途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

榛名山縦走(榛名富士~烏帽子ヶ岳~鬢櫛山~掃部ヶ岳~杏ヶ岳~氷室山~天目山~三ツ峰山)

2016-03-29 | 赤城・榛名・筑波
2016年3月29日

初訪問となる榛名山を反時計回り周回で縦走しました。
ラストに相馬山を組み込むプランも検討しましたが、冷静になって無理せず三ツ峰山までとしました。
それでも緩んだ身体とメンタルにはなかなか堪えるものがあり、道中三ツ峰山は地味なピークだし省いてもいいかなと考えていました。
しかし、来月の外秩父七峰縦走等今後のロング縦走を見据えた上で、メンタル面も含めて鍛え直す必要を感じていたことから気合いを入れて三ツ峰山にも向かいました。

6:40 ビジターセンター駐車場
7:15 榛名富士 7:25
7:50 榛名富士登山口
8:30 烏帽子ヶ岳
9:05 鬢櫛山 9:10
10:20 掃部ヶ岳登山口
10:40 覗岩 10:45
11:15 掃部ヶ岳 11:25
11:40 西峰
11:50 耳岩
12:05 杖の神峠
12:20 鷲ノ巣山
12:45 杏ヶ岳 12:55
13:15 鷲ノ巣山
13:30 杖の神峠 13:35
14:30 氷室山 14:35
14:55 天目山 15:00
15:20 三ツ峰山分岐
15:40 三ツ峰山 15:45
15:55 三ツ峰山分岐
16:40 ビジターセンター駐車場
所要時間:10時間0分

■天候:晴のち曇

■コース状況
ビジターセンター駐車場~榛名富士
ゆうすげ元湯方面に車道を少し歩くと、右手に登山口があります。
九十九の緩やかな登山道で、明瞭且つ安全です。

榛名富士~烏帽子ヶ岳
榛名富士からの下山ルートは北斜面で残雪が目立ちました。
凍結箇所もあるので当日の状況ではアイゼンがあると安心です。
烏帽子ヶ岳登山口には赤い鳥居があります。

烏帽子ヶ岳~鬢櫛山
鬢櫛山への登りは急登です。

鬢櫛山~国民宿舎榛名吾妻荘
鬢櫛山からの下山道はやや不明瞭。
笹藪を突っ切っても行けるみたいだが、ひとまず今回は遠回りな正規ルートを選択。
国民宿舎榛名吾妻荘の脇に掃部ヶ岳登山口があります。

国民宿舎榛名吾妻荘~掃部ヶ岳
途中の分岐から登る覗岩は絶好の展望箇所。
掃部ヶ岳へは階段主体の体力が要る登りです。

掃部ヶ岳~杏ヶ岳
序盤は笹藪を道なりに突っ切るルートとなります。
耳岩も覗岩同様展望箇所だが、慎重に登る必要があります。
杖の神峠からは鷹ノ巣山を含む幾つかの小ピークを登り返すアップダウンのあるルートです。
この区間はリボンなどの目印がありがたいです。
杏ヶ岳からは今回鏡台山方面の展望は望めたが、榛名湖方面の展望は得られませんでした。

杏ヶ岳~天神峠
杖の神峠からは舗装路と未舗装路を交えての長い林道歩きで下ります。
杖の神峠は駐車スペースとなっているが、杖の神林道は落石が多く未舗装区間の路面が悪い為、車での通行は控えたいです。

天神峠~七曲峠
氷室山、天目山は各ピークに向けて階段主体で急激な登り下りを繰り返すので体力を要します。
関東ふれあいの道に選定されているため、登山道は最大級に明瞭です。

七曲峠~三ツ峰山
途中の分岐から三ツ峰山へは踏み入れる人が少ないが、ルートは道なりに一本道。
残雪も目立ちました。

三ツ峰山~ビジターセンター駐車場
今回は行かなかったが、松ノ沢峠に向かう途中分岐から榛名旭日岳というピークに登ることができるようです。
榛名山ロープウェイ山麓の榛名高原駅付近に食事処、お土産屋さんがあるが、昼中心の営業であることから閉まる時間が早いです。


