途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

観音山

2016-10-30 | 奥秩父
2016年10月30日

朝早くから自宅を出られれば初めから晴天は期待できない天気予報だったため展望の期待できない山に狙いを定め、約3年ぶりの熊倉山訪問を考えていましたが、遅めの出発となったため以前より気になっていた観音山に訪れることにしました。
参拝客に紛れて札所から入っていくというのは今までにないパターンでした。

10:20 札所31番鷲窟山観音院
11:05 観音山 11:30
12:00 牛首峠
12:15 札所31番鷲窟山観音院
所要時間:1時間55分

■天候:曇

■コース状況
札所31番観音院~観音山登山口
階段主体で登って観音院に立ち寄り、本堂の右奥に進むと登山道に繋がっています。

観音山登山口~観音山
人気の少ない静かな樹林帯歩きだが、要所要所で急勾配の木段が現れるので体力を削がれないよう気を付けたいです。
特に牛首峠との分岐から観音山へは木段主体で一気に標高を上げる体力を要する区間です。

観音山~牛首峠
分岐に戻って牛首峠方面に歩きだすと、すぐに左側の西奥ノ院へ続くルートとの分岐となるが、西奥ノ院には行かず右折して牛首峠を目指します。
道標の文字が消えているので注意したいです。
その後一部ザレたトラバース箇所があるので滑らないように気を付けたいです。

牛首峠~札所31番観音院
沢沿いの樹林帯では登山道がやや荒れ気味で狭い箇所があります。


朝一の用事を済ませ、悩んだ末車を走らせ、札所31番観音院に到着です。
トイレを利用させて頂き、10時20分過ぎと遅い時間にようやく本日の山行をスタートさせます。


まずは観音院に進入します。
すこぶる厳つい日本一の石仁王がお出迎え。


仁王の手の像の先から石段を上がっていきます。
札所のすぐ上ではあるが、熊には注意。
本堂を抜けて登山道に入る時にしっかりと熊鈴を付けました。


参拝客に紛れて一段ずつ丁寧に登っていくと、観音院案内図がありました。


本堂に到着し、本日の山行の無事を祈り参拝します。
見上げると豪快な岩壁です。
左側に目を向けると、水量が少なくチョロチョロとしか流れていない聖淨の滝があります。


本堂右奥から観音山を目指します。
石碑が並ぶ階段箇所を登ります。


東奥ノ院には向かわず、観音山に向けて折れます。
いきなり低山ながら急勾配の木段。


観音院本堂まではチラホラ参拝客がいましたが、登山者は少ないみたいで静かな樹林帯歩きです。
牛首峠との分岐に辿り着き、ここからはピストンで観音山に向けて登ります。


ごちゃごちゃしていてもはや何が何だかわからない仁王尊細工場跡。
樹林帯を登り込んでいきます。


要所要所で出てくる木段が意外ときついです。
正直観音山舐めていました。
尾根に登り上げると、日当たりのいい部分が一部紅葉していました。


コンふぉは仁王尊採石場を通過して、ラストに再度木段を登り込みます。


観音山(698m)に到着。
山頂部は少し広がっていて、眼下には街並み。


その先に進むと、さらに開けています。
しかし、覗き込むと断崖絶壁。
間違いが許されないので先程の広くなっていた山頂部に戻って昼食です。
昼食後、あまりにも寂し過ぎるのでセルフで撮影してから下りることにします。


階段を転がり落ちない程度に駆け下ります。
実際に下ると上り込みのきつさがよくわかりました。
分岐に戻り、今度は右折して牛首峠へ向かいます。


すぐ先の分岐では丁寧に書かれている西奥ノ院に行きたくなるが、右折します。
道標の文字が消えているので注意です。
ザレたトラバース箇所は慎重に歩きます。
一度片足が滑りそうになったので焦りました。


