2025年8月の四中全会で、習近平の退任が世界に公表され、後任として、共青団派の汪洋・胡春華が指導体制を構築する……と、世界の中国情勢分析者が予測していた。
ところが、数日前に四中全会が延期されるとの情報が出て、習近平の去就があいまいになった。
例年真夏に、過去のチャイナセブンの長老たちが集まって議論する北戴河会議が、数日前から準備されているという。
習指導部、避暑地で「休暇」か=経済政策・人事を討議―中国 2025年08月05日
https://equity.jiji.com/morning_check/2025080500600
習近平の去就が公開されるであろう四中全会は、8月末に開催されるとの予想もある。渋谷情報では、10月に開催されると延期が決定したとされる。
しかし、開催予定が先延ばしになった理由は、まさか張又侠によって引退を強いられていた習近平が逆襲を始めたのか?
と世界を驚かせているが、その実態は、旧江沢民派を率いる「上海幇」のトップ、曽慶紅が、共青団派の汪洋・胡春華の指導体制を、なんとしても阻止するという意思を示している結果だと渋谷司が説明している。
4中全会10月延期で習近平破滅の先延ばし 渋谷司の中国カフェ 2025年8月6日
https://www.youtube.com/watch?v=Iqnr6fZ4ZD0
何度も書いているが、中国共産党を本当に動かしている正体は、共産党の背後にいる青幇の影響を強く受けた「上海幇」である。
幇に組織された人々にとって、中国共産党は利用対象としての組織にすぎない。中国人が帰依し、帰属するもの(心の支え)というのは、家族でも地域社会でもなく、所属する「幇」なのだ。
上海幇
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%B9%87
だから、過去10年以上、中国の本当のトップは、習近平ではなく上海幇のトップである曽慶紅だった可能性が強い。
上海幇の力を無視して、独自の権力を構築しようとした習近平も、数多い失政の結果、結局、上海幇の支持を失い、追放されることになった。
習近平が、王岐山を使って「腐敗撲滅運動」を行い、数多くの超巨額の不正蓄財をしていた最高幹部たち、例えば、2兆円蓄財したといわれる周永康、臓器ビジネスのトップといわれた薄熙来らを追放したが、中国共産党最大の腐敗勢力である江沢民派トップ、曽慶紅・張徳江らを最後まで追放することができなかった。
それは、中国共産党よりも、上海幇の力が強かったことの証拠である。
幇は、本当の意味での利益共同体であり運命共同体である。習近平が主席になれた理由も、上海幇、江沢民がそれを支持したからだった。
その意味で、習近平体制を陰で支えてきたのは、江沢民死後の曽慶紅らと考えるしかない。
ところが、習近平の権力集中志向と、あまりの経済的な無能さゆえに、もはや主席のままでは中国共産党が崩壊すると考えた上海幇が、共青団派の胡錦涛や温家宝を妥協して、習近平追放に同意した。
それは、習近平が脳梗塞を起こした昨年7月の三中全会から始まっているが、一年間をかけて習近平派の軍事的手足を無力化し、やっと四中全会で世界に公開されるスケジュールだった。
それに対して、上海幇から待ったがかかった。
曽慶紅にしてみれば、民主主義を強く主張する汪洋や胡春華がトップに立てば、腐敗した利権集団である上海幇が、なしくずしに解体され、中国共産党に巣食ってきた利権を失う恐れがあった。
そこで、次期総書記の座を、なんとか上海幇が手に入れたいと考えて、最終的な工作を行っているのが、現在の状況であり、四中全会延期の理由と考えられる。
上海幇が強力な力を得たのは、64天安門事件からだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6
歴史事件としての天安門事件は二回起きている。
第一回目は、1976年、周恩来死去のときに、民衆が、絵に描いたように清廉潔白だった周恩来を慕って天安門に集まった。彼らは、越の范蠡や、関羽、諸葛亮などと同じように、宗教的崇拝対象としての周恩来廟を作ろうとした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E4%BA%94%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6
周恩来を崇拝することの意味は、毛沢東の後継者を自称する「四人組」を攻撃することだった。これに激怒した文革派軍隊が、集まった数千名の周恩来支持者を銃撃し、皆殺しにした。
二回目の天安門事件は、1989年に起きた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6
当時、世界的に「民主化運動」が高まりを見せていた。これに刺激された、北京大学や精華大学の学生たちも、民主化を求めて天安門で示威行動を行った。
これで、当時のトップだった鄧小平は、自分たち指導部のメンツが潰されたように感じた。
中国は序列とメンツの国だ。指導部を批判する学生たちが数万人も天安門で示威行動を繰り広げることは絶対に許せなかった。
鄧小平の手足は、李鵬と江沢民だった。彼らも徹底した権威主義で、残虐な性格だったので、人民解放軍に掃討を命じた。
まずは、天安門の学生を支持していた趙紫陽が罷免され、代わって江沢民が弾圧の指示を行った。
深夜、銃撃と戦車侵入によって、1万人を超える学生たちが戦車に轢かれるなどして虐殺された。
ここにいた学生たちは、当時の中国の最高峰といえる有能なインテリ人材だった。これで、中国は10年は遅れたと評された。
この凄まじい虐殺の指揮をとることで、江沢民は鄧小平の後継者として指名され、曽慶紅らとともに、上海幇を絶対的な地位に引き上げた。
また、後に、江沢民は自分の施政を批判する法輪功グループを、残虐に弾圧するよう指令した。
曽慶紅、薄熙来、周永康らを使って、法輪功修練者たち10万人を不法拘束し、その臓器を生きたまま抜き取って殺し、販売する臓器ビジネスが始まり、現在では数兆円規模に成長しているといわれる。
この臓器ビジネスが上海幇の資金源であることは、上の上海幇メンバーを見れば一目瞭然である。
それで、曽慶紅らが、温家宝ら共青団派の民主派である汪洋、胡春華を排除して、自分たちの利権に忠実な新指導部を作り出せるのかが、現在の焦点だ。
曽慶紅は、中国共産党と二階俊博ら日本自民党親中派の橋渡しを担う人物である。その資産は、数百兆円と噂されている。
習近平が100兆円の資産を保有しているとされるが、それより、はるかに多い、中国共産党最大の資産家といえる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BD%E6%85%B6%E7%B4%85
曽慶紅の一族は、中国資本主義企業の核心をなしているが、現在、中国経済の崩壊に伴って、大きな痛手を負い続けている。
https://www.news-postseven.com/archives/20211018_1699542.html?DETAIL
日本の自動車企業であるホンダやトヨタも、曽慶紅が実質オーナーを務める、広州汽車集団と合弁企業を設立している。ホンダやトヨタが簡単に中国から撤退できない事情に、曽慶紅の存在があるとみられている。
https://chinanews.jp/archives/22402
なお、上海幇は、青幇の人脈といわれる。青幇は、浙江財閥の蒋介石人脈と深く関係していて、武漢や台湾の人脈にもつながっている。
中国共産党が台湾併合を掲げてきながら、長年、行動に踏み切れない事情の陰に、青幇台湾とのズブズブの関係があると考えられる。