初訪問となる榛名山に向けて4時過ぎに自宅を出発し、途中コンビニに立ち寄りながら下道走行約2時間でビジターセンター駐車場に到着です。
広い駐車場には私の車1台だけと貸切状態です。
駐車場よりその名に相応しく整った綺麗な山容をしている榛名富士を捉えます。


駐車場のトイレが冬季閉鎖中だったことから、やや焦り気味にテニスコート近くのトイレに移動します。
コンディションを整えた上で、駐車場に戻り長い一日をスタートさせます。
反時計周りで周回するため、ロープウェイ駅ではなく、看板の榛名湖温泉方面に向けて歩きだします。


すぐに榛名富士登山口がありました。
笹藪の間にある登山道を九十九折れに登って行きます。


呆気なくロープウェイ稼働前の榛名富士山頂駅に到着。
山頂駅前の展望台に移動します。


天候次第で見える地元の武甲山は見えなかったが、浅間山はしっかりと確認することができました。
眼下のビジターセンター駐車場は未だ貸切状態が続いていました。


ゴンドラも確認し、電波塔を横に見ながら榛名富士神社に向かいます。


鳥居を潜って、榛名富士山頂部にある榛名富士神社で山行の安全と反時計回り周回達成を願い参拝します。
3枚目の画像は二ツ岳(左)と相馬山(右)。


ゆうすげ元湯方面に下山します。
北斜面の為、積雪量が増えます。
以前から使っていた6本爪軽アイゼンに不満を感じていたため、新調したチェーンスパイクを実戦で初めて装着してみます。
素早く装着でき、軽くて身軽な動きができ、大変満足です。


完全下山後に入浴予定のゆうすげ元湯裏手に出ます。
車道歩きの途中から第二峰目に登ることになる烏帽子ヶ岳を捉えます。


赤い鳥居が目印の登山口から烏帽子ヶ岳を目指します。
大変静かな登山道を歩き、分岐から折れて烏帽子ヶ岳に向かいます。


前方でガサガサ音がしていたので、こんな時間から烏帽子ヶ岳に登る同志がいるのかと呑気に考えていました。
しかし、よく見ると木々に紛れて物体が現れ、目が合ってしまいます。
ひとまず熊鈴を積極的に鳴らし、前向きのまま後ずさりしてみます。
数分のカモシカとの対峙時間が非常に長く感じました。
カモシカは上には登っていったが、幸い烏帽子ヶ岳とは逆の左方向に去っていきました。
カモシカと再び出くわすかもしれない為、烏帽子ヶ岳を諦めるか悩みながらふと手をついた岩に明らかにおかしな感触が……、
仲間がすぐそこにいたらついに終わりだ等一瞬の間に頭をよぎりました。
岩の上にはこちらの物が置かれていました。
本当に心臓に悪いです。


カモシカを警戒しながら笹藪地帯を進み、烏帽子ヶ岳に来ました。
ここでザックから熊鈴を一つ追加して、熊鈴二つ体制で縦走に挑みます。


帽子ヶ岳を後にして急登の鬢櫛山に向かいます。


文字も薄れて極めて寂しい山頂標の鬢櫛山。
多少広がってはいるが展望もそこまでではなく、通過点の山といった感じです。


痩せ尾根で下り、その後この付近の笹藪地帯で道を間違え、笹藪方面に進んでみたり、鬢櫛山方面に戻ってみたりと計30分以上もロスしてしまいました。
正規ルートはここから左のやや不明瞭箇所にリボンが付けられていました。


