途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

大塚山~御岳山~大岳山~鋸山

2017-03-31 | 奥多摩・高尾
2017年3月31日

当初は1、2月頃にでも訪れようかと計画していたのですが、他の行きたい山を選択して後回しになっているうちに、杉林が多い奥武蔵、奥多摩の低山帯では特に危険な3月の花粉最盛期を迎えてしまいました。
今回、まだ花粉の影響は感じているものの、数日前の降雪以降ようやく一番のピークは過ぎたかなと感じました。
よって薬を飲み、時折マスクも装着しながら今回のルートを歩きました。
大岳山には過去1回ケーブルカー山麓の滝本駅より下りのみケーブルカー使用で歩いたことがあります。
よって、今回はまだ歩いたことのない大塚山経由のルートで、下山は鋸尾根を歩きました。

6:50 駐車場所
7:05 御岳山登山口
8:30 大塚山 8:35
9:20 御岳山
9:25 長尾平分岐 9:30
9:45 天狗岩
10:00 綾広の滝 10:05
10:25 芥場峠
10:35 鍋割山分岐
11:15 大岳山 11:40
12:35 鋸山 12:40
13:25 天聖神社
13:50 愛宕山
14:05 奥多摩駅
所要時間:7時間15分

■天候:曇のち雨

■コース状況
川井駅~大塚山
大塚山登山口からの山道は樹林帯の一本道で傾斜も比較的緩やかなので安心して歩けます。
大塚山は樹林に遮られて展望は期待できないが、休憩スペースが複数あります。

大塚山~御岳山
御岳山は平日の9時台と朝早い時間だったこともあり、登山者、観光客ともに疎らでした。

御岳山~大岳山
奥の院、鍋割山経由のルートなどもあるが、今回はロックガーデン経由で歩きました。
今回は大丈夫でしたが、岩場が凍結している時は、注意したいです。
当日東屋以降積雪が増えてきました。
後半は鉄階段、鎖もあるが、危険度は低いです。

大岳山~鋸山
大岳山直下は残雪が多く、急登で鎖場もあるので注意したいです。
鋸山直下も急登。
鋸山はベンチがあるものの樹林に囲まれ展望は一切期待できません。

鋸山~奥多摩駅
下りも登り同様にゴロ岩のやや急斜面。
途中斜度のきつい鉄梯子があるので足元に気を付けながら登り下りしたいです。


川井キャンプ場近くの駐車場に到着。
トラックが一台待機していただけで大変静かでした。
トイレと電話ボックスがありますが、少し前に最寄りのコンビニにてコンディションを整えたので立ち寄りません。


暫く車道を歩いてから鋭角に折れて登山口に向かいます。
程なくこちらも嬉しいトイレ付きの登山口。


猪よけの扉を開閉して一人で勝手に侵入します。
序盤は砂利混じりの九十九。


あまり変わり映えのない樹林帯の一本道をひたすら歩いていくと、左右に伸びた笹が出てきます。
一旦林道を横切ります。


植林が間引かれ、幾らか雰囲気が明るくなります。
尾根に登り上げ、自然林へと植生が変わると、やがて残雪が現れます。
本日はチェーンスパイクをザックに放り込んできましたが、特に歩行に支障がないと判断したため、ノーマル歩行を継続させます。


