業省も文部科学省も分からないという。
(アマ註=メルトダウン事故の報告義務が不明だって? そんなはずないだろう! 中性子が外部で検出されてるんだぞ! レベル4~5事故じゃないか! 原子力規制庁の企業利益優先、腐敗ぶりを端的に示している)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E4%BA%8B%E8%B1%A1%E8%A9%95%E4%BE%A1%E5%B0%BA%E5%BA%A6
同原発ではさらに、79年2月12日に5号機、80年9月10日に2号機で、いずれも定期検査で停止中に制御棒1本が抜け落ちていた。原因は3件とも、北陸電力志賀原発1号機の臨界事故などと同様で、開けるべき弁をしめたまま作業していたためとみられるという。
東電の調査結果を総合すると、78年11月2日午前3時ごろ、137本あってすべて完全に炉に挿入されていた制御棒(長さ3・6メートル)のうち5本が、全長の12分の1から4分の1にわたって抜け落ちた。発電所は当時、各制御棒の駆動装置の弁を閉める作業をしていた。この際に、事前に開くべき別の弁(逃し弁)を閉じたまま作業したため、駆動装置が異常作動したと推測されている。
炉内で核分裂反応が始まり、発生する中性子の量が上昇。東電の車内メモによると、少量の中性子を測るための中性子測定器が測定限界値を記録する状態が、約7時間半にわたって続いていた。午前10時半ごろ、運転員が各制御棒の緊急挿入装置を作動させ5本を元の位置に戻したらしい。
当時、原子炉の本体(圧力容器)のふたは閉まっていたがその周囲にある格納容器のふたは開いていた。被ばくの有無は調査中だという。
沸騰水型の原子炉で、弁操作の誤りで炉内圧力が高まり、制御棒が抜けるという本質的な弱点の事故。
この情報は発電所内でも共有されず、同発電所でもその後繰り返され、他の原発でも(合計少なくとも6件)繰り返される。1999年志賀原発事故も防げたかも知れず、本質的な弱点なので、世界中の原子炉で起こっている可能性がある。
特に重要なのが、1991年5月31日の中部電力浜岡3号機の制御棒が同様に3本抜けた事故である。中部電力は1992年にマニュアルを改訂した。「国への報告はしなかったが、他電力へ報告した。」と主張した。
事故発生から29年後の2007年3月22日に発覚、公表された。東京電力は「当時は報告義務がなかった」と主張している。
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引用以上
この大事故こそ、今考えれば、まさにフクイチ巨大メルトダウンの前兆だったのだ。
東電は、この事故を隠し通すことに成功したことで、原発運転の危険性を甘く考えるようになり、メルトダウンでもたいしたことにならないと思い込むようになり、それが津波対策の軽視、拒否から311フクイチ巨大震災を招いたのである。
そのフクイチ事故で、当初、東電は、事故から二ヶ月も経た5月に、やっとメルトダウンしていた事実を認めたが、それまでは、清水社長の指示により、「メルトダウンを認めるな」と指令が出され「炉心損傷」という言葉にすり替えられ、事実を絶対に認めず、後々、人々の記憶が薄れだしたころに、少しずつ小出しに事実を垂れ流して行くという、まさに東電の十八番の手法を使っていたのである。
https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/d1617bf7e1c14a8b7bed534984a7de5b
原発企業が、営利と体面を優先する思想は世界共通のものだが、これによって、たくさんの事故が隠蔽された結果、事故の経験を安全思想にフィードバックする機会が失われていった。
とりわけ体面を重んじる儒教思想国家である、韓国と中国の場合は深刻で、どんな重大事故であっても、決してまともに公表されることはなく、世界を放射能汚染の危機に晒し続けているといえるだろう。
中国の香港に近い大亜湾原発では、2010年6月ころ、メルトダウン事故の可能性が強い、大規模な放射能汚染を伴う事故が発生していたが、中国当局は隠蔽したまま詳細を発表していない。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1501Z_V10C10A6000000/
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827978.html
また、韓国の古里原発や月城原発も深刻な事故を繰り返しているといわれる。
古里原発近隣住民は、30Km以上離れた住民の2.5倍、甲状腺癌が発生していると報告があり、裁判所も原発運営企業に賠償命令を下した。
https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-18326
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6073999.html
韓国の原発は、すべて加圧式PWRであり、160気圧で運用され、膨大なトリチウムを放出する特性を持っている。
カナダのピッカリング原発では、住民のダウン症発症率が、稼働により85%増加したとグリーンピースが報告している。韓国の原発はピッカリングと同じCANDU炉を採用しているものが多い。
https://www.cnic.jp/files/20140121_Kagaku_201305_Kamisawa.pdf
韓国の加圧式原子炉は、もしも耐圧容器の損傷が起きると、巨大な爆発を起こす宿命をもっていて、莫大な放射能を数千キロの遠方にまで散布してしまい、日本列島全域も全土が汚染される可能性がある。
初期の古里原発や月城、ハヌル原発が日本海側に設置された理由は、大事故が起きた時、放射能が季節風に乗って日本列島を汚染するように仕組んだという話がある。
韓国人は、日本人を見下しているので、日本に被害を与えることが戦前の復讐になると信じている人たちが多いのだ。
中国の場合は、大亜湾だけでなく、台山原発が、メルトダウン事故を起こしたとの噂がある。もちろん、当局がまともに発表することはありえない。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5867408.html
さらに、はるかに深刻な問題として、長江沿岸原発が放射能汚染事故を起こしたことで、長江が汚染され、漁業30年間が禁止されたとの情報がある。
中国、長江下流原発群が放射能事故を起こしていた疑い 2023年08月30日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6064992.html
利権に無条件に迎合する中国共産党が、民衆の健康を考えて漁撈禁止など言うわけがない。それは、長江が取り返しのつかないほどの放射能汚染を受けていることを意味するものだ。
おそらく、メルトダウンを起こした原子炉に長江の冷却水を入れて、排水を長江に垂れ流したのだろう。爆発を起こさなかったので、日本列島で放射能が検出されることはなかった。
関西電力の若狭周辺原発でも、堀江邦夫さんが「原発ジプシー」のなかで、恐ろしい事例を報告している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%82%B8%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%BC
美浜原発の排水溝がセシウム汚染で発光していたとか、一次冷却水プールに転落した作業員が、そのままドラム缶に入れられて埋められたとかの事例で、これを見て、私も作業員として関電原発に応募したのだが、かつてのベ平連デモでの逮捕歴がばれて追い返された。関電は、警察庁のブラックリストにアクセスできたのだ。
ちなみに、私は放射線取扱主任者や各種非破壊検査ライセンスなど十数種類の免許を保有していた。
関西電力という会社は、ダム建設時代から山口組と深い関係があり、幹部は刺青をしている者が多かった。なかには、関電大飯所長が、ヤクザに依頼して大飯町長に殺害指令を出したことが暴露されたが、福井県警が関電に買収されていて黙殺した。
反原発町長を、はよ殺さんかい! 2019年10月01日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081394.html
こうした営利第一主義、メンツ主義が企業を支配しているうちは、原発事故は決して耐えることはなく、人類を滅亡させることしかできない。
もう我々の未来は、原発放射能汚染と、温排水による温暖化で風前の灯なのだ。
地球温暖化の虚偽 温暖化の本当の原因は原発温排水 2021年07月14日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827206.html
ガザの「新たな完全占領」計画、ネタニヤフ氏が閣議で近く提案か イスラエルメディア報道 2025年8月6日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cwy0n54eqdeo
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、パレスチナ・ガザ地区の新たな完全占領計画を安全保障閣議で提案する考えだと、イスラエルの複数メディアが報じている。
イスラエルの複数メディアによると、イスラエル高官の1人は、「賽(さい)は投げられた。我々はガザ地区の完全征服、そしてハマス打倒へと向かっている」と述べたという。
一方、イスラエル軍の参謀総長や指導者らは、この計画に反対していると報じられている。上記の匿名高官は、軍参謀総長や他の軍幹部がこの計画に反対しているとの報道を受け、「参謀総長がこれに納得できないなら、辞任すべきだ」と述べたという。
ガザで拘束されている人質の家族らは、ガザ全面制圧計画を実施すれば人質の命が危険にさらされるかもしれないと懸念している。イスラエルによると、ガザでは今も50人が拘束されており、うち20人は生存しているとされる。複数の世論調査では、イスラエル国民の約4分の3が人質解放のために停戦で合意すべきだと回答している。
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引用以上
ネタニヤフが、ガザ地区の完全占領の意思を表明した。
言い換えれば、ガザのパレスチナ先住民の皆殺しジェノサイドを行うという決意表明である。
2023年10月7日、ハマスは、イスラエルに越境攻撃をしかけてイスラエル人を大虐殺したことになっている。これを「アルアクサの洪水作戦」と呼んでいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/2023%E5%B9%B4%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E6%94%BB%E6%92%83
ところが、ハマスは、そもそもイスラエル・リクード党首シャロンが、2000年ころ、ガザの反イスラエル勢力であるPFLP・PLOを弱体化させる目的で、イスラム教徒を利用し、モサド工作員に作らせた見せかけの反イスラエル組織だった。
ハマス幹部の大半がモサド工作員であるといわれ、これに気づいたハマスの戦闘員は、スパイと決めつけられ殺害された。
ハマスとは、イスラエルの諜報組織モサドが作った偽旗組織である 2023年10月12日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6076538.html
2023年10月6日、夜、突然、世界でもっとも厳しい監視体制が敷かれているはずの、ガザ境界のイスラエル側警備体制が、突然、不可解に解除されてしまい、そのスキをついてハマス戦闘員が、イスラエル側に侵入し、音楽堂での公演に酔っていた多くの若者を殺害し、たくさんの人質を連れ去ったことになっている。
だが、音楽堂の若者たちを殺害したのは、ハマス戦闘員でなくイスラエル兵だったとの証言・証拠が出てきた。
音楽祭でイスラエルの若者たちを大虐殺したのはイスラエル軍だった 2023年11月21日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6088890.html
この事件が、イスラエル、ネタニヤフとモサドによる計画的陰謀であったことは疑いようがない。
もちろん、ガザ地区を完全殲滅し、パレスチナ先住民を皆殺しにする民族ジェノサイドが目的であるこを疑う人もいないだろう。
音楽堂にいたのは、ネタニヤフのリクード独裁(リクードの政策が法的干渉を受けない法案)に反対する若者ばかりだった。彼らの皆殺しも計画に含まれていた。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250406-OYT1T50100/
イスラエルは、パレスチナ先住民を虐殺しているだけではない。自国内のリクード政権独裁反対派の若者たちも、皆殺しにしようとしているのだ。
そもそも、1949年、突然、「パレスチナは神に約束された自分たちの土地だ」と叫びながら、パレスチナに侵入し、先住民に銃口を向けて追い出した人たちがいた。
それがアシュケナージといわれる欧州由来のユダヤ人たちだ。
彼らの多くが、戦時中、ナチスに民族ジェノサイド(ホロコースト)の対象になった、ユダヤ人たちだった。
主に、ウクライナ・ベラルーシ・ポーランド・西ロシアから来た、コーカソイドの白人たちだった。
(ネタニヤフの一家はベラルーシから来た。リクード集団は1973年にウクライナから来た。)
彼らの先祖は、クラスノダールなどにあったハザール国であり、AD900年ころに、突然国ぐるみでユダヤ教に改宗したといわれている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB
(最近、代ゼミ講師の宇山卓栄という人物が、DNA解析を振りかざしてハザール国、アシュケナージユダヤ人説を真っ向から否定している。
https://www.youtube.com/watch?v=SFJgdeM7FDo
だが、DNA民族分布論で信用できるものは皆無だ。宇山は民俗学的証拠に完全に無知である。むすび大学では、DNA解析の結果、奥州藤原氏がモンゴル騎馬民族の先祖だなどと無茶苦茶な暴論を主張しているくらいだ。)
パレスチナの先住民は、スファラディ・ユダヤ人といわれ、黒髪黒瞳の小柄なモンゴロイド形質を受け継いだ人々だった。彼らをセム族とよび、イエスキリストやモーゼもそうだったといわれる。
彼らこそ、本当のユダヤ人であって、戦後、パレスチナに押しかけてきた自称ユダヤ人たちは、すべて旧約聖書に1人も指名されていない偽のハザール系ユダヤ人である。
アシュケナージ・ユダヤ人たちに、ヤハウェ(神)は、ただの一人としてイスラエルの土地を約束していない。約束した相手は、アシュケナージが大虐殺を繰り返している、パレスチナと大イスラエルのセム族系先住民だけである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%9C%B0
「ユダヤ人国家」イスラエルはどのように実現したのか ―分割され奪われ続けるパレスチナ (1)―藤田進 2023年11月26日
https://riwh.jp/2023/11/26/%E3%80%8C%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%80%8D%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%81%97/
ガザの歴史
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B6%E5%9C%B0%E5%8C%BA
ガザには、2023年まで200万人近い、パレスチナ先住民と、その子孫が住んでいた。10月7日から2025年8月までに、ネタニヤフの指揮する自称ユダヤ人たちは、最大数十万人を虐殺したといわれる。
https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_152778/
https://switch-news.com/science/post-109349/
現在もなお、医療体制の崩壊や食料不足によって、毎日のように病死者・餓死者が出ている。
https://jp.reuters.com/world/security/JXKPVCGW7RI4PJ2764CONMOTPQ-2025-07-22/
ネタニヤフは、ガザ住民を皆殺しにするため、10月7日の偽旗作戦を決行した。彼らは、911テロのような陰謀殺人に非常に手馴れている。
なぜ、ここまで非人道的な行為を繰り返すのかといえば、私は、彼らがニセモノであることの矛盾に薄々気づいていて、自分たちを正当化し、本物のユダヤ人であることを自己認証するために、残酷な行為を繰り返しているように見える。