下りきって車道に出ると、榛名湖の先に榛名富士を望みます。
車道歩きを続けていると、アヒル船とオレンジ屋根の榛名吾妻荘が視界に入ります。


立派な建物の国民宿舎の脇に掃部ヶ岳登山道入口がありました。


どうやら建物の一部を取り壊し作業中のようです。


好展望の覗岩にも立ち寄っていきます。


すると、開けて素晴らしい絶景が広がっています。
正面に一際目立つ榛名富士。


綺麗な建物の吾妻荘と国民宿舎。
覗岩から覗いてみると、断崖絶壁。


絶景を楽しんだのち榛名山最高峰掃部ヶ岳を目指して凍結に注意しながら階段主体で登り込んでいきます。
記念公園方面のルートと合流します。


登っていくと再度展望地から榛名湖と外輪山を視界に捉えます。


そして榛名山最高峰掃部ヶ岳(1449m)。
昼間の掃部ヶ岳山頂部も完全貸切状態。
本日ここまで一人もハイカーに会っていません。


山頂より浅間山。
杏ヶ岳へはアップダウンが待ってそうです。


杏ヶ岳に向けて歩きだすと、いきなりあまりの笹藪に苦笑いです。
何も無い西峰を通過。


途中の展望地に立ち寄ってみると、遠くに榛名湖と南方の山々が見えました。


目立って聳える耳岩に登ってみると、やはり素晴らしい展望が待っていました。


耳岩の下は日陰で凍結が危険なため、ここでもチェーンスパイクを装着。
やがてお地蔵さまが現れると、


舗装路が通っている鞍部の杖の神峠。
そのまま最奥の杏ヶ岳を目指します。


積雪の登りを進むと、杏ヶ岳よりも標高の高い鷲ノ巣山。


幾つか小ピークを登り返しながらまだかと思いながら歩き、祠があったが、ここも杏ヶ岳ではありませんでした。


アップダウンを繰り返しながらようやく杏ヶ岳に到着。



杏ヶ岳で休憩後復路を登り返します。
鷲ノ巣山まででも登り返しにしんどいと感じました。


杖の神峠からの長い林道歩きでは、所々落石が目立ちます。
これではとても車で杖の神峠までは来られないです。


面白みのない杖の神林道を下りきって天神峠。
コース略図でしっかりルートを確認し、氷室山への登山口を確かめます。


石灯篭を見上げます。


榛名湖の先に山頂直下でカモシカに遭遇した烏帽子ヶ岳。
2枚目の画像は地味なピークの鬢櫛山。


汗をかきながら必死で階段を登り込み氷室山。
看板の左下に小さく氷室山の文字と標高が書かれていました。


転げ落ちそうなくらい一気に階段で標高を下げます。
その後は何かの罰ゲームかと思わせるくらい再びきつい登り込みを強いられます。


天目山には複数のベンチが設けられていました。


七曲峠に下る途中もう何度目の登場かわからないくらい見飽きてきた榛名富士が視界に入ります。
七曲峠で車道を横切ります。


登ると、三ツ峰山への分岐が現れました。
山行途中で三ツ峰山は省いてもいいかなと思っていましたが、メンタルを鍛え直す意味でも気合いで三ツ峰山に向かうことを決断します。
積雪箇所を登ってついに非常に静かな山頂の三ツ峰山に登頂。
分岐に戻る途中だけ本日三度目のチェーンスパイクを装着しました。


もうあとは下るだけです。
階段がどこまでも続きます。
真っ直ぐ行くと榛名旭日岳というピークに行けるみたいでしたが、もう登り返すことはしません。
予定通り左に折れて下山します。


下りきって車道歩きで起点のビジターセンター駐車場を目指します。
本日間違いなく最多登場回数の榛名富士を正面に捉えます。


本日の営業を終了した榛名山ロープウェイ榛名高原駅を通過します。


近くのお土産屋さんの自販機でコーラを購入。
そしてビジターセンター駐車場に無事帰着。
榛名山周回を完了させました。


その後、車でゆうすげ元湯に移動して、疲れ切った身体を徹底的に癒します。


入浴後、台湾料理店福ちゃん食堂に立ち寄ります。
台湾味噌ラーメンと叉焼チャーハンのセットメニュー¥880を徹底的に食い込みました。


■その他
烏帽子ヶ岳直下でカモシカに遭遇したり、鬢櫛山からの下山で道迷いしたことなどありましたが、無事榛名山縦走を達成できてよかったと思います。
当日山ではまさかの完全貸切山行となりました。
久々のロング山行に疲れきってしまい、ゆうすげ元湯では長風呂してたら危険と判断して早めに揚がってしまいました。
今回の山行を経て、昨年末に比べてやはり体力、メンタルの低下を感じました。
燃え尽きたのだろうか、克服すべき課題になりそうです。
今まで自宅の秩父からどうせ北に行くなら赤城や谷川まで足を運んでいましたが、榛名山はとても静かな山域で、再訪したいと思いました。

