途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

大塚山~御岳山~大岳山~鋸山

2017-03-31 | 奥多摩・高尾
2017年3月31日

当初は1、2月頃にでも訪れようかと計画していたのですが、他の行きたい山を選択して後回しになっているうちに、杉林が多い奥武蔵、奥多摩の低山帯では特に危険な3月の花粉最盛期を迎えてしまいました。
今回、まだ花粉の影響は感じているものの、数日前の降雪以降ようやく一番のピークは過ぎたかなと感じました。
よって薬を飲み、時折マスクも装着しながら今回のルートを歩きました。
大岳山には過去1回ケーブルカー山麓の滝本駅より下りのみケーブルカー使用で歩いたことがあります。
よって、今回はまだ歩いたことのない大塚山経由のルートで、下山は鋸尾根を歩きました。

6:50 駐車場所
7:05 御岳山登山口
8:30 大塚山 8:35
9:20 御岳山
9:25 長尾平分岐 9:30
9:45 天狗岩
10:00 綾広の滝 10:05
10:25 芥場峠
10:35 鍋割山分岐
11:15 大岳山 11:40
12:35 鋸山 12:40
13:25 天聖神社
13:50 愛宕山
14:05 奥多摩駅
所要時間:7時間15分

■天候:曇のち雨

■コース状況
川井駅~大塚山
大塚山登山口からの山道は樹林帯の一本道で傾斜も比較的緩やかなので安心して歩けます。
大塚山は樹林に遮られて展望は期待できないが、休憩スペースが複数あります。

大塚山~御岳山
御岳山は平日の9時台と朝早い時間だったこともあり、登山者、観光客ともに疎らでした。

御岳山~大岳山
奥の院、鍋割山経由のルートなどもあるが、今回はロックガーデン経由で歩きました。
今回は大丈夫でしたが、岩場が凍結している時は、注意したいです。
当日東屋以降積雪が増えてきました。
後半は鉄階段、鎖もあるが、危険度は低いです。

大岳山~鋸山
大岳山直下は残雪が多く、急登で鎖場もあるので注意したいです。
鋸山直下も急登。
鋸山はベンチがあるものの樹林に囲まれ展望は一切期待できません。

鋸山~奥多摩駅
下りも登り同様にゴロ岩のやや急斜面。
途中斜度のきつい鉄梯子があるので足元に気を付けながら登り下りしたいです。


川井キャンプ場近くの駐車場に到着。
トラックが一台待機していただけで大変静かでした。
トイレと電話ボックスがありますが、少し前に最寄りのコンビニにてコンディションを整えたので立ち寄りません。


暫く車道を歩いてから鋭角に折れて登山口に向かいます。
程なくこちらも嬉しいトイレ付きの登山口。


猪よけの扉を開閉して一人で勝手に侵入します。
序盤は砂利混じりの九十九。


あまり変わり映えのない樹林帯の一本道をひたすら歩いていくと、左右に伸びた笹が出てきます。
一旦林道を横切ります。


植林が間引かれ、幾らか雰囲気が明るくなります。
尾根に登り上げ、自然林へと植生が変わると、やがて残雪が現れます。
本日はチェーンスパイクをザックに放り込んできましたが、特に歩行に支障がないと判断したため、ノーマル歩行を継続させます。