台湾のTSMCなど浙江財閥絡みの大企業は、すべて青幇人脈であろう。
岸田文雄と、萩生田光一がTSMCなどの企業に巨額の資金提供を行った。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA04DJJ0U4A400C2000000/
これは青幇人脈の企業に資金をプレゼントするもので、見返りの利益、契約が存在しない。私は、これによって、岸田と萩生田に数千億円規模のバックマージンが手渡される秘密契約だろうと予想している。
上海幇が、中国共産党トップに送り込みたがっている人物名は、まだはっきりしないが、上海幇の名簿に含まれていると思う。
https://www.wikiwand.com/ja/articles/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%B9%87
上の名簿で、「失脚」になっているのは、王岐山の反腐敗運動で摘発された者と、薄熙来ら武漢臓器ビジネスグループだが、まだ、臓器ビジネスの主要メンバーが残っている。
もうひとつ重要なことは、江沢民が天安門事件を弾圧大虐殺を行った情報は、徹底的に封鎖された。中国国民には、何一つ知らされなかった。
しかし、噂はじわじわと広がってゆき、共産党指導部に対する不信感を醸成してゆくことになる。
そこで、江沢民と李鵬は、日本の南京大虐殺のような戦時情報を復活させ、日本に対する悪意宣伝の洪水を仕掛けた。
あらゆるメディアを使い、抗日映画を強制的に制作させて、反日感情をあおった。これで、中国国民が洗脳され、中国共産党への批判が、日本にすりかえられることになった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/2012%E5%B9%B4%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%8F%8D%E6%97%A5%E6%B4%BB%E5%8B%95
なお、上海幇と密接に関係しているのが、浙江財閥や青幇の人脈といわれている。江沢民も秘密裏に、青幇の頭目だったといわれる。
https://asia-news.tokyo/blog/142
青幇は、戦前、国民党のなかにあった。蒋介石は、明確に青幇の頭目だった。
青幇、国民党軍は、南京に本拠があったが、通州事件で日本軍の激怒をかい、南京から追放された。
その後武漢に向かい、やはり共産党軍に追い出されて、台湾に向かった。
このとき、一部が麻薬利権を構築するため、インドシナ半島に渡った。
黄金の三角地帯、支配者のクンサーは、国民党の大幹部だった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E3%81%AE%E4%B8%89%E8%A7%92%E5%9C%B0%E5%B8%AF
その後、クンサーと蒋介石は密接な関係を続け、多くの麻薬資金が蒋介石国民党に流れ込んでいた。
もっとも、台湾麻薬基地の礎を築いたのは、日本の後藤新平だったが。
https://www.shokabo.co.jp/column/matsu-28.html
中国共産党が、フェンタニルに関与しているという噂も、この青幇、麻薬カルテルからの必然的な流れと考えられている。
だから、フェンタニル問題を掘り下げてゆくと、必ず台湾の青幇カルテルに行き当たることになる。
背後には台湾マフィアが!? 沖縄で乱用拡大する「ゾンビ・ドラッグ」がヤバすぎる!! 7/17
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ad2234fb828dca33acc9949a7e6812b27a843d2
中国、台湾、TSMC、半導体製造技術が麻薬製造技術と類似・・・フェンタニル 2025年8月2日
https://note.com/rei0621rei/n/n5cb6c6b7b352
TSMCがアメリカで集団訴訟され、同社が関与する麻薬取引や人身売買の問題を追及された 2025年7月8日
https://note.com/rei0621rei/n/n5cb6c6b7b352
青幇・上海幇・台湾・TSMC・フェンタニルが、こうして不思議な関係を持って浮き上がって見えている。
私は、岸田文雄と萩生田光一も、TSMCを通じてフェンタニル利権とつながっているのではないかと疑い、注視している。
数回前のこのブログで、私が物忘れの激しい認知症気味であることを書いた。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6209165.html
自分が、どこで生まれて、どうやって育ち、どうして今があり、そして、何をしようとしているのか? どこに行こうとしようとしているのか?
この自分についての「見当識」が、自分の人生を「認識」している状態なのだが、この「自覚」が年齢とともに曖昧に、虚ろになり、私の年代になると、突然、自分がいったい誰なのか、何をしようとしているのか? どこにいるのかという見当識を見失うことがあるのだ。
若い人には理解ができにくいと思うが、老人になって脳の機能が衰えると、ある瞬間に、今の自分の見当識を見失うことがある。最初は、わずか数秒で、ぼーっとした状態にはっと気づいて、自分がどこにいて、何をしようとしているのか思い出すのが普通だ。
ところが、この段階で危機意識をもって脳を改善できないと、見当識を失う時間が伸び、機会も増えてしまう。それが認知症状態なのだ。
私の場合は二十歳前にバイクで転倒し、まだヘルメット着用義務のない時代だったので、頭蓋骨折、大脳委縮という状態になり、一見、普通に治癒したように見えるが、後遺症は今でも自分を苦しめている。
何が起きるかというと、突然、意識が朦朧として、まっすぐ立っていることも困難になる。この「めまい」の状態は、わずか数秒~数十秒だが、事故後10年以上、頻繁に起きた。
原因は、脳出血の固まった破片が少しずつ剥がれて、小さな血管を詰まらせる。これをラクナ脳梗塞と呼んでいる。
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/lacunar_infarction/
私の場合は、単独でロッククライミングや沢登りをするのが趣味だったので、危険な場所で平衡感覚が失われたりして、何度も危機を感じた。
非破壊検査の仕事で30mの高さで50万ボルト鉄塔の検査をしているとき、さすがに不安になった。あれは、はしごを上下しているときの安全装置が存在しないのだ。強い意志と筋力だけが安全装置だ。
そのうち治るだろうと安易に考えていたが、ほとんど症状が消えたのは60歳過ぎてからだった。しかし、ラクナ脳梗塞とともに記憶障害がやってきていた。楽譜などが暗記できなくなったのだ。
たぶんだが、交通事故や格闘技をやって頭部に打撲を負っている人の多くが、同じ後遺症を抱えているのではないだろうか?
これは怖いことで、脳を打撲する競技など本当はやってはいけないのだ。
父は、軍隊にいるとき頻繁に上官に頭を殴られたせいで、70~80才のころ、後遺症で認知症になった。本人にその自覚はなかったが、散歩中、見当識を失って家に帰れなくなったことが数回もあった。
老後、認知症になりたくなければ、頭部を打撲するような競技は避けるべきだ。一時はボクシングの禁止も考えられていたが、格闘技に熱狂する大衆が多くて、結局、頭部打撲競技は抑制されなかった。
なんで、こんなに、人々は殴り合い、殺し合いが好きなのだろう?