比企三山時計回り周回(笠山~堂平山~大霧山)

2016-03-21 | 奥武蔵
2016年3月21日

自身の休日と天候の折り合いがなかなかつかず、今度は数日前に身内の風邪がうつってしまいました。
天候は絶好であることからこれはもう待てないということで、リポビタンDを飲み、気合いを付けて3週間ぶりの山行に出かけました。
来月に行われる外秩父七峰縦走路を見据えたうえで、比企三山を時計回りで周回することにしました。
(皇鈴山~登谷山は年初に縦走済み、)

7:30 ヤマメの里公園駐車場
8:00 萩平丁字路
8:45 笠山西峰 8:55
9:05 笠山峠
9:30 堂平山 9:50
10:10 剣ヶ峰 10:15
10:20 白石峠
11:15 定峰峠 11:30
11:55 旧定峰峠 12:00
12:10 桧平
12:30 大霧山 12:50
13:05 粥仁田峠
13:40 橋場バス停
14:00 ヤマメの里公園駐車場
所要時間:6時間30分

■天候:晴

■コース状況
ヤマメの里公園駐車場~笠山
登山道は明瞭且つ安全です。
笠山山頂が近付くと傾斜がきつく、登り込みの深刻さが増します。

笠山~堂平山
外秩父七峰縦走の案内に正規ルートと別にマジックで旧道等の案内が書かれていますが、伐採箇所への誘導なので正規ルートを歩いたほうがよいかと思います。

堂平山~大霧山
白石峠までは車道を交えながらのルートとなります。
白石峠の先は階段状の急な登りとなり、平坦部を挟んだのち、一気に標高を下げることから脚部への負担が掛かります。
定峰峠以降も小刻みにアップダウンが出てきます。
大霧山直下も急登です。

大霧山~ヤマメの里公園駐車場
粥仁田峠からは車道と山道を交えながら下界に下っていきます。
橋場バス停に到着後、県道を右折すればやがてヤマメの里公園駐車場に辿り着きます。

全体を通して、危険箇所は殆どなく、外秩父七峰縦走の案内のお陰でルートがわかりやすいです。
比企三山は低山にしては特に展望が素晴らしいです。


久々の山行は西上州方面も検討していたが、身内の風邪を貰ってしまったため、近場で安全な比企三山周回に決めましました。
ヤマメの里公園駐車場には自分の車を含めて3台でした。


毎年4月に行われる外秩父七峰縦走ハイキングコースの一部になっていることからこちらの案内が豊富に設置されていてありがたいです。
笠山CPの表示に従い車道で標高を上げて、ようやく山道に進入するもすぐにまた車道へと出てしまいます。


集落では花が咲き乱れており、特に山茱萸(サンシュユ)や山桜が見事です。
東屋のあるT字路に突きあたり、道標に従い右折します。


付近では足元に水仙が一列に咲いています。
すぐに左折し、野際ぶどう園の前を歩きます。


萩平丁字路を通過すると、程なく山道が始まります。


赤土の静かな山道を歩き、途中林道を2回横切ります。


徐々に傾斜が出てきて、山頂が近づくとロープが出てきて登り込みの深刻さが増します。


分岐を直進すると、まずは笠山(837m)。
山頂に到着すると、すぐに反対側から3人組の男性ハイカーさんが登ってきました。


3人組ハイカーさんと互いに撮り合います。
開けた北面からは裾野の長さ国内第二位の赤城山が目立ちます。


笠山を後にして先程の分岐から堂平山を目指すと、急なガレの下りで掛け落ちます。
林道に出たら左折します。


途中伐採された展望地がありました。
熊出没注意の看板を確認。
その先の登山道は伐採が進んだため、すっきりして爽やかな山道です。


やがてパラグライダーを視界に捉えます。
するとそこはもうパラグライダー発着所でした。


パラグライダー発着所の脇を歩いて堂平山(876m)に到着。
堂平山にしては珍しく貸切の山頂でした。


ドーム食堂に立ち寄り、豚汁(¥200)と草あん餅(¥120)を頂きます。
安いうえにとてもおいしいです。
食堂のおばさんと会話を楽しみ、来月の外秩父七峰縦走挑戦の意向を伝えます。