巻き道分岐から直進して大塚山に登り上げます。
山頂に直行するため、大塚山園地休憩所を通過。


まずは意外に思っていたより楽に大塚山に到着。
スタートから歩き続けていたので大塚山で小休止。
歩き始めると、神社や宿場街が目立つ御岳山が視界に入ります。


せっかくなのでレンゲショウマ群生地の富士峰園地に入ります。
産安社の傍には男杉、女杉からなる夫婦杉。
見ごろを過ぎた蠟梅の残りも咲いていました。


ビジターセンター裏に出ます。
御岳山山頂周辺は下界と雰囲気が一切変わりません。


神代欅の大木を確認。
その先はまだ準備中の商店街。


鳥居を潜って御嶽神社へと向かいます。
石段の連続が地味に長いです。


武蔵御嶽神社寶物殿前には立派な武将畑山重忠の石像。


武蔵御嶽神社にて参拝してから、いよいよ大岳山に向かいます。


まだ茶屋が閉まっている長尾平では、今後に向けて奥にあるトイレを積極的に利用させて頂きます。


今回は奥の院、鍋割山には向かわずロックガーデン経由で大岳山を目指します。
大きな天狗岩を通過。


いよいよ苔蒸したいい雰囲気に変わってきます。
進むと、苔蒸した山道に雪も混じってきます。


苔地帯を登っていくと山腹コースとの合流地点である綾広ノ滝。
東屋で一旦休んでから登ります。


次第に白い山道へと変化してきます。
進行方向に大岳山を捉えます。


休業中の大岳山走には、利用はしなかったが、新設されたのか比較的新しいトイレもありました。


鳥居を潜っていよいよ大岳山へのラストスパートです。
地面は完全に真白で幾分進みづらいが、危険はないので行けるところまでノーマルのまま歩きます。


山頂直下を登り込んで、通算2回目となる大岳山(1267m)。
終始数人と静かな山頂。
下山時には貸切になりました。


奥多摩三山の一つである御前山(1枚目)と、同じく奥多摩三山で三百名山の三頭山(2枚目)。
本日は曇り空で遠方の山々までは確認することができません。


大岳山で休憩したあとは、鋸山に向けて鎖場を慎重に進みます。
下っていくと、平坦な静かな山道歩きになります。


途中非常に邪魔な倒木があり、短い脚を懸命に上げながら通過します。
御前山・月夜見山との分岐を鋸山方面へと登ります。


登り込みにやや苦しんで鋸山。
山頂はベンチがあるものの、樹林に囲まれ展望は一切ありません。


鋸山の先は一転ゴロ岩の急下降。
傾斜が緩みだすと静かな植林地帯。
歩いていくと残念ながら雨が降ってきます。


興味本位で鎖場コースより下ります。
眼下に集落。


足元に気を付けながら下降。
天聖神社を通過。


一旦伐採された送電線下を通り、暫く歩くと時計峠。


登り返して、愛宕山山頂部にある愛宕神社にて参拝。


山頂下には五重塔。
長い石段を転ばないようにどんどん下ります。


雨に濡れながら車道歩きを消化して奥多摩駅に到着。


青梅線川井駅で下車後、レインウェア、ザックカバーを被せて駐車場まで戻りました。
濡れた身体を早急に温めたかったので、自宅と反対の奥多摩方面に向かい、久々のもえぎの湯で温まりました。


■その他
ケーブルカーが繋がっている御岳山はやはり宿坊や売店が多く、山の上というよりも街中に戻ってきたような感覚を受けます。
大岳山へ標高を上げるにつれて積雪量は増えていきましたが、特に深刻な箇所はなく、終始滑り止めは使わずノーマル歩行でした。
曇り空であったことからか二百名山の大岳山は思いの外静かでした。
予め前日に確認した天気予報では雨は夕方からという予報でしたが、鋸尾根を下る途中より早くも小雨が降ってきてしまい、山では樹林帯のためある程度防げていましたが、下界では意外と降っており、予報より少し早まったのかもしれません。
今回は鋸山経由で下りましたが、いずれ奥多摩三山縦走を歩いてみたいものです。

赤雪山~仙人ヶ岳

2017-03-18 | 足利・桐生方面
2017年3月18日

仙人ヶ岳は昨年から訪問候補に挙がったことはありましたが、年明けに同じ山域の大小山~大坊山に訪れた時にとても満足できたので、他の山にも訪れてみたいと思い、アカヤシオ開花前ではありましたが、赤雪山とセットでの周回コースを歩きました。

8:15 松田川ダムメモリアル広場
8:25 赤雪山登山口
8:45 491P
9:00 赤雪山 9:10
10:00 623P
10:30 仙人ヶ岳 10:55
11:10 熊の分岐
11:20 知の岳
11:45 犬帰り 11:50
12:10 知の岳
12:45 まつだ湖畔キャンプ場
13:10 松田川ダムメモリアル広場
所要時間:4時間55分
(道中約40分のロスあり)

■天候:晴

■コース状況
メモリアル広場~赤雪山
東側登山道は2014年2月の大雪の影響で倒木が多発していることから立入禁止(自粛)の措置が取られているので、西側登山口での登頂が無難です。
序盤は植林の登りだが、赤雪山まで0.7mの道標付近からは低山ながら冬枯れして開けた気持ちのいい山道に変わります。
赤雪山は展望はあまりないが、東屋や複数のベンチがあります。