牛首峠まで0.6kmと近づいてきました。
豪快な岩を右に見ながら周り込みます。


木の手摺が現れたりとこちら側のルートのほうが幾らか変化があって飽きないです。
ジュース並の雨が降って来られたらひとたまりもありません。
雨乞いはやめて下さい。


急下降箇所は鎖を使いながら慎重に下ります。
分岐より僅か50mなので日尾城址に寄り道してみます。


日尾城山八幡の祠がありました。
城址とはいってもちょっとしたスペースです。


戻って牛首峠を目指し歩くと、岩壁が見えてきました。
ここが馬上との分岐になっている牛首峠です。


牛首峠から先はやや荒れ気味で登山道が狭い箇所もあります。
やがて沢沿いの歩きとなります。


橋を渡って駐車場に戻ります。


登り始めに比べて車の台数がかなり少なくなっていました。
どうやらこの付近では珍しい花崗岩や片麻岩がある貴重な山だったみたいです。


■その他
低山ではありますが、前半急勾配の木段が目立ち、登ってみて短時間ながら思っていた以上にきつい山でした。
はっきり言って観音山舐めてました。
しかし、観音院に立ち寄ることもできて、後半は多少変化も出てくるので楽しい山歩きとなりました。
もう11月になるのであと一つくらいは紅葉を絡めた山歩きもしたいものです。

谷川連峰馬蹄形縦走(反時計周り)

2016-10-15 | 谷川山域
2016年10月15日

ついに念願の谷川連峰馬蹄形縦走に挑戦してきました。
これだけ長く苦行のような山行になるので、日が長い時期を選び来年の6月あたりということも考えていたのですが、むしろ長いのであれば最も紅葉を楽しみながら快適に歩ける時期ということで、数ヶ月前から日にちも決めてそこを下半期の最大目標に調整していました。
谷川連峰馬蹄形縦走は一回目は順当に反時計周りということは決めていました。

3:20 白毛門登山口駐車場
5:10 松ノ木沢の頭
5:50 白毛門 6:00
6:40 笠ヶ岳
7:35 朝日岳 7:50
8:10 ジャンクションピーク
9:00 清水峠 9:10
9:50 七ツ小屋山 9:55
10:25 蓬峠 10:35
11:20 武能岳 11:30
12:50 茂倉岳 13:00
13:10 一ノ倉岳
13:30 ノゾキ
14:00 谷川岳
14:10 谷川岳(トマの耳)
15:05 ラクダのコル
15:10 ラクダの背
16:30 西黒尾根登山口
17:00 白毛門登山口駐車場
所要時間:13時間40分

■天候:晴

■コース状況
白毛門登山口~白毛門
いきなり体力を要する急登区間。
松ノ木沢ノ頭付近から鎖、ロープの岩場が登場するが、危険はありません。

白毛門~朝日岳
笠ヶ岳までは標高を下げてからの登り返しがあるものの比較的楽な区間ですが、朝日岳まではアップダウンが多く、前半戦第二の核心部です。

朝日岳~清水峠
行程は長いものの下り主体で易しい区間です。
一部登山道の狭いザレがあるので最低限の注意は払って歩きたいです。

清水峠~蓬峠
七ツ小屋山に登り込んでから緩いアップダウンを経て蓬峠まで標高を下げていきます。

蓬峠~武能岳
コースタイムは武能岳~茂倉岳までの半分以下だが、強烈な登り込みを強いられるのでなかなかハードな区間。

武能岳~茂倉岳
アップダウンもあり、茂倉岳直下は特に苦しい登りで、最後の核心部と言える相当ハードな区間。

茂倉岳~谷川岳
一ノ倉岳を過ぎて谷川岳へ至る区間では岩場が増えてきます。
ハイカーの数もグッと増えるのですれ違いに注意したいです。

谷川岳~白毛門登山口
西黒尾根の下りでは岩場の下降となるため、足元に注意しながら慎重に下りたいです。
樹林帯に入ってからの最後の長い下りはメンタルで押し切ります。

・白毛門への急登
・朝日岳へのアップダウン
・武能岳への登り返し
・茂倉岳へのアップダウンを経ての登り込み
この4区間が特に体力を要しました。


深夜の1時前に自宅を出発して登山口に到着すると、なんと横一列に車が駐車されていました。
準備を整えて3:20 am頃暗黒のなか谷川連峰馬蹄形概念図をしっかりと確認して長すぎる一日が幕を開けます。


白毛門まで3.1kmではあるが、いきなり強烈な登り込みが待っているため距離以上に相当ハードな区間です。
暗黒のなかヘッデンに時折ハンドライトを混ぜながら登ります。


ほぼ同時にスタートした単独の馬蹄形ハイカーさんはどんどん先を行き、姿が見えなくなってしまいます。
やはりこの時刻にここを登るハイカーさんはあきらかにレベルが違います。
黙々と登り続けるとロープの岩場が登場してきます。