私は、ネタニヤフの政策を支持するイスラエル国民は、ナチズムを支持しドイツ国民と何一つ変わらない発狂民族と考えている。
ナチスは、敗戦後、凄まじい報告を受けた。アシュケナージユダヤ人を600万人、虐殺したホローコーストの報いを受けた。
それは女性看守であっても容赦のないものだった。
https://www.youtube.com/watch?v=MZFJgYxb-WI
https://www.youtube.com/watch?v=oD1VNLX5Aoo
イスラエル国民、アシュケナージ・ユダヤ人たちは、自分たちの先祖が受けたホロコーストの残虐を、そっくりパレスチナ先住民に対して行っている。
世界史で、こんな愚かな大量殺人が、報いを受けなかったことはない。
もしも虐殺の報いを受けないで、そのまま虐殺の価値観を持ち越して生き延びることができたなら、そのカルマは、必ず繰り返される。
例えば陸軍731部隊がそうだ。京大医学部と長崎大医学部などから選抜された医師の卵たちが、関東軍防疫給水部隊と称する大隊に集められた。
それは現地、哈爾浜の住民たちを集めて、ペストや腸チフス、炭疽病などに感染させたり、極限の寒冷や高温に晒して生命力の限界を確かめる人体実験だった。数十万人の中国人住民が殺害されたといわれる。
http://avic.doc-net.or.jp/syuppann/120909panel-syu.pdf
戦後、この残虐非道な違法行為が摘発され、石井四郎司令官や北野政次隊長、内藤良一中佐は、死刑相当の重罪戦犯として逮捕拘束されたが、岸信介が麻薬密売の資金(兆円単位といわれる)を米軍に渡して取引し、全員釈放され、誰一人として罪に問われなかった。
731部隊が日本に帰還すると、石井や内藤は厚生省の伝染病研究所、新宿区外山官舎に関係を持ち、ほぼ全員が、厚生省や六大学の教員、役職者に編入された。
なかでも、内藤良一は、日本ブラッドバンクを設立し、初期の売血システムを確立した。それが肝炎媒介の原因と批判されると、今度は、ミドリ十字社を設立し、血液製剤を販売し、帝京大の安部英がエイズウイルスが含まれた血漿を治療に用いた結果、数千名のエイズ患者が発生し、大半がそのため死亡した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E8%97%A4%E8%89%AF%E4%B8%80
内藤良一など731部隊関係者は、厚生省医官や六大学医学部教員、教授に主任し、戦後医療の核心的人員となった。そのやり方は、731部隊の人命軽視の人体実験主義をそのまま受け継ぐものだった。
内藤良一のミドリ十字は、たくさんの薬害で批判されたが、その都度、他社と合併を装って生き延びた。後に、三菱ウェルファーマに統合され、現在は、田辺製薬に吸収されている。
内藤は、厚生省731関係者と結託し、小中学校に結核検診と称して、レントゲン強制検診を法律で定めさせた。
1950年代、初期の胸部検診レントゲンの線量は、1枚30ミリシーベルトに及び、日本の乳癌発生率に巨大な貢献をした。結核患者を発見する数十倍の確率で、乳癌や肺癌患者を生んでいた。
実は、女子中学生が初経期に胸部被曝すると乳癌イニシエーションの確立が数十倍になるといわれているのだ。
日本ブラッドバンクは、日本に数十万人の肝炎患者を蔓延させ、数万人を肝臓癌で殺しているといわれる。
まさに、悪魔の731部隊が中国人を虐殺した手法が、帰還した731部隊員によって、そのまま日本人の大殺戮に用いられているのである。
日本に新型コロナ禍のmRNAワクチンを導入させたのも、厚労省の医官たちだが、それには武見太郎の一族や、長崎医大の人脈が大いに貢献している。
https://www.shiminkagaku.org/wp/wp-content/uploads/csijnewsletter_075_202404_bookreview_yamaguchi.pdf
福島の放射能被曝による小児甲状腺癌430名を、原発放射能とは何の関係もないと決めつけている勢力も、ほとんど山下俊一ら長崎医大出身者だ。
https://www.ourplanet-tv.org/38851/
731部隊の首謀者を一人も罰することなく、日本に帰還させ、医療関係の核心人材とした結果、日本人は、人体実験の結果殺害された中国人と同等レベルの医療過誤殺人に遭っている。
これをカルマといわずして、なんというのだろう?
同じように、岸信介の尽力によって無罪放免となったA級戦犯たち、岸信介自身・正力松太郎・賀谷興宣・笹川良一・児玉誉士男、そして最大級の戦犯、里見甫たちを処罰しなかったことが何をもたらしたのか?
それは、国内の麻薬ビジネス、そしてフェンタニルにつながっていることを書いておくが、現在、フェンタニルと青幇、TSMCの関係を調べているので、分かり次第ブログに上げる。
今回の主題は、イスラエルのパレスチナ侵略、大虐殺のカルマを論じたいと思っている。
やったことは、寸分の狂いもなく、自分に還ってくる。これが因果応報のカルマである。
日本の行った侵略と虐殺のカルマが、日本人を襲っていることを上に書いた。
今、私は近いであろう死を前にして、自分の人生のカルマと向き合っている。
私は、他者から相当にひどい目に遭っているのだが、他者に対しても、無垢ではなく、過失の連続だった。
それは、今の私を深刻に痛めつけている。釈迦の言う通り、人生の一つ一つのできごとは、何一つ消えることなく、自分にダイレクトに還ってくる。
それを思い出すたびに、地獄のような苦しみをあじあわなければならない。
それは、組織のカルマ、国家のカルマ、民族のカルマ、それぞれ同じことだ。
イスラエルのアシュケナージ・ユダヤ人たちが行っている残虐なジェノサイドは、これから、じわじわとイスラエルを痛めつけてゆくのだ。
罪なき先住民を痛めつけ、生活を奪い、土地を奪い、虐殺しているカルマが、どのようにイスラエルに襲い掛かるのか? 考えただけでも恐ろしい。
「イスラエルは滅ぼされなければならない」
とものすごい数の人々が意思を共有していると私は思う。
もしもイスラエルの行為を正当化するなら、世界のあらゆる秩序が崩壊してしまう。「神が約束した」と勝手に妄想するだけで、平和な土地に侵入し、先住民を虐殺して自分たちの国に仕立ててしまうことが許されるなら、人類の、人間として生きるシステムがナチズムのような先例を作り出してしまう。
ロシアも同じことをやっているのだが、ネタニヤフ、プーチン、トランプ、習近平と、狂人というしかない指導者たちが、この21世紀に登場してくるとは、本当に驚くべきことだった。
だが、ナチスが成敗されて責任を追及されたように、もしネタニヤフが成敗されなければ、もう人類の秩序は成立しなくなり、マッドマックスの世界になってしまう。
これから、我々はカルマの結実を目撃するだろうと思う。それはイスラエル国家の滅亡だ。軍事力に依存して暴虐を働いた者たちは、同じ軍事力によって滅ぼされる。
私は、イランが核爆弾を持っているなら、それをガザの北100Kmに位置するテルアビブに投下する日が目の前に迫っていると思う。エルサレムも被害を免れ得ない。
エルサレムの土地の多くを所有する、ロックフェラー一族も無事ではすまないだろう。
すでにイスラエルのアイアンドーム防空システムは、無数のドローン攻撃で無力化されることが明らかになり、1000発のドローン攻撃のあと、核爆弾が投下されれば無力だ。
イスラエルは虐殺のカルマから逃れることは絶対にできない。先住民に血を流させた結果は、自分たちの血で贖わなければならない。
もう時間の問題と、私は見ている。
「発生したものは衰え、そして死滅する」
これが宇宙最大の普遍的原理である。「すべてのものは生成し、発展し、衰退し、死滅する」。
人間の個人、自分の人生を例にとれば、一番わかりやすい。
オギャーと生まれ、元気よく育ち、それぞれの仕事をこなして、老いて衰え、そして死ぬ。
「生まれたものは必ず死ぬ」
この原理から自由な人は絶無である。死を逃れることはできない。
人の一生に限らず、この世にある、すべての存在が、この原理から逃れることはできない。それは、我々が依存する組織、国家、そして人類社会、宇宙にいたるまで、「すべてのもの」に共通する原理である。
ほとんどの人は、人が寿命を迎えて死ぬことまでは理解できる。ところが、組織や国家が寿命を迎えて死滅することを理解できる人は少ない。
宇宙が寿命を迎えて死滅することを理解できる人はもっと少ない。
ところで、地球の年齢は46億年と見積もられているが、数億年後には、太陽が赤色矮星になって膨張するので、地球が呑み込まれて消滅すると予測されている。
現生人類の寿命は如何?