巻き道分岐から直進して大塚山に登り上げます。
山頂に直行するため、大塚山園地休憩所を通過。


まずは意外に思っていたより楽に大塚山に到着。
スタートから歩き続けていたので大塚山で小休止。
歩き始めると、神社や宿場街が目立つ御岳山が視界に入ります。


せっかくなのでレンゲショウマ群生地の富士峰園地に入ります。
産安社の傍には男杉、女杉からなる夫婦杉。
見ごろを過ぎた蠟梅の残りも咲いていました。


ビジターセンター裏に出ます。
御岳山山頂周辺は下界と雰囲気が一切変わりません。


神代欅の大木を確認。
その先はまだ準備中の商店街。


鳥居を潜って御嶽神社へと向かいます。
石段の連続が地味に長いです。


武蔵御嶽神社寶物殿前には立派な武将畑山重忠の石像。


武蔵御嶽神社にて参拝してから、いよいよ大岳山に向かいます。


まだ茶屋が閉まっている長尾平では、今後に向けて奥にあるトイレを積極的に利用させて頂きます。


今回は奥の院、鍋割山には向かわずロックガーデン経由で大岳山を目指します。
大きな天狗岩を通過。


いよいよ苔蒸したいい雰囲気に変わってきます。
進むと、苔蒸した山道に雪も混じってきます。


苔地帯を登っていくと山腹コースとの合流地点である綾広ノ滝。
東屋で一旦休んでから登ります。


次第に白い山道へと変化してきます。
進行方向に大岳山を捉えます。


休業中の大岳山走には、利用はしなかったが、新設されたのか比較的新しいトイレもありました。


鳥居を潜っていよいよ大岳山へのラストスパートです。
地面は完全に真白で幾分進みづらいが、危険はないので行けるところまでノーマルのまま歩きます。


山頂直下を登り込んで、通算2回目となる大岳山(1267m)。
終始数人と静かな山頂。
下山時には貸切になりました。


奥多摩三山の一つである御前山(1枚目)と、同じく奥多摩三山で三百名山の三頭山(2枚目)。
本日は曇り空で遠方の山々までは確認することができません。


大岳山で休憩したあとは、鋸山に向けて鎖場を慎重に進みます。
下っていくと、平坦な静かな山道歩きになります。


途中非常に邪魔な倒木があり、短い脚を懸命に上げながら通過します。
御前山・月夜見山との分岐を鋸山方面へと登ります。


登り込みにやや苦しんで鋸山。
山頂はベンチがあるものの、樹林に囲まれ展望は一切ありません。


鋸山の先は一転ゴロ岩の急下降。
傾斜が緩みだすと静かな植林地帯。
歩いていくと残念ながら雨が降ってきます。


興味本位で鎖場コースより下ります。
眼下に集落。


足元に気を付けながら下降。
天聖神社を通過。


一旦伐採された送電線下を通り、暫く歩くと時計峠。


登り返して、愛宕山山頂部にある愛宕神社にて参拝。


山頂下には五重塔。
長い石段を転ばないようにどんどん下ります。


雨に濡れながら車道歩きを消化して奥多摩駅に到着。


青梅線川井駅で下車後、レインウェア、ザックカバーを被せて駐車場まで戻りました。
濡れた身体を早急に温めたかったので、自宅と反対の奥多摩方面に向かい、久々のもえぎの湯で温まりました。


■その他
ケーブルカーが繋がっている御岳山はやはり宿坊や売店が多く、山の上というよりも街中に戻ってきたような感覚を受けます。
大岳山へ標高を上げるにつれて積雪量は増えていきましたが、特に深刻な箇所はなく、終始滑り止めは使わずノーマル歩行でした。
曇り空であったことからか二百名山の大岳山は思いの外静かでした。
予め前日に確認した天気予報では雨は夕方からという予報でしたが、鋸尾根を下る途中より早くも小雨が降ってきてしまい、山では樹林帯のためある程度防げていましたが、下界では意外と降っており、予報より少し早まったのかもしれません。
今回は鋸山経由で下りましたが、いずれ奥多摩三山縦走を歩いてみたいものです。

高尾山~城山~景信山~陣馬山(ピストン)

2016-01-15 | 奥多摩・高尾
2016年1月15日

高尾山単体は6、7年前くらいに訪問した経験があったものの、これは本格的にハイカーとして活動していたわけではないのでノーカウントとすれば、ハイカーとしては初の山域となります。
初の高尾山域でおそらくそう何度も来ることはないと思い、せっかくなので陣馬山までの奥高尾縦走路でピストン山行を行いました。

6:25 高尾山口駅
6:35 高尾山・清滝駅
7:00 稲荷山
7:30 高尾山 7:45
7:50 もみじ台
8:10 一丁平
8:25 城山 8:30
8:45小仏峠
9:05 景信山 9:20
10:15 明王峠 10:20
10:50 陣馬山 11:20
11:45 明王峠 11:50
12:40 景信山 12:50
13:10 小仏峠
13:35 一丁平
13:50 高尾山 13:55
14:20 金比羅台
14:35 高尾山・清滝駅
14:50 高尾山口駅
所要時間:8時間25分

■天候:曇のち晴

■コース状況
駐車場~高尾山
高尾山口駅から清滝駅へ舗装路を歩いたのちに山頂を目指します。
高尾山頂へは複数の登山道があるので、歩くルートの確認が求められます。

高尾山~城山
奥高尾方面へはケーブルカーと反対方向です。
奥高尾方面も非常に明瞭で整備の行き届いた綺麗な山道です。
階段がわりと多いです。

城山~景信山
鞍部の小仏峠まで下ってから景信山に登り返します。

景信山~陣馬山
広い景信茶屋の先で景信山山頂標及び陣馬山方面への道とトイレに分かれています。
当日は景信山付近から特に残雪が目立ちました。
雪解けでぬかるむので注意したいです。