ようやく松ノ木沢ノ頭に到達です。
徐々に明るくなり、上州武尊山方面が染まってきています。


どんどん白毛門が近くなります。
反対側の谷川岳~一ノ倉岳方面を捉えます。


白毛門の先客はカラス。
そして貸切の白毛門(1720m)。
少し遅れて半馬蹄形予定も後に馬蹄形に切り替える単独ハイカーさんが到着します。
この方とは終盤まで抜きつ抜かれつでした。


白毛門を出発しようとした頃美しい日の出。
朝日と紅葉に染まった笠ヶ岳へと続く縦走路。


抜群の天候と紅葉に感謝です。
紅葉ロードを涼しく進みます。


展望のいい貸切の笠ヶ岳に到着。
後半に歩く縦走路を眺めていきます。


山頂直下の狭い避難小屋。
朝日岳方面へはアップダウンが待っている厳しい区間。



本日は霜柱も立っていて大変寒いです。
なかなか姿を見せてくれない朝日岳に脚部が不安を覚え始めます。


朝日岳山頂部がようやく視界に入ります。
朝日岳まであと少しとなりましたが、ここで腿の内側が攣ってしまいます。


必死に登り込んで朝日岳(1945m)。
山頂部で脚部をマッサージしながら水分、食料を補給して少し長めに休んでいきます。


ここから先は未踏区間で、平坦な木道歩きをこなしていきます。
宝川温泉との分岐を通過。


やがて池塘が現れます。
左右を見渡すと素晴らしい絶景。


ジャンクションピーク直下の巻機山分岐から興味本位で巻機山への難路・道ナシを確認してみるとすぐに藪漕ぎです。


再び週走路に戻ると、途中狭い登山道のザレ場もあり、足元に注意しながら進みます。
清水峠の白崩避難小屋と送電線監視所を眼下に捉えます。


紅葉の稜線歩きにはついついカメラが止まらないです。
紅葉を楽しみながら標高を下げていきます。


再度池塘が現れます。
鉄塔を通過。


程なく清水峠の白崩避難小屋と送電線監視所。


監視所の奥から山々を眺望。
蓬峠を目指してまずは七ツ小屋山に登ります。


天候がよい分今度は暑くなってきたので半袖2枚体制での行動に切り替えていきます。
とても立派でかっこいい山容の上越のマッターホルン大源太山。


谷川らしい綺麗な稜線と奥に七ツ小屋山。
大源太山との分岐を通過。


七ツ小屋山からの湯沢市街地。


歩いてきた朝日岳方面の稜線。
出発前に再度七ツ小屋山の山頂標を撮っていきます。


穏やかな美しい稜線を堪能しながら歩きます。
下りきって蓬峠が見えてきました。


ようやく谷川岳の文字を目にすることができました。
蓬ヒュッテでは外のベンチで暫し休憩。


先月登頂した苗場山を捉えます。
池塘を眺めながら歩き始めます。


この分岐を左に行けばエスケープルートですが、本日は気合いと最後は精神力でなにがなんでも馬蹄形で完結するため右の道を歩きます。
強烈な登り込みに耐えるため精神を集中させていきます。


高度を上げて歩いてきた稜線を振り返ります。
武能岳へのおかしいくらいのきつい傾斜に嫌気が差します。


正直かなりへばりながら武能岳に到着です。
しっかりと小休止して身体を休めてから恐れをなしながらも茂倉岳に向かいます。
2枚目の画像は前半に歩いた白毛門~笠ヶ岳~朝日岳に至る稜線。