たった今も、世界は殴り合いに熱狂し、選手が脳出血を起こして病院に運ばれる事態が後を絶たない
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a23ceef7774abb5997ce903c50c89bc62700cf6
さて、今回は、「この厄介な人間を相手にしなければ生きられない人生」と、奇妙な表題をつけたのだが、私は、認知症を自覚しながら、実は、日本社会、そして世界全体が認知症に陥っていると感じている。
この年まで生きていると、この認知症世界を動かしている人間の厄介さに、ほとほと絶望してしまうのだ。
人類に明日がないことを、これまで何回もブログにしてきた。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6191194.html
取り返しのつかないほど、痛い目に遭わなけりゃわかんないんだな……2025年01月22日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6184851.html
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6208958.html
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6190468.html
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827574.html
そもそも、安全な処理法、始末の確立していない高レベル核廃棄物を、世界で50万トン以上作り出してしまい、それは人類を何万回も何十万回も絶滅させることのできる規模だ。
90年前、アメリカは、アインシュタインの上申によって、日本に原爆を落とすため、核開発を始めた。
このときは、「戦争だから仕方ない」と言い訳された。実は、日本側も、湯川秀樹によって原爆開発に成功していたのだ。どちらが早いかという問題だった。
敗戦が確定して、海軍興南道核開発基地では、証拠隠滅のため、沖合で不完全爆発させたといわれる。
核被害に匹敵する、細菌爆弾も、731部隊、登戸研究所が開発し、風船爆弾にくくりつけて御前会議で許可を得ようとしたとき、裕仁天皇は真っ青になって拒否した。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seibutsugakushi/97/0/97_8/_pdf
このおかげで、原爆は東京・大阪・京都を避けて広島・長崎に落とされた。
もしも日本が原爆をアメリカに投下していたなら、核被害が100倍以上起きて、今の日本も天皇制もなかったと思う。
「戦争だから仕方がない」と弁解されて始まった核開発は、戦争でもないのに、幾何級数的に拡大した。大半は、核武装を目的にしたものだったが、そのうち、「平和利用」を口実にした核開発が始まった。それが、原子力発電である。
実は90年前に核開発が始まってから、現在に至るまで、使用済み核燃料、高レベル廃棄物の安全な処理に、人類が成功したことは皆無である。
https://www.nuketext.org/mansion.html
ウランやプルトニウムを核分裂させると、数百万倍の危険な放射能が生成される。しかも、その猛毒性の寿命は100万年を超える。
人類の寿命なんて、せいぜい数万年~数十万年程度と考えられているので、それよりもはるかに長い。
企業や政府が、猛毒物質を管理できるのは、世界史の組織や政権の寿命をみれば、せいぜい数百年が限度だ。
その後は、超猛毒物質が環境に拡散し、人類や生物の未来を奪うのだ。
これは、放射線のことを少しでも学んだ人なら、誰にでも理解できる簡単なことだ。つまり、今ある50万トンの高レベル放射能廃棄物を、人類が管理できるのは、せいぜいあと数十年か数百年のことであり、その後は、高レベル放射能が地球全土の環境を汚染することが明らかなのだ。
非常に簡単な理屈なのだが、それでも核開発者たちは、「未来の科学技術の発展がなんとかしれくれるだろう…」と、問題解決を勝手に、未来に先送りして、核開発、原発稼働を進めた。
だが、90年を経ても、ただの一人として、核廃棄物問題を解決してくれる科学者も政府も現れなかった。
原発は、その最初から「トイレなきマンション」といわれていたが、今になってもなお、トイレのないまま、将来、超汚染物質が環境に拡散し、人類と生物を危機に陥れることが避けられないというのに、いまだに原発を作り続け、稼働させ続けている。
私は、これを見て、これこそ、人類が認知症に陥っていて、自分が認知症であることさえ気づかない、正真正銘の認知症患者であると確信した。
なぜ気づかない? それは核兵器を所有し、意見の異なる相手を武力で脅したい人が政権を執り続けているからだろうと思う。
つまり、認知症患者たちが、政府と原発と核兵器を運営しているのである。
子供たちの未来に対する見当識を見失った人ばかりが、世界を動かしている。
人類が滅亡することよりも、核兵器で相手を「皆殺しにするぞ!」と、脅すことの方が大切な人たちなのだ。
これを認知症といわずに、何を認知症というのか?
彼らのほとんどが、人類が永遠に続くと勘違いしている。文明が永続すると信じている。そのなかで、自分が主導権をとるべきだと思い込んでいるのだ。
だが、人類は、そんなに丈夫く、高能力ではない。いってみれば、自分たちの未来すら理解できないほどのアホなのだ。
ちょうど、若い人たちが、認知症を患う老後が避けられないことを理解できずに、老人たちを「邪魔だから勝手に死ね」と安楽死に追い込もうとしているように、今の、健康や能力が永遠に続くと勘違いしている者が大半なのだが、実際には、誰でも50歳を過ぎれば固有名詞が出なくなり、70歳を過ぎれば見当識を見失う老化現象が避けられないのだ。
もし、若い人が、自分の将来に起きる老化現象や認知症を正しく予測できるなら、きっと、老人たちを収容所に押し込めて安楽死させるような(老人ホームのこと)人情のないことはしないだろう。
自分の未来さえ理解できないアホだから、老人たちから免許証を取り上げたり、交通手段を奪ったりして、施設に押し込める虐待を平気でできるのだ。
自分の未来を理解できる若者なら、国家の未来や核廃棄物の運命も理解できるはずだ。国家も認知症になって、管理能力を失うことを理解できるはずだ。
人類全体が認知症になるのだ。そして暴走し、正常な判断力を見失って滅亡するのである。
我々が、自分の未来に耐えがたい老化現象や認知症が待ち構えている運命を理解できる者ならば、組織や国家の未来にも、同じことが起きることが分かるはずだ。
日本政府は認知症になっている。だから原発を増設すると平気でいえるのだ。
なぜこうなるのか?
それは、我々が、幼い頃から競争の嵐に投げ込まれ、他人を見下すことが人生の目標であるかのように思わされてきたからだ。
どんなものにも序列がつけられ、上位の者は羨まれ、下位の者は蔑まれていた。
だから、みんな「蔑まれない人生」が欲しかった。そんな妄想が核開発、原発開発に結び付いてしまったのではないのか?
この厄介な人間たちを相手にしなければ生きられないのが、今の我々である。
ポピュリズムとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
以下ウィキより抜粋引用
ポピュリズムは、政治変革を目指す勢力が、既成の権力構造やエリート層を批判し、人民に訴えてその主張の実現を目指す運動である。日本では、「固定的な支持基盤を超え、幅広く国民に直接訴える政治スタイル」という意味で使用されることが多い。対義語はリアリズム、エリート主義など。
アメリカでは概ね肯定的に使われる一方、日本やヨーロッパなど大半の国では否定的な意味で用いられることが多い。
(アマ註=ポピュリズムで政権を得た代表的な人物は、ドナルド・トランプ、そしてフランスのマリーヌ・ル・ペン。ハンガリーのビクトル・オルバン=プーチン支持者など、そして日本の神谷宗幣=参政党党首)
中略
「第1に、彼らは民衆の感情を刺激し、理性よりも情念に訴えるという形をとり、しかも、その情念は反感、あるいは嫉妬という点に絞られ、その対象として敵を必要とする。
第2に、ポピュリストが勝利を収めていくとナンバーツー叩きという形をとる。そして、ポピュリズムが勝利を収めた上で、法的、制度的な改編を行って、勝利の結果を永久化するとファシズムになる。
第3に、ポピュリズムはその形成過程において、その目的を実現するための手続き、過程、制度というものを無視するやり方をとり、あらゆる制度、手続きというものを、むしろ目的の敵として攻撃する。」
ポピュリズムの本質
右派ポピュリズムと左派ポピュリズムの違い
ポピュリズムは通常、左派と右派の要素を併せ持つ。ポピュリズムはしばしばナショナリズムやリベラリズム、社会主義といった他の政治思想と組み合わされ、大企業や金融の利益に反対するだけでなく、既成の自由主義政党、社会主義政党、労働党に敵対することも多い。すなわち、ポピュリズムには「右派」もあれば「左派」もある。ポピュリストは左右の政治スペクトルに沿ってさまざまな場所に存在している。
また、ポピュリズムが批判するのは、三権分立や官僚機構など、自由主義的原則に基づくエリート支配によって、人民の意思が歪曲されている状況であることが多いが、批判対象は時代、地域、状況によって変化し、曖昧である。ポピュリズムは大衆の影響を直接受けるため政策に一貫性がなく、根本となるような政治思想がないことも珍しくない。
中略
右派ポピュリズムも左派ポピュリズムも、エリートによる自由民主主義の支配に反対するが、左派ポピュリズムは大企業と大企業と同盟を組む者の権力にも反対する。左派ポピュリストにとって重要なテーマは通常、反資本主義、社会正義、平和主義、反グローバリズムなどであり、階級社会イデオロギーや社会主義理論といったテーマは、伝統的な左翼政党ほど重要ではない。
中略
れいわ新選組の山本太郎は「左派ポピュリズム」と評されることについて「人々を救うことをポピュリズムと言われるなら、そうです私はポピュリストですと言ってやりたい」と答えている。
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一部抜粋引用以上
ウィキの説明は、あまりにも長すぎて、ごく一部の抜粋にとどめた。
私に言わせれば、「大衆迎合主義」の一語で片付くような気がしている。なんで小難しい屁理屈が並ぶのか、私には理解できない。
例えば、今回の参院選で、参政党が大躍進を遂げた。
政党、政治団体ごとの得票率は、自民党が17.67%、国民民主党が15.42%、立憲民主党が11.71%、参政党が11.31%。10%を超えたのは、この4党だけだった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/422695
前回、衆院選で、参政党2%を超える得票率で3名を当選させたものの、泡沫政党だったことを考えると、凄まじい躍進ぶりだが、この理由について、ポピュリズムを挙げる人が多い。
簡単にいえば、安倍晋三が呼び込んだ、中国、ベトナムなど(単純労働者)海外移民の暴走が激しくなり、大衆世論が排外主義の色彩を持つようになった。
ここで、中国移民の問題を取り上げた参政党が躍進したわけだ。
これはアメリカでもフランス・ドイツでも同じ傾向である。
だから、参院選で6.5%の得票率しかなく、参政党の半分にすぎなかったれいわ新選組も、参政党と同じように、極右的な「ジャパンファースト」を唱えて海外移民の排斥を訴えていれば、参政党と同じくらいの支持を集めたと私は考えている。
しかし、れいわは極右政党ではないので、民族主義的、利己主義的な政策を掲げることはできなかったので、やむをえない結果だっただろう。
自民党、維新、公明党が、あまりにも親中国的姿勢の度が過ぎるので、民族主義を刺激された人たちが、右翼的な政党を支持してみせたということか?