堂平山からは車道歩きが始まり、剣ヶ峰を目指します。


そして石碑と剣ヶ峰山頂に聳え立つ電波塔。


下って、さらに進むとロードバイカーで溢れる白石峠。
車道を横切り、大霧山を目指します。


いきなりこれでもかと続く長い階段で登り込んでいきます。
堪らず途中のベンチで小休止。


今度は手摺が出てきて、せっかく稼いだ標高をこれでもかと一気に下げていきます。
展望地から笠山を捉えます。


ズームで天文台ドームのある堂平山も確認。
左から笠山、堂平山、剣ヶ峰と続く歩いてきた縦走路を望みます。


やがて建物が見えるとそこは定峰峠です。
トイレに直行し、放水作業に取り掛かります。


定峰峠の茶屋では甘酒が¥400で売っていました。
ドーム食堂が安いことがよくわかります。
小休止後、大霧山に向けて山道に入ります。


獅子岩を通過。
定峰峠以降ハイカーの数が増えてきます。
大霧山の人気が窺えます。


十字分岐となっている旧定峰峠を過ぎ、歩幅の合わない急な階段で登っていきます。


有刺鉄線が張られた牧場の先に笠山、堂平山、剣ヶ峰の展望が得られます。
笠山のおっぱいがより明確になってきました。
ロープの設置されている急登を必死で登り込むと、


ついに大霧山(767m)に登頂成功。
開けた大展望の大霧山は2組計5名のハイカーさんがおられました。


絶景を楽しむと、やはり浅間山が目に入ります。
2枚目の画像は遠方に谷川連峰。


休憩後山頂で寛いでいるハイカーさんより一足早く下山します。
素直にオススメの山道を歩き、粥仁田峠に来ました。


ここからは橋場バス停を目指して車道歩きが始まります。
その後一旦山道に入ります。


車道と山道を交えながら下っていくと、世界一小さな釣り堀センターの看板。


橋場バス停に出たら、ここから右折してヤマメの里公園駐車場に向けて面白みのない車道歩きが始まります。
車道歩きを消化して、ヤマメの里公園駐車場に無事到着。
時計回り周回を完了しました。


その後、新木鉱泉で温まってから帰宅しました。


■その他
比企三山時計回り周回の計画も1月か2月あたりから実行に移す予定でいたのですが、他の山に出かけたりも重なって3月中旬にまでずれ込みました。
この比企三山、堂平山~笠山と大霧山の2つに分けて3、4年前の本当に山を始めた頃に登った経験がありましたが、三山周回は初でした。

山の詳細につきましてはレポに記載の通りとして、堂平山のドーム食堂で頂いた豚汁と草あん餅がおいしかったです。
食堂前に只今の時間販売中とありましたが、後で知ったのですが、営業時間前でした。
朝早いなかありがとうございました。
御馳走様でした。

武甲山(表参道~持山寺跡コース)

2016-03-01 | 奥武蔵
2016年3月1日

通算訪問数が二桁に近づいている武甲山はブログ開設後でも4度目の訪問となります。
昨年8月に表参道ピストン山行をして以降、浦山口側からの橋立コースや大持山、小持山縦走路は歩いていたものの、やはり最も武甲山らしいと思っている表参道を歩きたくなりました。
そこで、以前から気になっていた持山寺跡コースを下山ルートに選択しての軽めの山行で登頂しました。

9:20 一の鳥居
9:40 不動滝
10:00 大杉の広場 10:05
10:30 武甲山 11:00
11:15 シラジクボ
12:00 一の鳥居
所要時間:2時間40分

■天候:晴のち曇

■コース状況
一の鳥居~武甲山
序盤はコンクリートの急坂歩きとなり、この舗装路が体力を要する区間です。
山頂までは丁目石が設置されていることから大まかな現在地を知ることができます。