茂倉岳に至る稜線上にはアップダウンが待ち構えています。
一度勿体ないくらい大きく下ってからアップダウン。


山肌を眺めます。
振り返って巨大な武能岳。


かなり疲れながらなんとか茂倉岳に到着しました。
脚部はもう歩きたくないと言っているので精神力が試されます。


これから向かう一ノ倉岳(1枚目)とラストの谷川岳(2枚目)。


武能岳と茂倉岳への登りを経験してる分この付近の登りは全然苦になりません。
まずは一ノ倉岳。


避難小屋の内部を確認するも狭く、やはり山ガールと一緒じゃない限りここに留まりたいとは思えません。


一ノ倉岳では撮影のみでそのまま谷川岳に向けて稜線を歩きます。
鎖場を登っていきます。


ノゾキに来ました。
疲れているが前回同様覗いてみることにします。
押されたらそのまま落ちてしまうだろう……。


アップダウンで谷川岳との距離を詰めていきます。
車の回収が大変だが、いつかは歩いてみたい主脈縦走路を眺めていきます。


岩場を登ります。
一ノ倉岳以降はハイカーの数が一気に増えていました。
なんとか奥の院まで来ました。


ようやく大混雑の谷川岳オキの耳(1977m)。


そして谷川岳トマの耳。
2枚目の画像は中ノ岳と左奥に越後駒ケ岳。


とても綺麗な稜線の主脈縦走路(1枚目)とロープウェイ山頂の天神平駅(2枚目)。


肩ノ小屋を横目にいよいよ西黒尾根を下ります。


登山道ザレ気味だったり岩場主体なので慎重に下ります。
脚部は死にかけていますが、誤魔化しながらでも完結させるしかありません。


厳剛新道との分岐であるガレ沢ノ頭を通過。
ラクダの背もそのまま通過。


壊れかけの脚部には厳しい鎖場を下ります。
本日の紅葉も見納めです。


樹林帯に入り、暫く歩き続けてようやくこちらの案内板を確認するも終わりが見えそうで見えてきません。


精神力で押し切って西黒尾根登山口が見えた時は本当にホッとしました。
しかしまだ駐車場まで戻らなければ馬蹄形の完結にはなりません。


車道を下っていくとロープウェイ稼働中のゴンドラを捉えることに成功します。
いつもは車で通過していたトンネルを歩きます。


ついにMAXの建物が現れました。
そして17時ちょっと前に無事馬蹄形完結で帰着。
いやー、とても長い一日でした。


すぐに車で鈴森の湯に向かうとまさかの駐車場は一杯で路駐が数台という状態。
悩んだが、私も路駐に加わり温泉に入ります。
当然のことだが、毎度の如く男湯を選択してしっかりと温まりました。


その後帰路の赤城高原SAに立ち寄ります。
味噌ラーメン+ミニチャーハンのセットを頂いてから帰りました。


■その他
日帰りでの谷川連峰馬蹄形縦走なんとか無事完結できました。
道中白毛門の急登を凌いだはいいが、朝日岳直下で腿の内側が痛み出したときは今回は駄目かとも思いましたが、その先の平坦部で痛みは治まり、その後も時折見え隠れする痛みと戦いながら仕舞いは精神力で押し切り最終的に馬蹄形を描いて完結することに成功しました。

途轍もなく長く、しかしながら行程に値する感激の縦走となりましたが、暫くここまでのロングはいいかなとも思いました。

四阿屋山(つつじ新道~押留コース)

2016-10-07 | 奥秩父
2016年10月7日

悪天候が続いた9月だったが、ようやく秋らしい晴が期待できる一日だったため、低山でもいいからどこか行こうと思い四阿屋山に向かいました。
前日まで秩父御嶽山、武甲山も候補に挙がっていたのですが、つつじ新道の鎖場を登って両神山を眺めたいと考え、その点が決め手となり四阿屋山に決定しました。

9:00 道の駅「両神温泉薬師の湯」
9:10 小森バス停
10:00 つつじ新道登山口 10:05
10:50 四阿屋山 11:10
11:20 両神神社奥社
11:35 展望休憩舎
12:10 道の駅「両神温泉薬師の湯」
所要時間3時間10分
※小森バス停からつつじ新道登山口までに20分以上のロスがあります。

■天候:晴時々曇

■コース状況
道の駅両神温泉薬師の湯~大堤
道の駅を出たら右(南)に車道を歩き、小森バス停からは広い左側の車道ではなく、右の車道に折れます。
暫く歩いた大堤バス停が幾らか広くなっていますが、登山口の案内がやや見えづらい位置にあるので見落とさないよう注意したいです。

大堤~四阿屋山
序盤から急坂で高度を上げていきます。
山居分岐から鎖場が始まりだすと、最初に5m程のステップの少ない大きな岩場があります。
ここが最大の難所なので、鎖を離さずに足場を確認しながら慎重に登りたいです。
その先も鎖場があったり道幅が狭い箇所があるので注意。
両神神社奥社経由の実線コースとの分岐を過ぎれば程なく山頂。