全体的に道は明瞭なので向かうルートを間違わないように確認するくらいで大丈夫だと思います。


自宅から下道と入間IC~高尾山IC間は馴染みの薄い圏央道を利用して約1時間半で有料駐車場に到着。
駅前にはもはや高尾山名物の一つでもあるバニラスウィートが聳え立ちます。
時刻はまだ6:20にも拘わらず、すぐ近くの高尾山口駅からは次々とハイカーが出てきます。


腹痛から逃れる為、トイレを利用した後、準備を整えてまだ静かなケーブルカー山麓の清滝駅に移動します。
尾根歩きの稲荷山コースからまずは高尾山を目指します。


下界の車の音を聞きながら階段や尾根を緩やかに登ります。
高尾山頂を目指す早朝ハイカーさんがうまいこと分散されたのか辺りに他の登山者がいません。


展望台経由で歩くと、程なく山頂までのほぼ中間地点である東屋のある稲荷山。
展望台らしく開けていますが、まだ若干雲が覆っています。


さらに階段でグングン標高を上げていきます。
山頂が近付いてきていることがわかります。
この稲荷山コースは要所要所で山頂までの距離が記されているのでありがたいです。


蛇は厄介ですね。
今後に向けて熊や蛭への対策は考えていたが、蛇は忘れていました。
山頂が近付くにつれてベンチが増えてきます。


道標を確認して高尾山頂・ビジターセンター方面に向かいます。
最後の階段を登り込むと、


開けた高尾山頂。
展望が望めますが、遠方は雲の影響でまだ幾分隠れています。


山頂広場に進むと自販機やビジターセンターがあります。


高尾山(599m)で地鶏に苦戦していた外国人ファミリーがいたので写真を撮り合います。
さらに世界一の登山者数高尾山の山頂を歩きまわると東屋が確認できます。
恐るべき人気の高尾山でもまだ15~20名程度の静かな山頂です。


本日はここから陣馬山に向けてピストン山行を遂行します。
しかし折り返し地点の陣馬山まで約5時間表示って先が長いな。
念入りに奥高尾方面の表記があります。
まあこれくらいしないとケーブルカー、高尾山口駅方面と勘違いして歩いてしまう人が大勢いるだろうと思います。


高尾山より5分程でもみじ台。
売店は1、2月は土日のみの営業で本日(金曜日)は立入禁止のロープがかかっていました。
ここにもトイレがあります。
奥高尾縦走路は殆どのポイントにトイレが設置されています。


もみじ台より先は長い階段で一気に急降下します。
白いので最初は霜かと思ったが、なんと雪です。
どうやら数日前都内で降ったという雪が残っているみたいです。
雪を見たのは11月30日の雲取山+妙法ヶ岳山行以来今シーズン2度目です。


展望抜群の一丁平。


さらに歩き続けて城山。
電波塔も確認します。


城山茶屋は帰りも閉まっていました。
ルートを間違わないようしっかりと確認します。
陣馬山までまだ7.8kmもあります。
本当にピストンで帰って来れるのだろうか。


城山からは樹林が増えてきてより登山道らしくなってきます。
小仏峠手前にも視界の開けた箇所があります。


ベンチ、石碑、東屋を確認して、小仏峠を通過。


小仏峠から登り返して景信茶屋に出ます。
景信茶屋は帰りは開いていました。
茶屋前に山頂標がありますが、陣馬山方面にもう一つの山頂標があります。


景信山は今回の山行の通過点であり、人気の高尾山と陣馬山の間に挟まれて少々地味な印象でしたが、素晴らしい展望に恵まれていて、この山域の情報に乏しい私はいい意味で期待を裏切られました。
トイレも積極的に利用させて頂きます。


