リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 

2006年08月24日 | Weblog
病院の寮の外では虫の音が響いています。

日も短くなり、トンボも飛び始めました。
お盆を過ぎても暑い日が続きますが、朝晩は涼しく外は秋の風です。

蛙の声、虫の音や水の音、遠くを走る小海線の音などを聞いていると心が休まります。農村は音風景の宝庫です。

病院のモニター機器の発する電子音(便利なものですが)を聞いていると気が狂いそうになります。
PHS電話のピロリロという音も心臓にわるいです。
「ICU症候群」といってICUにいるだけでせん妄が出現したり、精神的に不安定になってしまったりする人がいます。
ストレス状態がつづくと免疫力も低下します。

よいアメニティがよい治療成績を生むことは科学的にも証明されているのですから、病院にもっと自然の癒しの力を取り入れられたらと思います。

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