安倍晋三の移民政策が、このような結末を迎えることは、当然予想されたことだ。(言っておくが、安倍晋三は日本人ではない)
安倍晋三という稀代の激馬鹿クズ首相が遺したもの 2021年03月03日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827318.html
私は、神谷宋幣の思想を見ていて、90年前の北一輝や石原莞爾の思想を思い出した。神谷の極右的構想には、北一輝のビジョンが、そのまま受け継がれているようにさえ思える。
人々の自由な思想性を否定し、世界に威を張る天皇制国家の権威を目指しているとしか思えない。
https://coki.jp/article/column/54857/
彼らは、天皇制を核心に置いた「五族協和・東アジア共栄圏」社会主義体制を主張していたのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E4%B8%80%E8%BC%9D
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E8%8E%9E%E7%88%BE
石原莞爾は皇道派の北一輝を死刑に追いやった陸軍統制派だったが、本質的には、北と同じように東アジア共栄圏ブロックを目指していた。
神谷の思想を見ると、上の二人からビジョンを受け継いでいるようにみえる。つまり、天皇制を核心にした軍事社会主義体制だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%85%B1%E6%A0%84%E5%9C%8F
ここで、少し横道に逸れるが、天皇制万世一系説に固執している「むすび大学」では、私が民俗学を学んできたなかで絶対的に信奉してきた、江上波夫の騎馬民族をDNA解析を理由に、完全否定し、モンゴルの騎馬民族は日本の藤原氏が由来であるかのような、もっともらしく科学的解析を売り物にしたトンデモ奇説を公開している。
https://www.youtube.com/watch?v=-iVUQ_ZXwkU
これを見て、江上波夫と中尾佐助、佐々木孝明を絶対的に信奉して、民俗学上の古代史論を組み立ててきた私はぶったまげた。民俗学が到達してきた歴史観を根底から否定する右翼思想家の発想に唖然とし、彼らが根拠として挙げているDNA解析論を一切信用できなくなった。
結局、彼らは、平泉澄の万世一系論を正当化することしか頭になかったのだ。
DNA民族分布論というものは、いとも簡単に歴史を捏造できるものだと感心してしまった。
そこで、神谷宋幣のガチガチに硬直した日本民族論にも、結局、天皇と日本絶対論、万世一系論の臭いがプンプンと漂っていることが分かった。
だが、神谷君の稚拙な天皇系統絶対論を、五族協和の会議の席で、天皇裕仁本人が真っ向から否定していたのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E6%97%8F%E5%8D%94%E5%92%8C_(%E6%BA%80%E6%B4%B2%E5%9B%BD)
裕仁は、愛新覚羅溥儀に対して、唯一「兄弟」と呼びかけた。李垠には言わなかった。裕仁は、天皇家が、愛新覚羅(金氏=女真族)と同族であって、天皇家も、高句麗や扶余、そして百済にいた王族の子孫であることを知り抜いていた。
だから、明仁天皇もまた、自分たちが百済の武寧王の子孫(桓武天皇の母、高野新笠の子孫)であることを公式に発言した。
https://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h13e.html
つまり、現代天皇家は、明確に、自分たちが百済からやってきたこと、愛新覚羅氏と同族であることを知り抜いている。
これでは、むすび大学や神谷宋幣の思い込みが根底から否定されることになる。彼らにとって、天皇家は神武の子孫でなければならず、武寧王の子孫であっては困るのだ。
具体的には、武寧王の第4子?が、九頭竜川に上陸して、少しずつ京に近づき、継体王に就任したということだ。
だから、子孫の聖徳太子も曽我氏も、みんな乗馬ズボンをはいている。
その後、天武天皇と藤原不比等が共謀して、日本史記録の焚書を行い、記録を隠蔽破棄し、日本書紀を作って日本史を改竄してしまった。
ここで、蘇州呉由来の神武王の伝統ある倭国を、騎馬民族が完全に乗っ取り、天皇家を神武由来の万世一系論に作り替えてしまった。
倭寇の倭が山東・南朝鮮・九州・台湾に分布していたものが、日本固有民族にされてしまった。
これは、民俗学史学によって、ほぼ完全に証明できるので、むすび大学のような平泉信奉者たちが、仕方なく歪曲捏造されたDNA論を根拠に、一系論を再構築しているわけだ。
もしも、ポピュリズムが「大衆迎合主義」であり、大衆の即時的要求を政党支持に結びつけようとしていると定義するなら、参政党、神谷宋幣のポピュリズムは、移民排斥運動の呼びかけを意味するのだが、本当の神谷のビジョンは、大衆迎合ではなく、全体主義への操作というしかない。
つまり移民排斥は表向きの詭弁であって、本当は、日本全体を天皇制全体主義に向かってコントロールしようとする政治的思惑にすぎない。
https://mainichi.jp/articles/20250707/k00/00m/010/067000c
全体主義というのは、「選民主義」と同義語といっていい。
神谷宋幣が、とんでもない選民思想の持主であることを、各方面から暴露されている。
彼は、ナチズムのような民族優越主義を目指していて、「優秀」と認められない、あらゆる人々を排除する意思を見せている。まるで優性保護主義者だ。
彼には、天皇制全体主義に反対する日本人をも物理的に排除してゆく姿勢が見える。
2025.07.29元党員が「もはや洗脳」と暴露…参政党を躍進に導いた神谷宗幣代表の「オカルト人脈」と「組織運営術」
https://gendai.media/articles/-/155096?page=1
初期のメンバーに、吉野敏明や武田邦彦がいたことが、参政党の拡大に大きな意味を持っていた。彼らは基本的に民主主義者だった。
ところが、上のリンクを見ればわかるように、神谷宋幣は、奇怪なオカルトを信奉するようになり、参政党の独裁体制を構築し、吉野や武田を追放した。
代わって、統一教会やキリストの幕屋、ヤマト・ユダヤ友好協会などという怪しげな団体に急接近した。
私は、今回の躍進の陰に、自民党や維新を利用しにくくなった統一教会が、新たな政治的橋頭保として、参政党やNHK党を選んで大きな支援をしたことが関係していると予想している。
参政党とは何者か?初期メンバーの発言をまとめてみた 2025年7月12日
https://note.com/aki_6392/n/ndf8f5a80eca7
神谷宋幣は、基本的に、人々を畏敬させる「権威」が大好きなのだ。天皇制を利用しようとしているのもそうだし、統一教会もユダヤ教も、神谷の権威主義に利用できると考えて接近したのだろう。
神谷の思想には、民主主義が一切存在しない。ただ絶対思想と独裁だけがある。だから、この意味で、決して大衆に迎合せず、全体主義を押し付けてゆくことしか考えていない。それはポピュリズムではない。
このことが、徐々に明らかになるにつれて、参政党の独善的正体が拡散され、神谷に対する幻想は力を失うに違いない。
日本の右派勢力、極右が伸びない理由は、民主的解釈の共有を拒絶して、自分たちに都合のよい妄想に拘泥する独善性にあり、中国人排斥のポピュリズムに一時的に迎合した人たちも、神谷の非合理性と独善性に幻滅することが避けられない。
私は、これ以上、参政党が伸びることはないと思う。それはフランスのルペン党と同じ意味だ。またトランプ政権も、凄まじい独善性がアメリカ国民を窮乏に陥れる運命を人々が思い知ることによって、もうこれ以上の延命は不可能に思える。トランプは殺されることになるだろう。
問題は、山縣有朋が構築した天皇制信仰だ。
