途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

根子岳~四阿山

2015-08-24 | 浅間・四阿方面
2015年8月24日

猛暑続きだった先月から8月はせっかくなので避暑地に行きたいという思いがあり、以前から興味のあった周回できる四阿山に秩父から上信越自動車道を利用して3時間かけて行くことに決めました。
菅平は本当に子供の頃にスキーに行ったことがあったのですが、当時は山に全く興味がなかったので根子岳や四阿山は当然全く知りませんでした。
まさか大人になってこういう形で菅平の地に訪れることになるとは思いませんでした。
車は菅平牧場駐車場に駐車させて頂きました。
駐車料ではなく、入山料として¥200かかります。

8:30 菅平牧場駐車場
10:00 根子岳 10:10
10:25 小根子岳
10:40 根子岳
12:00 四阿山・根子岳分岐
12:20 四阿山 12:55
13:05 四阿山・根子岳分岐
13:40 中四阿 13:45
14:10 小四阿 14:15
15:30 菅平牧場駐車場
所要時間7時間0分

■天候:曇のち晴

■コース状況
菅平牧場駐車場~根子岳
根子岳登山口に登山ポストが設置されています。
牧場の柵沿いに脇道を登ると30分前後で東屋のある広いスペースに出ます。
その後は笹やダケカンバの道が続きますが、整備が行き届いていて歩くスペースは笹が邪魔になるようなことはないです。
花の百名山らしく花を見ながらゆっくり傾斜を上げていくことになります。
一本道で距離を示す道標も設置されています。

根子岳~小根子岳
笹藪に苦しんだ後、一旦大きく下ります。
避難小屋との分岐を右に折れれば小根子岳です。

根子岳~四阿山
屏風岩を過ぎてからの登りが今コース一番の難所です。
笹藪に苦しみ、樹林帯に入るとロープも出てくるなかなかの急坂を登ることになります。
前日に雨が降ったこともあって若干滑りやすく、笹も濡れていました。

四阿山~菅平牧場駐車場
ひたすらの下りで、途中何度か根子岳の展望がいい場所に出ます。
小四阿以降の後半は雨の後で大変滑りやすくなっていました。
四阿山登山口から車道を右に行けばすぐに菅平牧場駐車場に戻れます。

全体を通して登山道はほぼ一本道なので道迷いの心配はありません。
注意すべきところは根子岳から四阿山にかけての急登と小四阿以降の後半で足元に注意するくらいだと思います。
菅平牧場駐車場のすぐ近くにトイレがありました。


秩父から必死で空腹に耐えながら6時過ぎに上信越自動車道横川SAで朝食。
今回の山行はいきなり眠くなってしまったのでここで寝てしまいたい気分でした。
展望台にて妙義山方面。


なんとか菅平牧場駐車場に到着しました。
なんか今回の山行は登り始めから日々の疲れが取れていませんでした。
学生の集団が根子岳に向かったため、どちらから周回するか迷いましたが、当初の予定通り時計周りで根子岳を先に目指します。
因みにここで出会った登山者が反時計周りの四阿山からの周回のほうが楽と言っていましたが、その理由は根子岳から四阿山への急登でわかりました。


トイレを使用させて頂き、登山届を書いて出発するとすぐに根子岳への道標が現れ、牛を見ながら牧場脇をゆっくりと登っていきます。


暫く歩くと、東屋のある広い展望場所に到着。
空気が澄んで天気が良ければ大展望が望めるみたいです。
ここで学生集団が休憩していました。
どうやら休憩しているのは後のグループで、先行集団は既に根子岳に向けて歩いているとのことです。
後方集団を追い越していきます。


幾つか出てくる根子岳への距離を示した道標を見ながら登ると広めのスペースが出てきたのでようやく休憩できました。
期待していたハクサンフウロも咲いていました。


開けてきて根子岳が近づいてきました。
さらに進むと、根子岳手前には小根子岳への分岐があります。


根子岳(2207m)。
この時は広い山頂をまさかの独占できました。


振り返って菅平の街並み。


小根子岳に向けて一旦下ります。
整備して下さったみたいでありがたいです。


分岐を右に折れて、小根子岳。
根子岳と同様に広くて岩が多いです。


根子岳に戻ったら学生集団が到着していました。
あっちこっち歩き放題、騒ぎ放題で隅に追いやられている一般の登山者がかわいそうでした。


なんかこの風景雁峠に似ています。


なだらかで歩きやすいです。


このあたりから急登が始まります。


四阿山と中尾根コースとの分岐を折れ、木道を歩くと、


四阿山(2354m)。
地図には北峰もあるはずなんだけどと思いながら、登山者の横を通してもらい、誰も行く気配が全くない北峰に行ってみたところ二等三角点と金の仏像がありました。


