途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

巻機山

2017-09-19 | 北信・頸城・越後方面
2017年9月19日

ここのところ日程や天候、体調が合わなくて約3週間ぶりの山歩きとなりました。
巻機山は昨年の同時期にも予定していたのですが、何故か急に気持ちの変化が起きて苗場山へと訪問しました。
今回は前日の残業もあって疲労を抱えた状態の睡眠不足でしたが、台風一過の快晴なので思い切って訪問を決断しました。

6:00 桜坂駐車場
6:40 五合目
8:30 ニセ巻機山
8:35 巻機山避難小屋 8:40
9:00 御機屋 9:10
9:20 巻機山最高地点
9:40 牛ヶ岳 9:55
10:15 御機屋
10:35 割引岳 10:40
10:55 御機屋 11:10
11:25 ニセ巻機山
12:35 五合目
13:15 桜坂駐車場
所要時間:7時間15分

●天候:晴

●コース状況
桜坂登山口~五合目
樹林帯の登りでは岩混じりの箇所や水分を含んだ地面で滑りやすい箇所もあります。
五合目は広くはないが、米子沢を眺望することができます。

五合目~七合目
樹林帯歩きを継続して視界が開けだすとガレてきて七合目です。

七合目~ニセ巻機山
展望を楽しみながら歩けるが、笹のなか、階段の急登で体力を要する区間です。
ここが最も苦しみましたが、逆にニセ巻機山まで登ってしまえば残りは急登は少ないです。

ニセ巻機山~御機屋
避難小屋まで下ってから登り返します。
降雨後は特に木道歩きで滑らないように注意。
分岐の御機屋は巻機山山頂標がある広場でベンチも複数置かれています。

御機屋~牛ヶ岳
牛ヶ岳へ行く途中にケルンが目印の最高地点があります。
木道主体の傾斜が緩い稜線歩きの先に牛ヶ岳があります。

御機屋~割引岳
割引岳への稜線はとても綺麗です。
山頂直下はやや急登。
牛ヶ岳よりも割引岳のほうが広く山頂らしいです。


久しぶりの山歩きだが、急遽昨日残業となったため仮眠3時間での2:00am起床となってしまいました。
高速道路の深夜割引を利用するため2:40 amには自宅を出発し、藤岡ICから関越自動車道で関越トンネルを通過して塩沢石打SAに立ち寄ります。
外でコンビニ弁当を頂いていると次第に明るくなってきます。


桜坂駐車場に到着すると、本日の快晴予報もあってか平日にしては意外と多くの車が駐車してあり、登山口に一番近い駐車場は3割程は埋まっていました。
この手前の駐車場にはトイレも設置されております。
準備を整えて6:00 am丁度に登山開始です。


一般的な井戸尾根コースを選択して右折すると、程なく林道の終点で登山道に入ります。


雑木林を歩いて四合目を通過すると、井戸ノ壁と呼ばれる岩混じりの急登へと変わってきます。
なんとなく白毛門の雰囲気に似ているような気がしました。


登山口から40分程で五合目に到着です。
右手に米子沢を望みます。


その先は明るいブナ林へと変わります。
通過点の六合目を過ぎると、左手には天狗尾根の視界が利いています。


さらに登って樹林の隙間からの展望。
朝日を浴びて森林限界に突入です。


一気に開けると青空のもと雄大なニセ巻機山が立ちはだかります。
ガレ場へと変わります。
登りでは気付きませんでしたが、この先が七合目でした。


笹の中の登山道を登ります。
途中小休止しながら振り返って素晴らしい展望。
3枚目の画像は鋭く聳える上越のマッターホルン大源太山。


階段の急登になって八合目。
綺麗な山肌は草紅葉にはまだ早かったようです。


恵まれた秋らしい青空のもと一歩一歩登ります。
穏やかな山容に何度も食い入るように見ながら歩きます。


九合目のニセ巻機山に到着。


平成16年に改築された綺麗な巻機山避難小屋。
二階建ての内部もとても綺麗で思わず泊まってみたいと思ってしまうほどです。
内部には既に2人組ハイカーさんが居られました。
2枚目の室内の画像は二階です。
御機屋に向けて最後の登り返しです。


そして巻機山山頂標がある御機屋に到着。
まだ時間も早いため広い山頂部は貸切。


役行者と刻まれた石柱。
誰もいない山頂標識で久しぶりにセルフ撮影。
小休止してからまずは牛ヶ岳を目指します。


木道沿いには池塘。
稜線上にあるケルンが目印の巻機山(1967m)最高地点。


緩やかな木道稜線は大変気持ちがいいです。
谷川連峰の朝日岳方面へと続いている稜線への分岐。
気になりますが、昨年秋に馬蹄形を歩いた時には向こう側には難路・道ナシと書かれていてすぐに完全な藪となっていました。


登山道から外れた斜面にはなんとまだ残雪が残っていました。
牛ヶ岳へと続く穏やかな風景。


牛ヶ岳に着きました。
特に山頂標はありませんでした。
他のハイカーさんと話しながらの休憩です。
眼下はやはりお米の生産地なので田圃ばかりです。


御機屋まで雄大な稜線を戻ります。
再び御機屋に着いて今度は割引岳を目指します。


素晴らしい絶景を眺めながら歩きます。
進行方向に尖った割引岳。


最後に一登りして割引岳に着きました。
こちらも山頂標はありません。
2枚目の画像は越後三山方面。


何度も素晴らしい絶景を眺めながら戻ります。
3度目の御機屋は過去2回と違いとても賑やかでした。


気持ちがいい木道歩きでは、綺麗な山肌についカメラを構えてしまいます。
ニセ巻機山を通過。


周囲の山々の素晴らしい展望。
登りでは気付かなかった七合目に到達して、樹林帯に向けて小休止。


五合目で小休止と思いましたが、日差しがとても強く本気で熱中症になりかねないのですぐに下り始めます。
涼しく快適な樹林帯。


時間以上に長く感じる樹林帯をやはり寝不足だったため、眠くなりながら下り続けます。
ようやく桜坂駐車場に到着しました。
帰り際に¥500を支払います。


その後塩沢石打ICには乗らないで湯沢の石打ユングパルナスに立ち寄ってから帰りました。


●その他
巻機山は実際に訪れてみて、穏やかな山容で予想以上にとてもいい山でした。
馴染みが薄かった山域でしたが、名峰揃いなので今後も越後方面に訪れてみたいと思いました。

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