途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

武甲山(表参道~持山寺跡コース)

2016-03-01 | 奥武蔵
2016年3月1日

通算訪問数が二桁に近づいている武甲山はブログ開設後でも4度目の訪問となります。
昨年8月に表参道ピストン山行をして以降、浦山口側からの橋立コースや大持山、小持山縦走路は歩いていたものの、やはり最も武甲山らしいと思っている表参道を歩きたくなりました。
そこで、以前から気になっていた持山寺跡コースを下山ルートに選択しての軽めの山行で登頂しました。

9:20 一の鳥居
9:40 不動滝
10:00 大杉の広場 10:05
10:30 武甲山 11:00
11:15 シラジクボ
12:00 一の鳥居
所要時間:2時間40分

■天候:晴のち曇

■コース状況
一の鳥居~武甲山
序盤はコンクリートの急坂歩きとなり、この舗装路が体力を要する区間です。
山頂までは丁目石が設置されていることから大まかな現在地を知ることができます。

武甲山~持山寺跡
武甲山から小持、大持山方面に向けてシラジクボまで急坂を下ります。
持山寺跡コースは登山道がやや狭く、あまり変化のない杉林地帯です。

全体的に危険箇所はないと思われます。


西高東低の冬型の気圧配置、快晴の空模様、自宅から武甲山がくっきり見えていることを確認し、9時前とやや遅い時間に自宅を出発します。
要塞基地を車で通過します。
20分程で一の鳥居駐車場に到着。
オフシーズンの平日にも拘わらず既に10台程は駐車されていました。


本日は山頂まで昨年8月以来の表参道で登り、持山寺跡コースで下山します。
花粉症の薬の服用を忘れてしまいましたのでピーク時間が訪れる前に速やかに下山しなければなりません。
因みに花粉の影響が後半に起こる事件に大きく関わってくることになります。
マス、イワナの養殖場を通過していきます。


まだ身体が温まっていない序盤から傾斜のきつい舗装路を登ります。
途中下山時に出てくることになるであろう持山寺跡コースとの分岐である橋を確認します。


十八丁目にある不動滝。
今年もシーズンが始まったら水歩荷も兼ねての再訪を検討しています。


武甲御嶽神社の石碑が置かれている二十丁目石を通過。
その先二十二丁目石に辿り着き、二十二という数字を見ると果てしなくどうでもいいけど大魔神佐々木主浩氏が脳裏に浮かんできてしまいます。
引退試合で清原和博氏に投げたフォークは忘れないだろう。


暫く表参道らしい杉林の樹林帯を九十九折れに登っていくと、標高1000m地点の大杉の広場。


積雪量が増えてきたが、まだ薄らでアイゼンの心配は要りません。
樹林帯をひたすら登り込むと山頂広場が見えてきました。


冬季閉鎖中の山頂トイレを通過して、昨年末の奥武蔵主脈縦走では明け方に訪れた御嶽神社で参拝します。


そして、本年初の武甲山(1304m)に到着。
すぐさま赤いポールが立つ最高地点に移動します。


すると、天候に恵まれて秩父市街地を中心とした大展望を望めます。
眼下には作業中の重機が確認できます。


第二展望台方面に進むと、なんと雨氷を見ることができました。


せっかくなので鐘を鳴らします。
静かについたつもりでしたが、大きな音が鳴り響いてしまいます。


山頂を後にして、武甲山の肩から一旦シラジクボに下ります。
下っていくと、小持山、大持山方面を視界に捉えます。


シラジクボに来ました。
本日は定番の小持山、大持山方面には縦走しません。
地味な持山寺跡経由で下ります。
ここで男性ハイカーさんを追い抜きます。


尿意を我慢していたので人気のない静かな持山寺跡コースに入り、谷側へと放水体制に入ります。
3割程放水後、先程シラジクボで抜き去ったハイカーさんが追ってきます。
小持山、大持山周回コースだろうと考えていたが、この方も持山寺跡コースでの下山でした。
放水を一時中断したまま、後続ハイカーさんと距離を取るためスピードを上げて下っていきますが、後続ハイカーさんが登りとは一転物凄いスピードで下ってきます。
姿が見えなくなったら小分けして放水します。
その間樹林帯で花粉の影響をもろに受けてくしゃみしそうになります。
ここでくしゃみしたら噴射してしまうだろうと考え、必死でこらえます。


ここで持山寺跡を巻いてしまったことに気付きます。
持山寺跡に向けて登り返すか考えているうちに、あっという間に抜き去られます。
その後残っていた約3割を放水して、持山寺跡に向かうことを決断します。
(こんな汚いレコで申し訳ありません。)
途中ザックをデポして登ると、地味ながら持山寺跡だろうかと思った場所に着きます。
しかし、下山後確認するとどうやらここではありませんでした。


再度下って、最後に橋を渡り舗装路に合流します。
あとは急な舗装路を下ります。


そして、12時駐車場に帰着です。
本日は温泉には立ち寄らずそのまま自宅に帰りました。


■その他
山頂では予想通りの大展望の他、予想外の雨氷も見ることができて、大変満足しています。
しかしながら、後半で待っていた事件は、ある意味昨年末の奥武蔵最強ルートや先日の厳冬期蛭ヶ岳ピストン等と比べても遜色ない試練だったと感じています。

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