天皇は江戸時代まで、伊勢神宮の大神主という位置づけ以外ではなかったが、松下村塾の山縣が、平田国学の影響を受けて神格化し、修身授業によって、絶対価値として国民を洗脳してしまった。
神谷宋幣もその延長にあるわけだ。
だが、その本質は、虚構にすぎない。天皇や皇族たちも、我々と何一つ変わりのない動物としての人間にすぎない。飯を食ってクソをひりださねば生きてゆけない。
物理的、生物学的人間から一歩も抜け出せないのに、精神だけが神になることはできない。また、人間に貴賤はない。神のように尊い人も、悪魔のような側面だってある。どんな人だって神と悪魔が共存しているのだ。
私は、70年を過ぎて、自分の終わりが見え始めて、過去の人生の汚点と向き合う日々が続くようになった。過去の悪行が、地位や権力や蓄財によって美化、正当化できるはずがない。
自分のなしたことは、どんな小さなことでも、すべて自分に還ってきて自分を苦しめ続けるのだ。天皇だけ例外というわけではない。
その天皇を美化し、神格化して、万世一系論の幻想を押し付けて国民を統制しようとしている神谷宋幣は、結局、すべて嘘で自分を塗り尽くす運命ということだ。
神谷には、昭和天皇裕仁が、最後の御前会議で、「風船爆弾に数百トンの細菌兵器を載せてアメリカに飛ばすという731部隊、登戸研究所の作戦を拒否し、中止させたことの意味が最後まで理解できないと思う。
神谷と参政党の人気は、トランプと同じで劇的に凋落する運命だ。百田の保守党も消え去るだろう。
今度は、れいわの人気を狙って利用する目的で、大西つねきのような神谷と同じ思想の人物が、次々にれいわに近づいていることを私は心配している。
山本太郎に全体主義者を排除できるだろうか? 私は政党名が気にくわなくて、どれほど山本に共鳴しても、近寄りたくない。
名古屋から約90Km離れ、海抜400mの中津川市にある我家。
この数日の最高気温は38度前後、これでも名古屋より、理論上2.5度程度低いことになる。ということは、名古屋は40度超?
私の育った名古屋は、私の子供時代、「日本一暑い街」の称号をもらっていた。
なにせ、石原裕次郎が名古屋歌った歌の題名は「白い街、名古屋」だった。
どこもかしこも、コンクリートばかりで緑が少なかったからだ。
https://www.uta-net.com/movie/41811/
それでも、半世紀前まで、超猛暑といわれていても、38度前後だった。ただし、エアコンなんてのが家庭に普及したのは1990年代で、私の子供時代は扇風機一色。みんな汗をだらだらかきながら、扇風機に貼りついていた。
なぜ暑かったのかというと、日本海フェーンと伊勢湾フェーンの二つのフェーンがあったからだ。
日本海フェーンは、伊吹おろしという別名があり、夏場は高温を、冬場は乾燥した耐えがたい寒風をもたらし、ボラーという名のついた季節風だった。
https://tenki.jp/suppl/m_shimofuku/2024/08/01/32490.html
伊勢湾フェーンは、ウナギの寝床のような伊勢湾の地形が、太平洋高気圧の強いとき、名古屋にフェーン現象による猛暑をもたらした。
海抜5mだった実家に比べると、当地は海抜が高く、山に囲まれた盆地地形で、最低気温は10度以上低いが、最高気温は、それほど名古屋と変わらない。
それでも、朝晩は、相当に気温が低く、毛布をかけないと寒くて寝られなくなることが多い。
私は間質性肺炎の持病により、山歩きで呼吸トレーニングを続けないと、夜間、息切れで寝られなくなったりするので、近所の海抜900mほどの山地に週4~5回は通って、1時間半~2時間程度歩く必要がある。
呼吸機能が正常の半分以下なので、かなり苦しい山歩きだ。この夏、さすがに1000mの高地でも、昼間は35度前後の日が続くようになった。
だらだら汗をかくと消耗するので、先月末あたりから、歩く時間を昼間から早朝に移した。朝5時に起きて、5時半ころから歩き始めると、気温は25度以下で快適だ。1時間半歩いて7時過ぎに終わる。それでも気温は26度程度で、風が吹いてくれれば汗をかかずに済む程度だ。
これなら、ほぼ正常な仕事ができる。35度を超えると、意識が朦朧としてきて、苦痛を感じるようになり、集中力が鈍る。
35度を超える気温というのは、たぶん、まともな生存限界を超えている。実際には湿度と輻射熱を合わせた「暑さ指標=WBGT」が、いゆわる暑さと人間とのダメージ関数を表している。
https://www.wbgt.env.go.jp/sp/wbgt.php
この指標によれば、生存限界=熱中症などによって生存が危険になるレベルは、「暑さ指標で31が危険境界」であり、このときのWBGT気温は輻射熱計、湿度計の三種から導かれる公式で定める。
https://www.wbgt.env.go.jp/doc_observation.php
屋外での算出式
WBGT =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度
(湿球30度、黒球35度、乾球38度なら、0.7×30+0.2×35+0.1×38=32.5度であり、危険限界温度の31度を超えているので、現在では、環境省、文科省から危険情報が出され、児童生徒の屋外運動が禁止される)
https://heatstroke.city.fukuoka.lg.jp/wbgt/
屋内での算出式
WBGT =0.7 × 湿球温度 + 0.3 × 黒球温度
(室内で湿球30度、黒球30度だったなら、0.7×30+0.3×30=30度 あと1度で熱中症警報が出る)
●黒球温度は、黒色塗装された薄い銅板の球(中は空洞、直径約15cm)の中心に温度計を入れて観測。黒球の表面はほとんど反射しない塗料が塗られている。この黒球温度は、直射日光にさらされた状態での球の中の平衡温度を観測しており、弱風時に日なたにおける体感温度と良い相関がある。
●湿球温度は、水で湿らせたガーゼを温度計の球部に巻いて観測。温度計の表面にある水分が蒸発した時の冷却熱と平衡した時の温度で、空気が乾いたときほど、気温(乾球温度)との差が大きくなり、皮膚の汗が蒸発する時に感じる涼しさ度合いを表す。
●乾球温度は、通常の温度計を用いて、そのまま気温を観測。
***************************************************************
引用以上
熱中症の死者は、2022年で約1500人程度、今年は激増するだろう。
そこでWBGT危険温度である31度に達した時、国や自治体が熱中症アラートを出し、ほとんどの学校で屋外運動禁止令が出るのだが、今年は、たぶん被害が大きくなるので、法的規制がとられるようになるかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5e63ed1af3295e071cddf2e80501828405c71641
ちなみに、昨日の当地の最高気温38度、湿度75%で、黒級(輻射熱)は不明だが、ざっと計算すると、およそWBGT33度あたりになり、完全に31度の危険限界を超えている。
外で仕事をすると、熱中症で死ぬレベルだ。
山の上でも35度以上あるので、歩いててかなり苦しいレベルだ。だらだらと汗が止まらず、目にも汗が入って視野が見えにくくなる。
こうなると、運動を中断するか、気温の低い時間帯にシフトするしかない。
それで歩く時間帯を早朝6時前からにシフトしてみると、想像を大きく超えて快適だった。幸い、うちから30~40分程度で、海抜900mに上がれるので、朝5時に家を出れば十分だ。
もう気温が下がるまで、昼間の運動には戻れないと思った。
これほどの猛暑が続くと、決定的で根本的な対策として、勤務時間を早朝未明にシフトする以外にないように思える。
夜8時に寝て、朝4時に起きれば、睡眠時間を8時間確保できる。
4時半に家を出発し、5時ころから仕事を始め、8時間労働、1時間休憩として14時に仕事を終えれば、熱中症リスクの高い14時~16時を回避できる。
もう世界は、夏時間として4時から13時までの仕事時間にシフトしないと、生き延びられないのではないだろうか?