一旦まだ開いていない茶屋前に戻って絶景を楽しみながら小休止していきます。


景信山(727m)。
まだこの時点では景信山にいいイメージを持っていましたが、ここは帰りに波乱が起こる現場となります。


景信山より先は雪が増えてきます。
広い山道を淡々と歩きます。


するとチェーンソーの音が聞こえ、進んでみると伐採作業中のようでした。
往復ともに堂所山には寄り道せず陣馬山を目指します。



大規模な伐採が行われています。
雪はあるが、アイゼンの心配をするほどではありません。


明王峠で陣馬山に向けて往路最後の休憩をとります。


陣馬山までのルートは多少アップダウンがあるものの傾斜は基本緩いです。


人工物が見えてくると、ようやく陣馬山(855m)に到着。


陣馬山のシンボル白馬像。


清水茶屋は開いていました。
富士山を中心とした絶景を楽しみます。


食料は持っていたが、誘惑に敗れて清水茶屋で¥300でシーフードヌードルを購入しました。
展望が素晴らしいので長居したくなりますが、まだここはゴールではなく折り返し地点でありピストンで起点の駐車場まで戻らなければなりません。
名残惜しいですが、食事を済ませたら復路を歩き始めます。


明王峠に戻ると、往路で抜いたハイカーさんとお会いして話し込みます。
やはり残雪は数日前都内で降ったという雪みたいです。
往路では気にならなかったが急坂がありました。
急な下りにはトレランも苦戦しているようです。


白沢峠では673mピークを巻きます。
景信山は巻かずにピークを目指します。
事件は景信山で起きました。
景信山山頂部の乾いた地面にあるベンチで寛いでいるグループを避けて通るため、急激な雪解けで泥々の地面を歩くと、足を取られ転倒してしまいます。
不運にも景信山頂撮影の準備で手に持っていたカメラが泥を被って使用できなくなってしまいました。
帰りは怒りのケーブルカー使用も考えましたが、一般的な1号路を歩いて下山しました。


■その他
急激な登り込みを強いられる山行とは違い、アップダウンの傾斜はそこまできつくはないが、淡々と長々歩く感じで距離的にもなかなか手応えのあるルートで適度な疲労感を味わいました。
高尾山口付近に¥1000の温泉がありましたが、料金も高めであり、早く自宅に帰りたかったので立ち寄りませんでした。

カメラ故障という最悪な波乱があったが、近いうちに新たなカメラを購入して使用していたカメラをサブカメラにまわす予定だったものの悩み続けていたので、よく考えればこれで決断できました。
新たなカメラに関しても機能性も大事だが、今後の長時間山行で負担にならないよう軽量感、コンパクト感を重視したいと考えています。

あー、これで遠征が1つ減ったな、

鹿倉山

2015-12-21 | 奥多摩・高尾
2015年12月21日

年末にあと一つロング山行を予定しているのですが、その前に何か負荷のかからない程度の山に登っておきたいと考えていました。
なんとなく地元奥武蔵、奥秩父ではない山域に訪れたかったため、西上州か奥多摩の二択となりましたが、ラスト山行を前に万が一リスクを伴う山で怪我やトラウマでも抱えて山休なんてなったら洒落にならないので穏やかな奥多摩山域へ約7ヶ月ぶりに訪問しました。
一際目立つ建造物の仏舎利塔が気になっていたため仏舎利塔のある大寺山ピークを通過できる鹿倉山にピストンで登りました。

7:30 陣屋バス停
8:30 大寺山 8:40
9:30 大マトイ山
10:05 鹿倉山 10:20
10:45 大マトイ山
11:15 大寺山 11:40
12:15 陣屋バス停
所要時間:4時間45分

■天候:晴のち曇

■コース状況
登山口~大寺山
陣屋のお店の裏に進むと登山口があります。
仏舎利塔がある大寺山までの区間の前半は急坂です。
特に下りでは滑りやすいので注意したいです。
急坂の途中で広い箇所に出ると落葉の影響もあって踏み跡が不明瞭です。
ここではピンクのテープを頼りに不明瞭箇所をそのままの進行方向で上に登れば繋がります。
中盤に道幅の狭い箇所があります。

大寺山~鹿倉山
ハイキングコースとは名ばかりで油断はできないです。
仏舎利塔まで約35分の箇所の先で、不明瞭な直登コースと巻き道両方にテープがあり、かえってわかりづらく厄介だと感じました。
安全なのは巻き道です。
鹿倉山が近づくと広い林道(作業道)が出てきます。
林道を歩き続けていると左にある鹿倉山への登りを見逃しやすいので注意が必要です。

