途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

谷川岳~一ノ倉岳~茂倉岳

2016-05-22 | 谷川山域
2016年5月22日

当初は6月に入ってからを予定していた谷川山域への訪問でしたが、例年に比べ残雪量が極めて少なく事前情報で既に登山道の雪の心配はほぼ要らないという情報を知ったことから、前倒しでの訪問となりました。

7:35 土合口駅/谷川岳ベースプラザ
7:50 西黒尾根登山口
9:15 ラクダの背
9:20 ラクダのコル
10:10 肩の小屋
10:15 トマの耳 10:20
10:30 オキの耳 10:35
11:00 ノゾキ
11:25 一ノ倉岳 11:30
11:45 茂倉岳 12:05
12:25 一ノ倉岳 12:30
12:45 ノゾキ
13:25 オキの耳
13:35 トマの耳
13:40 肩の小屋 13:50
14:30 天狗の留まり場
14:50 熊穴沢避難小屋
15:15 天神平
所要時間:7時間40分

■天候:晴

■コース状況
谷川岳ベースプラザ~谷川岳
駐車場を出たら右に舗装路を登っていくと西黒尾根登山口があります。
序盤は樹林帯の急登です。
森林限界に出ると岩場が増えて常に谷川らしい絶景を楽しむことができます。
肩ノ小屋の手前で残雪区間がありました。
一部区間だが、下りは滑るので注意が必要です。

谷川岳~茂倉岳
ノゾキの先に急な下りの鎖場があるので足元に注意したいです。
一ノ倉岳への登り返しは体力を要すると感じました。
一ノ倉岳の先に一部残雪箇所がありましたが、足元に注意すれば問題ないと思います。
茂倉岳までは平坦主体です。

谷川岳~谷川岳ロープウェイ天神平駅
天神尾根ルートはロープウェイ利用のハイカーが多く賑やかなコースだが、尖った岩の足場やガレ場が多く、急速な雪解けによる流水箇所があることから今回は西黒尾根より難易度が高く感じました。

全体的にルートはわかりやすく危険箇所も少ないです。


谷川山域訪問は当初6月を予定していましたが、今年は例年に比べ残雪がかなり少ないことから前倒しでの訪問となりました。
自宅を5時前に出発。
藤岡ICから関越自動車道を走行し、途中私的な定番となっている赤城高原SAに立ち寄り、まずは楽しみな谷川山域訪問に向けてもつ煮丼を頂きます。


7時30分前に駐車場の谷川岳ベースプラザ(¥500)に到着。
トイレでしっかりコンディションを整えた上で出発します。


巨大な立体駐車場の外に出ます。
以前訪問した平日は8時が始発だったことからロープウェイ運行前なのにやけに人が多いなと思っていたら休日は7時が始発だったのですね。
試運転かと思っていたら既に営業中でした。