13時に仕事場を出て、20時に就寝するまで何をやるかは、各人の心構え次第だが、この7時間が第二の人生を作ってくれる。
冷房の効いたパチンコ屋で散財するのは悲しい人生だ。
住居地は、どんどん高所にシフトしないと、命にかかわるかもしれない。
中津川市は1000mくらいの高原地帯がたくさんある。根の上、保古、二ッ森、岩山、高峰などだ。今後は、たぶん海抜800m以上に家を作ることになるような気がしている。たぶん中津川市の高所には、たくさんの人が移住してくるだろう。
実は2010年ころ、テレ朝、報ステのプロデユーサだった渡辺さん(故人)から電話があって、2020年を過ぎると、人間は最低海抜600m以上に住むしかなくなるとの情報があった。
本当にその通りになったと思う。たぶん600mでも低すぎる。1000mだと冬季の凍結が危険になるので、また別の問題が出る。
これからは、松本市や諏訪市などの中央高地や八ヶ岳界隈が大賑わいになりそうな気がする。
だが、「日本は四季を失って二季になった」といわれるように、冬の寒さが大きく緩和されているわけでもないので、冬場の移動や水道管の凍結など難題が待ち構えている。
私は、海抜400mに住んでいるが、やはり夏は辛い。せめて700mあればエアコンをかける時間も少なくて済むだろう。もう資金的に無理だけど、冬季の交通安全性を十分に検討しながら、可能なら根の上高原あたりに住んでみたい。
https://www.nenoue969.com/
これは余談だが、夏場になり、なんらかの事情で、靴が濡れる(蒸れる)環境で歩いていると足裏水虫になりやすい。
このとき、薬局で水虫薬を買ったり、皮膚科に出かける人が多いだろうが、私の長年の体験から、それは間違った判断であると思う。
水虫薬で、もっとも著効のあるものは、1リットル80円程度の漂白剤(ブリーチ・ハイター)である。 これを10倍程度に45度の湯で薄め、水虫の足全体を5~10分浸漬する。
かかる費用は一回の治療で10円以下、これを一週間程度繰り返せば、ほぼ完治する。治りにくい爪水虫も有毒な飲み薬よりも、はるかに効果が高い。
水虫塗り薬は、一過性の効果はあるが、根治は不可能。しかし漂白剤浸漬法なら完治可能である。
ちなみに、山暮らしでは、5月~10月頃、ムカデやアブの被害に遭うケースが避けられない。
ムカデが大量に湧く理由は、床下に小動物(ネズミなど)の死骸があり、それをゴキブリが食べにきて、さらにゴキブリが大好物のムカデがやってくる。
硫黄島では、日本兵の遺体が1万体以上放置され埋められた結果、全島がムカデの島になったそうだ。
このムカデに噛まれる事態は、私の場合は、年間数回ある。激痛があり患部が腫れるが、対症療法でもっとも有効なのは、46度の温水を約10分以上患部に流し続けることだ。
その後は5%漂白剤を塗っておく。痛みや腫れが続く場合は、ステロイド剤を塗ることもあるが、温水除去で多くが解決する。
皮膚創傷や虫刺されのときも、薄い漂白剤で幹部を洗って、後にサランラップを貼り付けておく。これで消毒薬治療の数倍のスピードで跡もできずに治癒する。
昔は、傷といえば消毒薬オンリーだったが、今は違う。消毒薬は使わず、ごく薄い次亜塩素酸水(早い話、水道水のこと)で洗浄し、湿式ラップをかけて、絆創膏や包帯で止めるのが正しい創傷治療法である。数日間放置するだけで元通りに治癒している。
https://kmcb.or.jp/archive/training/pdf/case/kango1/1902_06.pdf
なぜ、水虫や創傷治療に高価な消毒薬を使うのかといえば、それが医療側にとって儲かるからにすぎない。
水虫が10円の漂白剤治療で治ってもらっては医者や製薬業者が困るのだ。
同じ意味で、アニサキス症の治療がある。
医者は5万円以上とれる胃カメラ手術治療をしたがるが、本当は10円の正露丸で完治する。激痛があっても、10~30分で治る。
昔、遠洋航海に出る漁師たちは大量の正露丸を持参し、アニサキス症に備えた。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6136629.html
私の、「アニサキスが正露丸で治る」というブログは、数編書いたはずだが、今紹介しようと思ったら、無断削除されてしまっていた。ライブドアもアメブロも削除した。連絡はない。医療側からの圧力だと思う。
私のブログは、そのうち大半が知らないうちに消えてしまうかもしれない。
このブログも、たぶん消されるのだろう。5万円かけて手術しないと治らないと宣伝されているアニサキス症が10円で治るという真実が知られたら、アニサキス治療商売が成り立たない。
水虫が、10%次亜塩素酸ソーダで治るという真実が普及したら、水虫薬が売れないし、皮膚科医が失業してしまうのだ。
「困ったもんだ」というのは、誰が誰に対して言うセリフなのか?
