途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

伊豆ヶ岳~武川岳~二子山

2017-07-19 | 奥武蔵
2017年7月19日

今回は早起きもしたくなかったし遠征の予定はなかったので地元の低山帯を歩きました。
奥武蔵の馴染みの山々の縦走でしたが、今まで二子山~武川岳、さらには伊豆ヶ岳へと歩くことは多かったものの逆はなかったので、いつもと逆に正丸駅からスタートして伊豆ヶ岳、武川岳、焼山を経て二子山と歩きました。
さすがに不向きな真夏の低山帯ということでスタートからとても暑く、大量の汗が流れ落ちました。
初めて前武川岳を経由しないオーグリ入入口から武川岳に登りましたが、前半は林道歩きで、登山道に入ると今度はとても厳しい急登になり、途中何度も足を止めて必死の登り込みでした。

8:10 正丸駅
8:30 伊豆ヶ岳登山口
9:35 伊豆ヶ岳
10:00 山伏峠
11:10 武川岳 11:20
12:00 焼山 12:10
12:40 二子山雄岳
12:45 二子山雌岳 12:50
13:40 芦ヶ久保第二駐車場
所要時間:5時間30分

●天候:晴時々曇

●コース状況
正丸駅~伊豆ヶ岳
伊豆ヶ岳へは複数登山道があるが、今回は五輪山の巻き道利用の最短ルートで歩きました。
伊豆ヶ岳直下の男坂は巨大な岩場なのでお勧めはされていません。
男坂、女坂が不安な場合は迂回路があります。

伊豆ヶ岳~武川岳
車道が通じている鞍部の山伏峠までは激下りなので転倒に気を付けたいです。
山伏峠からは今回前武川岳を経由しないオーグリ入入口からの登山道を利用しました。
カーブの頂点から左側の一般車通行不可の林道に入るので、入口を見落とさないよう注意。
オーグリ入登山口までは杉林の中の舗装、未舗装の林道歩きです。
オーグリ入登山口から武川岳山頂までは数回に分けての深刻な急登で体力を要します。

武川岳~二子山
標高を下げていくもののアップダウンがあります。
焼山への途中案内に従って林道を歩く区間があります。
焼山は展望に恵まれていて、間近に武甲山を眺めることができます。

二子山~芦ヶ久保駅
二子山からの激下りは大変滑りやすいので、特に転倒に注意。
逆に芦ヶ久保駅から二子山に登る場合は、兵ノ沢コース、浅間神社コースのどちらを選んでも深刻な急登なので体力を要します。

全体的に奥武蔵らしくアップダウンの多い登山道です。


道の駅果樹公園あしがくぼの未舗装第二駐車場は平日の朝早くなので予想通りのガラガラです。
本日は二子山にいきなり登らず道の駅のすぐ上にある芦ヶ久保駅に向かいます。


どうやら二子山付近でも熊の目撃情報があったみたいです。
この付近の山域はわりと熊が多いので注意が必要です。
切符を購入してホームに移動して電車を待ちます。


電車を利用して隣の正丸駅に移動。
朝の8時過ぎで既に猛烈な暑さとなっていました。
伊豆ヶ岳まででも4.6kmあります。


炎天下のアスファルトの登りは大変暑く、早くも大量の汗が流れ落ちます。
鈴木屋の民宿、安産地蔵尊を確認しながら歩きます。


馬頭観音堂のある登山口より正丸峠を経由しない大蔵山コースで伊豆ヶ岳を目指します。
分岐を直進して最短ルートで伊豆ヶ岳に登ります。


やがて傾斜が増してきて足元も滑りやすくなってきます。
登山道が広がってきますので、歩きやすいところを見つけて適当に登っていきます。


伊豆ヶ岳らしく岩々が目立つようになってきます。
岩々地帯からの展望。


五輪山は登らず左の巻き道を選択。
巻き道を出ると、歩いてきた方向は何故か危険×と書かれていました。


伊豆ヶ岳は固いチャートでできている山です。
今回も自己責任で男坂を選択。


巨大な岩場だが、鎖があり、足場もしっかりしています。
ただし迂回路もあります。


岩には残念ながら落書きがされていました。
男坂を登り上げてロープのかかった裏側より合流。


縦長の伊豆ヶ岳(851m)に到着。
早い時間で山頂は貸切だが、特に疲れてもいないので先に進みます。


天目指峠方面との分岐を山伏峠を目指して右折。
いつもは登りで利用していましたが、あまりの激下りに登りの深刻さを改めて感じます。


粘土質の激下りは大変滑りやすいです。
転倒しないようにと思っていた矢先に滑って尻餅をついてしまいます。
下りきって車道が通る鞍部の山伏峠。
今回は前武川岳を経由しないので、直進ではなく右折して車道歩きです。


名栗方面や奥多摩へと向かう際車で走る車道を歩きます。
カーブの頂点より左側の一般車進入禁止の林道に入ります。


伐採箇所は日が当たるので暑いです。
未舗装林道に変わるもこのルートは初めて利用しましたが、あまり面白みは感じないです。


ようやく武川岳の登山口。
いきなりの深刻な急登に体力を奪われます。


岩混じりの道標を武川岳目指して進みます。
歩き続けてようやく見慣れた山頂標が視界に入りました。


昨年11月以来の武川岳(1052m)。
山頂は貸切なのでベンチで暫し休憩。


しっかり休んでから二子山方面へと下ります。
普段は登りで歩くことが多いですが、下りで歩いてみると少し新鮮です。


案内に従い一旦林道歩きに変わり、再び山道へと復帰します。


目立たない蔦岩山の山頂標は見落としてしまっていたので、焼山への登り返しです。
焼山に到着すると、反対の二子山方面から同時に到着した御婦人2人組に荷物を軽くしたいからと嬉しいことにリンゴを頂きます。
そこまではよかったのですが、もう1人の方から残念ながら苦手なトマトまで頂いてしまいます。
顔に出ないように食べて、別れ際に笑顔でごちそうさまでしたと言いました。
暫くトマトの味が抜けませんでした、


焼山より間近に望む武甲山(1枚目)とこれから登る二子山(2枚目)。


いつも登りで苦しんでいた焼山直下を急下降してどんどん二子山との距離を詰めていきます。


二子山(雄岳)はこの時期展望はありません。
山頂標の真下にあしがくぼの氷柱形成による浅間神社コース危険の案内が落ちていました。
もう真夏なので氷柱は終わっているはずだが忘れられているのだろうか。


二子山(雌岳)で小休止してから本日は初めて二子山を下山します。
CTがやや短い兵ノ沢コースで下山します。


直下は大変滑りやすいロープの急坂。
気持ちのいい登山道でどんどん標高を下げます。


兵ノ沢を通過して、さらに下り続けていくと車や電車の音が聞こえてきて、下界の建物が視界に入りました。


最後にトンネルを潜り抜け、道の駅果樹公園第二駐車場に着きました。


暫く道の駅でゆっくりしてから新木鉱泉に向かいます。
予想通りの貸切で大量の汗を洗い流しました。


●その他
焼山でお会いしたご婦人ハイカーさん2人組とはお話をして、美味しいリンゴと苦手なトマトまで頂きました。
笑顔でお礼を言いましたが、
トマトはとても深刻でした、
夏山は危険であることを改めて考えさせられました。

武甲山(水歩荷20ℓ)

2017-05-20 | 奥武蔵
2017年5月20日

本年も5月の武甲山開山に伴い、山頂トイレも開放されました。
急遽休みになったので昨年、一昨年に続いて本年も水歩荷を最大の目的に武甲山に訪問しました。

8:40 一の鳥居
9:00 不動滝 9:10
9:45 大杉の広場
10:40 武甲山 11:30
11:55 大杉の広場
12:10 不動滝 12:20
12:45 一の鳥居
所要時間:4時間5分

■天候:晴

■コース状況
一の鳥居~不動滝
いきなり体力を要する舗装路の急登から始まります。
一の鳥居手前には仮設トイレが設置されております。
水歩荷用ペットボトルが置かれている不動滝は十八丁目。

不動滝~大杉の広場
樹林帯の一本道で特別きつい区間はありません。

大杉の広場~武甲山
途中から岩混じりの登山道になり、一部地面のコンディションがあまり良くないところがあったので転倒に注意。
武甲山の山頂広場はとても広く、休憩に適しています。
歩荷した水は御嶽神社裏手のマンホールに入れます。
山頂標はさらに奥に進んだ展望台。


8:30頃一の鳥居に到着すると、天候のいい週末とあってやはり一の鳥居駐車場は満車。
しかたないので行列の路肩に加わって準備を整えます。
一の鳥居駐車場の手前には仮設トイレ。
帰りに立ち寄りましたが、裏手には嬉しい手洗い場もあります。


鳥居を潜って本年2度目の武甲山に登ります。
登山口から早くも多くのハイカーさん達で溢れかえっています。


今月より開店した土日祝日のみの営業の武甲山麓のカフェを通過して、一旦狭い山道に入って登ります。


養殖場に咲いていたヤマツツジ。


再度舗装路歩きとなり、いきなり体力を要する急登。
ここから本格的に山道になります。


ようやく本日の山行の最大の目的である水歩荷用ペットボトルが置かれた十八丁目不動滝に着きました。
まずはここからの苦行に備えて冷たい武甲の天然水をたっぷり頂きます。


ペットボトルは豊富なので嬉しいですが、2ℓと4ℓの重いペットボトルしかありません。
当初は16ℓを予定していたが、思いの外まだ幾らか余裕があるように感じたので、焼酎の4ℓペットボトル3本と2ℓペットボトル4本の計20ℓと重量を増やして山頂目指して踏ん張りをきかせ登り込みます。


不動滝すぐ先にある馴染みの橋を速やかに、とはいかずよろけ気味に渡ります。
武甲山御嶽神社の石碑がある二十丁目石。


途中休憩を挟んでから暫く歩くと小さな祠があります。
さらに進んで大木の中にお地蔵さんがいる三十一丁目石。
ここまで来れば大杉の広場まであと少しです。


標高1000m地点の大杉の広場で休憩。
歩きだしに渾身の力を振り絞ってザックを背負うのが一番きついです。


新緑が綺麗な山道を一歩一歩着実に進みます。
標高を上げると岩々混じりの山道へと変わってきます。


途中何度か休みながらへばりかけの身体でゆっくりと歩きます。
最後の力を振り絞って登るとついに山頂部への入口が見えてきました。


賑わっている武甲山山頂広場に辿り着くと、嬉しいことにたくさんのハイカーさんから驚かれ、感謝されます。
山頂トイレを目視で確認。


御嶽神社裏手に周り込み、背後からマンホールに近寄ります。
網内に入っていた空のペットボトルは下山時過去にもお会いしている常連さんが全て降ろしてくれました。


背負ってきた計20ℓのペットボトルを全て出します。
まずは重い4ℓのペットボトルから順番に流します。
全てすっきりと流すと可笑しいほど一気に身体、ではなくザックが軽くなりました。


奥の武甲山(1304m)山頂に移動。
みなさんの記念撮影の合間を狙って山頂標を撮影。
広くはない山頂には大勢のハイカーさんが集結しています。
空のペットボトルを横にぶら下げていると、私の写真を撮らせてほしいというハイカーさんまで居られました。
女性もいたので一緒に記念写真を申し出るべきでしたね。


北武蔵最強ルートの最終峰蓑山と眼下の秩父市街地。


武甲御嶽神社で参拝します。
山頂の休憩所付近には緑が綺麗なコバイケイソウの群生。


山頂部でだいぶゆっくりしてから下山すると、登りではあまり楽しんでる余裕がなかったが、下りでは新緑がより綺麗に感じます。
下り続けて大杉の広場を通過。


緑が綺麗な山道をどんどん下り、不動滝で空のペットボトルに水を汲み直してしっかりと陳列します。


せっかくなので、武甲山麓のカフェに立ち寄ってみます。
¥300のクリームソーダを頂きます。


無事一の鳥居に辿り着き、すぐ下の駐車場所に戻って武甲山ピストン山行を終えました。
その後、武甲温泉で汗を流しました。


■その他
昨年は猛暑を理由に8ℓに留めましたが、まだ余裕を感じていた記憶があるので、今回は倍の16ℓを予定していました。
しかしながら、十八丁目石の不動滝にてペットボトルを搭載すると、まだ僅かに余裕を感じました。
どうせ今回は時間的に長く歩くわけではないので、もう少し増やそうと最終的に20ℓにしました。
山頂へ登る途中、あまりの重量にもういっそのこと水をほっぽってしまおうかとさえ思いましたが、なんとか山頂まで運ぶことに成功しました。
とてもきつかったです。

蕨山~有間山~棒ノ峰(さわらびの湯起点反時計回り周回)

2017-04-29 | 奥武蔵
2017年4月29日

先週に続いて一日晴予報の素晴らしい天気だったため、地元奥武蔵にありながらずっと未踏だった蕨山を絡めたさわらびの湯を起点としたロング周回コースを歩きました。

6:40 さわらびの湯
7:15 金比羅神社跡
7:35 中登坂
7:55 大ヨケの頭
8:20 藤棚山 8:25
8:45 蕨山(展望台) 8:55
9:05 逆川乗越
9:20 橋小屋ノ頭
9:40 タタラノ頭
10:05 有間峠 10:15
11:20 オハヤシノ頭
11:25 日向沢ノ峰 11:35
12:35 長尾丸山 12:40
13:10 槙ノ尾山
13:25 棒ノ峰 14:05
14:25 岩茸石
15:05 白谷沢登山口
15:25 さわらびの湯
所要時間:8時間45分

■天候:晴のち曇時々雨

■コース状況
さわらびの湯から車道を挟んだ反対側が蕨山登山口。
序盤から金比羅神社跡付近までは傾斜のきつい登りです。
蕨山までの途中にあるピークの大ヨケの頭、藤棚山はやや広くなっていますが、展望はありません。
藤棚山にはベンチがあります。
蕨山が近づくとアカヤシオが咲いていました。

蕨山(展望台)~有間峠
林道が通る鞍部の逆川乗越には東屋があります。
逆川乗越からは再び強烈な登り返しが待っています。
有間峠まではアップダウンがあります。

有間峠~日向沢ノ峰
並行して林道が通っているが、林道は最終的に突き当りになってしまうので注意。
後半の鉄塔を過ぎたあたりもアカヤシオが咲いています。

日向沢ノ峰~棒ノ峰
いきなり枯れ葉の急下降なので転倒に注意。
長尾丸山へは深刻な登り返しが待っています。
長尾丸山から先の静かな樹林帯もアップダウンがあり、無駄に長く感じます。
棒ノ峰山頂部は桜がお見事でした。

棒ノ峰~さわらびの湯
白谷沢コースで下山したが、ゴルジュ帯では鎖場、岩場と滑りやすい箇所もあるので下りでは特に気が抜けないです。


馴染みのトイレで先に用足しを済ませてからさわらびの湯まで再び車を走らせます。
さわらびの湯敷地内の広い未舗装駐車場では既に数名のハイカーが準備中でした。
蕨山へ登るハイカーさんはいなかったのでおそらく皆さん棒ノ峰に向かったものと思われます。


さわらびの湯から車道を挟んだ反対側の墓地の横を入っていきます。
まずは蕨山へ6.5kmの登りの開始です。


登山口ではシャガが咲いていました。
標高1000mを越えるので序盤から急登です。


見晴に着くも、見晴らしなのに樹林に囲まれていて何も見晴らせません。


樹林の中再び傾斜が出てきて登り込みます。
広場に出るとそこは金比羅神社跡でした。


金比羅神社跡から先はやや平坦区間になり、視界の利いてる北東方面に目を向けると桜が咲いていました。


中登坂に登り上げ、さらに一登りすると傾斜が緩くなります。


一旦林道を横切り、木柵越しに歩きます。


これはミツバツツジでした。
アカヤシオではありません。
棒ノ峰方面の展望が開けます。


樹林に囲まれて展望のない大ヨケの頭を通過。
蕨山で2.0kmと徐々に距離を詰めていきます。


歩き続けてベンチがある貸切の藤棚山まできて一息入れます。
再び蕨山に向けて樹林帯歩きを開始します。


岩場混じりの登りへと変化してきます。
するとアカヤシオが登場してきました。
奥武蔵で見られるアカヤシオは貴重なので一気に気分が高まります。


そして初訪問となる蕨山の展望台に到着。
道中抜かされたトレラン親子がいましたが、すぐに貸切状態となります。
山頂部からは遠方の山々は望めませんでしたが、武川岳や武甲山は見ることができました。


名郷方面へ少し下りたところには美しいアカヤシオ。
アカヤシオのアップ。


蕨山展望台でゆっくりしてからすぐ先の名郷との分岐を有間山方面へと向かいます。
蕨山最高地点を通過して下ると、東屋がある鞍部の逆川乗越。


逆川乗越からは強烈な登り返しです。
見慣れたピークが見えてきて、昨年の7月以来2度目となる有間山山名板がある橋小屋ノ頭。


その先もアップダウンに苦しみながらの歩行でタタラノ頭を通過。


先々週の桐生アルプスピストン、先週の七峰と疲れが溜まっていたのか左膝が痛くなってきたので、有間峠ではマッサージしながら少し長めの休憩をとっていきます。


開けた東側の名栗湖方面を望みながらスッキリした山道を歩きます。


縦走路後半の山々。
林道と山道の合流箇所に到達し、膝の影響を考えて林道歩きでも進めないかと思い林道を歩くと残念ながら突き当りでした。
かえって無駄に時間と体力を消耗してしまいました。
歩いていくと突如鉄塔が目の前に現れます。


アカヤシオを眺めながら鉄製の橋を渡ります。
裏側からオハヤシノ頭に着きました。
日向沢ノ峰に向けて左折します。


開けていてとても気持ちがいい都県境尾根歩きです。
日向沢ノ峰の分岐まで来ました。
どうやらここからは再び樹林帯なので、楽しみにしていた都県境尾根の気持ちがいい開けた区間はコースタイム僅か5分であっという間に終わりでした。


いきなり脚部に悪い激下りから始まります。
度々点在するアカヤシオに見とれていると、下りですっ転んでしまいます。


小ピークのウマヤノタルをそのまま通り過ぎます。
樹林帯歩きを長々と継続させてから強烈に登り返します。


登ると小ピークが現れ、そこが長尾丸山でした。


長尾丸山から先も静かすぎる尾根歩きです。
暫く歩いて槙ノ尾山。


棒ノ峰まで静かに一歩一歩接近するとついに人の姿が確認できました。


そして10ヶ月ぶり通算3回目の棒ノ峰(969m)に登頂成功。
広々とした山頂は予想通り大変賑わっています。


山頂部は桜もお見事です。
北側の奥武蔵の山々の大展望。
山頂でゆっくりしていると、本日は一日晴予報でしたが小雨に降られてしまいます。


縦走での棒ノ峰登頂に感動していると、気が付いたら山頂部に40分近く滞在していました。
あとは下山してさわらびの湯まで戻るだけです。
権次入り峠にも多くのハイカーさんがいます。


十字分岐の岩茸石からは初めて白谷沢コースを下りで利用します。
新緑が綺麗な山道を進みます。


以前東屋があった休憩スペースから林道を横切ります。
岩場では下りなので足元に気を付けて慎重に下ります。


鎖場を丁寧に進み、とても神秘的なゴルジュ帯では一歩一歩足場を確認しながら歩きます。


最後に樹林帯を歩いて白谷沢コース登山口まで来ました。
車道歩きで有間ダムを進みます。


前半歩いてきた蕨山方面の山々を眺めます。
最後の車道歩きの途中、残念ながら数分間に合わず雨にガッツリ濡れてしまいました。


さわらびの湯建物近くの駐車場まで車を移動させて、温泉でしっかりと温まります。
温泉で身体を癒したのち、大広間でゆっくりしてから帰りました。


■その他
蕨山付近は奥武蔵にしては珍しくアカヤシオの咲く山なのでもう少しハイカーがいるかなと思っていましたが、考えてみたら朝早いこともあったので蕨山まではトレラン親子1組のみと静かな山歩きでした。
その後もロードバイカーや一般客が数名いた有間峠を除いて、最終峰棒ノ峰まではすれ違う人も疎らで、土曜の晴とは思えないほど殆ど人には会いませんでした。
しかしながら、やはり人気の棒ノ峰は大変賑わっており、広い山頂はハイカーの溜まり場状態でした。
道中今年初のアカヤシオ観賞に成功したので、今訪問してよかったと思います。
一方で、脚部の疲労もあったので、桐生アルプスピストン、外秩父七峰縦走と2週連続でロング縦走を歩いた反動があったのかもしれません。

第32回外秩父七峰縦走ハイキング大会

2017-04-23 | 奥武蔵
2017年4月23日

昨年に引き続いて本年も外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加させて頂きました。
前回は小川町駅から直接歩きましたので、今回は距離がやや短くなる隣の東武竹沢駅に電車で移動してのスタートとしました。

6:40 東武竹沢駅
7:05 天王池登山口
7:20 官ノ倉峠
7:55 東秩父村和紙の里 8:05
9:10 萩平十字路
10:00 笠山
10:40 堂平山 11:05
11:25 白石峠
11:55 定峰峠 12:05
12:35 旧定峰峠
12:55 大霧山 13:00
14:15 二本木峠
14:30 皇鈴山
14:45 登谷山 14:50
15:30 中間平
16:30 鉢形城公園
所要時間:9時間50分

■天候:晴

■コース状況
ハイキング大会なので危険箇所はありません。
ただし、大人数の大会なので渋滞に巻き込まれる可能性は高いです。
舗装路による剣ヶ峰の巻き道等大会の正規ルート通りに歩かなくてもルート上に繋がる箇所が複数存在します。
最終峰登谷山の後に約10kmものとても長い舗装路歩きが待ち構えています。


昨年に続いて年に一度の外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加するため、秩父駅近くの¥500駐車場に駐車します。
数分歩いて地場産センターのある秩父駅。
秩父駅隣接の駐車場は、確か¥1000だったので、遠慮しました。
5:00 am発の始発便に乗車します。


寄居駅経由の小川町駅で下車すると、そこには途轍もない数のハイカーが終結していました。
小川町駅改札を出て受付会場となっている小川町駅役場に向かいます。


巨大ハイカー集団の中に混ざり混み、静かに受付の順番を待ちます。
受付を済ませたのち、昨年は周囲の皆さんの流れのまま小川町駅から直接歩いたが、今年は東武竹沢駅から歩くため再度小川町駅に戻ります。


電車利用で隣の東武竹沢駅に移動して、ようやく七峰縦走のスタートです。
まずは舗装路を歩きます。
これだけの大人数なので近隣の住民には迷惑でしょうね。


やがて舗装路が終わり、山道に入ります。
昨年と違い東武竹沢駅スタートが功を奏したのか、ペースを抑えられるような渋滞はなく、スムーズな歩行を維持でき、官ノ倉山直下にある第一CPにて判を押してもらいます。


滑って転倒しないように丁寧に下ると、下界が見えてきました。


それにしても本日は天候に恵まれたハイキング日和です。
歩き続けると次に目指す笠山が遠くに姿を現します。


楽しみな和紙の里に到着し、¥100で唐揚げを頂きます。
とても美味しかったです。


混雑していないトイレを利用させて頂き、今後に向けてしっかりと水分調整を行っていきます。
和紙の里の裏手より縦走を開始させます。


舗装路の登り込みの最中なんと序盤から早くも右膝の裏側に痛みを覚えます。
渋滞を避けるためにちょっと飛ばし過ぎたのだろうか。
山道と車道に分かれるが、今回は負荷を掛けることを目的にしていないので無駄に体力を消耗しないため車道歩きを継続させます。


萩平分岐には昨年は女子高生らしき売り子がいたが、今回は残念ながら男性スタッフのみでした。
忠実に山道で笠山に登ります。


昨年大渋滞だった鎖場もスムーズに通過。
その後の笠山への登りでは幾分渋滞していましたが、充分許容範囲であり、かえって渋滞を利用した休憩はできませんでした。


第二峰目の笠山からは一気に標高を下げて笠山峠。


堂平山が近くなり、パラグライダー発着所脇の山道を歩きます。
空を見上げるとパラグライダーが飛んでいました。


堂平山のCPではこどもがワッフルを売っていたので¥100でチョコレートワッフルを購入します。
定峰峠にて美味しく頂きました。
道中最大の楽しみであった堂平山の出店会場。


まずは豚汁を頂きます。
もうやりたい放題で続いてピザも頂きます。


ゆっくりと頂いてから堂平山山頂部に移動。
噴煙を上げていた浅間山。


とてもかっこいい山容の両神山。
両神山の左側に目を移すと、奥に真白な八ヶ岳が頭を覗かせていました。


剣ヶ峰CPでスタンプを押して貰ったら剣ヶ峰は巻いて、白石峠からは真っ直ぐ山道に入るかと思いきや、独り右折して車道歩きを継続させます。


先程登頂してきた堂平山(1枚目)と赤城山方面(2枚目)の大展望。


やがて賑わっている定峰峠に着きました。
桜がとても綺麗です。


定峰峠からは山道に入り、旧定峰峠を通過。


登り込んで大霧山から存在感の大きい浅間山。


赤城山方面(1枚目)と何度見てもかっこいい両神山(2枚目)。


粥仁田峠から先の舗装路歩きも新緑が綺麗で心地いいです。
一気に開けて秩父高原牧場。


ミルクハウスには渋滞ができています。
昨年は大行列に嫌気がさしたことと14時二本木峠を意識したことにより回避したソフトクリームを頂きます。


やはりここの展望は抜群です。
ヤマツツジの名所である二本木峠。


穏やかに登り上げて皇鈴山。
今回はもう足が痛いです。


一旦下ってから登り返し七峰最終峰登谷山。
登谷山からの大展望。


給水所にてありがたいことにお水と夏蜜柑を頂きます。
中間平緑地公園を通過。


長い舗装路歩きを終えて、無事外秩父七峰縦走ハイキング大会の完歩に成功しました。
本年は七峰の帽子が貰えない代わりに賞状の他、新ハイキングの本を頂きました。
誰かいないか周囲をうろうろしていると、嬉しいことにヤマレコのidatenfさんにお声掛け頂きます。
さらには会場内ではnanamineさんにもお会いしました。達とお会いします。


とりあえず豚汁とフランクフルトを頂きます。
完歩記念の看板を撮影してから再度ふらふらしていると、OhMy_Naruoさん、KTB_genkiさん、ruisuiさん、tororowoさん、ropuさん、Kakaoさん、osa03さん等にもお会いします。


その後OhMyさん、ruisuiさん、Bunamaruさん、bismarckさんと寄居駅近くの横浜屋に向かい、長者ラーメンを頂きました。
お疲れ様でした。
秩父鉄道の秩父駅で下車してから駐車場に戻り、帰宅しました。


七峰の余韻に浸るため、七峰で頂いた新ハイキングの本を読んでみます。
展望のいい堂平山か大霧山あたりでも載っているのかなと開いてみると、なんとまさかの燕岳が大きく掲載されていました。


■その他
今回は前回以上に道中も楽しむことに重点を置き、なるべく渋滞を回避したことから和紙の里や堂平山等の出店がある各イベント地点ではゆっくりと頂きながら歩ききることができました。
しかしながら、序盤戦で早くも右足に痛みを覚えた時は先が思いやられました。
それでもなんとか無事完歩することができ、ゴール会場では昨年に続き嬉しいことにヤマレコユーザーさん達にもお会いすることができたので、やはり参加してよかったです。
来年からは参加費が掛かりますが、都合さえつけば来年も是非参加したいです。

伊豆ヶ岳~子ノ権現~天覚山~釜戸山

2017-03-04 | 奥武蔵
2017年3月4日

雲取山鴨沢ルート、丹沢山域を歩いたので、久々に地元奥武蔵の低山帯を歩きたいと思い子ノ権現までの伊豆ヶ岳を越えるみちと飯能アルプスを組み合わせたロングルートを歩くことで計画しました。
この区間を歩くのは、一昨年暮れの奥武蔵最強ルート以来となります。

7:15 正丸駅
7:40 伊豆ヶ岳登山口
8:15 五輪山
8:30 伊豆ヶ岳
8:45 古御岳
9:10 高畑山
9:20 中ノ沢ノ頭
9:40 天目指峠 9:45
10:20 子ノ権現 10:35
10:45 スルギ
11:45 前坂
12:10 大高山 12:20
13:05 天覚山 13:15
13:30 東峠
14:20 釜戸山 14:40
15:05 武蔵横手駅
所要時間:7時間50分

■天候:晴時々曇

■コース状況
正丸駅~伊豆ヶ岳
一部登山道に倒木があるものの、ルートは明瞭で問題ありません。
男坂は難易度はそこまで高くはないと感じましたが、女坂や巻き道もあるので無理して男坂を選択しなくても登頂可能です。

伊豆ヶ岳~子ノ権現
天目指峠までの樹林帯では多少のアップダウンがあるものの比較的楽な歩きが可能な区間です。
天目指峠からは登り返しがあります。

子ノ権限~天覚山
飯能アルプス特有のアップダウンがある区間で、登山道の変化もあまりなく体力を要します。
小ピークは巻き道も複数あります。

天覚山~武蔵横手駅
途中破線ルートから釜戸山へ向かったが、急な下りがあるので足元に注意したいです。
道自体はわかりやすいです。


花粉到来(泣)
本日は芦ヶ久保駅から電車に乗り、隣の正丸駅よりスタートです。
駅から階段を下りてまずは伊豆ヶ岳を目指します。


先行された女性ハイカーさんとお話しながら登山口までの車道区間を歩きます。
馴染みの年季の入った売店を通過。
本日は正丸峠には向かわず直接伊豆ヶ岳に登ります。


わかってはいましたが、やはり奥武蔵らしい植林地帯で朝から花粉が凄いです。
薬も飲んでマスクも用意しましたが、酷いです。
徐々に傾斜が出てきて、早くも汗をかきながらの登り込みです。
登り上げて気持ちのいい尾根歩きです。


やがて伊豆ヶ岳らしく岩々が目立ち始めます。
途中の樹間から奥武蔵の山々。


広々とした五輪山を通過して、本日も迷いなく男坂を選択。


鎖はあるが、見た目ほど難易度は高くありません。
以前一度男坂を下ったことがあるが、登るハイカーさんが多すぎて下りきるまでに時間を要してしまいました。
縦長の伊豆ヶ岳山頂部。
いつも週末となると大変賑やかな伊豆ヶ岳ですが、時間が早いこともあってか本日は大変静かです。


本日の山行最高峰の伊豆ヶ岳(851m)。
貸切となった伊豆ヶ岳で休憩と思いましたが、まだ特に疲れていないのでそのまま先に進みます。


天目指峠を目指して歩き、伊豆ヶ岳と双耳峰を成している古御岳。
事前にわかってはいましたが、山名板が落ちてしまっています。


緑に囲まれた山道を歩き、今度は高畑山。


伐採されてすっきりとした箇所に出ました。
実は完全な樹林の中よりも適度に開けた箇所や里のほうが症状が特に酷いです。
再び奥武蔵らしい樹林帯歩きです。


樹林に囲まれ展望が全くない中ノ沢ノ頭を通過して、車道が通っている天目指峠の休憩舎で小休止。


強烈な登り込みと、同じく強烈な花粉に苦しみながらの歩行を強いられます。
歩き続けると、祠が見えてきたのでここまで来ると子ノ権現は近いです。


子ノ権現付近まで来ました。
この区間は花粉がとてもやばかったです。
薬とマスクがあってもやはりこの時期はきついです。
頭までいつも以上におかしくなってきます。
子ノ権現名物の大きな手を確認するももう疲れるだけだしわざわざ近づかなくてもいいやと先に進みます。
雰囲気のいい竹林を歩きます。
杉林が全て竹林に変わってくれたらどんなに楽なのだろうか……。


もう馴染みの子ノ権現に到着。
せっかく来たのに参拝するの忘れました。
今年も無事に山歩きできるといいけど。
巨大な草鞋と鉄下駄も確認。
大変貴重な自販機では残念ながらあったかはちみつレモンだけ売り切れだったので、coldのnatchan!そのままりんごを頂きます。


初めて阿字山にも登ってみます。
山頂部の東屋。


あっという間に石像が居る阿字山山頂。
山頂は一方向だけ開けていました。


かわいいおそうじ小僧を確認してから飯能アルプスに進みます。
飯能アルプスの破線ルート登山道入口より望む展望。


また展望の利かない樹林帯歩きが始まります。
スルギを通過。


六ツ石ノ頭、堂平山と無駄に小ピークが連続します。


道のど真ん中に三角点が置かれている板屋ノ頭まで来ました。
眼下に採石場を捉えます。


山道、さらには一旦車道を下ってから再度登山口より前坂方面に入りますが、登山口にはなにやらぬいぐるみの落し物。
ぬいぐるみの正体は飯能アルプスとは似合わないかわいいリラックマでした。
近くの下界で子どもが落としたのだろうか。


歩いていくと破線ルート終了地点の前坂。
そのまま歩き続けて大高山です。
貸切の大高山で小休止。


天覚山に向けて歩き始めて大岩を左に巻きます。
案内板をよく見ると直登はプロのみと書かれていました。
歩き続けてようやく天覚山まで来ました。


天覚山から望む山々(1枚目)と半ドーム球場の西武ドーム(2枚目)を遠望。


一旦下って東峠。
当初は天覧山まで縦走する予定でしたが、正直疲れたし花粉も凄いし今回は特に行く必要性も感じなかったのでエスケープルートで未踏の釜戸山に訪問してみます。


いきなり膝を痛めそうな急降下。
登り返して初訪問の釜戸山で休憩。


久須美坂に繋がる未舗装林道に合流して、さらに進むとついに下界が見えてきました。


表側の閂を抜いて門を開ける形態だが、なかなかうまくできなかったため閉じ込められてしまうかと焦りました。
一度飛び越えようかと思いました。
初めて利用する武蔵横手駅に着いて本日の山行は終了です。
それにしてもここでも恐ろしい花粉でした。


■その他
当初は伊豆ヶ岳を越えるみちと飯能アルプスを繋げた伊豆ヶ岳~天覧山までのロングコースを歩く予定で正丸駅を出発したのですが、体力と精神力が削がれて、今回は奥武蔵最強ルートを歩いているわけではないので別に無理して天覧山まで繋げる必要性を感じないと思い、未踏であった釜戸山への訪問を兼ねたエスケープで初の武蔵横手駅に下りました。
地元奥武蔵の馴染みのルートを歩きましたが、やはり花粉の飛散が悲惨なこの時期の山歩きは大変過酷でした。
純粋な樹林帯のなかよりも山に近い里のほうがより苦手な私はまだいいのかもしれませんが、それでも花粉症の症状が年々悪化していて、今回も薬を飲んでマスクを装着しても山行中はくしゃみと鼻水が止まらなかったです。
もうなんでもいいから早く過ぎ去ってくれという感じですね。

大持山~小持山~武甲山

2017-02-05 | 奥武蔵
2017年2月5日

当初は冬の雲取山鴨沢ルートと考えて準備をして熟睡に入っていたのですが、4時台にセットしていた目覚ましで目が覚めるるも寝ていたいと睡眠欲が勝り、諦めて6時台に目覚ましをセットし直して再度暖かい布団の中でぐっすりすやすやと熟睡に入りました。
第二候補の奥多摩方面も却下で、第三候補として考えていた自宅から近い大持山~小持山~武甲山周回を歩くため一の鳥居駐車場に向かいました。

8:15 一の鳥居
8:50 妻坂峠
9:40 大持山 9:45
10:10 小持山
10:35 シラジクボ 10:40
11:10 武甲山 11:35
11:55 大杉の広場
12:15 不動滝
12:35 一の鳥居
所要時間:4時間20分

■天候:曇

■コース状況:一の鳥居~妻坂峠
残雪は少ないが、倒木によってやや登山道が荒れ気味な箇所がありました。
ルート自体は道なりに歩けば問題ありません。

妻坂峠~大持山
きつい急登がある体力を要する区間です。
残雪は少なめです。

大持山~小持山
岩々地帯では足元に注意したいです。
幾らか残雪が目立ちました。

小持山~武甲山
シラジクボまでは登山道が狭く、残雪の下りとなるので慎重な歩行に努めたいです。
ノーマル歩行でしたが、アイゼン等滑り止めを着用した方が無難です。
シラジクボより先の登りは残雪はほぼありませんでした。

武甲山~一の鳥居
日当たりが悪く、四十丁目石付近より上では登山道が凍結しているので気を付けたいです。


雲取山鴨沢ルートに向かうため4時台に目覚ましをセットするも、何度寝かしてしまい、ついには諦めて第三候補だった大持山~小持山~武甲山周回に切り替え、6時台に目覚ましをセットし直しすやすや……。
準備を整え、自宅を出発すると財布を忘れたことに気付き、一旦自宅に戻ってからようやく一の鳥居に登場です。
一の鳥居駐車場には僅か7台の駐車とガラガラです。
本日は久々の周回コースのため、いきなり鳥居を潜って舗装路に放り出されます。


舗装路を登ってからまずは妻坂峠に向けて山道に入っていきます。
周回コースは4年2ヶ月ぶり?2回目だが、写真も残っていないので殆ど記憶にございません。
こんな木柵があったんだっけと新鮮な感じで歩きます。


人気の周回コースではありますが、倒木の影響から山道はやや荒れ気味の箇所があります。
天候がいまひとつであることも重なってか、日曜日なのに人の気配を一切感じないまま橋を渡ります。


つづら折れにどんどん標高を上げていき、まずは武川岳方面との分岐でもある妻坂峠。


そのまま大持山に向けて進むと、次第に残雪が目立ち始めてきます。


そろそろチェーンスパイク、と思い始めると今度は無雪箇所。
本格的に大持山に向けての急登が始まります。


一昨年の暮れに奥武蔵最強ルート縦走中日の出を観賞した大持山の肩。


さらに進むと大持山に到着です。
誰もいない大持山で小休止。


大持山~小持山コースの名物にもなっている間が狭い岩場を抜けて、岩々地帯を登り上げます。


途中の展望箇所に立ち寄り、奥武蔵の絶景を眺めます。


凍結のため足元に注意しながら歩きます。
チェーンスパイクをザックに入れてきていますが、とりあえず行ける所までノーマルのまま進んでみることにします。
樹木越しに裏側から見る武甲山。


やがてピークが見えて、大持山よりやや狭い小持山に着きました。


小持山からの下りは狭く、残雪もあるのでより慎重に歩きます。
結局付けなかったが、アイゼン等滑り止めの着用がお勧めです。
せっかく登り上げたのにシラジクボまでどんどん標高を下げていきます。


持山寺跡コースとの分岐になっているシラジクボ。
武甲山に向けてまたしても急登が始まります。
この区間は日当たりがいいからか雪はありません。


呆気なく武甲山の肩に着きました。
ここでようやく2人組ハイカーさんにお会いします。
日曜日にしては寂しいくらい人がいません。
山頂手前の広場。


冬季閉鎖中の山頂トイレ。
今年は水歩荷をもう少し活発化したいです。
御嶽神社にて参拝します。


7ヶ月ぶりの武甲山(1304m)に登頂。
今回が記念すべき10回目の武甲山登頂でした。
なんと武甲山も豪華貸切。


誰もいなかったので赤いポールの立つ最高地点に移動します。
武甲山より望む市街地(2枚目)と厳つい山容が特徴的な両神山(3枚目)。
今年は久々に登りたいです。


あまりに寂しいのでセルフ撮影してから山頂を後にします。
表参道で下山します。


凍結状態が酷い山道ですっ転んでしまいました。
四十丁目石付近より下は凍結が緩和され、次第に雪がなくなります。


大杉の広場を通過し、そのまま雰囲気のいい登山道を下ります。


水歩荷時不動滝でペットボトルの水を手にしたらまず渡る橋を速やかに渡ります。
十八丁目の不動滝。


美味しい水を頂きます。
不動滝の氷柱。


やがてコンクリートの激下りに変わってきます。
凍結した舗装路では滑って強打しないよう慎重に歩きます。


マス、イワナの養殖所を通過して、一の鳥居駐車場に帰着です。
台数は増えていたものの休日にしては疎らです。


武甲温泉に立ち寄り、入浴後はカツカレーを頂き少し遅めの昼食です。


■その他
一の鳥居到着時、駐車場は7台ととても少なく、武甲山の肩で2人組ハイカーさんにお会いするまで寂し過ぎる貸切状態が継続されていました。
道中残雪による凍結が目立ち、表参道にてすっ転んだ箇所は武甲温泉で傷を確認してしまいました。
それでも無事武甲山10回記念山行を終えることができよかったです。
次の訪問は山頂トイレが開放される5月以降になると思われます。

丸山~関八州見晴台~日和田山

2017-01-14 | 奥武蔵
2017年1月14日

当初巨大寒波到来の当日は少し遠出をして筑波山とも考えましたが、年始一発目が栃木県の大小山~大坊山だったことで、ホーム奥武蔵の一発目をこれ以上先送りにするのもなんとなく落ち着かなく感じ、丸山から一気に日和田山まで歩きました。
皆様のレコでよく拝見することから、実は馴染みではなかったものの馴染みの山のような錯覚に陥っていた日和田山方面は実に1年10ヶ月ぶりの訪問でした。
以前より次日和田山に再訪するには丸山からと決めていたため、時が来たと判断した今回ロングな山行を歩くことを決断しました。

6:30 道の駅あしがくぼ果樹公園
8:20 丸山 8:25
8:50 大野峠
9:05 カバ岳
9:35 刈場坂峠
9:45 ツツジ山 9:50
10:05 ツツジ山
10:35 檥峠
10:55 飯盛峠
11:25 関八州見晴台 11:35
11:55 花立松ノ峠
12:10 黒山展望台
12:20 傘杉峠
12:45 顔振峠 12:50
13:05 諏訪神社
13:55 エビガ坂
14:05 スカリ山 14:20
14:35 北向地蔵
15:00 物見山 15:10
15:35 高指山
15:50 日和田山 16:00
16:40 高麗駅
所要時間:10時間10分

■天候:曇時々晴時々雪

■コース状況
道の駅果樹公園あしがくぼ~丸山
R299を挟んだ反対側にある集落の車道歩きから始まります。
登山口から丸山までは分岐に案内もあるので問題ありません。
途中から積雪による凍結が著しいのでアイゼン使用が無難です。

丸山~関八州見晴台
大野峠以降はアップダウンのある山道に並行して車道が通っているので関八州見晴台手前まではどちらを歩いても同じ場所に辿り着けます。
関八州見晴台は広い山頂部から山名の通り好展望が望めます。
当日ツツジ山よりやや先から凍結状態が緩和されていました。

関八州見晴台~スカリ山
この区間もほぼ山道と並行して車道が通っています。
エビガ坂からスカリ山まではやや急登。
関八州見晴台以降高麗駅まで雪は一切ありませんでした。
スカリ山は主要な山ではないが、展望抜群なのでお勧めです。

スカリ山~高麗駅
スカリ山からの下りもやや急なので足元に注意して転倒防止に努めたいです。
スカリ山下山後高指山までは山道と車道を織り交ぜるため、位置と進む方向の把握に注意したいです。
高指山は鉄塔が立っていて建物の敷地内は進入禁止だが、山道から敷地外の裏側に周ると山名板の付けられた高指山山頂があります。
日和田山周辺は整備されたとても綺麗な山道だが、岩の露出した箇所もあるので注意。


巨大寒波到来!
毎度の如く道の駅あしがくぼ果樹公園あしがくぼの第2駐車場に駐車して、速やかに長い行程の準備に取り掛かります。
貸切状態の駐車場には途中車が入ってきたが、Uターンして出ていきました。
登り始めが予定より遅れたことと、始めが集落歩きであることからヘッデンを使用することなく夜が明けました。


日の出頃の武甲山を眺めてから檻に入れられるかの如く早朝から一人で勝手に侵入していきます。


標高を上げるに従い積雪量も増えてきたのでチェーンスパイクを装着します。
防火帯の広い山道。


いつも通り一旦雪道の車道を横切っていきます。
丸山に向けて気持ちのいい雪道を歩きます。


積雪の影響もあって過去の登頂時間と比較するとやや時間が掛かってしまったが、まずは無事に2ヶ月ぶりの丸山に到着。
早速コンクリートの展望台に登ります。


何故か今まではなかった国旗が付けられていました。
遠方に筑波山。


反対側に聳える武甲山(1枚目)と雪が目立つ奥武蔵の山々(2枚目)。


歩き始めてすぐにシンボルの鉄塔。
道標に従い右折。


いつかはここから堂平山を目指してみたいが、今回は右折して大野峠に下ります。
展望の利くパラグライダー発着所。


外秩父七峰縦走の中盤戦に登場する堂平山(1枚目)を望みます。
2枚目は街並みと筑波山。
本日上州方面と奥秩父方面はガスっていたので遠方の山で綺麗に見えたのは筑波山くらいでした。


下りきった大野峠から先の奥武蔵グリーンラインの車道も真白。


車道歩きも選択しながら進んでいましたが、カバ岳は巻かずに山道を登って確認します。
山道はトレースが極めて少なかったため、慎重に歩きます。


七曲り峠からも道標の示す山道ではなく車道歩きで進みます。
凍結した奥武蔵グリーンライン。


広い刈場坂峠にはトイレも設置されています。


ベンチのあるツツジ山で小休止。
その後誤って正丸駅方面へと下ってしまうルートミスをしてしまい10分以上無駄に体力と時間を消費してしまいます。
ツツジ山に戻ってから車道に下ります。


凍結状態が大きく緩和されてきたことからチェーンスパイクを外します。
檥峠付近の車道で嬉しいことにヤマレコのmiruruさんと七峰以来のバッタリ。
お互いに驚き、暫し楽しく会話させて頂きました。
同行者の方もMUSICA001さんであったことが後でわかりました。


車道歩きを継続させて今度は飯盛峠。
車道歩きを続けていると白い雪が降ってきます。


滑り止めを外しているので慎重に雪道を進んでいきます。
途中から武甲山を眺望。


また車道に放り出されてから関八州見晴台に向けて山道を登ると、ようやく建物が見えてきました。


そして11ヶ月ぶりの関八州見晴台に到着です。
山頂には5、6人の1グループがいましたが、展望を楽しみながら休憩していると各ルートから次々にハイカーが登頂してきます。


約1年前大倉からピストンで登って苦しんだ蛭ヶ岳、丹沢山を中心とした丹沢山塊(1枚目)。
その左には大山(2枚目)。
最後に登頂予定の日和田山(3枚目)が見えました。


中盤戦の大きなピーク関八州見晴台でゆっくりしてから歩き始めます。
再び山道と車道を交ぜての歩行だが、今回は車道歩き中心。


花立松ノ峠を通過して山道には入らず車道を歩きます。
黒山展望台に初めて立ち寄ってみます。


展望台からの一部開けた景色。


ベンチのある傘杉峠を通過して林の中の舗装路を歩きます。


富士見茶屋が見えてきて、やや賑わっている顔振峠。


奥武蔵と雪が目立ち始めた奥多摩方面を眺めてから諏訪神社に向けてようやく山道に入ります。


諏訪神社からはタイヤに書かれたユガテ・鎌北湖の案内に従い進みます。


当初の予定通りピストンで越上山に訪問、と思いましたが、日没に間に合わない可能性が出てきたので今回は立ち寄りませんでした。
一旦車道を横切ってから山道に入って樹林帯歩き。


途中の開けた伐採地からの展望。


下って十二曲。
北向地蔵を目指して山道に入ります。


エビガ坂からスカリ山に向けては急登区間。


登り込んで好展望のスカリ山。


スカリ山から市街地方面。
遠方の山は雪が降っているのだろうか。


貸切のスカリ山で小休止してから車道まで下ります。
車道を左折して登っていきます。


北向地蔵から終盤戦に向けて再度気合いを入れ直します。


舗装路からやがて広めで綺麗な山道に変わってきます。


ここからピストンで物見山に登ります。
展望の利かない物見山。
山頂では3人+ワンコのグループが居られ、会話を楽しみます。
丸山から歩いてきたと話すと驚愕されていました。
嬉しいことにポッキーまで頂きました。
ありがとうございました。


物見山から下る途中の神社を通過して、ようやく下界まで下りました。
しかし、物見山からの下山中から水分が過剰気味でした。
すぐ先にトイレが設置されていることがわかっていたので、ここは諦めることなく我慢して先を急ぎます。


ふじみやには自販機がありますが、水分も余りそうだったことと、今現在は水分不足ではなく過剰なのでジュース類を確認することなく通過します。
ついに公衆トイレに到着です。
水分調整をした上でラストスパートに掛かります。


歩き始めて高指山の電波塔が視界に入りました。
山道から電波塔裏手に周り込み、高指山山頂を確認。


日和田山直下を登り上げて、ついに日和田山(305m)に登頂成功です。
よくここまで歩いてきたと思います。
遅い時間ではありますが、日和田山にも1家族居られました。


1年10ヶ月ぶりの日和田山からの展望。
市街地の遥か先には行程中何度も視界に入っていた筑波山。


記念の石碑。
人の心は太陽の如くに育てましょう。
貸切となった日和田山にてカメラを構えて一人静かに絶景を撮影するのかと思いきや、セルフ撮影。


鳥居には先程山頂でお会いした家族。
憩いのハイキングコースなんでしょうね。
曼珠沙華で有名な巾着田(2枚目)。


今回は無難に女坂を下って日和田山登山口に着きました。


そして無事に高麗駅に到着しました。
次の電車時刻まで20分以上あったので劇的微糖で温まります。


芦ヶ久保駅で下車。
真っ暗になった道の駅あしがくぼ果樹公園ではイルミネーションが綺麗でした。
第2駐車場は台数がかなり増えていました。
間違いなく登山ではなく氷柱目当てでしょうね。


■その他
先日の雪が残っていて雪道を楽しめるのではないかと考えていたから想定内ではありましたが、やはり前半は雪道で以前の山行に比べやや時間を要したもののこの時期にしか歩けない雪の奥武蔵を歩くことができました。
前半戦の道中ヤマレコのmiruruさんとMUSICA001さん(後で知りました)と嬉しいバッタリがあり、楽しく会話させて頂きました。
関八州見晴台以降は雪がなくなり、エビガ坂以降は久々だったこともあり、新鮮味を持って歩くことができました。
日和田山に辿り着いた時は、自分自身がよくこれだけの距離歩いてきたと思いました。

冬の奥武蔵を1日楽しむことができてよかったです。

桂木観音~大高取山

2016-12-09 | 奥武蔵
2016年12月9日

先月後半より休日出勤が増えて変則日程になっていたことに加え、自身も体調を崩したこともあって久々の山歩きとなりました。
その為、病み上がりの身体に負担が掛からない手軽なコースであること、身体に負担をかけない為比較的穏やかな気候であること、せっかくなので未踏の山であること、こんな条件に当てはまった山が地元奥武蔵にありました。
奥武蔵の超低山大高取山は短時間で登頂可能な入門級の山であることから今まで訪問する機会がありませんでしたが、今の状況下にピッタリであることから初訪問しました。
身体のことも考えて終盤に下界歩きを持ってくるよう時計回りでの周回で歩きました。

10:20 ゆうパークおごせ
11:35 桂木観音 11:50
12:10 大高取山 12:35
12:45 幕岩展望台
13:10 西山高取 13:35
13:45 世界無名戦士之墓 14:05
14:50 ゆうパークおごせ
所要時間:4時間30分

■天候:晴

■コース状況
ゆうパークおごせ~桂木観音
先に桂木観音を目指す場合、登山道入口が見つけづらいので注意したいです。
登山道は分岐に道標が多く設置されており、目立つほどのアップダウンもなく楽に歩ける区間です。
桂木観音の道反対側には休憩スペースと自販機があります。

桂木観音~大高取山
桂木観音の右奥から登山道に進入していきます。
大高取山付近でやや傾斜が出てくるものの特に問題なく歩けます。

大高取山~世界無名戦士の墓
幕岩、西山高取、世界無名戦士の墓は展望がよく、眼下の街並みを見下ろすことができます。
一部山と高原の地図と実際のルートが若干ずれている箇所があるので注意が必要と感じました。

世界無名戦士の墓~ゆうパークおごせ
世界無名戦士の墓からは舗装路を下っていきます。
下界では車に注意しながらゆうパークおごせまで歩いて戻ります。
ゆうパークおごせを示す案内を見落とさないように注意。


3週間ぶりの山行の為初めて訪れた場所はゆうパークおごせでした。
10時を過ぎている遅めの時間に到着。
下山後の温泉でも利用する予定です。


一旦壁画の書かれたトイレで体内の水分調整をさせて頂きます。
本日は病み上がりのため、最後に下界歩きとなるよう先に桂木観音から未踏の大高取山に向かう時計回りでの周回です。
登山口が一向に見つからず、いきなり20分以上ロスして、特に案内がなかったが2枚目の画像のところから進入してみます。


暫く歩くと道標が出てきて一安心。
超低山で標高差も少ないことから身体に易しい平坦主体の登山道です。


ゆうパークおごせ施設内にあるキャンプ場を柵越しに見ながら進みます。


突き当りを左折して桂木観音を目指します。
右方向がゆうパークおごせを差していましたが、もっとわかりやすい登山口があったのだろうか。
さらに進み、樹木越しに毛呂山町方面。


ようやく緩やかに傾斜が出てきます。
虚空蔵尊、六角ベンチというところとの分岐をそのまま進みます。


道標の立つ分岐が出てきました。
するとそこが虚空蔵尊分岐である七曲り峠でした。


ゆず園では柚子が¥100で売っていましたが、荷物になると考えここでは我慢。


下りきって車道を右折。
ここでようやく二人組年輩女性ハイカーさんにお会いします。


車道歩きを継続させていくと再度無人販売。
結局せっかく来たのでシンプルなゆずを¥100で購入します。


桂木観音の道反対側は開けたスペース。
残念ながらスカイツリーは見えなかったが、街並みを中心に好展望。
埼玉医大をズームで捉えます。


自販機でお得な¥100の至福の微糖を頂きます。
桂木観音に入っていきます。
昨年末明け方の武甲山で鐘を強く撞き過ぎて秩父市民を叩き起こしてしまいそうになった経験があるので鐘を静かに鳴らします。


桂木観音で参拝して一休みしてから大高取山に向けて歩きます。
桂木観音右手が地味に登山口になっていました。


奥武蔵らしい静かな樹林帯を進みます。
山頂が近付くとようやく幾らか傾斜が出てきます。


緩やかに登り込むと一旦広場に出ます。
ここから一気に大高取山を目指します。


そして貸切の大高取山(376m)に到着。
遠慮なくベンチを利用させて頂き昼食。


山頂からは東側のみ展望が開けています。
越生の街並みをズーム。


山頂でゆっくりしてから先程の分岐の広場まで戻ります。
下山は西山高取、世界無名戦士之墓に向かいます。


一旦幕岩展望台に立ち寄ってみました。
なかなかの好展望だが残念ながら筑波山は見えませんでした。


西山高取の案内がなくなったので通り過ぎてしまったのかと思いながら世界無名戦士之墓に向けて左折します。


登り上げるとそこが西山高取でした。
西山高取からの大展望を見ながら先客ハイカーさんと山のお話が盛り上がりました。


どんどん標高を下げていきます。


程なく世界無名戦士之墓。
早速展望台に上がってみます。


やはり好展望。
一際目立つ高い建物はなんだろう。


ここで夜景を見たら綺麗でしょうね。
この大展望を見ながら休憩。


世界無名戦士之墓にはすぐ下まで車でも行けることから山というより下界仕様のハイカーが多いです。
正法寺も確認してそのまま下ります。


県道に出たら右折してゆうパークおごせに戻ります。
ゆうパークおごせの案内がある交差点を右折。


暫く歩くとゆうパークおごせの入口に辿り着きました。
ゆうパークおごせに帰着。
準備を整えて温泉に立ち寄ります。


本日の露天檜風呂は柔らかくてとても気持ちがよかったです。
入浴後日頃の疲れもあってか休憩してから帰りました。


■その他
初訪問の大高取山はいかにも奥武蔵らしく下界が近い山歩きで、気になっていた世界無名戦士之墓にも訪れることができたことからもとても満足しています。

日曜日からは7連勤です。
年内あと何回山に行けるかわかりませんが、当初年内ラストの大物と考えていた奥多摩三山は延期が決定的なので年内もうロングは歩きません。
来春に向けてゆっくりと身体を作り直したいと思います。

と思っていた矢先、大高取山山行の数日後、下界で左手首を故障してしまいました。
年内の山行活動復帰は絶望的となりました。

奥武蔵馬蹄形縦走(二子山~武川岳~伊豆ヶ岳~丸山)

2016-11-20 | 奥武蔵
11月20日

今回は馴染みの山域奥武蔵に戻ってロング縦走を歩きました。
序盤から二子山への登り込みで苦しみ、伊豆ヶ岳への登り込み、危険度が高まる男坂の下りを経て、未踏区間を含む大野峠までは大変しんどいアップダウンの連続、最後に丸山直下の急登とクリアしてなんとか戻ってくることができました。

6:05 芦ヶ久保第2駐車場
7:25 二子山雌岳
7:30 二子山雄岳 7:35
8:05 焼山 8:10
8:50 蔦岩山
9:05 武川岳 9:20
9:30 前武川岳
10:05 山伏峠
10:40 伊豆ヶ岳 10:55
11:20 五輪山
11:30 小高山
11:45 正丸峠 12:00
12:25 旧正丸峠
12:40 サッキョ峠
13:00 虚空蔵峠 13:05
13:30 牛立久保
13:50 カバ岳
14:05 大野峠
14:25 丸山
16:10 芦ヶ久保第2駐車場
所要時間:10時間5分

■天候:晴

■コース状況
道の駅果樹公園あしがくぼ~二子山
今回は兵ノ沢コースを利用しました。
基本道なりだが、若干登山道がわかりづらくなっている箇所がありました。
浅間神社コースも同様だが、低山と侮れない急登なので体力を要します。

二子山~武川岳
焼山を過ぎてから登山道が分断されている箇所があるが、造られた林道を左に登っていくと登山道に戻る案内が出ています。
焼山、蔦岩山を越えることからアップダウンがあります。
途中の焼山は好展望。

武川岳~伊豆ヶ岳
げんきプラザや前武川岳から天狗岩方面に下りてしまわないよう道標を参考にルートを確認したいです。
車道を挟む山伏峠まで激下りで標高を下げたのちは伊豆ヶ岳に向けて深刻な登り返しが待っています。

伊豆ヶ岳~大野峠
伊豆ヶ岳直下男坂は下りに使う場合特に気を付けたいです。
また、登りで使うハイカーが殆どなので渋滞発生は想定しておきたいです。
幾つも峠を挟むルートで、嫌気が差すほどアップダウンの連続が待っているのできつい区間です。

大野峠~丸山
丸山直下に強烈な急登があります。
丸山の展望台に登れば遠方の山々まで見渡せます。

丸山~道の駅果樹公園あしがくぼ
途中車道が交差していたり分岐になっているのでルートに気を付けたいです。


まだ薄暗いが、何度目かわからないくらいお世話になっている道の駅果樹公園あしがくぼの第二駐車場に登場です。
未舗装の第二駐車場には他に軽トラが一台止まっていました。
本日は二子山、武川岳、伊豆ヶ岳、丸山等を繋げて馬蹄形を描き、再びここに戻ってくる予定です。


今回は兵ノ沢コースを選択するため、トンネルを潜って長めの一日が幕を開けます。
登り始め、振り返ると電車が飯能方面に向けて走っていました。


まだ暗かったが、次第に夜が完全に明けてくるだろうと判断しライトは装着せずにそのまま歩いていき、兵ノ沢を通過。


谷川連峰馬蹄形縦走達成後、やはり気が抜けたのか足取りが重く、傾斜のきつさに苦しみながらなんとか尾根に登り上げます。
さらに容赦ない強烈な登り込みではロープに頼りながら進みます。


なんとか地味な二子山雌岳に着きました。
この二子山は標高こそ低いが兵ノ沢コースと浅間神社コースどちらを選択しても厳しい登り込みを強いられる侮れない山です。
人気の名峰武甲山よりよっぽどきついと感じます。
展望のあまりない雌岳はそのまま通過して雄岳に向かいます。


今度は二子山雄岳です。
背後には武甲山。


雲海と山容が特徴的な両神山、山々と眼下の街並み。


さらに展望の素晴らしい焼山に向かうため、小休止に留め先を急ぎ、途中から振り返って先程登頂した二子山。
焼山直下は強烈な登り込み。
ここで早くも不定期で度々起こってしまう事故が発生。
登り込みに耐えるため口に入れていた塩飴を呼吸の乱れからなんと飲み込んでしまいます。
幸い幾分小さくはなっていたので大事には至らなかったが、登山では何が起こっても不思議ではありませんね。


展望のいい焼山に到着です。
さらに近付き迫力満点の武甲山。


1枚目の画像の秩父の街並みと、2枚目の画像の雲海に浮かぶ蓑山(右)と宝登山(左)の素晴らしいショット。


歩き始め、登山道の分断箇所に出ました。
気持ちのいい雰囲気のなかを歩きます。


山頂標を見落としやすい小ピークの蔦岩山を通過して暫く歩くと、ようやくピークが見えてきました。


昨年末以来通算5度目の武川岳に登頂成功です。
この武川岳の山頂部は決して派手ではないが何故か落ち着くため奥武蔵で最も好きな山頂です。
本日は一の鳥居から登頂したハイカーさん達もいました。
山頂付近で各単独行2名のハイカーさんと話しながら休憩。


山伏峠を目指してベンチが一つある前武川岳を通過。
急坂を一気に駆け下ります。


一旦林道を横切った先から正面にこれから登り返す伊豆ヶ岳を捉えます。


山伏峠の車道を横切って伊豆ヶ岳に登ります。
一気に下げた標高を急坂で再び取り戻します。


山頂が近付くと紅葉が色鮮やかです。
天目指峠方面との分岐まで来ました。
昨年の11月もここを訪れましたが、やはりこの付近が一番紅葉が綺麗です。


そして伊豆ヶ岳(851m)に到着。
縦長の山頂部は大変賑わっています。


展望を楽しみながら休憩したのち正丸峠方面に向けて歩き、駄目だったら引き返すつもりで男坂を下りで利用してみます。


男坂は登ってくるハイカーが殆どで、下りで利用するようなハイカーは自分以外にいませんでした。
登りのハイカーさん達を待つため暫し展望を楽しみます。
登るハイカーさんが途切れた時を見計らって登りでも危険箇所な男坂を慎重に下ります。


すれ違いで渋滞しながら丁寧に下ります。
下りきって男坂を振り返ります。


アップダウンを繰り返して五輪山、開けた小高山と通過。


さらに歩き続け奥村茶屋のある正丸峠です。
賑わっている正丸峠で小休止していきます。
車道を横切って正丸山、旧正丸峠方面へ向かいます。
伊豆ヶ岳には何度も訪れていますが、正丸峠~牛立久保までは未踏区間です。


階段主体で必死に登り込んで正丸山。
もう一度アップダウンを強いられて川越山。


続いてまたしても転げ落ちそうなくらい一気に下ります。
下りきった鞍部が旧正丸峠です。


その後は当然苦しい登り込みです。
続いてやはり一気に急降下といじめです。
もう下りたくありません。


アップダウンの連続に苦しめられながらサッキョ峠に到達です。
その後も酷いアップダウン区間を経て東屋のある虚空蔵峠。
ここで小休止。


虚空蔵峠から少し舗装路を歩きます。
2枚目の左側から山道に進入していきます。


歩き続けると突然雰囲気が変わります。
すると牛立久保です。


展望も何もない通過点のカバ岳。
車道と並行しながら山道を歩いていきます。


ようやく大野峠まで来ました。
正丸峠以降ハイカーは疎らでしたが、ようやく丸山からの下山者を中心にハイカーが増えてきました。


登ると開けたパラグライダー発着所から堂平山を望みます。


さらに歩いて鉄塔が見えてきました。
しかし、この急登がやけにきつく、なかなか距離が縮まりません。
ようやくシンボルの鉄塔に辿り着き一安心。


そしてついに9ヶ月ぶりの丸山(960m)に登頂成功。
丸山は眺望が埼玉県指定文化財に指定されています。


早速展望広場の展望台に上がります。
まずは反対側の武甲山。


両神山(1枚目)と薄ら赤城山(2枚目)も確認。


山頂部でゆっくりしたのち車を駐車した芦ヶ久保駅まで下山します。
疲れているので紅葉観賞を楽しみながら下ります。


まだ未踏だが疲れていて時間も遅くなってきているので日向山には向かいません。
ようやく防止用ネットまで来ました。
普段逆から入ってはいますが、出たのは今回が初めてで最初脱出方法がわからず焦ります。
ここまで来て獣と同様に閉じ込められてしまうわけにはいきません。
紐の結び目が外側にあるだけでした。


ようやく山から下りて集落まで来ました。
眼下にまだまだ賑わっている道の駅果樹公園あしがくぼを確認。


なんとか道の駅まで辿り着き、ご褒美に水辺のカフェにて紅茶&バニラのミックスソフトクリームを美味しく頂きます。
久々に疲れました。
その後丸山鉱泉に立ち寄り、運よく貸切の温泉でゆっくり疲れを取り除きました。


■その他
山行翌日は若干でしたが、谷川連峰馬蹄形縦走以来となる筋肉痛が発生したことからもそれだけ体力を要する縦走を歩いたことと思います。

谷川連峰馬蹄形縦走以降初の地元奥武蔵山域はなんとなく一人で勝手に凱旋気分を味わえました。

横隈山

2016-09-04 | 奥武蔵
2016年9月4日

横隈山は埼玉県本庄市(旧児玉町)にある山で、近くの宝登山、破風山、城峰山に比べてマイナーで訪れる登山者の少ない静かな山。

もともと遠征の予定はなかったのですが、どうしても山に行きたかったので、小雨程度であれば昼前後に雨は上がる予報であったことから奥武蔵でもう少し長めの山行をと考えていました。
5時台に目覚ましを掛けていたのですが起きると予想以上に雨が強く、再度眠りにつき6時台の目覚ましで起きるも雨が弱まる気配がないことから仕方なしに山は諦めて熟睡に入りました。
8時過ぎまでぐっすり寝て目が覚めると雨が止んでいました。
そこで急遽毎度お世話になっている地元山域の地図を広げて短時間且つなるべくなら未踏の山と範囲を狭めて計画を練り直します。
すると幾つかのプランが出てきたのですが、少し前から狙っていた未踏の地味な横隈山(よこがいさん)に訪れてみたく、天候がいまいちで遅い時間からのスタートでもかえって最適なタイミングと判断して向かうことにしました。

11:15 横隈山登山口
11:30 平沢峠
11:50 横隈山 12:15
12:30 平沢峠
12:40 横隈山登山口
所要時間:1時間25分

■天候:曇

■コース状況
横隈山登山口~平沢峠
杉林の細い登山道で、一ヶ所間違えやすい箇所には案内が設置されていました。
傾斜の緩い登りです。

平沢峠~横隈山
一部トラロープもありますが、特に問題ありません。
山頂が近付くと車道が見えるが、ここは車道には出ず、車道脇の樹林帯歩きを継続させます。
横隈山山頂手前には石碑がある広場があります。


明け方に降っていた雨が上がったことを確認してから11時過ぎのかなり遅い時間に2台が限度の横隈山登山口駐車スペースに到着。
準備を整えてショートな山行を開始させます。


北武蔵山域の低山らしく樹林帯の傾斜の緩い細い道を歩いていきます。
想定していた通りの静かな山道。


呆気なく住居野峠方面との分岐になっている平沢峠。
雨上がりでもあり横隈山なら貸切濃厚かと思っていたが、前方にはグループハイカーさん。


急な登りはなく、時折下りを交えながら進んでいくとグループハイカーさんに道を譲られ先頭に出ます。
石を飛び越えていきます。
あまり変わり映えがないのでこれくらいしか撮影するものがありません。


先頭に立ってからは恐れていた蜘蛛の巣との戦いが始まります。
車道が見えるが、ここは車道には飛び出さずそのまま車道脇の樹林帯歩きを継続。


程なく山頂よりも休憩に適している山頂手前の広場に到着します。
こちらのスペースで早めの休憩。


もともと地味な山なので、石碑があるこちらが山頂と勘違いしてしまいそうです。
唯一の展望箇所からも本日は真白。


長めの休憩を取ったあと、ザックはデポして追い抜いた団体さんに先を行ってもらってから横隈山(594m)に到着。
山頂部は草地で展望もあまりないので先程の広場を休憩スペースに選んで正解。


再度ザックをデポした広場でゆったりしてから下山します。
登りでも苦しんだが、草が伸びて狭く歩きづらいです。
途中間違えやすい箇所は下山時でもわかる道標を設置して下さり感謝です。


平沢峠を左折。


下り続けると登山口が見えてきました。
1時間30分を切るショート山行終了。


短時間の登山ではあったが、低山帯で汗をかいたので満願の湯に向かいます。
昼間の長風呂を堪能し、食堂で昼食のケバブを頼みます。
嫌いなトマトが入っていたのでトマトを即行抜いてから美味しく頂きました。
フライドポテトに嫌いなケチャップが付いていたらクレーマーになっていたかもしれません。


その後予想外に天気が好転してきて、なんとなく自宅に直行したくなかったので羊山公園の見晴らしの丘に向かいました。
秩父市街地を一望。


中央に堂々と聳え立つ忠霊塔。


東屋を含めて多数の休憩スペースがあり、過去に何度も訪問しています。
午前中は真白で消えていた武甲山もくっきりと存在を現すようになりました。


■その他
ダラダラして本当に遅い時間の出発に加え、運動靴を履いてきてしまい一旦自宅にUターンしたり、登山口へのアクセスに戸惑い何度か道を間違えるロスを生じさせてしまったりと、さらに遅い時間からのスタートとなりました。
横隈山なら終始貸切濃厚だろうと考えていたため、途中でグループハイカーさんにお会いしたのは意外でした。

その後の満願の湯での昼食ではケバブにトマトが入っていたことに驚愕でした。
果てしなくどうでもいい情報だと思いますが、トマト、ケチャップ、ナポリタン等の類は駄目なんです。

蕎麦粒山~有間山~ウノタワ(浦山大日堂起点周回)

2016-07-24 | 奥武蔵
2016年7月24日

天候が晴れれば谷川山域、八ヶ岳山域への遠征も考えていたのですが、天気予報を見ていて早い段階で曇主体の天気であることがわかり、梅雨明け前であることからも極端にいい方に転がることはないだろうとセルフジャッジし、もともと展望のあまり期待できない熊倉山への訪問を計画していました。
しかし、前日に地元奥武蔵の地図を確認していたら、これまた前々から温めていたルートの浦山大日堂を起点とした周回ルートでの蕎麦粒山訪問をしてみたくなりました。

6:30 浦山大日堂BS
7:00 新秩父線60号鉄塔
7:10 新秩父線59号鉄塔
7:30 新秩父線58号鉄塔
7:40 新秩父線57号鉄塔
7:55 広河原分岐
8:25 大樽 8:30
9:05 仙元峠
9:20 蕎麦粒山 9:40
10:05 日向沢ノ峰中央(オハヤシノ頭)
10:15 51号鉄塔
10:30 仁田山
10:35 有間峠 10:40
11:10 タタラノ頭
11:30 橋小屋ノ頭 11:40
11:55 ヤシンタイノ頭
12:05 滝入ノ頭
12:30 鳥首峠
13:05 ウノタワ 13:20
13:40 鳥首峠
14:05 冠岩
14:20 鳥首峠登山口
14:35 浦山大日堂BS
所要時間:8時間5分

■天候:曇

■コース状況
浦山大日堂BS~仙元峠
駐車スペースから少し下った道反対側の赤い手摺の橋から大日堂に入っていくと登山道入口があります。
序盤から静かな樹林帯のなかの急登が続くのでいきなり体力が要求されます。
新秩父線60号鉄塔から57号鉄塔まで鉄塔の案内を参考に歩くことができます。
56号鉄塔への途中から鉄塔方面と離れて歩くことになるが、ルートはほぼ道なり一本道なので注意していれば問題ないと思われます。
57号鉄塔以降登山道を塞ぐ倒木が数箇所ありました。
また、崩れ気味の箇所もあるので足元に気を付けたいです。

仙元峠~蕎麦粒山
都県境尾根を左折するが、山頂直下が一部急なだけで行程も短くほぼ問題なく歩ける区間です。

蕎麦粒山~オハヤシノ頭
雰囲気がガラッと変わり、歩きやすい綺麗な山道となります。

オハヤシノ頭~有間峠
静かな樹林帯に戻るが、ルートは明瞭で危険箇所もなく安心して歩けると思います。
後半展望のない仁田山経由の山道歩きと、林道歩きを選べるが、どちらでも有間峠に着きます。

有間峠~有間山(橋小屋ノ頭)
有間山というのはこの一帯の複数あるピークの総称であり、途中にタタラノ頭があることからも軽いアップダウンがあります。

有間山(橋小屋ノ頭)~鳥首峠
橋小屋ノ頭からは道標のある蕨山方面ではなく、北に進みます。
この区間も複数のピークを越えることから軽いアップダウンがあるが、体力面ではそこまで気を使わないと思います。
この山域にしては珍しく開けているので天候次第ではより楽しめるかもしれません。
鳥首峠手前の激下りでは滑らないよう慎重に歩きたいです。

鳥首峠~ウノタワ
幾らかアップダウンがあるので時間以上に地味に体力を要するが、ほぼ問題はないと思います。

鳥首峠~浦山大日堂BS
あまり歩く人の少ない箇所であり、後半やや荒れ気味です。
冠岩集落跡から少し下れば林道、車道と変わっていきます。


曇り空のもと遠征はせず、地元奥武蔵の浦山大日堂バス停の駐車スペースに到着。
日曜でも貸切のスペースに駐車させて頂き、周回で帰って来られるよう出発します。
住民の方にいってらっしゃいと声を掛けて頂きました。
車道を少し下った道反対側から橋を渡って大日堂に入っていきます。


右の道を歩いて行き、登山道に入る前に一旦大日堂で本日の山行の安全を願って参拝していきます。


仙元尾根の長い登りから始まります。
足元の不安定な箇所には親切にロープが付けられています。


歩き続けていると突如白い新秩父線60号鉄塔が現れます。


再び樹林帯に入っていくと、また来ました。
新秩父線59号鉄塔です。


基本序盤は2枚目の画像の鉄塔案内に従い歩いてきます。


行く先に立ちはだかるのは新秩父線58号鉄塔。
特に意味もなくセルフ撮影していきます。


登っていくと、ついに最後の新秩父線57号鉄塔。


その先は倒木が行く手を阻みます。


足元が不安定な箇所があるので注意しながら歩いていきます。
根こそぎやられている倒木。


不気味なくらい人の気配を感じない登山道を進んでいくと、ドタドタと獣の足音が聞こえたのでわざと煩いくらい熊鈴を鳴らしていきます。


大樽に着いたら左折。
途中展望を望める箇所がありましたが、本日は曇り空。


標高を上げていくと、ガスのなかの登りに変わってきます。
仙元峠からは蕎麦粒山も近いのでそのまま進みます。


いつかは熊倉山から酉谷山にも行ってみたいと思っているのですが、なかなか自身のレベルを考えると行く勇気がありません。


約1年10ヶ月ぶり通算2度目の蕎麦粒山(1473m)に到着。
貸切の山頂を20分近く堪能します。


歩き始めて今までと一転開けた登山道を下っていきます。
東側を初めて歩きましたが、蕎麦粒山の良さがよくわかる気がします。


仙元尾根との雰囲気の違いに感動して撮影が止まりません。
冬から春にかけてこちら側から蕎麦粒山に登ってみたいものですね。
有間山方面との分岐であるオハヤシノ頭に到着。
日向沢ノ峰には向かわず北に進路を取っていきます。


再度静かな樹林帯歩きとなり、橋を渡ります。


大きな51号鉄塔の登場。
せっかくなので撮影。


そのまま下っていきます。
山道歩きと林道歩きを選択できるが、そのまま山道歩きを継続させていきます。


当然ながら展望も何もない仁田山。


下り続けていると車道に出ました。
有間峠を通過して、3枚目の画像のところから有間山方面を目指します。


すると、なにやら変なものが、
どうやら宗教的なもののようだが、人の気配も感じないので不気味です。


配色も含めて怖いです。
ピンク等もう少し華やかな色なら少しは違うのかもしれませんが、
いったいこの一帯はなんなのだろう。


アブの襲来にも遭っていたので先を急いでタタラノ頭を通過。


そして有間山山頂標のある橋小屋ノ頭に到着。
山頂部ではラジオか何かのやり取りをしている人がおられました。


山頂部で小休止してから蕨山方面ではなく、北側に進みます。
ヤシンタイノ頭を通過。


この山域にしては珍しく開けているが、生憎ガスのなか。
今度はしょうじくぼの頭。


滝入ノ頭も山頂部は通過点。


鳥首峠への道標。
最初ここが鳥首峠ということなのかと思って心配になりました。
鳥首峠に向けて一気に危険なくらいの激下り。


正真正銘の鳥首峠に着きました。
ここからはピストンでウノタワに向かいます。


ガスのなかガレ場を歩いたりしながら進んでいきます。


そして不思議な空間のウノタワ。
貸切のウノタワで小休止。


10分程ウノタワに滞在したのち鳥首峠に戻ります。
今度は鳥首峠を冠岩、川俣方面に下ります。


一本道の植林地帯をひたすら下っていきます。
沢が近づくとやや荒れ気味なところもありました。


冠岩集落跡は今では廃屋だらけとなっています。


最後に橋を渡り、林道、車道と歩いていきます。


1枚目の画像の突き当りを左折して、浦山大日堂に無事周回で帰着できました。


■その他
浦山大日堂から仙元尾根を登って約1年10ヶ月ぶり通算2度目の蕎麦粒山へ向かったのですが、日曜日にも拘わらず誰とも会わない静かすぎる樹林帯歩きとなりました。
あまりに静かすぎるので熊などの野生動物との遭遇は頭に入れてはいたのですが、途中ドタドタと獣の足音が聞こえた時はすぐさま付けていた熊鈴をめいいっぱい鳴らしました。
蕎麦粒山で休憩したのち、未踏の東側へと下りていくと、それまで歩いてきた仙元尾根と違いとても綺麗な登山道で驚き、またいずれ別ルートで蕎麦粒山を訪れたいと思いました。
軽いアップダウンを繰り返しながら有間山方面へと向かい、その後鳥首峠に着いたとき、これまた前日に行けたらという条件付きで急遽予定に組み込まれたウノタワへもピストンで訪問することにしました。
雰囲気を示す新たな基準となりかけているウノタワには、一度実際に行ってみなければと考え行くと、確かに山中の不思議な空間であり、貸切も堪能することができました。
最終的に周回というかたちで無事山行を終えることができてよかったです。

来週は休日出勤が予定されてしまっているのでおそらく山には行けないと思いますので来月は梅雨が明けて天候が整えば遠征したいところですね。

武甲山(表参道ピストン)

2016-07-03 | 奥武蔵
2016年7月3日

いつも自宅から正面に見える武甲山。
本年3月以来の訪問で、今回の主な目的は昨年夏に訪れた時同様山頂トイレ用の水歩荷。
山頂トイレが今年も供給に追い付かず水不足に陥ってしまい、何度か封鎖になったという情報も知っていました。
それも含めて水歩荷を目的に早く表参道で登りたいと思いながら、同じ奥武蔵の低山棒ノ嶺など他の行きたいと思っていた山を優先させていたため、なかなか登らず再訪が長引いてしまいました。

9:20 一の鳥居
9:50 不動滝 9:55
10:15 大杉の広場 10:20
10:55 武甲山 11:30
11:50 大杉の広場
12:25 一の鳥居
所要時間:3時間5分

■天候:曇

■コース状況
一の鳥居~武甲山
序盤は体力を要するコンクリートの急登。
山頂まで丁目石が設置されていることから大まかな現在地を知ることができます。
水歩荷用のペットボトルが置かれている不動滝は十八丁目。
ルートは非常に明瞭且つ安全。

浦山口へ至る橋立ルートは7月3日現在通行止めです。
当日山頂トイレは開放されていましたが、今後の水量次第では封鎖になる可能性があります。


遅めの時間に自宅を出発すると、途中なにやらたくさんの消防車が出動して道路に放水していました。


一の鳥居の駐車場は既に一杯で、仕方がないので私も邪魔にならないところを選んで路肩に駐車しました。
今回はもともと行く予定もなく、事前情報でもわかってはいましたが、橋立林道は通行止め。


3月訪問時は大放水だったが、本日の水量はあまり多くありませんでした。
なくもう何度も訪問していることから見飽きている養殖場。


舗装路を横切り、道標に従い武甲山に登っていきます。


まずは暑さが厳しいなかの嫌なコンクリートの急登。
2枚目の画像の橋を渡れば持山寺跡方面を経てシラジクボへと向かうことができます。


コンクリートに苦しみ始めると本格的に登山道となります。
早速武甲山表参道らしい植林の樹林帯歩きとなります。
武甲山のルートでは純粋に表参道が一番好きです。


水歩荷用のペットボトルが置かれている不動滝が見えてきました。
置かれているペットボトルは少なかったが、今回はとりあえず4ℓと2ℓ2本の計8ℓを運ぶことにします。


そして橋を渡っていきます。
果たして無事山頂まで届けることができるだろうか。
歩く先はいつも清く堂々と真っ直ぐ立っている植林地帯が続いています。
それに対して負荷の掛かった私はよろけ気味です。


登っていると団体さんが見えました。
重さに耐えるためには前にいる方達を目標に歩かせて頂きます。
本日は熱中予報にも拘わらずハイカーが多く賑わっています。


大杉の広場で小休止。


標高1000m地点である大杉の広場は休憩に適した場所であることからハイカーさんが多く休憩しています。


歩いて行くと丁目石が40台に突入していました。
表参道は山頂まで丁目石があることから大まかな現在地を把握することができ、目標にしながら歩くことができるのが大きいです。
やがて石が目立つようになってきます。
神秘的な雰囲気を楽しみながら登り続けます。


重さに耐えながら必死に登って山頂広場に着きました。
山頂トイレは今回は無事開放していました。


鳥居では私の後輩にあたる中学生の団体がおられました。
後から気付きましたが参拝忘れていました。


鳥居の裏手に回り、背負いあげてきた水を降ろし、一気に肩が軽くなります。
登っている途中大量のペットボトルを降ろしているハイカーさんが何人かいたのでペットボトル不足は解消されたものと思われます。
順番を待って私もマンホールに水を入れていきます。


本年2回目の武甲山(1304m)に到着。
山頂では神社でも遭遇した中学生の集団がなにやら説明を受けていました。
時期的なものもあり薄らではあるが、秩父の街並みを一望できます。


中学生集団もランチタイムに入ったため、山頂広場はさらに賑わってきます。
私も昼食スペースを見つけるのに一苦労。


下山時はペットボトルが空になって一気に軽くなったためどんどん下って行けます。
あっという間に大杉の広場。


不動滝に到達し、まずは水を美味しく頂いてから8ℓの空のペットボトルに水を入れます。
水歩荷にまた再訪したいものです。


不動滝で達成感を味わったため、下りのコンクリート歩きが予想以上に長く感じました。
そして一の鳥居に到着。
車を回収して帰宅しました。


■その他
武甲山山行当日複数の天気予報を見比べても最高気温35℃前後と低山帯では極めて過酷を強いられる猛暑予報であったことから今回はとりあえず8ℓとしましたが、それでも道中かなり重く感じながらまるで苦行のような歩行でした。
道中様々なハイカーさんに励まして頂きながら登ることができて、山頂の神社裏手にあるマンホールまで辿り付いて水を入れた時はやはり感動でした。
山を歩く者として、地元に住んでいて微量でも力になることができるので水歩荷の活動は今後も継続させていきたい所存であります。

棒ノ嶺

2016-06-20 | 奥武蔵
2016年6月20日

先週雲取山~飛龍山周回のロングコースを歩いたこともあって今回ロングや遠征の予定はありませんでした。
手軽に登れる山として武甲山と棒ノ嶺の単体で前日まで迷っていました。
棒ノ嶺はブログ開設以前の山を初めて最初の頃に登った経験がありましたが、当時の記憶も薄れていたので、暑さを緩和するためにも沢筋を歩ける棒ノ嶺の訪問を決断しました。

9:05 河又名栗湖入口駐車場
9:10 さわらびの湯バス停
9:30 白谷沢登山口
10:35 岩茸石 10:40
11:10 権次入峠
11:20 棒ノ嶺 11:35
11:40 権次入峠
11:50 岩茸石
12:40 河又名栗湖入口駐車場
所要時間:3時間35分

■天候:晴

■コース状況
河又名栗湖入口駐車場~岩茸石
駐車場から車道を登り、有間湖入口を左折して、白谷橋を渡った先に白谷沢コースの登山口があります。
数回沢を渡るので、濡れた岩で滑らないように注意する他、増水時は特に気を付けたいです。
一部鎖場があるが、特に問題ないと感じました。

岩茸石~棒ノ嶺
権次入峠は複数のベンチが設置されています。
棒ノ嶺山頂部は広場になっていて奥武蔵の山々を一望できます。

棒ノ嶺~河又名栗湖入口駐車場(滝ノ平尾根)
前半で3回林道を渡り、後半は階段、根っこ地帯の下りが続きます。
基本ルートは明瞭で危険箇所もありません。


河又名栗湖入口バス停の駐車場に駐車し、9時過ぎに登山を開始します。
棒ノ嶺まで5kmの道程を登ります。
下山は尾根道で下りて周回する予定です。


いきなり名栗武州世直し一揆の絵が登場します。
車道歩きで登っていくと、さわらびの湯敷地内にある名栗農産物加工直売所の建物が目に入ります。
下山後の温泉が楽しみなさわらびの湯入口を通過。


左折して有馬ダム入口から登山口に向けて舗装路歩きを継続させていきます。
名栗湖の右側には蕨山方面へと続く山々。


立入禁止のダム施設を通過して白谷橋を渡ります。


ようやく白谷沢コースの登山口。
登山口には滑落事故発生と熊出没情報。
奥武蔵らしい静かな樹林帯を歩いていきます。


やがて棒ノ嶺らしく沢音を聞きながらの登山道へと変わっていきます。
ここ最近の登山では歩いていなかった沢歩きを楽しみます。


圧巻のゴルジュ帯に進入していきます。
勢いよく流れる滝を捉えます。


ゴルジュ帯を楽しみながら歩きます。
鎖場が出てきました。


白孔雀の滝を通過すると、やがて沢の音が遠くなり、緑を楽しみながら歩いていきます。


林道を横切り、その先のベンチを利用して小休止。


十字分岐になっている岩茸石。


権次入峠に着く前ですれ違ったハイカーさんになぜか熊鈴が煩いと怒られます。
熊鈴を付けていると素人だと思われると共感できない忠告をされ、ラジオを推奨されます。
そもそも標高1000m以下の低山では熊などいないと言われましたが、過去にツツジ山付近で遭遇経験もあり、低山だろうと関係なくいるので熊鈴は必要だと思います。
先程の方から何度か強引に話を切り上げ立ち去ろうとするも離してもらえず、山頂目前であまり気分のよくないロスをしてしまいました。


広い棒ノ嶺山頂部に到着しました。
立派な山頂標の前では上半身裸の集団がおられたのでこちらの山頂標を撮影。


奥武蔵の山々が一望できます。
これだけの展望ならぜひ空気の澄んだ冬場に再訪してみたいものです。
広い山頂部の隅で休憩して、下山開始時に周囲に誰もいなくなった山頂標を撮影します。


岩茸石まで登った道を戻ります。
岩茸石を通過して、滝ノ沢尾根で下山する周回ルートで駐車場に下ります。


1度目の林道。
本来山道歩きの選択なら林道を横切るのが正解なのですが、誤って林道を右に歩いてしまいます。
間違いには気付いたが、途中まではどちらでも問題なく下山できることからそのまま林道歩きを続けます。


本来2度目に横切る林道箇所に来たので、ここから山道に進入していきます。
下って最後の林道を横切ります。


誰とも会わない静かな樹林帯を歩いていきます。
河又への距離がだいぶ縮まってきました。


その後も樹林帯で下っていきます。
右側に肉眼で下界を捉えました。
階段地帯や根っこ地帯を消化してどんどん下っていきます。


最後に赤い橋を渡ります。
河又名栗湖入口バス停の駐車場に着きました。


車を走らせ楽しみにしていたさわらびの湯に向かいます。
従業員が見守るなかしっかりと頭を撫でてからゆっくりと温泉に入りました。


■その他
往路は名栗湖を眺めたりゴルジュ帯を中心とした沢ルートを堪能することができ、復路も長過ぎなかったため、楽しみながら歩くことができました。
しかし、山頂手前で出会ったハイカーさんになぜか熊鈴が煩いと大きな声で怒られたのを皮切りに、登った百名山の数が少なくレベルが低い等言われました。
確かにレベルが低くビギナーであることは自覚していますので精進して参りたい所存ではあります。
熊は高尾山や宝登山の山頂付近でも出没していますし、何もないよりは熊鈴があれば人間どうしでも事前に存在に気付くことができて安全だと思います。
また、ラジオを使っている人がどうということは全くもって一切なく、あくまで私的な私自身に対しての現時点の考えとして、ラジオはコミュニケーションの機会を自ずと遮ってしまう印象があるという理由から考えていません。

さて、ようやく本格的に夏に入りましたので今年こそアルプスに遠征してみたいものです。

北武蔵最強ルート(鐘撞堂山~陣見山~雨乞山~不動山~長瀞アルプス~宝登山~破風山~蓑山)

2016-05-08 | 奥武蔵
2016年5月8日

寄居駅からスタートさせ、鐘撞堂山、虎ヶ岡城山、陣見山、雨乞山、不動山、長瀞アルプス、宝登山、破風山、蓑山まで続く北武蔵最強ルート、これを完結させなければ今後遠征する資格なし、というのは言い過ぎだが、それくらいの気合いで心置きなく夏場に突入できるよう最後まで歩き続けました。

4:00 寄居駅
4:30 大正池
4:55 鐘撞堂山 5:00
5:40 筑坂峠
5:45 虎ヶ丘城山 5:55
6:40 陣見山 6:45
7:15 榎峠
7:40 雨乞山 7:55
8:30 不動山
9:00 糠掃峠 9:05
9:15 出牛峠
9:45 南向山萬福密寺
10:20 野上峠
10:25 小鳥峠
11:00 宝登山 11:20
12:30 風戸入口バス停
13:15 猿岩
13:20 破風山 13:30
14:25 野巻林道入口
14:55 皆野駅
16:10 蓑山 16:30
17:10 和銅黒谷駅
所要時間:13時間10分

■天候:晴

■コース状況
寄居駅~鐘撞堂山
寄居駅北口から大正池の先までは車道を歩きます。
大正池の先から鐘撞堂山までの登山道は静かな山道だが、道標も設置されているためルートはわかりやすいです。

鐘撞堂山~陣見山
円良田特産センター方面への道標に従い一旦下山します。
県道まで出たら円良田特産センター方面ではなく、右に歩くと道反対側に城山ハイキングコースの案内があるのでそこから虎ヶ岡城山に登ります。
虎ヶ岡城山まではわかりづらい箇所があるのでロング山行の場合は入念な下見が求められると思います。
虎ヶ岡城山から陣見山方面へは目立つハイキングコース出口の道標方面ではなく、テープのみで特に目立つ案内のない西側へと下ります。
大槻峠から陣見山までは前半戦最大の山場となる二度に分けての急登があります。

陣見山~不動山
榎峠から雨乞山までは林道主体での登りとなります。
パラグライダー発着所の雨乞山は大展望が望めるお勧めの山頂です。
雨乞山以降の山道で右側の岩が目印の分岐で右折します。
道標等の設置がないので道なりに直進しないよう気を付けたいです。

不動山~宝登山
苔不動から破線の下山ルートがあるが、明瞭な出牛峠からの下山ルートを選択しました。
出牛峠からの山道で一ヶ所倒木の影響からややわかりづらい箇所があります。
一旦下界に出て長瀞アルプス登山口から宝登山を目指します。
宝登山直下には階段主体の急登が待ち構えています。

宝登山~破風山
山と高原地図に記載のない根古屋方面に下るが、関東ふれあいの道に選定されていることからも山道は明瞭です。
車道に出たら左折して長い車道歩きを経て満願の湯の先にある風戸入口から破風山を目指します。
本格的な登山道入口と山頂直下には東屋が設置されています。

破風山~蓑山
下山は高橋沢コースで下りました。
ここは滑りやすい箇所のある激下りがあるので足元に気を付けたいです。
車道に出たら皆野駅を通過しながらの下界歩きとなります。
蓑山へは蓑山神社表参道を利用して林道主体で登り上げます。
蓑山山頂部には展望台の他トイレや自販機まであります。

蓑山~和銅黒谷駅
登山道の他に車道もあるので登山道を歩きたい場合は間違えないように注意したいです。
国道140号線まで下りきったら左折すると、道反対側に和銅黒谷駅への入り口が見えてきます。

全て通しで歩く場合にはやはり下見することをお勧めします。


自宅を3時10分に出発して30分強で寄居駅南口の未舗装駐車場に到着します。
準備を整えて4時前にヘッデン装着体制で極めて長い一日をスタートさせます。
まだ始発運行前の寄居駅はシャッターが下りていました。


寄居駅北口に移動して、大正池を目指し車道歩きを始めます。
もう5月ということもあってかなんと早くも夜明けの兆候が見られました。


大正池を通過。
ヘッデンといつでも使用できるよう準備していたハンドライトの出番はなく朝を迎え始めました。


山道を歩き始めると竹炭工房が現れました。
高根山との分岐を鐘撞堂山方面に折れます。


程なくまずは鐘撞堂山に到着。
鐘撞堂山では日の出目的で朝早くから登られた親子ハイカーさんがいました。
親子ハイカーさんもこんな時間に登ってくるハイカーがいることに驚いたようで暫し会話を楽しみました。


完全に明けているがまだ5時前でした。
虎ヶ岡城山に進むため一旦下山します。


山道から車道に出て、ここを右折します。
すると道反対側に円良田城山ハイキングコースの案内が現れます。


登山道を歩き、虎ヶ岡城山直下の階段を登ります。
すると東屋のある虎ヶ岡城山に到着。


大槻峠の先は2度に分けて急登を必死で登り込みます。
一旦車道を横切ってTV埼玉の建物がある陣見山(531m)。


下りきって長瀞八景の看板前に出ます。
先月に訪れた時と比べて遠方は霞んでいました。
山道を挟んで榎峠に来ました。



舗装、未舗装と林道主体で登り上げます。
やがて開けると、


山頂標は寂しい雨乞山。
しかし、パラグライダー発着所であることからも、完璧に開けて非常に気持ちのいい山頂で大展望が広がっています。


下山ルートの途中の右側にある岩が目印の分岐を右折します。
車道に出たら突き当りを右折し、道反対側に不動山への登山口があります。


序盤は開けた箇所があります。
最終峰蓑山とその奥には堂々とした山容の武甲山。


静かな樹林帯を歩き続けると、展望の利かない不動山。


すぐ下の石尊大権現に向かいます。
こちらは山頂と違い大展望。


不動峠からは本格的に車道歩きとなります。
眼下には射撃場。
糠掃峠からも絶景を望みます。


出牛峠からようやく山道に入ります。
2枚目の画像の地点は左にも山道があるが、倒木を越えて直進が正解。


下りきって長瀞ゴルフクラブ入口の看板が出てきたら左折。
かわらんち等の看板が出てきたら右折。


そして長瀞アルプス登山口に到達です。
環境整備協力金の¥100を投入。


長瀞アルプスはさすがに人気のコースだけあって多くのハイカーが歩いています。
途中で会話を楽しむと、どうやら今月2日には熊が出たそうです。
破風山や不動山以降では何度も熊の目撃情報があったので長瀞アルプスはいつ出てもおかしくないと思っていましたが、やはり気を付けないといけませんね。
小鳥峠を通過。


ナラ沢峠からは舗装路を右に進みます。
毒キノコに注意の看板から宝登山に登り上げます。


階段主体で厳しい急登を登り込みます。


必死に登って宝登山(497m)に到着。
遠くに次に目指す頂の破風山。


こちらは両神山。
今年は八丁尾根から登ってみたいと思っています。
2枚目の画像は左から雁坂嶺、破風山、そして甲武信三山の木賊山、百名山甲武信ヶ岳、埼玉県最高峰三宝山。


山頂から先程の毒キノコに注意の看板がある分岐まで戻って、今度は根古屋方面に向かいます。


民家脇から車道に出たら左折して、ここからは暫く長い車道歩きです。


マイタケ工場前の自販機を積極的に利用させて頂き、喉が渇いていたので炭酸強め純粋サイダーを頂きます。
続いてその先の自販機でも微糖を頂きます。


満願の湯を通過。
山行中に温泉を通過しなければならないのは堪えますね。
風戸入口から破風山に向かいます。


登山口手前の東屋で小休止していきます。
破風山を目指して登り、猿岩を通過。


破風山に到着。
遥か遠くに最終峰蓑山。
下界歩きも長く、そう易々とは辿りつけないことが窺えます。


山頂直下の休憩舎を通過して高橋沢コースを選択し下山します。


ユズ園の先の滑りやすい急な下りには階段が新設されていました。


ようやく登山口まで辿り着くと再度長い下界歩き。


郷平橋、皆野橋と通過します。


皆野駅ではSLが止まっていました。
もういい加減帰りたいけど北武蔵最強ルート完結後の乗車を目指して仕方なしに歩き続けます。
蓑山参道に向かいます。
確かにこれを見たら鰻食いたくなってきます。


自販機でおいしい麦茶を購入。
暑いのでサッパリしたものが丁度いいです。
ついに蓑山を目指して登ります。


舗装林道主体で標高を上げていきます。
寂しい参道を登り込んでいきます。
疲れていたので何度も立ち止まってしまいなかなか前に進めません。


蓑山神社で参拝していきます。
今年咲き始めの早かったヤマツツジはもう終盤でした。


蓑山山頂広場に到着。
そして蓑山山頂標をしっかりと確認。


展望台に登り、武甲山を眺めます。
今年もいずれ水歩荷に行きたいと考えています。


トイレを積極的に利用させて頂き放水します。
エントランス広場を後にしてようやく下山します。


あとは黒谷駅目指して下るだけです。
下界が見えてきてほっとしました。
黒谷駅に着くと完璧なタイミングで寄居行きの電車が来たので飛び乗ります。


寄居駅で下車。
無事駐車場に帰着して北武蔵最強ルートを完結させました。


その後梵の湯に立ち寄ってしっかりと温まりました。
梵の湯の食堂で葉わさび蕎麦を頂いてから帰宅しました。


■その他
今回の北武蔵最強ルートを完結させるための下見に関しては昨年9月に長瀞アルプス~宝登山~破風山~蓑山までを、今年に入ってから2月に鐘撞堂山~虎ヶ岡城山、先月虎ヶ岡城山~陣見山~雨乞山~不動山を歩いていました。
昨年末に歩いた浦山口側からの武甲山~天覧山を繋ぐ奥武蔵最強ルートの時同様事前の下見が大いに活きたと感じています。
北武蔵最強ルートに関しては本来2~3月を予定していたのですが、結果的にこの時期までずれ込んでしまいました。
来週も仕事の都合上山に行くことが困難で、再来週以降となるとさすがに暑くなりすぎて超低山帯でのここまでのロング山行は不向きな環境に変貌してくるだろうとの判断から、上半期ラストチャンスといっても過言ではないと思い今回に至りました。

破風山の山頂までは意外にまだ幾分楽な展開で歩き切れるのかなと感じましたが、やはりそんな甘いものではなく、特に最後の蓑山への登りでは苦痛を感じながら必死で登りました。
浦山口側からの奥武蔵最強ルートとの比較でもまだ北武蔵最強ルートのほうがやや易しいと感じました。

第31回外秩父七峰縦走ハイキング大会

2016-04-24 | 奥武蔵
2016年4月24日

第31回外秩父七峰縦走ハイキング大会に初めて参加してきました。
七峰とは、小川町、または東武竹沢駅から官ノ倉山、笠山、堂平山、剣ヶ峰、大霧山、皇鈴山、登谷山を巡ってゴールである寄居町の鉢形城公園まで歩く超健脚コースで、今回歩いた小川町役場スタートでは約42kmというロングコースを歩くことになります。
ただし、完歩するためには各ピーク付近にあるCPを通過する必要があるだけで特に山頂を踏む必要はないため、今回は官ノ倉山、剣ヶ峰のピークは踏みませんでした。

6:20 小川町役場
7:30 石尊山
8:20 和紙の里 8:25
9:40 萩平十字路
10:50 笠山西峰
11:25 堂平山 11:30
11:50 白石峠
12:30 定峰峠
12:50 旧定峰峠
13:15 大霧山
13:30 粥仁田峠
13:50 秩父高原牧場
14:10 二本木峠
14:25 皇鈴山
14:40 登谷山
14:55 釜伏峠 15:00
15:25 中間平
16:30 鉢形城公園
所要時間:10時間10分

■天候:曇時々雨のち晴

■コース状況
特に危険箇所はありませんが、当日は降雨後で山道に滑る箇所がありました。
無理に山道を通らず車道歩きで繋げられる箇所も複数存在します。


5時30分前に僅か2台の空きしかなかった寄居駅周辺の未舗装駐車場(¥200)に駐車して電車で小川町駅に移動。
小川町駅より何かのデモ行進かの如く続々とハイカー集団が受付の小川町役場へ向かいます。
私も流れに委ねて役場へ歩き、受付の順番待ちを経て6時20分頃外秩父七峰縦走をスタートさせます。
小川町スタートにするか東武竹沢スタートにするか両方のプランを抱えたまま結局最後まで悩みながら、最長距離の小川町スタートを選択しました。
車道歩きで郷社八幡神社横を通過。


途中ちょっとした山道を経て再び舗装路歩きに変わるとトイレが現れます。
特に立ち寄る必要がなかったためそのまま進みます。
ようやく本格的に山道に入り、官ノ倉山CPを目指します。


降雨後の道悪も重なってか早速恒例の渋滞が発生していました。
付近のハイカーさんと会話を楽しみながら程良い休憩を兼ねることができました。
七峰のピークに入っていない石尊山を通過。


官ノ倉山山頂には立ち寄らずCP通過後の下りは降雨後で滑りやすくここが登りと同等かそれ以上の渋滞になっていました。
下りきるとやがて下界が見えてきました。


車道歩きで進み学校が見えてくると、程なく和紙の里。
ここで好物の御饅頭を頂きました。


和紙の里からは途轍もなく長く感じた舗装路歩きで標高を上げていきます。
物見山、竜ヶ鼻といったピークのある山道との分岐では、巻いて車道歩きを継続させます。


ハイカーが少なく静かな車道歩きの途中山道組を撮影。
続々と現れる山道組と合流。


萩平の売店を撮影……、いや売り子さんを撮影。
山道で笠山に登ります。


新緑の気持ちのいい登山で標高を上げるも、後半はやはり渋滞に嵌りました。
渋滞を利用してパンを食べました。
せっかくなので笠山CPの奥にある山頂も踏ませて頂きました。


笠山からは渋滞が発生することもなく歩き続けパラグライダー発着所が見えてきました。
堂平山ではキノコ汁が幾らか並んでいたことと時間も押していたことから甘酒を頂きました。
悪天候で売店の方々は寒そうにしていました。
堂平山(876m)に登頂。


剣ヶ峰CPでスタンプを押してもらった後、剣ヶ峰のピークは巻いて僅か数人のみの車道歩きを選択します。
こちらを歩くハイカーがあまりに少なく、途中おじさんにこのルートでも無事進めるのか聞かれましたので大丈夫と答えて追い抜かせて頂きました。
やがて白石峠に着きました。
当初状況次第で旧定峰峠まで巻くプランも検討していたが、渋滞が緩和されていたことから正規ルートで進みます。


登りで疲れきっているハイカーさん達に遠慮なく先を歩かせて頂くと、なんと前方に誰もいない状況まで出てきました。
途中の展望地から撮影。


ハイカーの群れで賑わっていた定峰峠を通過。
再び山道に入ります。


旧定峰峠を通過。
大霧山が近づいてきたところで左から笠山、堂平山、剣ヶ峰を捉えます。


大霧山直下の急登を登り込み、大霧山に到着。


一気に下りきって粥仁田峠。
展望がよく快適な舗装路歩きをこなしていきます。
自宅から秩父高原牧場に向かう場合は左から車で登ってきていたので新鮮な気持ちになります。


途中笠山を眺めます。
ミルクハウスのソフトクリームは15~20人程の待ちが発生していました。
14時二本木峠を目指して急いでいたため立ち寄らず先に進みました。
羊は気持ちよく寝っ転がっているようです。


目標にしていた14時二本木峠を10分遅れで到着。
二本木峠と言えばやはりヤマツツジ。


皇鈴山CPでスタンプを押して貰います。
皇鈴山に登頂成功。


路肩弱しの狭い山道を下ります。
今度は第七峰目の登谷山に向けて登ります。


そして登谷山に登頂。
下りた地点のCPでスタンプを押して貰いました。
CP付近には年始に訪れた時にいた猫もいました。


舗装路歩きの途中にある休憩所で水とフルーツを頂きます。
夏みかんと何かをミックスさせたと言っていたフルーツがとてもおいしいです。


中間平付近はまだ標高が高いことから展望も望めます。


結構歩いた気もするけど鉢形城跡までまだ5.1kmって長すぎやしないか。
皇鈴山以降の山道で抜いてきた人数分くらいゴールまでの舗装路で抜かされたと思います。


豆でもできたかと思うくらい足の裏が痛くなりながら無事外秩父七峰縦走完歩達成。
七峰帽子も頂きました。
もつ煮(¥300)も頂きました。


ヤマレコユーザーさんがいないか探しながら撮影していると、なんといつもレコでお世話になっているruisuiさんにお声掛けして頂きました。
そこにはなんとイナバさん(strs178さん)、bismarckさん、富士山12ヶ月連続登頂記録を持つnanamineさん、そして師匠であるOhMy Naruoさんまでおられました。
そしてオーマイさんに記念撮影して頂きました。
その後さらに嬉しいことにmiruruさん、hiromoさん、Chilicaさん、panda29さん、amaterasuさん、sogekingさん、tororowoさん、daitoujussokさんたちとお会いできました。
サイン下さい的な感覚だった方々と対面でき感激でした。


その後オーマイさん、miruruさん、nanamineさんと寄居駅近くの横浜屋に立ち寄り大人のラーメンを頂きました。


■その他
七峰当日は寄居駅の時点で既に皆外秩父七峰縦走参加者ばかりで、乗客も同様。
受付の小川町役場はハイカーの大行列でやはり物凄いことになっていましたが、受付の方々の手際がいいのか人数のわりに心配していたほどの待ち時間ではなくまずまずスムーズにスタートできました。
当日の分岐まで小川町スタートにするか東武竹沢スタートにするか悩み続けていましたが、結局人の波にのまれ小川町スタートで出発しました。

道中主要渋滞ポイントを中心に幾つか渋滞がありましたが、事前の策としてなるべく立ち止まっての休憩を取らず、どうしようもできない渋滞ポイントを利用して休憩及び飲食をしたことが大きかったと思います。
また、今回完歩が目標であったため剣ヶ峰を筆頭に幾つか渋滞回避及び体力温存の為に車道歩きを選択したことも成功しました。
しかし、登谷山下山後の最後の長すぎる舗装路歩きは堪えました。

無事完歩達成後会場内でヤマレコユーザーさんがいないか探していたところruisuiさんがお声掛けして下さり、そこには普段レコを拝見させて頂き顔を知っているオーマイさん、イナバさん、そしてnanamineさん、bismarckさんまでいるじゃないですか。
オールスター軍団の方々とお会いでき感激でした。
その後hiromoさん、miruruさん、panda29さん、Chilicaさん、amaterasuさん、sogekinnguさん、tororowoさん、daitoujussokさん達も加わりこれは夢なのかと思ってしまうほどさらなる感謝、感激、感無量でした。
師匠達のレコの記念撮影にも映して頂き、本当にありがとうございました。
実は当日よりも翌日以降のほうが感激が高まっています。
最高の思い出になりました。
本当にどうもありがとうございました。