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千葉自整商がコンバージョンEV講習会を開催(前編)!

2011年02月07日 | 業界動向

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、千葉県自動車整備商工組合主催「コンバージョンEV講習会」の前編、です。

先週4日の金曜日、千葉県自動車整備商工組合主催の「コンバージョンEV講習会」が
開催された。講師は、千葉県自動車大学校の廣瀬先生だ。

熱心に講義する廣瀬先生

この講習会は10名限定で募集をしたところ、何と40名もの応募があったそうだ。
HVやEVの販売が目に見えて多くなってきたことや、今後の整備工場の事業の
可能性などについての関心の高さがうかがえる。

講習会は、午前中が座学で、
 ・事業展開の可能性
 ・EV改造に必要なパーツ関係と選択のポイント
 ・改造申請・登録の必要書類と手続き
の3部構成を進められた。

私は、整備工場単独で行うには、「EV改造」のコンバージョンビジネスがもっとも相応しいのではないかと考える。
地域起こしなどを視野に入れれば、「EV車製造メーカー」の可能性もある。ある意味、EVの単純さなどから
米国のステラのようにベンチャービジネスとしての可能性も大いにありうるものと思う。

必要なパーツは、「モーター」「コントローラー」「バッテリー」の御三家と、車体への取り付けなどに必要な
マウント、アダプタ、スペーサなどがある。

モーターは、現在は安価で性能が安定している「直流モーター」が一般的に使われている。
今後は回生モーターに切り替わっていくのではないだろうか。

バッテリーは、価格のことを考慮すると「鉛バッテリー」に落ち着く。
価格よりも航続距離を優先する場合は、リチュームイオンバッテリーを選ぶことになるが、
今は高額のために、改造には不向きではないだろうか。

2リッタークラスの場合は12Vのパナソニック製で一個26,000円程度が10個必要になる。
軽自動車で8個。
その他保安基準に沿った改造等への配慮が必要である。

講座の最後は、改造申請に関する必要書類、申請書の書き方、提出添付書類の種類と書き方など具体的
な講義があり、参加者は熱心にメモを取っていた。
その後、EVに改造された「シルビア」と、「i-MiEV」に試乗し午前中の講義を終えた。

午後は、用意されたカローラの改造の実務につては、明日の後編で報告する。


株式会社ティオ
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