中国が産業による環境汚染によって自国の飲料水資源を崩壊させていることは、すでに20年くらい前から知られている。
飲料水に紛れ込んだ、工業毒によって、中国の癌発生率は恐ろしい事態になっている。
「がんの村」があぶりだす中国の環境破壊の実態 経済成長のしわ寄せ 2013.07.07
https://news.yahoo.co.jp/articles/3716b0c092b6748e84930d9ad3187ca6c19ad311
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8C%E3%82%93%E6%9D%91
「死因の8割近くが癌」…中国 水質汚染でがん患者が多発! “癌の村”潜入ドキュメント(2007年1月放送)
https://www.youtube.com/watch?v=xx76vObn0nA&ab_channel=%E3%83%86%E3%83%AC%E6%9D%B1BIZ
金儲け一辺倒の、環境を顧みない強欲な企業経営によって、中国の水資源は、取り返しのつかないほど汚染された。
日本でも米軍基地周辺で、PFASによる地下水化学汚染が健康を脅かしているが、中国では、人口密集地帯の地下水資源も取り返しがつかないほど汚染されている。
https://water-business.jp/article/201711006/
上のリンク先で、日本では70%くらい存在している優良水資源は、たったの10%、飲用可能な水資源は、わず3割しかないことが分かる。
だから、中国の支配階級(中国共産党)にとって、水資源の確保は自分たちの健康問題に直結した喫緊の課題だった。
地球上で、降水に恵まれた地域といえば、環太平洋列島群である。インドネシア・台湾・フィリピン・日本・カムチャッカなどだ。
山岳地帯に豊富な降水がある地域が、優良な水源地だ。
中国共産党は、自国の産業倫理、排水基準を規制することよりも、外国の良質な水資源を強奪することを考え始めた。
中国共産党は、これらの国に狙いを定め、水源地を次々に買い占めている。
とりわけ日本は、外交相互主義(中国は外国人の土地買収を禁止している)によって土地買収が否定されるべきなのに、中国人に自由に土地を買わせている。これには中国とズブズブの関係にある政治家たちが、利権を求めて許容している深刻な問題だ。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6206184.html
2023.11.17「中国人」が《日本の水源地を買い漁っている》…調査データに隠れた「驚きの事実」
https://gendai.media/articles/-/119146
日本には、たくさんの親中、媚中派の政治家がいて、賄賂やハニートラップによって中国共産党に引き込まれ、便宜を図っているといわれる。
二階俊博・林芳正・岩屋毅・橋下徹・秋元司・河野太郎・鳩山由紀夫、公明党議員団、官僚にも今井直哉以下、多数の媚中派がいた。
彼らの(不作為の)手引きによって、中国人は、日本の水源地や防衛施設周辺地を、次々に買収してきた。
河野太郎は、自衛隊基地の電力を中国軍直営企業に支配させた。
https://smart-flash.jp/sociopolitics/279992/1/1/
橋下徹が日本に招き入れた「上海電力」は、中国共産党、人民解放軍フロント企業であり、不可解な再エネ賦課金が数兆円規模で中国に手渡されているという。
https://www.mag2.com/p/news/539138/2
すでに、日本の中国地方や北海道など、安価に購入できる水源地が、大規模に中国人に買い占められてしまっている。それは数県分の規模だといわれる。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6087608.html
中国人とはいっても、日本で大規模に土地を買い占められるような資産を保有しているのは、中国共産党員か協力者に限られる。
だから、日本の水源地は中国共産党の手に渡っていると考える必要がある。
(一般の中国人は、中国国内から外国に資金を持ち出すことが禁じられている)
日本の水源地を買い占めた中国人は、東京で火葬場利権を独占して、火葬料金を横浜の10倍に上げたのと同じように、水資源権利を独占し、日本人から水利用で搾取するシステムを構築しているといわれる。
日本国家が中国人に事実上支配されようとしている。
中国で「水難民」が大量発生する…中国人が「自然豊かな北海道の土地」を買い漁る現象との"不思議な一致" 8/3(日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3716b0c092b6748e84930d9ad3187ca6c19ad311
中国が深刻な水問題に直面している。評論家の白川司さんは「北海道では、過去10年にわたり水源近くの土地が中国資本によって相次いで取得されている。リスク管理の観点から無視してはいけない動きだ」という――。
■新たな世界最大級ダムを建設する理由
中国が7月にチベット自治州で世界最大級の巨大ダム建設に着手したことが、衛星画像の分析で判明したと英BBCなどが報じた。これは、中国南部・湖北省に位置する三峡ダムの建設以来、最大規模の国家的水利事業である。
全長約6300キロの長江の中流域に建設された三峡ダムは、これまでリスクの高さが指摘されてきたが、中国政府はさらに巨大なダムを建設しようとしていることに、世界中から疑問の声が上がった。
その背景には、中国が直面する深刻な水資源リスクがある。
中国の水危機については2022年9月にダイヤモンド・オンラインに寄稿した〈「中国の水問題」が危機的状況、世界的な食糧不足や移民増加の可能性も〉でも論じているが、状況は当時より悪化している。
ここでは、その背景について考えていく。
■豊かなはずの南部でも水不足のサイン
近年、中国の水問題は危機的な様相を呈している。2025年初頭の国連報告によれば、中国の淡水可採量は世界平均の4分の1以下であり、特に北部では平均の10分の1程度しかない。
さらに深刻なのは、中国では例外的に水が豊かだとされてきた長江流域までもが、干ばつに見舞われていることである。
中国の水事情は、基本的に比較的水に恵まれている南部から北部に水を回すことで成り立っている。その象徴が三峡ダムである。
世界最大規模を誇る三峡ダムは、建設以来たびたび土砂の堆積や水質悪化を引き起こしており、2020年の長江洪水では「洪水制御能力に限界がある」との批判が中国国内でも噴出した。
また、三峡ダムは地震多発地帯に建設されており、活断層の上に作られた巨大ダムである。万が一、大規模地震が起きて崩壊すれば、大都市が密集する長江下流地域に甚大な被害がもたらされ、数億人に影響が及ぶと見積もられている。
このような危険を承知のうえで三峡ダム建設が強行されたのは、慢性的な水不足に悩む北部地域への水供給が不可避だったためである。特に中国一の穀倉地帯である華北平原に水を切らさないことは、産業開発においても食糧供給においても中国の生命線と言えるほど重要である。
ところが、2025年春には長江中下流域の湖北省・湖南省・江西省で異例の水位低下が観測された。水が豊かとされる南部で水不足の兆候が表れ始めている。
■水事業はまさに「自転車操業」
中国では古くから南北の水格差が深刻な問題とされてきた。その解決策として毛沢東時代から構想された「南水北調プロジェクト」は、長江の水を北部へと運ぶ世界最大規模の水利事業である。
それでも北部の慢性的水不足は改善されておらず、中国の水事情はぎりぎりの「自転車操業」で維持されている。
中国の農業や工業の中心である華北平原では、地下水の過剰汲み上げが続いており、地盤沈下と砂漠化が止まらない。すでに北京や天津では都市用水の80%近くが地下水に依存しており、枯渇寸前との警告が何度も出ているという。
南部の水不足は、北部の農業崩壊につながる。それが政情や国際価格へ影響を与えるという負の構造がすでにできあがっている。
■「アジアの給水塔」で異変が起きている
最も注目すべきは中国において「水の塔」と称されるチベット高原の変化である。
ヒマラヤを含むチベット高原の積雪量が過去23年で最低を記録。2025年3月に中国当局が発表した調査では、国内の氷河面積が過去60年で26%も縮小し、7000を超える小規模氷河が消滅している。
これは中国だけの問題ではない。黄河や長江のほか、メコン川、インダス川などアジア諸国を潤す河川の水源が危機に瀕しており、世界人口のツートップであるインドと中国、そしてバングラデシュやタイなど多くの国を巻き込みかねない。
総人口を考えると、その影響は甚大だ。
かつて中国が推進した「西部大開発」政策では、鉄道やダムがチベット高原の生態系に深く食い込み、工場排水や宅地開発によって水質悪化も急速に進行した。氷河の融解と合わせて、水質・水量の双方で危機が進行している。
ただでさえ温暖化によって氷河が減少しているのに、開発による水質汚濁によって、さらに飲み水まで減らすという中国当局の方策は信じがたいが、成長によって人民の生活を向上させることでしか社会安定が保てない中国においては、それ以外の選択肢が考えられなかったのかもしれない。
■「世界の工場」を目指した反動
習近平指導部は近年になってやっと環境保護の方針を進め始めているが、ことチベットの水源問題については、すでに「手遅れ」の段階に達しているように見受けられる。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は2035年までにヒマラヤ氷河の大半が消失する可能性があると警告している。
もはや中国社会は水不足で崩壊しかねないほど追いつめられており、しかもインドをはじめとする近隣国まで巻き込もうとしているのである。
もう一つ見落とせないのが、1990年代から中国が「世界の工場」を目指したことの「ツケ」だ。
沿岸部のみならず、内陸部でも工業化を進めたことで、水質汚濁が広範にわたっている。中国の製造業は「中国包囲網」が叫ばれる中でも、いまだに突出している。地域によっては水資源の大半を工場に回しており、飲み水が制限されている地域も出始めているという報告もある。
■「水を貯めて使う」方式はもう限界?
