京都でおこなわれたイトコの結婚式にいった。
会場は「東山SODOH The Garden Oriental Kyoto」というところだという。
佐久から関西は遠い。新幹線で京都まで行き、場所等を書いた招待状を忘れてしまったのでタクシーで連れて行ってもらおうとおもって駅のタクシー乗り場からタクシーに乗り、
「東山の結婚式場のソードーまでお願いします。」
というと、タクシーの運転手はそんなところは知らないと言う。
「地図とか、電話番号とかはないんですか?」
とつっけんどんで、調べる気もまったくなさそうだ。
タクシーには情報産業の役割を期待していたので、確かに情報は少ないかもしれないが最近評判の有名なところだと聞いていたので、知らないのもひどいかなと思って、ちょっと腹をたててみせ、
「それならおろしてくれ、違うタクシー乗るから。」
というと
「メーターを回してしまった後だからそれはできませんわ。
お金もかかるし、おきゃくさんかわいそうでっしゃろ。」
「自分のところの町なんだから知らないんですか。プロなんでしょう?」
「そんなこというたって京都は広いんですから。
おきゃくさんどこからいらしたんですか?」
「長野からです。」というと
「長野くらいのちっちゃい町やったらええかもしれへんけど、京都は式場いうてもいっぱいあるから全部わかれいうてもむりですわ。お寺だって1500もあるんですから。」
ったく個人の家にいってくれといっているわけではないんだから・・・。
この京都人は京都こそ都で、世界の中心だとおもって馬鹿にして。
とちょっとイライラ。
「まぁ、東山のほうに行ってみますわ。
たぶん、あそこかもしれんとおもうところはあるから。」
たぶんって何だよ?
東山っていっても広いしなんか不安だな。たよりないな、わからなかったらどうするのだろう、そこでおろされてまた違うタクシー乗れというのだろうか。
「でも地図とかで調べるとかできないんですか?」
しかし、タクシーには地図もカーナビもないらしい。
「友人に聞くとかはできんのですか?」
と押し問答。
「知ってるか聞いてから乗るべきだった。違うタクシー乗るから降ろしてほしい。」
というと
「電話番号もわからんで、どのタクシーも連れて行けませんで。
京都は春と秋がシーズンですから今の時期はシーズン前で、京都駅で一時間も並んでたんすよ。のったら、すぐに出なくてはいけないんやから、また並べいうんですか。堪忍してください。」
それを聞いて、ちょっとかわいそうになって、ケータイで先に行っている弟に場所をきく。
「タクシーに乗ればいい。」
と弟。
「・・・いや、タクシーの運転手がわからんいうてるんやって。」
ちょっと調べてもらって高台寺の前だというのを聞く。
「ほら、聞いてみたらええやないですか、いろいろ方法はありますやろ。
高台寺やったらわかりますわ。」
ったく・・・。
この運転手なんか不安だと思って、さらに、そこから先の行き方や落ち合い方を相談していると。
「わかったいうてますやろ。もう聞かんでいいです。」
となんか、怒っている。
京都人はこんなもんなのだろうか・・・。運転手のキャラか?
まぁ、そのあとは機嫌をとりながら、京都の話、タクシー業界の裏話などを聞いていると運転手も機嫌よく話してくれる。
京都にはタクシーは9000台いるだの、昔と比べて大変だの、ガソリンも高くなって一月7万くらいはかかるけど、このタクシーはプロパンガスだから3万くらいで安いだの、一月に4000kmくらい走るだの、観光の勉強会なんかもたまにはあるだの、いろいろ教えてもらったので感謝の気持ちをこめて1670円のところを
「おつりはいいですわ。」
とサービス料として30円足して、1700円支払った。
「お客さんいろいろいうてすみませんでしたな」
「いえいえ、こちらこそ勉強になりました。」
とまぁ、仲直り。
まったく無駄なエネルギーをつかってしまった。
京都に来て早々いきなり京都流の洗礼をあびるのをすごく感じた。
さて八坂神社や高台寺のある東山の高台にある結婚式場はは古い日本画家の大家の私邸を改造した屋敷と庭園を、バリやチェンマイの高級アジアンリゾートのような雰囲気で味付けしたような感じ。
庭園や建物、調度品もなかなか趣もあってよいもので、スタッフもさわやかでサービスもきびきびして対応もよかった。