全体的にはやや不明瞭と感じました。


陣屋バス停駐車場に行く前に5月の鷹ノ巣山山行でお世話になった大麦代駐車場に立ち寄りトイレを借りていきます。


再び車を走らせ、陣屋バス停駐車場を利用させて頂きます。
未踏の三頭山ではなく鹿倉山を目指します。


車道を挟んで反対側には陣屋のお店もあります。
このお店下山時も閉まっていました。
お店の裏手に周り、タイヤの階段から山道に入っていきます。


静かな樹林帯のなか、序盤からグングン標高を上げていきます。
急坂のあと登山道が広がるが、そこでルートを迷い10分程ロスしてしまいます。


道幅の狭い箇所を慎重に進みます。
奥多摩山域でよく目にする看板が現れます。


さらに登ると、一際目立つ白い建造物が見えてきました。
仏舎利塔のある大寺山です。
建造物好きの私はなんとしても大寺山にある仏舎利塔をこの目で見てみたいと思っていました。


すぐさま正面に移動して、逞しい金色のお釈迦様を確認します。
右に回ると、こちらは模様だけか、
と思ったらお釈迦様は横になっていました。


さらに移動して反対側のお釈迦様も見ていきます。
どうやら四面に金色のお釈迦様の像が配置されているようです。


今回は仏舎利塔を見れただけで満足です。
あとは地味な鹿倉山までモチベーションの維持に気を使いたいです。


大寺山の周回が終わり一休みして、今度は鹿倉山に向かいます。
仏舎利塔のある大寺山が鹿倉山までのほぼ中間地点です。
少し進むと、大成峠に到達します。
鴨沢へのルートは荒廃しているみたいです。


この道標の先がわかりづらく、結果的に今度は約15分のロスをしてしまいます。
左右どちらのルートにもテープが付いていました。
最初はピンクのテープを信じながら不明瞭な左の直登コースを歩くも、違和感を感じ、最終的にここまで戻って右の巻き道の存在に気付いて進みました。


巻き道は明瞭で歩きやすいです。
1178mピークの大マトイ山を通過します。


今度は広い砂利道の林道に出ます。
柵の端を歩いていくと手書きの案内があります。


下山時に林道とは別に左に山道があることを知るが、往路ではひたすら面白みのない林道を歩きます。
すると、むこう側から見える位置に案内が張られていたので山道に入ります。
これを見逃していたら大変なことになっていたかもしれません。


登ると程なく鹿倉山(1288m)。
わかってはいたので特に期待はしていませんでしたが、あまり展望もなく地味な山頂です。
でもなんか落ち着くのでボーッとしてしまいます。


山頂に15分程滞在してから下山します。
どうやらこの手書きの案内が差している方向は林道ではなく、目立たない山道のほうだったことに下山時になって気付きました。
なんともわかりづらいが柵沿いの林道とは別に山道が続いています。


柵越しに石尾根方面を望みます。
ここが今回の山行で一番の展望箇所だったと思います。


暫く歩いて仏舎利塔のある大寺山まで来ました。
再度お釈迦様観賞をした後、ちょっと早い昼食にします。
ここでは伐採作業をしている方がいました。
今回の山行で見かけた唯一の人でした。
木々の間から眺めます。


1枚目の画像が登りで最初にロスした箇所です。
歩いていると時々奥多摩湖の一部が見えます。


さらに下っていくと私の車が確認できました。
登山開始時に他に2台車が止まっていたが、私の車1台だけになっていました。


無事下山後、時間も12時を過ぎたところとまだ早いので周辺を散歩していたら小菅の湯臨時休業の看板を目にします。
これにより帰りの温泉はもう一つの候補だったもえぎの湯に決定、と考えていたらもえぎの湯も月曜定休日であることを知ります。


地元埼玉県まで戻り、好みの温泉の一つであるさわらびの湯に入ります。
本日はハイカーさんの利用がやたら多かったです。


■その他
奥多摩で行程もそんなに長くないので軽いハイキング的な感じで楽しめると思っていましたが、2度もルートを見失いロスしてしまう山行になってしまいました。
落ち葉の急斜面を登っているときに滑っている跡があるなと思ってはいましたが、他人事ではなく、下山時2、3回軽く転びました。
難所でない山でも侮れないと感じました。
現在、来週予定しているラスト山行を無事こなせるよう晴天を願って天気予報を毎日チェックしています。