さらに、電力にも水は必要である。水力発電は言うまでもなく、石炭炉も原子炉も冷却源として水を必要としている。冷却水が不足すれば電力不足が起こりうる。
中国は原発を増設することで「世界の工場」としての地位を維持してきたが、水不足によって電力不足が起これば、その地位も失墜する。その動きが急激であれば、世界の供給網に深刻な打撃を与えかねない。
三峡ダムをはじめとする巨大水利事業は、確かに一時的には水供給や発電能力を向上させたが、そのコストはあまりに大きい。
建設前から、土砂堆積によるダム機能の劣化、生態系の破壊、地域や文化財の水没と大規模移住、気候変動による運用不能などが懸念されていたが、そのすべてが現実のものとなりつつある。
特に近年は、気候の不確実性が増しており、従来の「水を貯めて使う」方式が限界に近い。気象が予測できないものになっており、貯水管理することが困難を極めており、計画された貯水量と実際の降水量との乖離がますます広がっている。
実際、近年は、三峡ダムが水害抑制にさほど貢献していない指摘されている。にもかかわらず、中国政府が新たな巨大ダムを相次いで計画・建設している現状は、あまりにも杜撰だ。持続可能性を無視した「巨大プロジェクト偏重」は将来リスクを増大させ、いつしか中国社会を根底から破壊するものにもなりかねない。
■中国資本による「北海道買収」は偶然か
中国の水危機が国内統治に与える影響も無視できない。2024年には広東・四川で水不足をめぐる小規模な抗議活動が散発的に報告され、中国のSNS上では「水貧民」「水分配の不平等」などの言葉が拡散された。
すでに中国共産党は、電力不足によって一部都市で工場の操業時間制限や計画停電を実施しており、今後の水力依存度が高まることで、この傾向はさらに強まる可能性がある。
また、中国国内の一部地域では、水を求めた移住が始まっているとの報告もある。仮にこの傾向が加速すれば、国境を越える動きも否定できない。近未来に日本や韓国などの近隣国に「水難民」が押し寄せる可能性を考えておくべきだろう。
北海道では、過去10年にわたり水源近くの土地が中国資本によって相次いで取得されたことが報告されている。たとえば、羊蹄山からの水源に近いニセコや倶知安町、平取町豊糠地区などだ。
これらの動きは、中国の水危機と無関係なのだろうか。
■日本にとって「対岸の火事」ではない
水源ではなく「観光開発目的」「別荘建設目的」などと説明もされることもあるが、その土地に水源がある、あるいは近くに水源があるのであれば、国家戦略の観点から見れば計画的な動きの可能性は否定できない。
水資源に乏しい大国が、水源のある国を囲い込もうとする事例は他国でもある。中国が「北海道の水源を確保しようとしている」という可能性を全否定することは、リスク管理の観点からも危険だ。
中国の水問題は、単なる国内インフラや地方政治の話ではない。農業・工業・エネルギーといった生産活動が「水」に依存している以上、その供給不安は必然的に食糧市場・エネルギー市場・物流サプライチェーンを通じて世界に波及する。
世界一の小麦生産国である中国が水不足で減産に追い込まれれば、世界の穀物価格は跳ね上がる。電力不足による工場停止が増えれば、部品供給の混乱からグローバルな生産網もまた不安定化する。
日本にとっても、この問題は「対岸の火事」ではない。むしろ、その最前線に立たされる可能性すらある。
■「水難民」を受け入れるか、拒否するか
こうした中国の水危機の波に対して日本はどう備えるべきだろうか。
第一に、北海道をはじめとする水源地の保全と法的保護の強化である。水源地に対する外国資本の土地取得に対して、事前審査や取得後の監視制度を導入するなど、実効性ある制度設計を構築すべきだ。
第二に、日本政府は将来的な「水難民」「経済移民」への受け入れ方針を明確化すべきだ。中国からの大量移住者を受け入れるのか、拒否するのか。その姿勢が曖昧なままでは、国内の混乱を招くだけでなく、外交的対応も後手に回る。
第三に、日本は水の重要性を再認識し、自国の水資源戦略を国家安全保障の中核に位置づけるべきである。
繰り返すが、中国の水危機は対岸の火事ではない。もし本当に起これば、日本も無事では済まない。日本側は情報収集を欠かさず、準備を怠らないようにしたい。
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引用以上
上の引用は、私の目からみると、ずいぶん穏やかで甘い。中国共産党が、どれだけ強欲で利己的な思想で、他国民を犠牲にして苦しめてきたか理解していれば、上のような甘い表現はできない。
中国人は、買い占めた日本の水源地を独占し、強欲な営利事業をするに決まっていると私は思う。それは、彼らの所行を見ていれば明らかだ。
日本の法律や、助け合い精神など、中国人には通用しない。彼らの辞書に、「みんなのために」なんて美しい言葉は存在しない。
おまけに、自民党、維新、公明、立憲まで中国人と同じ、新自由主義の利己主義思想なのだ。
だから水道料金が10倍になるなんて事態が避けられないと私は思う。
私は、10年以上前、中国人によるトロイの木馬作戦、水資源買い占めが始まったのを見て、井戸掘り屋を開業しようと考えたほどだ。
だが、みんなが一斉に井戸を掘れば、たちまち地盤が沈下するので、無理がある。
いずれにせよ、このまま中国人の暗躍を許せば、これから日本国民の生活は、まるで奴隷のような、中国の底辺大衆のような悲惨な事態になることは避けられない。阿Q正伝の世界が、日本を覆うことになる。
暴発する中華帝国、なぜ彼らは世界で「強欲化」しているのか? 2016.03.16
https://www.mag2.com/p/news/157367
恫喝外交=戦狼外交を主導してきた習近平は、今月中にも完全失脚して、共青団派の新しい指導部が誕生するとみられているが、残念ながら、その命運も先行きが乏しい。
中国共産党は、3京円の負債を抱え、絶対に返還不可能な、国家債務の放棄(踏み倒し)を行うためには、統一政府を放棄せざるをえず、従前の権力機構とは独立の新たな政府組織が必要になる。
このとき、明朝、清朝時代から続いている、古い幇組織が、表に出てきて、新しい国を作る可能性がある。幇は本質的にはヤクザ組織なので、むき出しの非合法で強欲な国が成立する可能性がある。
当然、戦争や縄張り争いで、中国は戦乱の渦に落とし込まれるに違いない。
問題は、中国共産党が開発保有してきた、表向き270発の核兵器の帰趨だ。
https://www.recna.nagasaki-u.ac.jp/recna/nuclear1/nuclear_list_bn/nuclear_list_201806/china201806?doing_wp_cron=1754192206.7504079341888427734375
共産党崩壊後、中国の地方政府、軍閥たちは核兵器をめぐって争いを繰り広げるにちがいない。また膨張主義を捨てるとも思えず、いよいよ、台湾や尖閣諸島の軍事侵攻も実行される可能性がある。
中国共産党という腐りきったタガがはじけ飛び、本当の強欲な中国、人間疎外の社会が日本の新しい支配者になってしまう可能性がある。
中国は、朝鮮半島と同じで、儒教の価値観だ。端的にいえば、序列とメンツの社会だ。彼らは、日本にも序列社会を復活させようとするだろう。
それは、底辺の人々を窮乏させ、地獄に堕とす社会だ。メンツが最優先の社会になる。
私は、日本を、かつての思いやり社会=人情社会に戻したい。儒教の序列メンツ社会にしたくない。底辺の人々を徹底的に搾取する社会など作りたくない。
老人たちが、「安楽死」を選ぶしかないような社会にしたくない。
だから、今すぐ、中国人による日本支配を止めなければならない。日本の買収を阻止しなければならない。
日本の宿泊施設や公園をひどく汚したり、奈良公園の鹿を蹴り飛ばして殺したり、火葬料金を10倍にするような連中が日本を支配することは許せない。
カモシカが人を攻撃するようになった理由も、カモシカを捕獲して食肉にしようとした外国人(中国人・ベトナム人?)のせいだと噂されている。正直、そんな連中は、まっぴらごめんで、日本社会から追い出したい。