武甲山~持山寺跡
武甲山から小持、大持山方面に向けてシラジクボまで急坂を下ります。
持山寺跡コースは登山道がやや狭く、あまり変化のない杉林地帯です。

全体的に危険箇所はないと思われます。


西高東低の冬型の気圧配置、快晴の空模様、自宅から武甲山がくっきり見えていることを確認し、9時前とやや遅い時間に自宅を出発します。
要塞基地を車で通過します。
20分程で一の鳥居駐車場に到着。
オフシーズンの平日にも拘わらず既に10台程は駐車されていました。


本日は山頂まで昨年8月以来の表参道で登り、持山寺跡コースで下山します。
花粉症の薬の服用を忘れてしまいましたのでピーク時間が訪れる前に速やかに下山しなければなりません。
因みに花粉の影響が後半に起こる事件に大きく関わってくることになります。
マス、イワナの養殖場を通過していきます。


まだ身体が温まっていない序盤から傾斜のきつい舗装路を登ります。
途中下山時に出てくることになるであろう持山寺跡コースとの分岐である橋を確認します。


十八丁目にある不動滝。
今年もシーズンが始まったら水歩荷も兼ねての再訪を検討しています。


武甲御嶽神社の石碑が置かれている二十丁目石を通過。
その先二十二丁目石に辿り着き、二十二という数字を見ると果てしなくどうでもいいけど大魔神佐々木主浩氏が脳裏に浮かんできてしまいます。
引退試合で清原和博氏に投げたフォークは忘れないだろう。


暫く表参道らしい杉林の樹林帯を九十九折れに登っていくと、標高1000m地点の大杉の広場。


積雪量が増えてきたが、まだ薄らでアイゼンの心配は要りません。
樹林帯をひたすら登り込むと山頂広場が見えてきました。


冬季閉鎖中の山頂トイレを通過して、昨年末の奥武蔵主脈縦走では明け方に訪れた御嶽神社で参拝します。


そして、本年初の武甲山(1304m)に到着。
すぐさま赤いポールが立つ最高地点に移動します。


すると、天候に恵まれて秩父市街地を中心とした大展望を望めます。
眼下には作業中の重機が確認できます。


第二展望台方面に進むと、なんと雨氷を見ることができました。


せっかくなので鐘を鳴らします。
静かについたつもりでしたが、大きな音が鳴り響いてしまいます。


山頂を後にして、武甲山の肩から一旦シラジクボに下ります。
下っていくと、小持山、大持山方面を視界に捉えます。


シラジクボに来ました。
本日は定番の小持山、大持山方面には縦走しません。
地味な持山寺跡経由で下ります。
ここで男性ハイカーさんを追い抜きます。


尿意を我慢していたので人気のない静かな持山寺跡コースに入り、谷側へと放水体制に入ります。
3割程放水後、先程シラジクボで抜き去ったハイカーさんが追ってきます。
小持山、大持山周回コースだろうと考えていたが、この方も持山寺跡コースでの下山でした。
放水を一時中断したまま、後続ハイカーさんと距離を取るためスピードを上げて下っていきますが、後続ハイカーさんが登りとは一転物凄いスピードで下ってきます。
姿が見えなくなったら小分けして放水します。
その間樹林帯で花粉の影響をもろに受けてくしゃみしそうになります。
ここでくしゃみしたら噴射してしまうだろうと考え、必死でこらえます。


ここで持山寺跡を巻いてしまったことに気付きます。
持山寺跡に向けて登り返すか考えているうちに、あっという間に抜き去られます。
その後残っていた約3割を放水して、持山寺跡に向かうことを決断します。
(こんな汚いレコで申し訳ありません。)
途中ザックをデポして登ると、地味ながら持山寺跡だろうかと思った場所に着きます。
しかし、下山後確認するとどうやらここではありませんでした。


再度下って、最後に橋を渡り舗装路に合流します。
あとは急な舗装路を下ります。


そして、12時駐車場に帰着です。
本日は温泉には立ち寄らずそのまま自宅に帰りました。


■その他
山頂では予想通りの大展望の他、予想外の雨氷も見ることができて、大変満足しています。
しかしながら、後半で待っていた事件は、ある意味昨年末の奥武蔵最強ルートや先日の厳冬期蛭ヶ岳ピストン等と比べても遜色ない試練だったと感じています。