赤雪山~仙人ヶ岳
核心的な箇所はないものの、いくつもの小ピークを踏みながらのアップダウン区間です。
急な下りでは転倒に注意。

仙人ヶ岳~メモリアル広場
熊ノ分岐の先にある561mピークからは犬帰り、猪子峠方面へと主稜線が続いているが、まつだ湖畔キャンプ場を経てメモリアル広場に戻るには、左折して藪が目立ち踏み跡の薄い登山道を下るのが正解。
やや不明瞭な道を下ると、途中にある下降点の道標を右折して林道と書かれている方へ下ります。
下部の植林箇所は倒木があるので注意。

進むべき方向を間違わないことと、561mピークからの下りに気を付けたいです。


自宅より走行時間2時間弱で栃木県足利市内の松田川ダムのメモリアル広場に到着。
駐車場には他に4人組ハイカーさんが登山準備中でした。
まつだ湖を眺めながら車道を歩きます。


途中東側登山口への道を通過して、10分弱の車道歩きで西側登山口。
ガイドブック記載の東側登山口は2014年2月の大雪による影響で倒木多発となっていることから自粛となっています。


まずは樹林帯の九十九折れでグングン標高を上げていきます。


赤雪山まで0.7kmと近づいてきました。
樹間から目指す赤雪山を捉えます。


ここからは冬枯れして気持ちのいい山歩きとなります。
赤雪山が近くなると、今度は崩壊気味の階段歩きとなります。


登り上げて呆気なく貸切の赤雪山。
赤雪山は樹林に囲まれて展望は限られています。


赤雪山で小休止してから仙人ヶ岳方面へ縦走開始。
ポカポカ陽気の稜線を歩いて、一つ目の小ピークに到達し、仙人ヶ岳まで3.5km。


アップダウンの連続なので一気に急下降です。
下りきると今度は再び登り込みです。


二つめのピークから仙人ヶ岳までは2.9km。
すぐ先から仙人ヶ岳を望みます。


足元に注意しながら急下降して登り返すと、三つ目のピークで仙人ヶ岳まで1.8kmと半分を過ぎました。


大岩を左に巻いて進むと、その先には祠が祀られています。


少し歩くと623mピークに来ました。
仙人ヶ岳までは1.3km。
逆回りのハイカーさんとすれ違うかと思っていたが、赤雪山直下以降誰とも会わない静かな低山歩きです。


松田川ダム下山口を通過してからさらに一登りして仙人ヶ岳登山道に合わさります。


少し広めの東のピークから西の山頂までそのまま歩きます。


程なく仙人ヶ岳(663m)。
山頂では各単独2人のハイカーさんが居られました。
仙人ヶ岳山頂部の邪魔にならないところに移動して休憩。


足利百名山の山頂標も確認。
北西側に同じく吾妻山とセットの桐生アルプスとして訪問を検討していた鳴神山方面と眼下に集落。


山頂でゆっくりしてから下山。
1月に訪れた大小山~大坊山周回の時もそうでしたが、この山域は低山帯にも拘わらず展望に恵まれた稜線歩きを楽しめます。
途中から男体山を捉えることに成功します。


熊ノ峠分岐を通過して、左右に背丈に低い松がある山道を歩きます。


展望地の561mピークに着きました。
眼下に松田川ダム(2枚目)を確認。
駐車場の車も見えました。
先に登頂してきた赤雪山(3枚目)。


561mピークからは左に折れるのが正解ですが、道標を見ると奥の矢印が左を指しているため、まつだ湖畔キャンプ場は右を差しているものだと思い込んで、誤って右側の道に進んでしまいます。
犬帰りまで来てしまい明らかにおかしいと思い、ガイドブックで確認してようやく間違いに気付き、引き返すことにします。


