途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

丸山~関八州見晴台~日和田山

2017-01-14 | 奥武蔵
2017年1月14日

当初巨大寒波到来の当日は少し遠出をして筑波山とも考えましたが、年始一発目が栃木県の大小山~大坊山だったことで、ホーム奥武蔵の一発目をこれ以上先送りにするのもなんとなく落ち着かなく感じ、丸山から一気に日和田山まで歩きました。
皆様のレコでよく拝見することから、実は馴染みではなかったものの馴染みの山のような錯覚に陥っていた日和田山方面は実に1年10ヶ月ぶりの訪問でした。
以前より次日和田山に再訪するには丸山からと決めていたため、時が来たと判断した今回ロングな山行を歩くことを決断しました。

6:30 道の駅あしがくぼ果樹公園
8:20 丸山 8:25
8:50 大野峠
9:05 カバ岳
9:35 刈場坂峠
9:45 ツツジ山 9:50
10:05 ツツジ山
10:35 檥峠
10:55 飯盛峠
11:25 関八州見晴台 11:35
11:55 花立松ノ峠
12:10 黒山展望台
12:20 傘杉峠
12:45 顔振峠 12:50
13:05 諏訪神社
13:55 エビガ坂
14:05 スカリ山 14:20
14:35 北向地蔵
15:00 物見山 15:10
15:35 高指山
15:50 日和田山 16:00
16:40 高麗駅
所要時間:10時間10分

■天候:曇時々晴時々雪

■コース状況
道の駅果樹公園あしがくぼ~丸山
R299を挟んだ反対側にある集落の車道歩きから始まります。
登山口から丸山までは分岐に案内もあるので問題ありません。
途中から積雪による凍結が著しいのでアイゼン使用が無難です。

丸山~関八州見晴台
大野峠以降はアップダウンのある山道に並行して車道が通っているので関八州見晴台手前まではどちらを歩いても同じ場所に辿り着けます。
関八州見晴台は広い山頂部から山名の通り好展望が望めます。
当日ツツジ山よりやや先から凍結状態が緩和されていました。

関八州見晴台~スカリ山
この区間もほぼ山道と並行して車道が通っています。
エビガ坂からスカリ山まではやや急登。
関八州見晴台以降高麗駅まで雪は一切ありませんでした。
スカリ山は主要な山ではないが、展望抜群なのでお勧めです。

スカリ山~高麗駅
スカリ山からの下りもやや急なので足元に注意して転倒防止に努めたいです。
スカリ山下山後高指山までは山道と車道を織り交ぜるため、位置と進む方向の把握に注意したいです。
高指山は鉄塔が立っていて建物の敷地内は進入禁止だが、山道から敷地外の裏側に周ると山名板の付けられた高指山山頂があります。
日和田山周辺は整備されたとても綺麗な山道だが、岩の露出した箇所もあるので注意。


巨大寒波到来!
毎度の如く道の駅あしがくぼ果樹公園あしがくぼの第2駐車場に駐車して、速やかに長い行程の準備に取り掛かります。
貸切状態の駐車場には途中車が入ってきたが、Uターンして出ていきました。
登り始めが予定より遅れたことと、始めが集落歩きであることからヘッデンを使用することなく夜が明けました。


日の出頃の武甲山を眺めてから檻に入れられるかの如く早朝から一人で勝手に侵入していきます。


標高を上げるに従い積雪量も増えてきたのでチェーンスパイクを装着します。
防火帯の広い山道。


いつも通り一旦雪道の車道を横切っていきます。
丸山に向けて気持ちのいい雪道を歩きます。


積雪の影響もあって過去の登頂時間と比較するとやや時間が掛かってしまったが、まずは無事に2ヶ月ぶりの丸山に到着。
早速コンクリートの展望台に登ります。


何故か今まではなかった国旗が付けられていました。
遠方に筑波山。


反対側に聳える武甲山(1枚目)と雪が目立つ奥武蔵の山々(2枚目)。


歩き始めてすぐにシンボルの鉄塔。
道標に従い右折。


いつかはここから堂平山を目指してみたいが、今回は右折して大野峠に下ります。
展望の利くパラグライダー発着所。


外秩父七峰縦走の中盤戦に登場する堂平山(1枚目)を望みます。
2枚目は街並みと筑波山。
本日上州方面と奥秩父方面はガスっていたので遠方の山で綺麗に見えたのは筑波山くらいでした。


下りきった大野峠から先の奥武蔵グリーンラインの車道も真白。


車道歩きも選択しながら進んでいましたが、カバ岳は巻かずに山道を登って確認します。
山道はトレースが極めて少なかったため、慎重に歩きます。


七曲り峠からも道標の示す山道ではなく車道歩きで進みます。
凍結した奥武蔵グリーンライン。


広い刈場坂峠にはトイレも設置されています。


ベンチのあるツツジ山で小休止。
その後誤って正丸駅方面へと下ってしまうルートミスをしてしまい10分以上無駄に体力と時間を消費してしまいます。
ツツジ山に戻ってから車道に下ります。