分岐に戻りさらに進み、中尾根コースを菅平に向かいます。
歩いてきた根子岳を振り返ります。


1枚目の画像も迫力があって好きです。
中四阿。
どうも今回は疲れ気味なのでいつ以来だかわからないくらいザックに放置してあった酸素スプレーを使ってみました。
幾らか回復した気がします。


牧場管理事務所に進み、小四阿。
ここでも休憩します。


だいぶ歩いてこんな感じの山道に変わります。
この辺雨の後で滑ります。
登山口が近づいてきます。


根子岳の時と同様牧場脇に出ました。
こちらには牛がいませんでした。


四阿山登山口。
ここから車道歩きです。


■その他
小根子岳は当初は予定には行っていなかったが、後悔したところでそう何度も登りに来れる山ではないので行けてよかったです。
出会った登山者は学生集団を除けば20人程(四阿山山頂で約10人)だったと思います。
今回は登り始めからちょっと疲れが抜け切れていなかったみたいで酸素スプレーを使いました。
自分的には振り返ると若干グダグダ感が残っています。

武甲山

2015-08-04 | 奥武蔵
2015年8月4日

武甲山は地元にある山でブログ開設以前から何度も登ったことのあるルートでしたが、二百名山で登山者が多いわりには大持山、小持山縦走路以外は道中地味なことから最近敬遠気味に登っていませんでした。
今回山頂トイレの水不足という情報を知って、少しでも貢献する為に水運びを計画しました。

9:40 一の鳥居
9:50 不動滝 9:55
10:20 大杉の広場 10:25
11:10 武甲山 11:30
11:55 大杉の広場
12:15 不動滝 12:20
12:40 一の鳥居
所要時間:3時間20分

■天候:曇

■コース状況
一の鳥居~不動滝
登り始めはコンクリートの舗装路を登ります。
それなりに傾斜があるので特別というほどでもないが、登りで体力を使いすぎないことと下りの転倒に気を付けるくらいです。
不動滝は十八丁目にあります。

不動滝~武甲山
日の当らない樹林帯の中を歩きます。
特別危険な個所はありませんが、この時期山頂も含めてハエとアブがかなりうるさかったです。


一の鳥居に駐車。
9時過ぎだったこともあり、8月の平日にも拘わらず5、6台は駐車していました。
車上荒らしは、行かんでしょ。


武甲山表参道名物の一つだと思っている養殖場。


コンクリートの舗装路。
あまりの暑さで体中から大量の汗が噴き出てきます。
今回はここで体力を使っているわけにはいかないのですが、


そして水場の不動滝に到着。
既に水の入ったペットボトルも用意されています。


今回の山行の一番の目的はこちら。
個人的に持ってきた2ℓと500mℓ3本に加え、置かれていた最も大きな4ℓの水汲み用7.5ℓと自身の水分1.5ℓの計9ℓのを背負うことにします。


二十丁目。
あまりの重量に撮影もフラフラです。


標高1000mの大杉の広場。
どうやらこれだけの水を背負うとコースタイムに近い時間になることがわかりました。


四十丁目。
このあたりアブがうるさいです。
撒いたと思ってもすぐに付いてきます。
あまりの重量で疲れているというのに休憩もさせてくれないスパルタでした。


登山道からはみ出ないようにロープが出てきました。
大杉が多すぎです。


ようやく五十一丁目。
あと少しです。


御嶽神社。
肩と首が悲鳴を上げているので水を優先させて頂きます。


御嶽神社の裏にあるこのマンホールに水を注ぎます。


せっかく写真を撮ったのに水を入れている最中に一つ忘れていることに気づきました。


撮り直して合計7.5ℓを無事山頂まで届けることができました。
この後あまりのザックの軽さに一人ニヤニヤが止まらなかったことは内緒で。


武甲山(1304m)。
昼食を試みるも、ここでもハエとアブが容赦してくれないので何度か場所を移しながら非常に落ち着かない昼食でした。


ガスっていて展望は殆ど望めませんでした。


一の鳥居に到着した時には駐車していた車は3、4台に減っていました。


■その他
7.5ℓ+1.5ℓ=9ℓの水は重量感たっぷりで肩と首が悲鳴を上げていましたが、山頂のマンホールに水を入れていると清々しい気分になりました。
この日出会った登山者は10~15人程度でした。