人類の今までの年齢は、数万年~数十万年程度、今後、どれだけ人類が存続できるのか?については、現在の世界情勢を見ると、はなはだ心許ない。
私は、いわゆる「繁栄社会」の未来は、せいぜい数年か数十年、その後は、長い長い原始共産制の素朴な社会になるとみている。
そもそも、この超危険な放射性物質のなかで、人類が生き残る余地があるのか?
まるで、核戦争によるマッドマックス1のような社会がやってくるのではないか?
私は、東京電力福島第一原発の巨大事故を見て、100万年経っても消えない放射能汚染
(核燃料のプルトニウム239の半減期は2万年だが、1000分の1になるまで20万年、100万年後でも1000Kgのpu239は、グラム単位で残っていて、発癌毒性のような危険性を発揮する)
が、人類の未来を永遠に束縛すると予想している。
原発事故と核戦争は、福島や広島だけで終わるものではない。
今後、中国、韓国などで、続々とメルトダウン地球汚染事故が続くに違いない。
事故が起きなくとも、世界の原子力発電で生成された高レベル核廃棄物50万トンは、100万年の地層隔離処分が行われる予定なのだが、100万年経過しても決して安全ではない。
深い地中に安置して放射能の減衰を100万年間待つ地層処分は、安置した場所の安全性が100万年間保証されないければならないが、残念ながら、マントル対流とプレート運動を繰り返している地球上に、100万年間の安定が確認されている場所は、非常に少ない。
環太平洋火山帯の日本列島など、4つのプレートがひしめき合って、全土がくまなく巨大な地殻変動を起こし続けている。世界の巨大地震の10%を日本が引き受けているのだ。
どんな場所でも巨大地震が起きて、昨年元旦の能登地震のように、突然4mもの上下摺動が起きたりする。
それは予定されている、高レベル核廃棄物永久保管場である地下300mの洞窟でも同じであって、安全に保管できる地層など存在しないのだ。
高レベル核廃棄物を大深度地下トンネルに持ち込むためには、放射性崩壊熱を100度以下に低下させる必要がある。100度以上だと冷却用の水が沸騰してしまうので、冷却水喪失を起こす可能性があるからだ。
地上に作られた水冷プールに入れるしかないのだが、そこで、原子炉から取り出した使用済み核燃料キャスクの温度を100度以下に低下させるために必要な時間を知っているだろうか?
一般のウラン235核燃料の場合は、約50年程度といわれている。この間、使用済み核燃料にエネルギーを投入して、強制的に冷やさなければならない。
ところが、現在、再稼働原発のすべてで、プルトニウム239核燃料=MOX核燃料が使われている。これは、核燃料の暴走を防ぐため、20%強しか核分裂させられないため、ものすごい励起熱・崩壊熱が残る。
この崩壊熱によってキャスク温度が100度以下に下がるために500年間の地上での強制冷却期間が必要である。
https://www.kyuden.co.jp/business_outline/power/nuclear-power/pluthermal/answer/12.html
使用済みMOX核燃料の地層処分の前に、500年間、水冷プールに漬けて、エネルギーを投入し続けて、強制冷却を絶やすことはできない。もし冷却が止まると、キャスクの表面に熱応力によって亀裂が入り、中から恐ろしい核廃棄物が飛び出してきて、環境を汚染するのだ。
この管理は、そんなに簡単なものではない。なかには空冷にしろと主張する人もいるが、もしも電力供給が止まったとき、空冷ではたちまち熱崩壊が進んでしまう。
さて、ウラン燃料の強制冷却が50年で、その後地層処分100万年が必要というのが、現在の原子力発電の暫定的な「トイレシステム」なのだが、プルトニウムMOX燃料の500年間の強制冷却が問題だ。
500年という年月が何を意味しているのか、現在の原子力産業や核開発者のほとんどが、まともに理解できていない。
500年という年月が、我々人類にとって、どのような意味を持つのか、正しく理解している人が、ほとんどいないのだ。
冒頭に提起した、「存在の寿命=生成消滅」という観点が、原子力産業に存在しない。誰も、放射性物質を管理可能な原発運営組織や国家が永久に続くと勘違いしている。
ところが、世界の国家寿命、政権寿命を考えると、500年間続いた国家も政府も存在しないのだ。
日本には「金剛組という企業が1400年続いている」という人がいるかもしれないが、実は経営者が何回も代わっているし、現在は、高松建設という会社の傘下だ。つまり、企業名が受け継がれているだけだ。
「天皇家は、2600年以上続く万世一系の支配者だ」と思い込まされている人が多いが、これは100年前に東大史学部の平泉澄(勝沼、平泉神社の神主)という人物がでっちあげた虚構にすぎない。
実態は、九州王朝の時代の弥生人と、AD400年以降の騎馬民族国家とは、まったく別民族の別国家である。その後、天武天皇と藤原不比等が、日本書紀を捏造して、それまでの倭国の歴史を焚書と改竄で消してしまったのである。
さらに、南北朝時代も、二つの国家が成立した。明治維新でも天皇家が断絶し、朝鮮族が入り込んだ。秋篠宮文人は皇室典範で禁じられている養子であり、皇統資格はない。なお、秋篠宮悠仁の母も祖母も朝鮮族であり、文鮮明が皇室に送り込んだといわれている。
世界最長政権は、江戸幕府の264年間である。千年王国とうたわれたローマ帝国は200年足らずで別国家に変貌している。
いまだ、人類史上に、500年間の安定政権は存在していない。
政権が変われば、超危険な放射性物質の管理体制が、そのまま受け継がれることは事実上不可能である。
日本が中国や北朝鮮に占領されることを想像してもらいたい。
東京電力の寿命だって、あと数十年もつかどうか? たぶん別企業に吸収されたり、最悪、組織が滅亡してしまう。
みんな、そのことが分かっていない。組織も国家も永遠に続くと勘違いしているのだ。組織にも国家にも、一人の人間と同じように、老化と死が待っているのである。
今、アメリカという世界帝国が、一人の幼稚園児並みの思考能力しかない暴走老人によって滅亡の危機に瀕している。
戦後の、米ソ(ロ)の支配体制が永遠に続くように見えたが、米ロ中が一斉に認知症老人たちによって崩壊自滅しようとしている。
「生まれたものは必ず滅びる」という宿命を体現しているのだ。
自分の務める企業が、自分の住む国家が、「永遠」であってほしいという気持ちはわかるが、永遠の組織や国家など、どこにも存在しない。
それは自分の命が、有限であることと同じ意味だ。だまされてはいけない。子供たちの未来のためには、企業や国家の滅亡も視野に入れて、「子孫に何を伝えるのか」を考えるのが、我々の生きている義務だ。
管理能力を失った使用済み核燃料施設は、どのような運命に至るのか?
考えただけでも恐ろしいことだが、子供たちの世代は覚悟する必要がある。
冷却電力が切断されたなら、繰り返し熱応力によって冷却キャスクはひび割れ、中から大量の超危険な放射能が環境を汚染する。
我々が原発に反対する最大の理由がこれだ。原発には安全なトイレが存在しないのだ。
私は、若い頃、自分の願望を満たすため、いろいろなものを貯めこんだ。
それが、死を前にして、私をひどく拘束している。ちゃんと未来に受け継ぐ体制を作らず、先行きを考えずに目先の欲しさだけで買い込んでしまったものを、どうすればよいのか困り果てている
家も、解体しなければならないが、費用が400万円くらいかかるらしい。
私の悩みは、放射性廃棄物の処理を未来に先送りし、後の有能な人たちが解決してくれるだろうと勝手に「見込み発車」してしまった原子力産業の問題と根は同じなのだ。
未来に委ねた放射能のトイレは、100年経ても誰一人解決できなかった。
子供たちの将来、国家の未来に禍根を残すような決断は、勝手に未来に先送りしてはならない。それを「無責任」というのだ。
どうして、そんな無責任な決断を繰り返せるのだろう?
それは、自分個人の利権に執着することから始まっている。
自分の人生を大きく見せたい。自己満足したい。達成感を得たい。こんな利己主義に突き動かされて、子供たちの未来を何一つ考えることもなく、原子力産業の巨大な利権に群がった結果なのだ。
結局、大元の原因をたどると、子供時代の競争主義の呪縛、洗脳に行きついてしまう。子供たちに競争を煽って、上を畏敬し、下を見下すような人生観を生み出した。
このことが、人類の暴走と滅亡につながっているのだ。
雑木林を切り開き、根を掘り起こして作った70坪ほどの我家の畑も、今年で20年近いのだが、数年前から、病害虫の被害が著しくなった。
キュウリやジャガイモを植えると、たちまちうどん粉病、モザイク病や黒班病、そうか病が発生する。ナス科野菜にニジュウヤホシテントウムシが大発生し、ピーマンやシシトウには、びっしりとカメムシがつく。
まともな収穫ができにくくなったので、無農薬栽培を信奉していた私も、とうとう信念を曲げて、農薬を使うしかなくなった。
それでも私は無農薬野菜にこだわりがあって畑を自作したので、2月頃、畑全体にオルトラン粒剤を散布したが、自分用の野菜は、すべて畑の上に置いた7つのプランターで、栽培土も店で購入して苗を植えた。
すると、オルトランの威力はものすごいもので、10年以上も悩まされてきたヨトウ虫やテントウムシダマシが、まったく発生しなかった。毎年、困っていたカメムシも全滅したのではないかと思うほどだった。
これまで農薬を使わなかったことが、アホらしく思えてしまった。
ところが、まずいことも起きた。例年、5月には実をつけるゴーヤが7月に入っても、花は咲くが実がつかないのだ。トマトも遅かった。
理由を知らべたら、どうも、オルトランによって花粉の受粉を手助けしてくれたマルハナバチなどの羽虫まで駆除してしまったらしいのだ。
まあ、例年より一カ月遅れて、ゴーヤもトマトも実をつけたが、収量は少なかった。
次はジャガイモやサツマイモを食い荒らす地ネズミを、どう駆除するかだ。
なお、エビスカボチャが実をつけても消えてしまうので、監視カメラで調べたら、犯人は、絶滅危惧種の日本兎だった。まさか捕獲するわけにもいかないし…。あとは、狸も入ってくる。一時はアライグマ・ハクビシンに侵入されて姿を消していたものが、アライグマが風土病などでやられて滅亡し、古来からの土着生物が復活しているように思えた。
カモシカが入ると1時間で農産物が全部食べられるので、入られないように厳重に敷地を金網で囲っている。
一時は多かった鹿も減った。あれほど深刻だったイノシシは駆除されたのか、まったく見かけなくなった。熊は、近所のブルーベリー畑に侵入している。
てなわけで、農産物を自作するということは、上に挙げた天敵たちと叡智の限りを尽くした壮絶な戦争をしなければならない。
なぜ、これほど病害虫被害が拡大したのかの原因を考えてみると、私には「地球温暖化」 気温上昇が思い浮かぶ。昔の常識では、ちょっと考えられないほどの病害虫被害なのだ。
だから、ずっと嫌悪していたオルトラン農薬様にも頼らなければならない。「無農薬へのこだわり」という、私の信念は、現在、完全に崩壊している。
最後まで残った敵は、ネズミかもしれない。だが、殺鼠剤で駆除すると、死骸にゴキブリとムカデが大量発生するのだ。これも難しい問題だ。
さて、参政党が大躍進した理由の一端に、オーガニック野菜の推進があるのかもしれない。
だが、神谷宋幣のビジョンには、とても見過ごせない嘘がたくさん含まれていた。
この温暖化のなかで、海産物でもアニサキス被害が激増しているし、南方海域の生物の北上が問題になっている。陸上だけ無事というわけにはいかない。
「ホンマに完全無農薬オーガニック農業が成立するんかいな?」
「めちゃめちゃ刺さる」オーガニック給食の推進…聞こえはいいけど中身は大丈夫? 生産者が用心する事情とは 東京新聞(有料限定)2025年8月8日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/427076
参院選で躍進した参政党について有機・自然栽培の推進をうたう姿勢が、食や健康への関心が高い層から一定の支持を集めたとの見方がある。
一方で「排外主義を包んだオーガニックは危険」と異を唱える生産者たちの声明が出された。「日本人ファースト」に象徴される右派的主張が、農業政策と結び付くとどうなるのか。懸念を聞いた。(太田理英子、中川紘希)
◆参政党「学校給食への有機食材使用義務化」
参院選で議席を拡大した参政党。農業政策は柱の一つで、中でも「オーガニック」促進が注目されてきた。
政策集では、学校給食への有機食材使用義務化や、有機農法普及を掲げる。神谷宗幣代表も「給食を無償化したら質が落ちる」と述べ、「オーガニック給食」の重要性をうたってきた。
オーガニック志向の人に、政策はどう響くのか。
東京都世田谷区の飲食店経営の女性(37)は参政党の動画を見たといい、「めちゃめちゃ刺さる」と好意的。
出産後から食品の産地や農薬の有無などを気にするようになったが、「夫婦共働きだと忙しくて食事の質や栄養に十分気が回らない。オーガニック給食は助かる」と期待する。
新宿区の女性会社員(48)も「食べ物が体をつくるので、いいことでは。他の政党にはない」と興味を示した。
◆「健康志向の若い母親たちが気付いたら応援団になって」
その一方で、有機農家やジャーナリストでつくる「国際有機農業映画祭」の運営委員会は選挙中の7月、ウェブサイトに「参政党は外見はオーガニック、中身は排外主義だ」と批判する声明を出した。
小野田明子共同代表は、参政党の憲法構想案を目にして危機感を強めたという。「国民主権や基本的人権をなくす内容。有機農業は農薬の不使用だけでなく、自然と人が共生して多様性を尊重することが基本で、根幹は民主主義と平和主義。
参政党が掲げる『日本人ファースト』とは相いれない」と語気を強める。
「食と健康・環境保全」の項目で食料自給率100%などをうたう参政党の政策
地元の青森県でも2020年の結党のころから、党のオーガニック推進の活動を目にしてきた。「最初は政治団体に見えなかった。コロナ禍で健康志向になった若い母親たちで、気付いたら応援団になっていた人が多くいる」と嘆く。
