みやしたの気まぐれblog

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2020/10/24-25 関東地方私鉄巡り 後編

2020-12-31 00:03:31 | 乗り鉄
2020年も本日で最後となりました。記事の方は、前回からの続きとなります。

10/25の朝に前橋駅を出て、中央前橋駅から上毛電鉄に乗って西桐生へ。西桐生から桐生駅まで歩いて、両毛線、水戸線、真岡鐵道と乗り継いで、真岡駅へやってきました。
真岡駅併設の「SLキューロク館」で静態展示の様子を掲載しましたが、ここには動態のものもあります。9600形49671を本来の蒸気機関ではなく、圧縮空気で動かせるようにしたものです。滅多に動きませんが、隣のD51 146も圧縮空気で動かせます。

そもそもSLというのは、石炭と水で蒸気を作って走るということは知っていても、どこで動力にしているのか、多くの一般人は知らないのではないかと思います。
実際には蒸気機関車の前側下にある、動輪に繋がるロッドの先、箱の部分にピストンとシリンダーがあり、石炭を燃やして作った蒸気を蒸気だめからここへ流し込み、蒸気の圧力でピストンを往復させて走るわけです。この辺りは、東武鉄道のサイトがわかりやすくて詳しいです。SLのしくみ(東武鉄道)
ということは、ピストンを動かす圧力さえあれば、何も蒸気でなくても良いわけで、圧縮空気を使って動かすことができるのです。ただし、この場合法律上の本線走行はできません。一方で火を使わないので、運転室にも気軽に入れますし、動かすのに運転士の資格も入りません。なので、49671の運転台には1000円で入れるのだそうです(車掌車は300円)。


稼働直前の49671。煙が出ているかのようですが、こちらは演出用の水蒸気です



外に出た49671



デモ走行として、いったん車庫内に戻ります



再度出てきて、ヨ8000形ヨ8593と連結します




ヨ8593を牽引してバック運転。その後、元の位置に戻ります。2往復だったかな?

こうして、49671の動くところを見た後、下館へ戻って再び水戸線に乗り、次の目的地であるひたちなか海浜鉄道の金上に向かいました。


モオカ14形に乗車


勝田に着くと、側線には国鉄特急色になったE653系1000番台がいました




ひたちなか海浜鉄道に乗り換え。待っていたのは、茨城交通時代の末期に導入されたキハ3710形の3710-02。変な模様ですが、コマツ茨城工場の竣工10周年記念事業のラッピング車です。よく見ると、側面の至る所に、子供の落書きのようなものがあり、どうもコマツ茨城工場フェアにて描かれたぬり絵やイラストを広告ラッピングに反映させたのだそうです(片面のみ)


金上駅で下車




金上駅の駅待合室と駅の全景、駅名標。この駅は、ひたちなか海浜鉄道となってから、行き違い可能な駅に改良されたという珍しい駅です


元JR東海のキハ11形がやってきまして、これに乗車して戻ります

勝田に戻ったら、最終目的地へ向かいます。かんとうみんてつモバイルスタンプラリーは、ここまでで全41駅中40駅が完了。最後の駅は、関東鉄道竜ヶ崎線の竜ヶ崎駅でした。
例年関東鉄道は常総線のどこかの駅(だいたいが水海道〜下館のどこか)であることが多かったのですが、今回は珍しく竜ヶ崎でした。
関東鉄道竜ヶ崎線は、過去に日本全国全線乗車の一環で乗ったこと1回のみで、約15年ぶりの乗車でした。


JR龍ヶ崎市駅を降りて、関東鉄道佐貫駅へ向かう通路


改札に来たが、しばらく列車がないので、いったん移動


南側ロータリーの出入口。あまり駅の出入り口に見えない


元々は、JRも関東鉄道も佐貫駅だったのだが、龍ヶ崎市の要請でJRだけ龍ヶ崎市駅になった。しかし、関東鉄道の方は佐貫を維持。だって、そうしないと列車がどっち(竜ヶ崎駅、龍ヶ崎市駅)に行くのか分からなくなりそうですしねえ・・・


やってきたキハ2000形に乗車します


車内を見上げると、つり革がコロッケ。龍ヶ崎市がアピールしている竜ヶ崎コロッケですね(もちろん、プラスチックなので食べられませんが)


竜ヶ崎駅に到着。これでかんとうみんてつモバイルスタンプラリーを全駅クリアしました



竜ヶ崎駅の外観と駅舎内


ホームから車庫が覗けます。もうあたり真っ暗ですので、無理やり感度を上げて撮影しました


あとは帰るだけ

この後は、佐貫駅/龍ヶ崎市駅に戻り、常磐線に乗り換えて帰りました。
毎年、色々まわって時間もお金もかかるスタンプラリーですけど、色々な地方私鉄を回るのは楽しいので、来年もまたあるなら、参加したいと思います。
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2 コメント

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動く事が大事 (通りすがり)
2020-12-31 12:18:21
こんにちは。

>SL
阪急もイベントで同じ手法を取ってますね。本線に出なければッてことで広い構内を使っての体験乗車。SLは若桜鉄道も似たようなことしてますね。真岡ももう少しレール伸ばせないかなぁと思ったりしました。ちょっと短過ぎな印象を持っていたので。

>E653系1000番台
パッと見で似た様な形のせいか国鉄色が違和感ない、と言うかこれで良いんじゃないかと思ってしまいます。

>竜ヶ崎駅
ちょっと郊外へ出ると、こうもタイムスリップ感を体験できますよね。地元のコロッケを冷凍して売れば、このご時世売れるんじゃないでしょうか。
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RE: 動く事が大事 (みやした)
2020-12-31 23:02:32
こんばんは。

SLの圧縮空気による運転はけっこう色々ありますね。先行していたのは若桜鉄道、有田川鉄道記念館(こちらはえちごトキめき鉄道へレンタル)、明知鉄道ですかね。真岡鉄道はレールはこれ以上延ばすのは無理ですね。この先に消防団の建物があるので。

竜ヶ崎コロッケの冷凍は通販ではあまり見かけないですけど、ふるさと納税ではありました。まあ、コロッケの冷凍品は世の中にたくさんあるので、差別化はなかなか難しいでしょうけど。
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