リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

町のお祭り

2006年08月13日 | Weblog
 昨日は病院のある町の祭りに、病院からも御輿をだすというので担ぎに行った。合計9基の御輿(+子供御輿)がでたようだが、地域最大の事業体である病院からは青年部等の若手、新人を中心に100人以上が参加した。町の祭りの準備、先週から御輿作りなどで準備にかかわった方、お疲れ様でした、ありがとうございました。盆踊りもいいが御輿もいいものだ。祭りは舞台で、浴衣や足袋などは装置、水をかけるのも演出だ。観察していると御輿を担ぐにも周りに気を使う人、指揮をとるひとなどそれぞれに役割がある。こういった祭りを運営し、実行するのも大変なものだ。

 夕方に病院を出発してエールをあげながら、ビールやつまみを満載したリアカーも一緒に移動して飲んだり、氷をかけながら、夕暮れとともに町内を一周。青年部や応援団のリーダー、年配の職員がすごくかっこよく見えた。祭りの力もかりてカップルもたくさんうまれたかな?

   御輿にも初めて乗せてもらった。ただ医師、研修医の姿が少なかったのは残念。実にもったいないことだ。 「若月先生は、男芸者として先頭に立って、こういう場でも地域に出て行ったんだよ。昨今の、研修医がクリスマス会で職員や地域の人の前で踊ったりすることの意義についての議論があがること自体が悲しい。」という声も聞いた。自分の発信しているものについて、いろんな人の評価を聞けたのもよかった。院長に「はやく再構築しましょう。」といってみた。「おまえはあせりすぎじゃ。でもがんばれ」とも言われた。

  ICUのファンキーな師長から人手が足りないから手伝ってと、別の地区の御輿の応援にもひっぱられた。同級生だとか、知り合いだとか、近所のおばちゃんだとか、患者だとか、職員の多くは、ここで生まれ育ってずっと生きている人なんだなぁということを改めて認識した。 びしょぬれになってかえって病院の患者用の風呂に入ってから、宴会。  隣の市と合併してから、予算が縮小されたせいか、個人や企業からスポンサーをつのり「孫の誕生を祝って」とか「○○時計店提供」みたいに1発ずつあげていた、ささやかな花火大会がなくなったのは残念。病院からも花火はよく見え、楽しみにしてた患者さんも多いのに(病院から苦情が出たこともあったようだが)、中止はどのようなプロセスを経て決まったのだろうか?

 これからお盆の行事が伝統の残るこのあたりではいろいろあるらしい。しかし、お盆も救急対応のみにして病院は休日対応にしないのは何故?たまには帰省もしたい。しかし早くから上手にマネジメントしないと入院患者や、救急外来や、各種拘束でぶった切られそうだけど。

 最近またちょっと、精神的、肉体的に行き詰まり気味。ADHD傾向(またはPDD傾向)⇒適応障害⇒二次的抑うつ、あるいは躁の傾向のある自分の性格(ここまで分析できたのでだいぶすっきりしました。)なので、去年のようにパニック発作になる前に、バカンスとまでは言わないが、仕事を整理し、休みをとって、仕事から離れて、将来のことをじっくり考えたいものです。そういう状況をつくっていかなくちゃ。(自分と環境をうまくコントロールするのは難しいものです。もう少し。)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