◆オーガニックと「排外主義」に共通点
参政党はなぜ、オーガニックにこだわってきたのか。保守派の言論に詳しい作家の古谷経衡(つねひら)氏は、同党を「オーガニック右翼」と称し、「根本にあるのが『身体に不純なものを入れない』という考え。
結党前からあったがコロナ禍で支持を集め、反ワクチンや陰謀論とも結び付いてきた」と説く。保守的な主張はもともと後付けだったというが、参院選で前面に出した排外主義は「純潔な日本を外からの異物で汚染させたくないという、まったく同じ発想だ」と分析する。
「オーガニック信仰」が中・高所得者層や子育て世代で自然食などに関心が高い人たちに受け入れられ、党の岩盤支持層になったとみる。
ただ、もともと政治的関心が低かった人も多いと指摘。「ネット右翼と違いイデオロギーがなく、漠然とトンデモ主張も受け入れてしまう。こうした支持者の広がりにより、排外主義や核武装論などが新たな常識になる恐れがある」
参政党の神谷宗幣代表=8月5日、佐藤哲紀撮影
農家からも懸念の声が上がる。新潟県上越市で環境に配慮した稲作を行う峯村正文さん(76)は「食の安全を考えて有機農業を好む人は『それ以外の食べ物は全て危険』という極端な思想に陥りやすい。
物事を単純化して絶対視する考え方は、外国人を否定する『日本人ファースト』にも通じる」と受け止める。
◆「農業振興を支持拡大の手段としかみていない」
参政党は農業政策として有機農業促進のほか、大災害や有事への備えとしてカロリーベースで38%の食料自給率を10年以内に倍増させ、2050年に100%を目指すとしている。備蓄米などの体制を強化し、農家の公務員化による待遇改善や、優れた生産者の確保もうたう。
これに対しても、峯村さんは「聞こえの良い政策を並べているだけ。農家の実態を踏まえた具体策を示しておらず、農業振興を支持拡大の手段としかみていない」と疑問視する。
同市の棚田でコメを栽培する農家の天明伸浩さん(56)は、神谷代表が当選した前回参院選と同じ2022年の段階で、他の農家らと参政党を批判する声明を発表している。
「日本の舵(かじ)取りに外国勢力が関与できない体制づくり」「外国人労働者の増加を抑制」といった同党の政策は「国家主義・排外主義の色彩が極めて濃い」と指摘。
「有機農業や食の安全をめざす運動が、国家主義・排外主義の枠内で語られることを拒否する」と強調していた。
天明さんは1932年に旧日本軍が現在の中国東北部に建てた「満州国」に、日本から農業移民が国策として送り込まれ、農地などを奪うことになった歴史を思い返すという。「農家が方向を間違えれば、国に利用され、他国の住民を迫害しかねない」
◆「コメの特殊性が排外主義に利用される可能性」
農業に詳しい識者らも、厳しい目を向ける。
参政党は「実質的な移民政策である特定技能制度の見直し、外国人の受け入れ数に制限をかける」との政策を掲げている。
これに対し、立命館大の安井大輔教授(食の社会学)は「農業をはじめ社会を支えるエッセンシャルワークは外国人労働者なしでは回らない。
有機農業を始めるには土壌の転換に時間がかかり一朝一夕にはできない。外国人の受け入れ制限と有機への急激な移行は、両立できないのではないか」と矛盾を指摘する。
また、同党の憲法構想案には「食糧は、主食である米作りを中心に、完全な自給自足を達成しなければならない」とある。愛知大の岩崎正弥教授(農学原論)は「コメの特殊性が排外主義に利用される可能性がある」とみる。
どういうことか。岩崎氏によると、戦後の日本では、1960年代初めまでコメは不足傾向で貴重品とされた。
さらにコメは天皇が即位後に行う大嘗祭(だいじょうさい)でも、重要な役割を果たしてきた。日本の象徴としての存在や田園の原風景を想起させ、保護しながら作るべきだという考え方から国家主義に結びつきやすいとする。
さらに有機農業はナチス・ドイツも推進していたとし、「農薬などを使わない『純粋な農業』を目指すことは『純粋な人種』しか認めない思考につながりうる。コメが不足し食の安全性を誰もが求めている。日本の農業政策が排外主義的な政策を推し進めることになっていないか、監視が必要だ」と話した。
◆「国際協調の姿勢」も忘れないで
政府は5日、事実上行われてきたコメの生産調整を見直し、増産に転換する方針を表明した。食料が安定的に供給される「食料安全保障」の重要性を各党が強調している。
こうした現状について農業ジャーナリストの大野和興氏は「食料自給率はあくまで国家単位での自給率だ。自国民を食べさせられるかどうかという議論が強調されると、海外の人をどうするかという視点が抜け落ちてしまう」と懸念する。
国連総会が1948年に採択した世界人権宣言には、全ての人が尊厳をもって生きるために十分な食料を確保できる「食料への権利」が明記されている。
大野氏はパレスチナ自治区ガザをはじめ各地で起きている飢餓の問題に触れ、「食はどの国の住民かにかかわらず普遍的な権利だ。農業政策を国の中で囲い込むのではなく、世界全体を見て助け合う国際協調の姿勢が欠かせない」と訴えた。
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引用以上
上の記事を見ていて思ったことは、参政党、神谷宋幣の思想と、旧約聖書に拘泥する、エホバやモルモン、ユダヤ教との共通点だ。
実は、ナチスも同じことを主張した。
みどりの食料システム戦略ってなんですか? 教えて!参政党議員さん 2024-12-09
https://sanseito.jp/kyushoku_project/school/midori_foodsystem/
上のリンクを見ると、参政党に本当に、有機農業のビジョンがあるとは、とても思えない。ごくありふれた表面的な課題をなぞっているだけのように見える。
私は、無農薬・無肥料・無耕起の福岡正信式農法を期待したのだが、そんな深い哲学的農法など、カケラも存在しない。
https://noriblogyy.com/2024/01/12/kamiyasouhei-nougyou/
これを見ていたら、ヤマギシズムよりも後退しているような気さえする。
「流通を合理化しましょう・無駄をなくしましょう」なんて、アンタに言われるまでもない。「循環型農業」なんてのも、参政党に教えられなくとも、良心的な農業者なら、誰でも普通に実践していることだ。
私はヤマギシ豊里販売所のイチゴを食べた瞬間、脳天を殴られたようなショックを感じた。
「ああこれが、ヤマギシズム循環型農業の神髄である【神の雫】なのだ」と感動した。
結局、「オーガニック」という言葉の宣伝効果を利用したいだけで、参政党独自の新鮮味のある農業改革や哲学など、どこにも存在しないのだ。
こんなものなら、百貨店の地下で産直野菜を買った方がマシに見える。
だから参政党に対し、有機農業団体から、こっぴどい批判が出ている。
http://www.yuki-eiga.com/5996
ただの民族優越主義(選民主義)=優性保護思想と、勝手に有機農業を結び付けているが、これは「オーガニック」という言葉の響きに惹かれる無知な若者を吸引したいだけのことだとわかる。
こんなことで、若者たちが簡単に騙されてしまうんだな…。参政党の行き着く先がT4作戦と障害者排除、老人の安楽死送りであることに、なぜ気づかないんだろう?