凍結状態が大きく緩和されてきたことからチェーンスパイクを外します。
檥峠付近の車道で嬉しいことにヤマレコのmiruruさんと七峰以来のバッタリ。
お互いに驚き、暫し楽しく会話させて頂きました。
同行者の方もMUSICA001さんであったことが後でわかりました。


車道歩きを継続させて今度は飯盛峠。
車道歩きを続けていると白い雪が降ってきます。


滑り止めを外しているので慎重に雪道を進んでいきます。
途中から武甲山を眺望。


また車道に放り出されてから関八州見晴台に向けて山道を登ると、ようやく建物が見えてきました。


そして11ヶ月ぶりの関八州見晴台に到着です。
山頂には5、6人の1グループがいましたが、展望を楽しみながら休憩していると各ルートから次々にハイカーが登頂してきます。


約1年前大倉からピストンで登って苦しんだ蛭ヶ岳、丹沢山を中心とした丹沢山塊(1枚目)。
その左には大山(2枚目)。
最後に登頂予定の日和田山(3枚目)が見えました。


中盤戦の大きなピーク関八州見晴台でゆっくりしてから歩き始めます。
再び山道と車道を交ぜての歩行だが、今回は車道歩き中心。


花立松ノ峠を通過して山道には入らず車道を歩きます。
黒山展望台に初めて立ち寄ってみます。


展望台からの一部開けた景色。


ベンチのある傘杉峠を通過して林の中の舗装路を歩きます。


富士見茶屋が見えてきて、やや賑わっている顔振峠。


奥武蔵と雪が目立ち始めた奥多摩方面を眺めてから諏訪神社に向けてようやく山道に入ります。


諏訪神社からはタイヤに書かれたユガテ・鎌北湖の案内に従い進みます。


当初の予定通りピストンで越上山に訪問、と思いましたが、日没に間に合わない可能性が出てきたので今回は立ち寄りませんでした。
一旦車道を横切ってから山道に入って樹林帯歩き。


途中の開けた伐採地からの展望。


下って十二曲。
北向地蔵を目指して山道に入ります。


エビガ坂からスカリ山に向けては急登区間。


登り込んで好展望のスカリ山。


スカリ山から市街地方面。
遠方の山は雪が降っているのだろうか。


貸切のスカリ山で小休止してから車道まで下ります。
車道を左折して登っていきます。


北向地蔵から終盤戦に向けて再度気合いを入れ直します。


舗装路からやがて広めで綺麗な山道に変わってきます。


ここからピストンで物見山に登ります。
展望の利かない物見山。
山頂では3人+ワンコのグループが居られ、会話を楽しみます。
丸山から歩いてきたと話すと驚愕されていました。
嬉しいことにポッキーまで頂きました。
ありがとうございました。


物見山から下る途中の神社を通過して、ようやく下界まで下りました。
しかし、物見山からの下山中から水分が過剰気味でした。
すぐ先にトイレが設置されていることがわかっていたので、ここは諦めることなく我慢して先を急ぎます。


ふじみやには自販機がありますが、水分も余りそうだったことと、今現在は水分不足ではなく過剰なのでジュース類を確認することなく通過します。
ついに公衆トイレに到着です。
水分調整をした上でラストスパートに掛かります。


歩き始めて高指山の電波塔が視界に入りました。
山道から電波塔裏手に周り込み、高指山山頂を確認。


日和田山直下を登り上げて、ついに日和田山(305m)に登頂成功です。
よくここまで歩いてきたと思います。
遅い時間ではありますが、日和田山にも1家族居られました。


1年10ヶ月ぶりの日和田山からの展望。
市街地の遥か先には行程中何度も視界に入っていた筑波山。


記念の石碑。
人の心は太陽の如くに育てましょう。
貸切となった日和田山にてカメラを構えて一人静かに絶景を撮影するのかと思いきや、セルフ撮影。


鳥居には先程山頂でお会いした家族。
憩いのハイキングコースなんでしょうね。
曼珠沙華で有名な巾着田(2枚目)。


今回は無難に女坂を下って日和田山登山口に着きました。


そして無事に高麗駅に到着しました。
次の電車時刻まで20分以上あったので劇的微糖で温まります。


芦ヶ久保駅で下車。
真っ暗になった道の駅あしがくぼ果樹公園ではイルミネーションが綺麗でした。
第2駐車場は台数がかなり増えていました。
間違いなく登山ではなく氷柱目当てでしょうね。


■その他
先日の雪が残っていて雪道を楽しめるのではないかと考えていたから想定内ではありましたが、やはり前半は雪道で以前の山行に比べやや時間を要したもののこの時期にしか歩けない雪の奥武蔵を歩くことができました。
前半戦の道中ヤマレコのmiruruさんとMUSICA001さん(後で知りました)と嬉しいバッタリがあり、楽しく会話させて頂きました。
関八州見晴台以降は雪がなくなり、エビガ坂以降は久々だったこともあり、新鮮味を持って歩くことができました。
日和田山に辿り着いた時は、自分自身がよくこれだけの距離歩いてきたと思いました。

冬の奥武蔵を1日楽しむことができてよかったです。

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