リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

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ペット介護士、野菜栽培士

2009年12月07日 | Weblog
2級菌類栽培士のPです。

医療福祉業界、特に最近ブームの認知症関連では

・認知症ケア専門士
・認知症ケア指導士
・認定専門介護福祉士
・認知症予防ファシリテーター
・認知症ライフパートナー
・認知症専門医
・認知症サポート医
・認知症専門看護士
・認知症サポーター
・認知症支援ボランティア

などいろんな団体が認定する注目すべき新資格が大増殖中。
いいかげんにせいという気がしなくもないですが・・。

そんなご時世、新聞広告にも通信教育でとれる2つの注目資格が掲載されていました。



それにしても良くこんなのを思いつくなぁ。
「ペット介護士」ってなんかカッコいいけど飼い主のことかナ?

綱吉の時代なら必要だったかもしれんが・・・。

ペット飼うのは大変だし、虐待なんかもあるかもしれないし、看取りもやらなきゃいけないし。
だれでもできるこっちゃーないけどね。

しかしペット介護士ではトリマーとかならともかく名刺に入れるとしてもネタにしかならない。

まずは「猫の手帖(休刊)」とか犬の雑誌とかを定期購読しろと言いたい。

いや、それより、まず人を介護してあげてください。
マジ困っています。

そしてもっとトホホなのが「野菜栽培士」。
野菜ソムリエはまぁ許せるにしても・・・。

「野菜栽培士」
なんかかわいい感じ。「野菜の戦士」みたいな・・・。

「カイワレ大根からはじめて、ハツカダイコン、そしていよいよプランターで栽培をはじめてみようとおもうんだけど、やっぱり野菜栽培士資格って必要?」

なんて会話してんのか。
おめでてーな。

それなら農家の基本の家の光を毎月とれ!といいたい。

そもそもこれらの資格を持つ人は全国に何人くらいいるんだ?

資格商法(士(サムライ)商法)のつもりなのかもしれないが、ネタを提供しているだけかも。
こんなトホホな資格が出回るとは「新資格作成士」が暗躍しているとしか思えない。

負けずに一人ブレストでいくつか考えてみました。

「慰士」・・・ありがたい存在。だれでもなれる。
「ビンゴ士」・・・宴会やイベントでの必須資格。ハードルは高い。
「臨床倫理士」・・・医療業界では今後注目の資格。4分割法を駆使。
「隠語療法士」・・・とても世間では使えない言葉を駆使して治療を行うプロ。
「便利士」・・・いわゆるプロのパシリ。誇れる資格。
「認定鍋奉行」/「公認鍋奉行」・・・2つの団体が資格で争っている。
「車庫入れスペシャリスト」・・・きわどい縦列駐車などに。持っているとモテる。

・・・野菜栽培士、ちょっと名乗ってみたい。 (※名称独占ではないので誰でも名乗れます。)