おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、千葉県自動車整備商工組合主催「コンバージョンEV講習会」の前編、です。
先週4日の金曜日、千葉県自動車整備商工組合主催の「コンバージョンEV講習会」が
開催された。講師は、千葉県自動車大学校の廣瀬先生だ。
この講習会は10名限定で募集をしたところ、何と40名もの応募があったそうだ。
HVやEVの販売が目に見えて多くなってきたことや、今後の整備工場の事業の
可能性などについての関心の高さがうかがえる。
講習会は、午前中が座学で、
・事業展開の可能性
・EV改造に必要なパーツ関係と選択のポイント
・改造申請・登録の必要書類と手続き
の3部構成を進められた。
私は、整備工場単独で行うには、「EV改造」のコンバージョンビジネスがもっとも相応しいのではないかと考える。
地域起こしなどを視野に入れれば、「EV車製造メーカー」の可能性もある。ある意味、EVの単純さなどから
米国のステラのようにベンチャービジネスとしての可能性も大いにありうるものと思う。
必要なパーツは、「モーター」「コントローラー」「バッテリー」の御三家と、車体への取り付けなどに必要な
マウント、アダプタ、スペーサなどがある。
モーターは、現在は安価で性能が安定している「直流モーター」が一般的に使われている。
今後は回生モーターに切り替わっていくのではないだろうか。
バッテリーは、価格のことを考慮すると「鉛バッテリー」に落ち着く。
価格よりも航続距離を優先する場合は、リチュームイオンバッテリーを選ぶことになるが、
今は高額のために、改造には不向きではないだろうか。
2リッタークラスの場合は12Vのパナソニック製で一個26,000円程度が10個必要になる。
軽自動車で8個。
その他保安基準に沿った改造等への配慮が必要である。
講座の最後は、改造申請に関する必要書類、申請書の書き方、提出添付書類の種類と書き方など具体的
な講義があり、参加者は熱心にメモを取っていた。
その後、EVに改造された「シルビア」と、「i-MiEV」に試乗し午前中の講義を終えた。
午後は、用意されたカローラの改造の実務につては、明日の後編で報告する。
株式会社ティオ
お問い合わせ
最新の画像[もっと見る]
- H24年度整備白書の詳細ー5.意外と少ないディーラーのECU診断有料化率! 12年前
- H24年度整備白書の詳細ー4.工場新規の伸びが鈍化傾向! 12年前
- H24年度整備白書の詳細ー3.整備要員の獲得が困難に! 12年前
- H24年度整備白書の詳細ー2.ディーラーの点検カバー率が初の90%台に! 12年前
- H24年度整備白書の詳細ー1.整備売上減少は、台数減少の影響が大! 12年前
- 指定整備コンプライアンスー2.小さなミスを軽視しない 12年前
- 指定整備コンプライアンスー1.情報を共有する 12年前
- 営業活動の5S-5.顧客情報を「躾」る 12年前
- 営業活動の5S-4.顧客情報を「清潔」にする 12年前
- 営業活動の5S-2.顧客情報を「整頓」する 12年前
「業界動向」カテゴリの最新記事
- H24年度整備白書の詳細ー5.意外と少ないディーラーのECU診断有料化率!
- H24年度整備白書の詳細ー4.工場新規の伸びが鈍化傾向!
- H24年度整備白書の詳細ー3.整備要員の獲得が困難に!
- H24年度整備白書の詳細ー2.ディーラーの点検カバー率が初の90%台に!
- H24年度整備白書の詳細ー1.整備売上減少は、台数減少の影響が大!
- 速報:平成24年度 自動車分解整備業実態調査結果の概要-5.改めて「地域密着経...
- 速報:平成24年度 自動車分解整備業実態調査結果の概要-4.兼業を除く他の業態...
- 速報:平成24年度 自動車分解整備業実態調査結果の概要-3.推定労働分配率は6...
- 速報:平成24年度 自動車分解整備業実態調査結果の概要-2.その他整備が二桁の...
- 速報:平成24年度 自動車分解整備業実態調査結果の概要-1.3年ぶりにマイナス...
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます