2017年6月18日
仕事の都合上約3週間ぶりの登山となりましたが、ここ1カ月ほど連休がなかったぶん、予め取得していた有給休暇と代休も重なり大型連休が取れたので、予てから計画していた福島遠征を2泊3日でゆっくりと楽しんできました。
今回の福島遠征のプランは実は2年前より計画していたのですが、2年前の貴重な大型連休は台風接近によりまさかの全滅で迷わず却下、昨年も2回程計画したのですが、1回は雨模様ですので見送り、もう1回は他の山を優先しました。
今回滅多にない4連休を頂いたことから実現しました。
しかしながら、山行当日の2週間ほど前、詰めの段階で今回の西吾妻山登頂に向けて利用しようと考えていたグランデコリゾートのリフトの始発時間を調べると、なんとまだ運行前であることを知りました。
そこで、遠征最終日に持っていく予定だった西吾妻山を初日に移動しました。
7:25 デコ平口
7:35 デコ平湿原
7:55 グランデコ・パノラマゴンドラ山頂駅
9:35 西大巓 9:45
10:20 西吾妻小屋
10:30 西吾妻山 10:35
10:50 天狗岩 11:00
11:40 西大巓 11:50
12:50 グランデコ・パノラマゴンドラ山頂駅
13:25 デコ平口
所要時間:6時間0分
■天候:曇
■コース状況
デコ平口~山頂駅
山麓駅からデコ平口までは未舗装林道の砂利道なので、運転は注意。
デコ平口の未舗装駐車場には仮設トイレが設置されております。
途中湿原周回コースで分岐するが、周回コースを歩けば、どちらも合流します。
誤って早稲沢コースへ向かわないよう注意。
傾斜は少ないので安心して歩けます。
山頂駅~西大巓
グランデコ散策路から外れて右奥の登山道に入っていきます。
序盤はゲレンデだが、樹林帯に入るとゴロ岩があります。
標高を上げると残雪があります。
アイゼンという感じではないが、偶に40cm程の踏み抜きがあるので注意が必要。
西大巓は大展望。
西大巓~西吾妻山
残雪の稜線は滑り落ちないよう注意が必要です。
樹林に囲まれた西吾妻山山頂は展望は一切ありません。
西吾妻山より北に向かった吾妻神社が祀られている天狗岩は広く好展望で、西吾妻山よりも西大巓やこちらのほうが休憩に適しています。
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深夜の1:00 am 過ぎと、crazyな時間帯に埼玉県の自宅を飛び出し、藤岡ICより関越自動車道、北関東自動車道、東北自動車道と繋いで、途中の那須高原SAに立ち寄ります。
あたりはようやく薄ら明るくなりかけてきていました。
まずは本日から続く山行に向けてシンプルなかけそばを頂きます。
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走行時間4時間強と休憩の約5時間かけて向かった先は東北福島でした。
まだ運行前のグランデコリゾート周辺の複数ある大型駐車場は当然の如くガラガラです。
まずはトイレをお借りしようと試みるも、どうやらトイレはまだ運行前により施錠されているグランデコ山麓駅内にあるようで、なんと用を足せません。
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未舗装林道を車で進んだ先にあるデコ平口にはトイレがあるようだが、とりあえず当初の予定通りここから徒歩での往復とします。
はっきり言ってつまらない未舗装林道を歩いていくと、1台、また1台……、と車に追い越されます。
つまらない林道歩きは別にいいとして、果たして用を足せていないままの状態で、顔面蒼白になりながら我慢できるのだろうか。
とてもルンルン♪どころではありません。
山は甘くはなかった、
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林道を真面目に歩いていたが、わざわざ福島県に来てまでの長い林道歩きは飽きるので、デコ平口にあるトイレが使えるかもしれないと一旦戻って未舗装の砂利道を車での走行に切り替え、運転に気を使いながら急遽全く計画していなかったデコ平口に移動します。
数台のみの駐車と寂しいデコ平口駐車場にはありがたいことに嬉しい仮設トイレが設置されております。
これを求めていたんです。
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登山口の総合案内図。
熊さん 人間に注意、と書かれてあるが、熊さんは日本語を読めるのだろうか。
リラックスに成功したので、未舗装林道と違って雰囲気のある静かな樹林帯を歩き始めます。
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すぐに湿原周回コースとなりますので、行きは右側から回ります。
どちらから行っても合流します。
木道歩きでゴンドラ山頂駅に向けて歩きます。
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沢やゴンドラリフトのロープ下を確認。
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こちらも当然誰もいない綺麗なグランデコリゾート山頂駅。
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山頂駅前の大きな案内図。
一旦誤って散策路に上がっていきそうになりますが、異変に気付いて軌道修正。
西吾妻山登山道へと入っていきます。
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ゲレンデ歩きはとても心地よいです。
振り返ると本来大展望でしょうが、いまひとつの曇り空。
高速走行中ラジオで、東北は絶好のレジャー日和と言っていたのでワクワクしていましたが、福島では駄目でした。
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西大巓登山道の案内板に従い右折して、樹林帯に入ります。
ゴロ岩の樹林帯歩きでは、風を受けないのでとても蒸し暑く感じます。
ショウジョウバカマ。
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標高を上げていくと残雪が出てきました。
急激な雪解けによるグチャグチャの地面では泥だらけにならないよう気を付けて歩きます。
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振り返ると、微妙な雲海に浮かぶ磐梯山。
残雪が増えてきて、偶に40cm程踏み抜いてしまいます。
残雪越しに望む西吾妻山。
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最後に一登りして山頂部が見えてきました。
貸切の西大巓に到着。
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振り返って磐梯山(1枚目)と豊富な残雪が目立つ飯豊連峰(2枚目)。
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西大巓で小休止してから西吾妻山への稜線歩きです。
残雪の下りでは滑って滑落しないよう慎重に進みます。
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西大巓以降はハイカーとすれ違うようになります。
他ルートから歩いてきたハイカーさんによると本日熊を目撃したそうです。
さらに進むと広大な湿原地帯。
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木道歩きの分岐よりまずは右折して山頂を目指します。
何故か常に綺麗に見えている飯豊山。
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西吾妻山(2035m)に到着すると、嬉しいことに先客ハイカーさんに早速撮影をして頂きました。
西吾妻山はあまり広くはなく、樹林に囲まれて展望は一切ありません。
なお、撮影をして頂いた男性ハイカーさんは横浜から、もう一組いた御夫婦は群馬県から、と同じ関東からの遠征組ということもあって、とても親近感が湧きます。
御夫婦さんとはなんと翌日もお会いしました。
山頂部にあったもう一つの赤い山頂標を確認。
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周回コースで進み、素晴らしい広場の天狗岩。
他ルートから歩いてきたハイカーも集結してやや賑やかです。
天狗岩に祀られている吾妻神社。
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何度も登場してきている飯豊山(1枚目)。
いつかは日帰りで歩いてみたいです。
朝日連峰(2枚目)と頭だけ覗かせているのは、どうやら月山(3枚目)みたいです。
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ここから西大巓へと戻ります。
分岐にある避難小屋の西吾妻小屋。
内部も確認。
二階建ての小屋内部はとても綺麗でした。
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西大巓へのダイナミックな縦走路。
残雪箇所を踏ん張りを利かせながら必死に登り返します。
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西大巓では数名のハイカーが休憩中でした。
私も邪魔にならないところに移動して休憩。
再度振り返って穏やかな西吾妻山。
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厄介な残雪地帯を丁寧に戻、ゲレンデを下ります。
山頂駅には作業者が数名いました。
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もうここまで来れば安心の平坦歩きなので、ゆっくりと戻ります。
湿原周回コースを往路は左から来たが、復路では右折して周回します。
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駐車したデコ平口に無事帰着。
本日は日帰り温泉ではなく、事前に予約を取っていた裏磐梯ロイヤルホテルで翌日の山行に備えて汗を流しました。
■その他
当日はグランデコ山麓駅付近の大型駐車場にトイレが併設されているものだと思い込んでいましたが、運行前で施錠されている山麓駅内にトイレが閉じ込められていたのです。
結果、最終的に山行当日のコース変更で、全く頭になかったデコ平口からの登山へと切り替えました。
トイレを済ませずにそのまま山麓駅からの西吾妻山ピストンを強行していたらルンルン♪なんて言っている余裕はなく、それこそ究極の拷問登山へと変貌を遂げていたものと思われます。
未舗装林道及びスキー場作業道を歩くよりは楽しめましたし時間短縮にも繋がったので、翌日以降への疲労度も軽減されました。
標高を上げていくと、残雪地帯ではスタミナを消耗する歩きとなり、一時不安を覚えましたが、雄大な稜線歩き、湿原歩きと楽しめました。
チェーンスパイクを持っていくか迷いましたが、やはり持っていかなくて正解でした。
山形県側から歩くハイカーが多いみたいで、グランデコ及び、デコ平口方面から歩くハイカーは少なく、日曜日にしては静かな山行となりました。