「チカイマスカ?」というガイジン牧師は普段はNOVAで働いているんじゃなかろうかというくらいうさんくさかったが・・・。
どうせ、うちらはクリスチャンじゃないからいいんだろうけど。
さて学生時代から10年越しの山あり谷ありの付き合いの末の結婚、子供のころからの写真のスライドショーなどもあり感動的ないい結婚式だった。
イタリア風の料理もおいしく、久しぶりの家族や、大学卒業以来あった友人とも語らい満足。
さて、帰りのタクシーは車椅子の祖母も同乗してホテルまで行ったのだが、そのタクシーの運転手は、
「車椅子でもどんどんタクシーつこてください。
いまは、車椅子やからってでられんことないですから、みんな講習受けてますしヘルパーの免許ももってますし。」
といい感じ。
ソードーは、竹内栖鳳という画家の私邸だっただの、その画家は○○派の画家だの、最近人気がある式場で、あの式場の聖歌の人は○○教会の人がやっているから本格的だの、最近は結婚式で大安とか仏滅とかあまり気にする人もいなくて、週末は予約が一杯で1日に8組やるとスタッフはヘトヘトだの、とサービス精神旺盛でいろいろおしえてくれました。
・・・タクシーは未来のある産業ですね。
大事にしましょう。
会場は「東山SODOH The Garden Oriental Kyoto」というところだという。
佐久から関西は遠い。新幹線で京都まで行き、場所等を書いた招待状を忘れてしまったのでタクシーで連れて行ってもらおうとおもって駅のタクシー乗り場からタクシーに乗り、
「東山の結婚式場のソードーまでお願いします。」
というと、タクシーの運転手はそんなところは知らないと言う。
「地図とか、電話番号とかはないんですか?」
とつっけんどんで、調べる気もまったくなさそうだ。
タクシーには情報産業の役割を期待していたので、確かに情報は少ないかもしれないが最近評判の有名なところだと聞いていたので、知らないのもひどいかなと思って、ちょっと腹をたててみせ、
「それならおろしてくれ、違うタクシー乗るから。」
というと
「メーターを回してしまった後だからそれはできませんわ。
お金もかかるし、おきゃくさんかわいそうでっしゃろ。」
「自分のところの町なんだから知らないんですか。プロなんでしょう?」
「そんなこというたって京都は広いんですから。
おきゃくさんどこからいらしたんですか?」
「長野からです。」というと
「長野くらいのちっちゃい町やったらええかもしれへんけど、京都は式場いうてもいっぱいあるから全部わかれいうてもむりですわ。お寺だって1500もあるんですから。」
ったく個人の家にいってくれといっているわけではないんだから・・・。
この京都人は京都こそ都で、世界の中心だとおもって馬鹿にして。
とちょっとイライラ。
「まぁ、東山のほうに行ってみますわ。
たぶん、あそこかもしれんとおもうところはあるから。」
たぶんって何だよ?
東山っていっても広いしなんか不安だな。たよりないな、わからなかったらどうするのだろう、そこでおろされてまた違うタクシー乗れというのだろうか。
「でも地図とかで調べるとかできないんですか?」
しかし、タクシーには地図もカーナビもないらしい。
「友人に聞くとかはできんのですか?」
と押し問答。
「知ってるか聞いてから乗るべきだった。違うタクシー乗るから降ろしてほしい。」
というと
「電話番号もわからんで、どのタクシーも連れて行けませんで。
京都は春と秋がシーズンですから今の時期はシーズン前で、京都駅で一時間も並んでたんすよ。のったら、すぐに出なくてはいけないんやから、また並べいうんですか。堪忍してください。」
それを聞いて、ちょっとかわいそうになって、ケータイで先に行っている弟に場所をきく。
「タクシーに乗ればいい。」
と弟。
「・・・いや、タクシーの運転手がわからんいうてるんやって。」
ちょっと調べてもらって高台寺の前だというのを聞く。
「ほら、聞いてみたらええやないですか、いろいろ方法はありますやろ。
高台寺やったらわかりますわ。」
ったく・・・。
この運転手なんか不安だと思って、さらに、そこから先の行き方や落ち合い方を相談していると。
「わかったいうてますやろ。もう聞かんでいいです。」
となんか、怒っている。
京都人はこんなもんなのだろうか・・・。運転手のキャラか?