倉戸山~鷹ノ巣山

2015-05-11 | 奥多摩・高尾
2015年5月11日

好天に恵まれたこともあって気持ちの良さを重視して新緑の奥多摩の鷹ノ巣山に登りました。
せっかく行くのならと倉戸山も経由して周回ルートを歩きました。
行きは倉戸山経由で先に石尾根の巻き道を富士山を左に眺めながら鷹ノ巣山避難小屋に行き、登り返す形で鷹ノ巣山山頂を目指しました。
帰りは六ツ石山経由で歩きました。
車は大麦代トンネルを抜けた直後の広い大麦代駐車場に駐車させて頂き、周回しました。

7:30 大麦代駐車場
7:40 倉戸口バス停
8:45 倉戸山
9:45 榧ノ木山
10:00 榧ノ木尾根-水根分岐
10:25 石尾根-榧ノ木尾根分岐
10:50 鷹ノ巣山避難小屋 11:00
11:30 鷹ノ巣山 11:40
12:20 将門馬場
12:50 六ツ石山
13:30 トオノクボ
14:40 水根バス停
15:00 大麦代駐車場
所要時間:7時間30分

■天候:晴

■コース状況
大麦代駐車場~倉戸山
奥多摩湖を左に見ながら車道を熱海方面に歩き、トンネル手前で左の車道を登ります。
そのまま倉戸山への道標を見ながら進み、道標にしたがい道の右側の石段を登り、行き着く温泉神社の後ろに登山道があります。
途中急坂もありますが、そこまで苦にはなりません。
道は非常に明瞭です。

倉戸山~榧ノ木山
傾斜が緩く、所要時間が長いわりに歩きやすかったです。
新緑のなかを歩くので非常に気持ちがいいです。
途中根こそぎやられている倒木がありました。
一部ルート上に枯れ葉が集まっている箇所があったものの特に気にするほどではなく、明瞭で道迷いの心配は要りません。

榧ノ木山~鷹ノ巣山避難小屋
こちらも倒木がありますが、行き止まりを意味するものではありませんので、倒木を越えて進みます。
石尾根に出てからは巻き道を歩きましたが、平坦な上に展望がよく、とても気持ちがいいです。
左側に富士山を眺めながらのルートです。
鷹ノ巣山は踏めませんが、こちらも歩いて損はないです。

鷹ノ巣山避難小屋~鷹ノ巣山
最後の登りですが、30分程で山頂に着きます。
山頂は抜群の展望です。
土の地面がメインで広いですが、避難小屋には外にベンチやテーブルがあるので、鷹ノ巣山頂が混みそうなら鷹ノ巣山避難小屋で食事をしてもいいかもしれません。
とはいえどちらも適してはいます。

鷹ノ巣山~六ツ石山
綺麗なメインのルートは稜線のすぐ下にあります。
稜線重視で歩いたためか、水根山、城山を通り過ぎてしまいました。
そして、本来メインのルートからやや外れる将門馬場に辿り着きました。
どちらを歩いても明瞭なので問題ありませんが、水根山、城山を通りたかったです。
最後に緩く一登りすると六ツ石山分岐に到着します。
道標の通り南西に登ったところに広くて気持ちのいい六ツ石山があります。

六ツ石山~大麦代駐車場
檜の植林帯は急坂です。
全行程ではここだけ足元に注意が必要です。
産土神社まで来れば登山口はもうすぐです。
舗装路に出てからは下り、国道を右に歩いて駐車場に戻りました。


大麦代駐車場を出て、左に奥多摩湖を見ながら車道を歩きます。


トンネル手前のここを左に進みます。


この石段を登ります。


温泉神社。


ここで一旦道標に従い方向を変えます。


途中の山という感じの倉戸山。


この新緑は榧ノ木尾根を登った人だけのご褒美です。


榧ノ木山。


右側にも踏み跡がありますが、大木を跨ぐのが正解です。


石尾根縦走路に出ると平坦な巻き道を歩きました。
展望がよく、左に富士山が綺麗に見えます。

もう一つの目的でもあった綺麗すぎる鷹ノ巣山避難小屋。
外のベンチとトイレも使わせて頂きました。
あまりに素晴らしい造りで恐悦致しました。
本当に感謝です。
外に掃除用具もあったので掃除させて頂きました。