舗装路を上がり登山指導センターを通過します。
西黒尾根からまずは1年9ヶ月ぶりの谷川岳を目指します。


樹林帯のなかの急登から始まります。
シンボルの鉄塔と直角に曲がった木を確認。


道標が現れ、徐々にガレ場が目立つようになってきます。


ようやく樹林帯を抜け出し森林限界に突入です。
一気に視界が開け、ロープウェイの天神平駅が見えました。


この展望箇所で多くのハイカーさんとともに展望を楽しみながら小休止します。
歩き始めるとアズマシャクナゲが現れます。


少し先の鎖場はやや渋滞気味なので休憩がてら待機。
私も岩場を登ります。


登りきると左右の視界が良好で、谷川岳も望むことができます。


ラクダの背に来ました。
白毛門、笠ヶ岳、朝日岳方面も望めます。
素晴らしく綺麗な稜線です。


厳剛新道との合流地点であるガレ沢ノ頭に着きました。
その後は谷川らしい岩場主体の登りになります。


山頂が近付くと残雪箇所が現れます。
アイゼン等の必要はなく、ノーマル歩行で進みます。
ロープウェイ組が登ってきた天神尾根と合流すると一気に賑わってきます。

一昨年の8月以来となる双耳峰谷川岳トマの耳に登頂。


今度は10分と掛からずに谷川岳最高峰のオキの耳(1977m)。
こちらのほうがハイカーが多かったです。


振り返ってトマの耳を撮影します。
アズマシャクナゲが綺麗です。


山頂部が賑わっていたので奥の院に向かいます。
山頂部から数分離れただけでもこの付近まで来ればだいぶ静かなのでここで小休止します。


これから向かう一ノ倉岳(右)と茂倉岳(左)を捉えることに成功します。
2枚目の画像の絶景を見てしまうと主脈縦走を歩きたくなってきます。


Bルンゼの頭の憶出の碑。
縦走路も素晴らしい展望です。


標識が倒れているノゾキ。
落っこちないように覗いてみると雪渓が目立ちます。
ここで後ろから押されたら終わりなので背後に気をつけます。


すぐ先の鎖場の下りは慎重に下ります。
一ノ倉岳への登り返しはきつく感じました。


一ノ倉岳に到着。
中芝新道を登ってこられた御夫婦と撮り合いました。
山頂部は道標と避難小屋があるだけで通過点といった感じです。
収容人数2人が限度と思われる避難小屋の中はモワッとした空気で暑いです。


残雪箇所を楽しみながら歩きます。
この大展望に撮影が止まりません。
しかし、茂倉岳山頂手前で一時的なものでしたが急に右膝の内側が痛み出します。


なんとか痛みはすぐに収まり、茂倉岳(1978m)に到着。
山頂部には1グループ先客がいました。


関越自動車道の新潟県側を捉えます。
越後の山にも行ってみたいです。
縦走路で何度も目に飛び込んでいたテーブルマウンテンの苗場山。
一ノ倉岳でお会いしたご夫婦が登ってこられ山頂標で再び取り合います。
茂倉新道で下山するそうです。
ありがとうございました。


茂倉岳で昼食を取った後一ノ倉岳に戻ります。
茂倉岳から見る谷川岳も撮影。


一ノ倉岳付近で越後からお越しの2人組女性ハイカーさんに遠方の山々を聞かれますが、ビジター山域であるためなかなかピンポイントに答えられません。
谷川岳が近づいてきました。


岩場を登り返します。
帰路でもアズマシャクナゲを確認。
今回のルート上では石楠花ばかり目立ちます。



穴場の奥の院手前で休憩してから谷川岳に戻ります。
抜群の展望は見飽きません。


賑わっているオキの耳を通過。
この風景も谷川岳らしいです。


再びトマの耳で撮影タイムが始まってしまいます。
百名山越後駒ケ岳(左)と越後三山最高峰中ノ岳(右) 。


肩ノ小屋で小休止した後、下山は天神尾根を歩きます。
万太郎山まで6.5kmもあるんですね。


残雪箇所を慎重に下りますが、滑って転んでしまいました。
暫く歩いた先でふと汗を拭こうと思ったら首にかけていたタオルがないことに気付きます。
肩ノ小屋ではあったことを覚えているので背後のハイカーさんに尋ねるとどうやら滑った残雪箇所にあったみたいなので戻ります。
タオルはロープに掛けて下さっていました。
どうもありがとうございました。


遠くに天神平のロープウェイ駅が見えました。


天狗の留まり場も絶好の展望スポットになっています。


慎重に下りていくと突然ムラサキヤシオが目に入りました。


熊穴沢避難小屋まで来ました。
やがて木道主体の歩きとなります。


天神平まで0.6kmと先が見えてきました。
山頂駅が見えてきました。


天神平ロープウェイ駅に到着。
本日はロープウェイを利用して下山します。
タイミングを待って貸切となった循環式のゴンドラから約10分の空中散歩を楽しみます。


駐車場所に帰着し、鈴森の湯で長風呂しながら疲れた身体を癒しました。


その後高速を藤岡ICで下り、鬼石(藤岡市)のみかわ食堂に立ち寄ります。
カツ丼を食べてから帰宅しました。


■その他
当日は晴天とともに下界でも30℃近くまで気温が上昇する非常に暑い環境下での縦走となりました。
しかしながら、谷川の絶景と石楠花をはじめとした花々を観賞することにも成功しました。
茂倉岳登頂手前では、一時的なものでしたが久々に突然右膝が痛み出しました。
いずれ日帰りでの谷川連峰馬蹄形縦走は歩いてみたいですが、やはり現時点ではまだ厳しいと感じました。

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1 コメント

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Unknown (成山裕治)
2019-06-21 17:29:16
谷川岳
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