https://encyclopedia.ushmm.org/content/ja/article/euthanasia-program
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同じような詐欺的な食生活改変を勧めている、ダボス会議のSDGs、それを推進する小泉進次郎についても書いておく。
昆虫食、給食にコオロギ!? 貧乏人は虫を食え!推進者は国連、SDGs 2024年12月17日
https://note.com/sakurafina/n/ne2a603e56af6
我々は子供のころからイナゴを食べてきた。私の住む中津川市も、昆虫食で有名で、今でも黒スズメバチの佃煮が高級食材として出回っている。蚕の蛹も普通に食べられてきた。韓国では今でもポンテギが普通に食べられている。
近所の飯田市では、もう少し奥の深い、ザザムシがごちそうとして食べられている。ヤゴやカブトムシの幼虫を食べる人も普通にいる。
https://www.youtube.com/watch?v=jhR77xG55nw
それでも、コオロギを食べる人はいない。理由は、
①コオロギには危険な芽胞菌があって、100度で調理しても死なない。
https://nutrition.nuas.ac.jp/tips/000037.html
https://blog.goo.ne.jp/truth777tos/e/a12f8f06899777f6091f9458e1af531e
芽胞菌の代表格はポツリヌス菌だが、同じ意味で蜂蜜も危険といわれる。
② 重金属(カドミウム)が多く含まれている可能性がある。
③ アレルギー原性が疑われる
などの理由だが、古から飢饉を経験した日本の人々もコオロギだけはなぜか、手を出していないので、やはり危険な理由があると思わざるをえない。
漢方でも、コオロギは「微毒」とされ、避妊薬として使われている。
(我々が食べているイナゴは、イネ科純植物食なので、餌由来の危険性は少ない)
これをなぜ、ダボス会議(SDGs)や、国連、そして小泉進次郎ら自民党議員団が推進するのだろう?
実は、国内外で、雨後の竹の子のように登場した、コオロギ食産業は、現在、ほぼ壊滅状態になった。
コオロギ食はなぜ嫌われたのか。科学では超えられない「食の抵抗感」の正体 7/28(月)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3da523439c68aef9c859b3c1699933f7de6cf218
私は、ダボス会議を主宰するビルゲイツらの、「人口削減計画」と関係があるような気がしている。
人類史上最大最悪!、正真正銘の悪魔カルト 「SDGs」2024年01月21日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6104850.html
進次郎も、コオロギ食ブームが潰えた今、コオロギではなく松坂牛を食べているにちがいない。
進次郎は、たぶん政治的な演出としてコオロギ食を持ち出しただけで、自分が本当に必要だとは思っていないし、自分から進んで食べることもない。みせかけだけの人物なのだ。
コオロギ食推進の中心人物はビルゲイツだが、彼もまたコオロギ食を食べているという情報は皆無だ。
2024.02.19 だから「給食のコオロギ」は食べてはならない…「環境に良い」と「昆虫食」を勧める人たちが裏でやっていること
https://gendai.media/articles/-/124289?page=1
ビルゲイツは、たぶんコオロギが「避妊薬」として使われる漢方処方に目を止めて、推進しはじめたのではないだろうか?
ビルゲイツは、何が何でも地球人口を削減したいのだ。彼の推進したmRNAワクチンも、あらゆるワクチンも、すべて本当の狙いは人口削減なのだ。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6135681.html
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6113701.html
これは、1974年にキッシンジャーが提唱した、「地球人口を5億人以下に削減する」というユダヤ人グループの共有ビジョンを反映した考え方に見える。
世界人口の劇的削減、決め手は戦争と飢餓 2022年07月18日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5948059.html
ビルゲイツこそ、キッシンジャーの後継者なのだ。そして、ユダヤ人超特権階級の最高幹部である。
2025年8月の四中全会で、習近平の退任が世界に公表され、後任として、共青団派の汪洋・胡春華が指導体制を構築する……と、世界の中国情勢分析者が予測していた。
ところが、数日前に四中全会が延期されるとの情報が出て、習近平の去就があいまいになった。
例年真夏に、過去のチャイナセブンの長老たちが集まって議論する北戴河会議が、数日前から準備されているという。
習指導部、避暑地で「休暇」か=経済政策・人事を討議―中国 2025年08月05日
https://equity.jiji.com/morning_check/2025080500600
習近平の去就が公開されるであろう四中全会は、8月末に開催されるとの予想もある。渋谷情報では、10月に開催されると延期が決定したとされる。
しかし、開催予定が先延ばしになった理由は、まさか張又侠によって引退を強いられていた習近平が逆襲を始めたのか?
と世界を驚かせているが、その実態は、旧江沢民派を率いる「上海幇」のトップ、曽慶紅が、共青団派の汪洋・胡春華の指導体制を、なんとしても阻止するという意思を示している結果だと渋谷司が説明している。
4中全会10月延期で習近平破滅の先延ばし 渋谷司の中国カフェ 2025年8月6日
https://www.youtube.com/watch?v=Iqnr6fZ4ZD0
何度も書いているが、中国共産党を本当に動かしている正体は、共産党の背後にいる青幇の影響を強く受けた「上海幇」である。
幇に組織された人々にとって、中国共産党は利用対象としての組織にすぎない。中国人が帰依し、帰属するもの(心の支え)というのは、家族でも地域社会でもなく、所属する「幇」なのだ。
上海幇
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%B9%87
だから、過去10年以上、中国の本当のトップは、習近平ではなく上海幇のトップである曽慶紅だった可能性が強い。
上海幇の力を無視して、独自の権力を構築しようとした習近平も、数多い失政の結果、結局、上海幇の支持を失い、追放されることになった。
習近平が、王岐山を使って「腐敗撲滅運動」を行い、数多くの超巨額の不正蓄財をしていた最高幹部たち、例えば、2兆円蓄財したといわれる周永康、臓器ビジネスのトップといわれた薄熙来らを追放したが、中国共産党最大の腐敗勢力である江沢民派トップ、曽慶紅・張徳江らを最後まで追放することができなかった。
それは、中国共産党よりも、上海幇の力が強かったことの証拠である。
幇は、本当の意味での利益共同体であり運命共同体である。習近平が主席になれた理由も、上海幇、江沢民がそれを支持したからだった。
その意味で、習近平体制を陰で支えてきたのは、江沢民死後の曽慶紅らと考えるしかない。
ところが、習近平の権力集中志向と、あまりの経済的な無能さゆえに、もはや主席のままでは中国共産党が崩壊すると考えた上海幇が、共青団派の胡錦涛や温家宝を妥協して、習近平追放に同意した。
それは、習近平が脳梗塞を起こした昨年7月の三中全会から始まっているが、一年間をかけて習近平派の軍事的手足を無力化し、やっと四中全会で世界に公開されるスケジュールだった。
それに対して、上海幇から待ったがかかった。
曽慶紅にしてみれば、民主主義を強く主張する汪洋や胡春華がトップに立てば、腐敗した利権集団である上海幇が、なしくずしに解体され、中国共産党に巣食ってきた利権を失う恐れがあった。
そこで、次期総書記の座を、なんとか上海幇が手に入れたいと考えて、最終的な工作を行っているのが、現在の状況であり、四中全会延期の理由と考えられる。
上海幇が強力な力を得たのは、64天安門事件からだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6