往復40分近いロスで561mピークまで戻ってまつだ湖畔キャンプ場に下ります。
登山道は藪が邪魔で薄い踏み跡です。


松ノ木の先を登り返すと道標が現れ、林道を指す右へと折れます。


やがて荒れた未舗装林道に合わさると、倒木が目立ちます。
一度短い脚が上がりきらず脛を強打してしまいました。
堰堤の右脇を歩きます。


ようやくまつだ湖畔キャンプ場が見えてきました。
静かな雰囲気のキャンプ場。
13時過ぎに駐車場のメモリアル広場に帰着しました。


その後群馬県太田市内まで車を走らせ、安眠の湯に立ち寄り、ゆっくり温まってから帰りました。


■その他
赤雪山、仙人ヶ岳は同じ低山帯でも地元奥武蔵とは違った魅力があり、やはり埼玉から思い切って来てよかったです。

しかし、道中は561mピークからルートミスしてしまいました。
何故間違えてしまったのかというと、“甘かった”の一言で済ませることもできるのですが、
・事前の予習不足。
・道標の矢印方向を思いこんで勘違いしてしまった。
・登山道がとても明瞭だから問題ないと思った。
・駐車場の松田川ダムメモリアル広場が見えていて遠ざからなかった。
主にこれらの要因が重なったことが原因と思われます。
予習に関しては、他の多くの山も候補に挙がりながら今回の赤雪山~仙人ヶ岳に決まったのが前夜の寝る直前でした。
しかも赤雪山への東側登山道が通行禁止であることを知ったのが当日朝であったことは恥ずべきことです。
道標やルートに関しては、これは今度に向けてのいい勉強になったと思っています。
今回ははっきり言って雑でした。

今回のルートも気に入りましたし、この山域は今年の新たなマイブームとなっていますので、また訪れてみたいです。

伊豆ヶ岳~子ノ権現~天覚山~釜戸山

2017-03-04 | 奥武蔵
2017年3月4日

雲取山鴨沢ルート、丹沢山域を歩いたので、久々に地元奥武蔵の低山帯を歩きたいと思い子ノ権現までの伊豆ヶ岳を越えるみちと飯能アルプスを組み合わせたロングルートを歩くことで計画しました。
この区間を歩くのは、一昨年暮れの奥武蔵最強ルート以来となります。

7:15 正丸駅
7:40 伊豆ヶ岳登山口
8:15 五輪山
8:30 伊豆ヶ岳
8:45 古御岳
9:10 高畑山
9:20 中ノ沢ノ頭
9:40 天目指峠 9:45
10:20 子ノ権現 10:35
10:45 スルギ
11:45 前坂
12:10 大高山 12:20
13:05 天覚山 13:15
13:30 東峠
14:20 釜戸山 14:40
15:05 武蔵横手駅
所要時間:7時間50分

■天候:晴時々曇

■コース状況
正丸駅~伊豆ヶ岳
一部登山道に倒木があるものの、ルートは明瞭で問題ありません。
男坂は難易度はそこまで高くはないと感じましたが、女坂や巻き道もあるので無理して男坂を選択しなくても登頂可能です。

伊豆ヶ岳~子ノ権現
天目指峠までの樹林帯では多少のアップダウンがあるものの比較的楽な歩きが可能な区間です。
天目指峠からは登り返しがあります。

子ノ権限~天覚山
飯能アルプス特有のアップダウンがある区間で、登山道の変化もあまりなく体力を要します。
小ピークは巻き道も複数あります。

天覚山~武蔵横手駅
途中破線ルートから釜戸山へ向かったが、急な下りがあるので足元に注意したいです。
道自体はわかりやすいです。


花粉到来(泣)
本日は芦ヶ久保駅から電車に乗り、隣の正丸駅よりスタートです。
駅から階段を下りてまずは伊豆ヶ岳を目指します。


先行された女性ハイカーさんとお話しながら登山口までの車道区間を歩きます。
馴染みの年季の入った売店を通過。
本日は正丸峠には向かわず直接伊豆ヶ岳に登ります。


わかってはいましたが、やはり奥武蔵らしい植林地帯で朝から花粉が凄いです。
薬も飲んでマスクも用意しましたが、酷いです。
徐々に傾斜が出てきて、早くも汗をかきながらの登り込みです。
登り上げて気持ちのいい尾根歩きです。


やがて伊豆ヶ岳らしく岩々が目立ち始めます。
途中の樹間から奥武蔵の山々。


広々とした五輪山を通過して、本日も迷いなく男坂を選択。


鎖はあるが、見た目ほど難易度は高くありません。
以前一度男坂を下ったことがあるが、登るハイカーさんが多すぎて下りきるまでに時間を要してしまいました。
縦長の伊豆ヶ岳山頂部。
いつも週末となると大変賑やかな伊豆ヶ岳ですが、時間が早いこともあってか本日は大変静かです。