まぁ、そのあとは機嫌をとりながら、京都の話、タクシー業界の裏話などを聞いていると運転手も機嫌よく話してくれる。
京都にはタクシーは9000台いるだの、昔と比べて大変だの、ガソリンも高くなって一月7万くらいはかかるけど、このタクシーはプロパンガスだから3万くらいで安いだの、一月に4000kmくらい走るだの、観光の勉強会なんかもたまにはあるだの、いろいろ教えてもらったので感謝の気持ちをこめて1670円のところを
「おつりはいいですわ。」
とサービス料として30円足して、1700円支払った。
「お客さんいろいろいうてすみませんでしたな」
「いえいえ、こちらこそ勉強になりました。」
とまぁ、仲直り。
まったく無駄なエネルギーをつかってしまった。
京都に来て早々いきなり京都流の洗礼をあびるのをすごく感じた。
さて八坂神社や高台寺のある東山の高台にある結婚式場はは古い日本画家の大家の私邸を改造した屋敷と庭園を、バリやチェンマイの高級アジアンリゾートのような雰囲気で味付けしたような感じ。
庭園や建物、調度品もなかなか趣もあってよいもので、スタッフもさわやかでサービスもきびきびして対応もよかった。
「チカイマスカ?」というガイジン牧師は普段はNOVAで働いているんじゃなかろうかというくらいうさんくさかったが・・・。
どうせ、うちらはクリスチャンじゃないからいいんだろうけど。
さて学生時代から10年越しの山あり谷ありの付き合いの末の結婚、子供のころからの写真のスライドショーなどもあり感動的ないい結婚式だった。
イタリア風の料理もおいしく、久しぶりの家族や、大学卒業以来あった友人とも語らい満足。
さて、帰りのタクシーは車椅子の祖母も同乗してホテルまで行ったのだが、そのタクシーの運転手は、
「車椅子でもどんどんタクシーつこてください。
いまは、車椅子やからってでられんことないですから、みんな講習受けてますしヘルパーの免許ももってますし。」
といい感じ。
ソードーは、竹内栖鳳という画家の私邸だっただの、その画家は○○派の画家だの、最近人気がある式場で、あの式場の聖歌の人は○○教会の人がやっているから本格的だの、最近は結婚式で大安とか仏滅とかあまり気にする人もいなくて、週末は予約が一杯で1日に8組やるとスタッフはヘトヘトだの、とサービス精神旺盛でいろいろおしえてくれました。
・・・タクシーは未来のある産業ですね。
大事にしましょう。
でも、誠意は伝わりました
私も、こういう経験が東京・海外であります。
「場所が分からないなら、降りて下さい」とまで
言われました。
人によって対応は様々で、人間相手の商売であれば、その人のpersonalityが自然と
出てしまうのではないか、と思います。
話は変わりますが、結婚式場とても素敵な所の
ようですね。
車の維持費や駐車場代、運転のコスト(事故のリスク、疲れ、迷うこと)、情報量などを考えると料金も決して高くはありません。
ただし農村部など過疎地では時間的には短いのに料金はぐんぐん上がります。
運転しない証明書(免許証の逆、IDカードとしての利用価値のみ。)を作って、それをもっている人にはタクシーなどの公共交通機関が割引になるようにしたらどうでしょうか?
交通弱者への有効な対策のひとつになりそうな気がしますがどうでしょう。
運転しない証明書を発行するのは簡単そうですが、運転しない事を証明するのが難しいから駄目じゃないですか?証明された時に運転したくなっちゃったらどうするんでしょう?タクシーに乗るたびに照会するのも手間だし、なくした時はもっと手間。
やっぱり、バスですよ~。
ちなみに、個人タクシーで屋根に三ツ星があるタクシーははずれなしですよ本当です。
運転をあきらめた高齢者や障がい者には恩恵になると思う。となると国民全員がどちらかのカードを持つことになり、国民総背番号につながりそうなのは注意ですが。
バスは中で本を読んでいたら酔うからなぁ。
個人的には市電やLRTなどに一票。あと、そんなに込まないローカル線には自転車が持ち込めるようになるといいなぁ。と思います。トレンクルみたいな小さな自転車すごくほしい。
やっぱり線路があると行き先もわかりやすいし、エネルギー効率もいいから。鋼の強さで結ばれていると安心感が違います。
バスと電車のあいのこみたいなものとしては名古屋のガイドウェイバスや北海道で開発中のデュアルモードビークルなんてのもあるようですよ。
免許証を持たない人に発行しても、持つ予定の人がたくさんいるから、変更手続きだけで大変じゃないですか~~。18歳くらいでほとんどの人が免許持つじゃないですか~。手続きをする機関を作って、割引分を公共でまかなったらコストUPしちゃいますよ~。
やっぱり、誰でも乗れるママチャリをレンタルサイクリングみたいに、駅に設置すればOK!!しかも簡単ナビ付き
ど~だ~。参ったか~?
失礼しました。
運転できないととたんに不便な状態になることを解消する方策のひとつにはなるかなと思います。
もともと公共交通機関を利用しなかった人が利用するようになるのですから割引しても過疎地の公共交通機関では空気を運ぶよりはマシかと思います。
自転車で移動するには相応の運動能力が必要ですし、自分のいるところはママチャリでの移動はちょっと厳しい広いエリアなので。
コンパクトに市街地、都市機能が集まっている町ならよいのでしょうが・・・。
運転をあきらめなければいけない人もいるんですね。
いろんな方のいろんな状況を考え対応しなければいけないのですね。わかっているつもりではいたのですが、つもりでした。すいません。もっと、勉強します。