歴史事件としての天安門事件は二回起きている。
第一回目は、1976年、周恩来死去のときに、民衆が、絵に描いたように清廉潔白だった周恩来を慕って天安門に集まった。彼らは、越の范蠡や、関羽、諸葛亮などと同じように、宗教的崇拝対象としての周恩来廟を作ろうとした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E4%BA%94%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6
周恩来を崇拝することの意味は、毛沢東の後継者を自称する「四人組」を攻撃することだった。これに激怒した文革派軍隊が、集まった数千名の周恩来支持者を銃撃し、皆殺しにした。
二回目の天安門事件は、1989年に起きた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6
当時、世界的に「民主化運動」が高まりを見せていた。これに刺激された、北京大学や精華大学の学生たちも、民主化を求めて天安門で示威行動を行った。
これで、当時のトップだった鄧小平は、自分たち指導部のメンツが潰されたように感じた。
中国は序列とメンツの国だ。指導部を批判する学生たちが数万人も天安門で示威行動を繰り広げることは絶対に許せなかった。
鄧小平の手足は、李鵬と江沢民だった。彼らも徹底した権威主義で、残虐な性格だったので、人民解放軍に掃討を命じた。
まずは、天安門の学生を支持していた趙紫陽が罷免され、代わって江沢民が弾圧の指示を行った。
深夜、銃撃と戦車侵入によって、1万人を超える学生たちが戦車に轢かれるなどして虐殺された。
ここにいた学生たちは、当時の中国の最高峰といえる有能なインテリ人材だった。これで、中国は10年は遅れたと評された。
この凄まじい虐殺の指揮をとることで、江沢民は鄧小平の後継者として指名され、曽慶紅らとともに、上海幇を絶対的な地位に引き上げた。
また、後に、江沢民は自分の施政を批判する法輪功グループを、残虐に弾圧するよう指令した。
曽慶紅、薄熙来、周永康らを使って、法輪功修練者たち10万人を不法拘束し、その臓器を生きたまま抜き取って殺し、販売する臓器ビジネスが始まり、現在では数兆円規模に成長しているといわれる。
この臓器ビジネスが上海幇の資金源であることは、上の上海幇メンバーを見れば一目瞭然である。
それで、曽慶紅らが、温家宝ら共青団派の民主派である汪洋、胡春華を排除して、自分たちの利権に忠実な新指導部を作り出せるのかが、現在の焦点だ。
曽慶紅は、中国共産党と二階俊博ら日本自民党親中派の橋渡しを担う人物である。その資産は、数百兆円と噂されている。
習近平が100兆円の資産を保有しているとされるが、それより、はるかに多い、中国共産党最大の資産家といえる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BD%E6%85%B6%E7%B4%85
曽慶紅の一族は、中国資本主義企業の核心をなしているが、現在、中国経済の崩壊に伴って、大きな痛手を負い続けている。
https://www.news-postseven.com/archives/20211018_1699542.html?DETAIL
日本の自動車企業であるホンダやトヨタも、曽慶紅が実質オーナーを務める、広州汽車集団と合弁企業を設立している。ホンダやトヨタが簡単に中国から撤退できない事情に、曽慶紅の存在があるとみられている。
https://chinanews.jp/archives/22402
なお、上海幇は、青幇の人脈といわれる。青幇は、浙江財閥の蒋介石人脈と深く関係していて、武漢や台湾の人脈にもつながっている。
中国共産党が台湾併合を掲げてきながら、長年、行動に踏み切れない事情の陰に、青幇台湾とのズブズブの関係があると考えられる。
台湾のTSMCなど浙江財閥絡みの大企業は、すべて青幇人脈であろう。
岸田文雄と、萩生田光一がTSMCなどの企業に巨額の資金提供を行った。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA04DJJ0U4A400C2000000/
これは青幇人脈の企業に資金をプレゼントするもので、見返りの利益、契約が存在しない。私は、これによって、岸田と萩生田に数千億円規模のバックマージンが手渡される秘密契約だろうと予想している。
上海幇が、中国共産党トップに送り込みたがっている人物名は、まだはっきりしないが、上海幇の名簿に含まれていると思う。
https://www.wikiwand.com/ja/articles/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%B9%87
上の名簿で、「失脚」になっているのは、王岐山の反腐敗運動で摘発された者と、薄熙来ら武漢臓器ビジネスグループだが、まだ、臓器ビジネスの主要メンバーが残っている。
もうひとつ重要なことは、江沢民が天安門事件を弾圧大虐殺を行った情報は、徹底的に封鎖された。中国国民には、何一つ知らされなかった。
しかし、噂はじわじわと広がってゆき、共産党指導部に対する不信感を醸成してゆくことになる。
そこで、江沢民と李鵬は、日本の南京大虐殺のような戦時情報を復活させ、日本に対する悪意宣伝の洪水を仕掛けた。
あらゆるメディアを使い、抗日映画を強制的に制作させて、反日感情をあおった。これで、中国国民が洗脳され、中国共産党への批判が、日本にすりかえられることになった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/2012%E5%B9%B4%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%8F%8D%E6%97%A5%E6%B4%BB%E5%8B%95
なお、上海幇と密接に関係しているのが、浙江財閥や青幇の人脈といわれている。江沢民も秘密裏に、青幇の頭目だったといわれる。
https://asia-news.tokyo/blog/142
青幇は、戦前、国民党のなかにあった。蒋介石は、明確に青幇の頭目だった。
青幇、国民党軍は、南京に本拠があったが、通州事件で日本軍の激怒をかい、南京から追放された。
その後武漢に向かい、やはり共産党軍に追い出されて、台湾に向かった。
このとき、一部が麻薬利権を構築するため、インドシナ半島に渡った。
黄金の三角地帯、支配者のクンサーは、国民党の大幹部だった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E3%81%AE%E4%B8%89%E8%A7%92%E5%9C%B0%E5%B8%AF
その後、クンサーと蒋介石は密接な関係を続け、多くの麻薬資金が蒋介石国民党に流れ込んでいた。
もっとも、台湾麻薬基地の礎を築いたのは、日本の後藤新平だったが。
https://www.shokabo.co.jp/column/matsu-28.html
中国共産党が、フェンタニルに関与しているという噂も、この青幇、麻薬カルテルからの必然的な流れと考えられている。
だから、フェンタニル問題を掘り下げてゆくと、必ず台湾の青幇カルテルに行き当たることになる。
背後には台湾マフィアが!? 沖縄で乱用拡大する「ゾンビ・ドラッグ」がヤバすぎる!! 7/17
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ad2234fb828dca33acc9949a7e6812b27a843d2
中国、台湾、TSMC、半導体製造技術が麻薬製造技術と類似・・・フェンタニル 2025年8月2日
https://note.com/rei0621rei/n/n5cb6c6b7b352
TSMCがアメリカで集団訴訟され、同社が関与する麻薬取引や人身売買の問題を追及された 2025年7月8日
https://note.com/rei0621rei/n/n5cb6c6b7b352
青幇・上海幇・台湾・TSMC・フェンタニルが、こうして不思議な関係を持って浮き上がって見えている。
私は、岸田文雄と萩生田光一も、TSMCを通じてフェンタニル利権とつながっているのではないかと疑い、注視している。