四阿屋山~山居
両神神社奥社までの下りにも一部鎖場があるが、使わなくても問題ない安全区間です。
山居周辺は一部草が伸びていたり急な階段があります。

山居~両神温泉薬師の湯
今回は押留コースを下ったが、他に桜本コースや薬師堂コースから下ることが可能です。
押留コースは蜘蛛の巣が多く苦しみました。
車道に出たら左に歩いて道の駅両神温泉薬師の湯まで戻ります。


9時少し前に道の駅両神温泉薬師の湯に着きました。
四阿屋山は山登りを初めて最も初期の頃に登ったことがあったが、4年ぶりくらいの訪問だと思います。
本日は低山のショート山行だが、トイレに立ち寄って準備を整えてからスタートさせていきます。


今回は上級のつつじ新道を登るためまずは車道歩きです。
桜本コースとの分岐をそのまま直進。
小森バス停から誤って広い37号の皆野両神荒川線に行ってしまい、異変に気付き戻って諏訪神社経由で367号の車道に向かうことにします。
山に登る前から20分以上のロスを生じさせてしまいました。


どうやら諏訪神社では翌日に祭りがおこなわれるみたいで準備していました。
本来歩くはずだった367号の車道に出ると、先に採石場があるためなのか大型トラックの往来が激しいです。


結局1時間程経過してしまい大堤バス停のスペースに着きました。
本日は破線のつつじ新道を登り込んでいきます。


ワイヤーを跨いで進入していきます。
登山口で先に進んだハイカーさんを含む各単独2名のハイカーさんより先を歩くと、急坂を交えながら樹林帯の登りが続きます。


次第に辺りには竹林も見られるようになります。
破線ルートではあるが、親切に道標が豊富に設置されており、ルートはわかりやすいです。


山居との分岐より山頂まで50分表記。
ここからようやく四阿屋山のつつじ新道らしく鎖場地帯が始まります。


傾斜がきつくなり鎖も登場してくると、早くも5m近くある大きな岩場の鎖場がお出迎え。
鎖は離さず足場を確かめながら慎重に登ります。


大岩を右に回り込みます。
危険箇所は最初の大きな岩場のみで登りでは鎖を使わなくても歩けます。


ザレの登りでは落石を起こさないように登ります。


後方の展望が開けた箇所から武甲山と眼下の街並み。


やがて実線ルートとの分岐に着き、最後に登り込んで程なく四阿屋山(772m)。
山頂標と展望盤があるものの狭い山頂部。


西側の展望のみ開け、両神山。
日向大谷、梵天尾根は登ったので今年は八丁尾根から登りたいと言い続けながら未だ実行できていません。
こちらも山行候補には度々上がっている山容の鋭い二子山(両神)。


山頂付近に20分以上滞在したのち薬師堂方面に下山します。
鎖場が登場するが安全に歩ける区間です。
この付近でお会いしたご夫婦ハイカーさんの話によると、こちら側のルートを登っていた人はいなかったみたいです。


両神神社奥社の裏手に出て、正面に周り込み参拝します。
下山ルートの選択で悩んだ末ひとまず山居・薬師堂方面に向かってみます。


薬師堂コースは以前登りで使ったことがあるので懐かしいです。


男坂が気になるので男坂で山居に向かいます。
ちょっと期待したが、やはり伊豆ヶ岳の男坂とは全然違いました。
険しいというより単なる軽いいじめに近い感じの階段ルートです。


男坂を下りると、柵越しに綺麗に刈払われた箇所に出ました。
これが山居なのだろうか。
静かな区間をそのまま進みます。


その先の東屋ではつつじ新道で追い抜き、一足先に山頂を出発していた男性ハイカーさんが休憩していました。
歩いたことがなかったのでなんとなく押留コースに進んでみます。


蜘蛛の巣に苦しみながら車道まで来ました。
ここからは左に歩きます。


12時過ぎに道の駅両神温泉薬師の湯に帰着です。
疲れてはいませんでしたが、久々に楽しみにしていた薬師の湯に立ち寄りました。
入浴後出ると、四阿屋山山頂近くでお会いしたご夫婦ハイカーさんとバッタリまでありました。


■その他
車道でのロスがありましたが、下山後の温泉も含めて短時間でも楽しむことができました。
今度こそ一回は両神山に八丁尾根から登ってみたいです。