本日の山行最高峰の伊豆ヶ岳(851m)。
貸切となった伊豆ヶ岳で休憩と思いましたが、まだ特に疲れていないのでそのまま先に進みます。


天目指峠を目指して歩き、伊豆ヶ岳と双耳峰を成している古御岳。
事前にわかってはいましたが、山名板が落ちてしまっています。


緑に囲まれた山道を歩き、今度は高畑山。


伐採されてすっきりとした箇所に出ました。
実は完全な樹林の中よりも適度に開けた箇所や里のほうが症状が特に酷いです。
再び奥武蔵らしい樹林帯歩きです。


樹林に囲まれ展望が全くない中ノ沢ノ頭を通過して、車道が通っている天目指峠の休憩舎で小休止。


強烈な登り込みと、同じく強烈な花粉に苦しみながらの歩行を強いられます。
歩き続けると、祠が見えてきたのでここまで来ると子ノ権現は近いです。


子ノ権現付近まで来ました。
この区間は花粉がとてもやばかったです。
薬とマスクがあってもやはりこの時期はきついです。
頭までいつも以上におかしくなってきます。
子ノ権現名物の大きな手を確認するももう疲れるだけだしわざわざ近づかなくてもいいやと先に進みます。
雰囲気のいい竹林を歩きます。
杉林が全て竹林に変わってくれたらどんなに楽なのだろうか……。


もう馴染みの子ノ権現に到着。
せっかく来たのに参拝するの忘れました。
今年も無事に山歩きできるといいけど。
巨大な草鞋と鉄下駄も確認。
大変貴重な自販機では残念ながらあったかはちみつレモンだけ売り切れだったので、coldのnatchan!そのままりんごを頂きます。


初めて阿字山にも登ってみます。
山頂部の東屋。


あっという間に石像が居る阿字山山頂。
山頂は一方向だけ開けていました。


かわいいおそうじ小僧を確認してから飯能アルプスに進みます。
飯能アルプスの破線ルート登山道入口より望む展望。


また展望の利かない樹林帯歩きが始まります。
スルギを通過。


六ツ石ノ頭、堂平山と無駄に小ピークが連続します。


道のど真ん中に三角点が置かれている板屋ノ頭まで来ました。
眼下に採石場を捉えます。


山道、さらには一旦車道を下ってから再度登山口より前坂方面に入りますが、登山口にはなにやらぬいぐるみの落し物。
ぬいぐるみの正体は飯能アルプスとは似合わないかわいいリラックマでした。
近くの下界で子どもが落としたのだろうか。


歩いていくと破線ルート終了地点の前坂。
そのまま歩き続けて大高山です。
貸切の大高山で小休止。


天覚山に向けて歩き始めて大岩を左に巻きます。
案内板をよく見ると直登はプロのみと書かれていました。
歩き続けてようやく天覚山まで来ました。


天覚山から望む山々(1枚目)と半ドーム球場の西武ドーム(2枚目)を遠望。


一旦下って東峠。
当初は天覧山まで縦走する予定でしたが、正直疲れたし花粉も凄いし今回は特に行く必要性も感じなかったのでエスケープルートで未踏の釜戸山に訪問してみます。


いきなり膝を痛めそうな急降下。
登り返して初訪問の釜戸山で休憩。


久須美坂に繋がる未舗装林道に合流して、さらに進むとついに下界が見えてきました。


表側の閂を抜いて門を開ける形態だが、なかなかうまくできなかったため閉じ込められてしまうかと焦りました。
一度飛び越えようかと思いました。
初めて利用する武蔵横手駅に着いて本日の山行は終了です。
それにしてもここでも恐ろしい花粉でした。


■その他
当初は伊豆ヶ岳を越えるみちと飯能アルプスを繋げた伊豆ヶ岳~天覧山までのロングコースを歩く予定で正丸駅を出発したのですが、体力と精神力が削がれて、今回は奥武蔵最強ルートを歩いているわけではないので別に無理して天覧山まで繋げる必要性を感じないと思い、未踏であった釜戸山への訪問を兼ねたエスケープで初の武蔵横手駅に下りました。
地元奥武蔵の馴染みのルートを歩きましたが、やはり花粉の飛散が悲惨なこの時期の山歩きは大変過酷でした。
純粋な樹林帯のなかよりも山に近い里のほうがより苦手な私はまだいいのかもしれませんが、それでも花粉症の症状が年々悪化していて、今回も薬を飲んでマスクを装着しても山行中はくしゃみと鼻水が止まらなかったです。
もうなんでもいいから早く過ぎ去ってくれという感じですね。