リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

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未来への時間

2006年10月05日 | Weblog
若月先生の映像を見てOBの話を聞く会に初めて顔を出した。

若月先生に怒られた話などで盛り上がっていた。
OBのほうが元気だ。やりたいことを自由にやっている。

現場の疲れきった空気を何とかしなければいけないのに若い人はほとんどいない。仕事や家庭、日常でがいそがしくそういったところにまで顔を出す余裕がないのだろう。
離職も問題となっている。
あちこちから「やめたい。」という言葉が聞こえる。

地域住民による地域の病院だから、理不尽に耐えながらそれでも続けていかなければならない。

Googleは、社員に、自分の20%の時間を自由に使って新しいことをさせている。
そのように未来への時間(休みでもよい)を意図的に確保しなければ日常業務だけで終わってしまう。

若月先生を偲ぶ会も開かれる記念事業にも結構は予算をかけているようだ。
葬式には金をかける日本人そのままだ。
未来へのヒントが見つかるといいのだが。

現場のモチベーションを上げるちょっとしたこと(病棟に訓練用の折りたたみ式のプラットフォームや平行棒をおく)も申請書を出してヒアリングを経て上に上げて・・・・。とえらい手続きだというのに。
そして買ってもらえるとしても何ヶ月も先だ。

ほんとは、スピードが勝負で新しいことを始めるのだがら、予算を決めてある程度自由に使えるプロジェクト型でやりたいものだ・・・・。

「予算と人事」はおれが決めると誰にも任せずワンマンでやってきた先人の構造そのままで、結局民主的な組織への変革もできなかったようだが、また今再び変革をもとめられている時代だ。

いまほど強いリーダーシップがもとめられている時代はない。