鷹ノ巣山への登り。


鷹ノ巣山山頂(1737m)。
広くて好展望です。


六ツ石山へは綺麗なメインのルートのすぐ上にある稜線を意識して歩きました。


将門馬場は気にしてないと通り過ぎてしまいそうです。


六ツ石山分岐を曲がって六ツ石山山頂(1479m)。
鷹ノ巣山に劣らずこちらも広いです。
鷹ノ巣山に比べてすいていたのでここで昼食にしました。


トオノクボ。
奥多摩山域らしい綺麗な道標。
鷹ノ巣山はこういう道標のイメージが強かったです。


トオノクボよりしばらく先を振り返って撮りましたが急坂です。


ここで一度休憩。


荒廃気味の……、とでも書こうと思っていたらこれが産土神社でした。
これは失礼しました。


登山道を下りたところを振り返って撮影しました。


最後に大麦代駐車場の藤。


晴天に恵まれた奥多摩の鷹ノ巣山はやはり気持ちがよく、今回は純粋に登山を楽しめる山行でした。

本仁田山~川苔山

2015-01-07 | 奥多摩・高尾
2015年1月7日

年明け最初の登山は奥多摩川苔山を登りました。
ルートが豊富で面白そうなので前々から興味を持っていた山です。
大根ノ山ノ神の駐車スペースに駐車しました。

8:30 大根ノ山ノ神
9:25 瘤高山 9:30
9:40 本仁田山 10:00
10:10 瘤高山
10:20 大ダワ 10:25
11:10 舟井戸 11:15
11:40 川苔山 12:10
12:20 曲ヶ谷北峰
12:30 曲ヶ谷南峰
12:40 舟井戸 12:50
14:00 大根ノ山ノ神

■天候:晴

■コース状況
大根ノ山ノ神まで車で行く場合林道は途中から未舗装で、落石もあり悪路なので注意が必要です。
不要だろう思いながらも保険の意味でアイゼンを持って行きましたが、舟井戸付近で僅かに雪が残っていた程度で雪は殆どありませんでした。
アイゼンは全く必要なかったです。
登山道は地図では大ダワ~舟井戸の鋸尾根に危険個所のマークがあったが、急な登りで注意して間違いさえ起こさなければ恐れる必要はありません。
大ダワから左に行くウスバ乗越を目指すルートは相変わらず通行止めでした。


大根ノ山ノ神から杉ノ尾根の登り始め。


今回は瘤高山、本仁田山を目指します。


帰路も含めてこんな看板が複数。
奥多摩らしいです。



杉林を歩き、しばらく行くと3方向に登山道が交わる瘤高山。


本仁田山山頂(1225m)。
しばらくここで休憩していると花折戸尾根から登ってこられた登山者に出会いました。


瘤高山に戻って大ダワ、川苔山方面に進みます。


大ダワから舟井戸へ向けて若干急な登り。
注意すれば危険というほどではありません。


舟井戸の鞍部。
日陰には僅かに雪が残っていました。


気持ちのいい平坦な道を歩くと、


川苔山山頂(1363m)。
大きな山頂標のほうは川乗山表記になっています。


帰りは一旦古里方面に下り、曲ヶ谷北峰、南峰を歩きました。
次は赤杭尾根も歩いてみたいです。


すぐに主の登山道に合流します。


大根ノ山ノ神到着。


■その他
人気の山であり、時期的に他の登山者も雪を警戒して南下する傾向のため、川苔山頂は平日でも多少賑わうのかなと思っていましたが、数人程度でした。
奥多摩はあまり行くことが少なかった山域でしたが、本仁田山、川苔山に何度も登っておられる登山者の方とも話ができました。
凄い親切そうな方でした。
重複になるが、ルートが多いため、いずれ別のルートでも登ってみたいです。

御前山

2014-01-31 | 奥多摩・高尾
2017年1月31日

■天候:晴


奥多摩湖側の登山口よりサス沢山、惣岳山を経由して雪が残る御前山に登ります。
急登に苦しむも山頂は広く、自分の他には女性ハイカーさん1人のみと大変静かです。


せっかくなので見学がてら一旦御前山避難小屋まで向かってから車の回収が面倒になるので来た道を素直に戻ります。
往路で御前山手前にあった惣岳山から奥多摩湖の素晴らしい展望を楽しみます。


■その他
奥多摩山域では、以前御岳山経由で大岳山に登ったことがありました。
そこで、同じく奥多摩三山の一つである御前山にも興味を持ち、秩父より車で名栗を越えて奥多摩まで足を伸ばしました。
普段の行動範囲が奥武蔵、奥多摩と稀に西上州なので奥多摩は整備も行き届いていてやはり東京都なのだなと感じました。