途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

蕎麦粒山~有間山~ウノタワ(浦山大日堂起点周回)

2016-07-24 | 奥武蔵
2016年7月24日

天候が晴れれば谷川山域、八ヶ岳山域への遠征も考えていたのですが、天気予報を見ていて早い段階で曇主体の天気であることがわかり、梅雨明け前であることからも極端にいい方に転がることはないだろうとセルフジャッジし、もともと展望のあまり期待できない熊倉山への訪問を計画していました。
しかし、前日に地元奥武蔵の地図を確認していたら、これまた前々から温めていたルートの浦山大日堂を起点とした周回ルートでの蕎麦粒山訪問をしてみたくなりました。

6:30 浦山大日堂BS
7:00 新秩父線60号鉄塔
7:10 新秩父線59号鉄塔
7:30 新秩父線58号鉄塔
7:40 新秩父線57号鉄塔
7:55 広河原分岐
8:25 大樽 8:30
9:05 仙元峠
9:20 蕎麦粒山 9:40
10:05 日向沢ノ峰中央(オハヤシノ頭)
10:15 51号鉄塔
10:30 仁田山
10:35 有間峠 10:40
11:10 タタラノ頭
11:30 橋小屋ノ頭 11:40
11:55 ヤシンタイノ頭
12:05 滝入ノ頭
12:30 鳥首峠
13:05 ウノタワ 13:20
13:40 鳥首峠
14:05 冠岩
14:20 鳥首峠登山口
14:35 浦山大日堂BS
所要時間:8時間5分

■天候:曇

■コース状況
浦山大日堂BS~仙元峠
駐車スペースから少し下った道反対側の赤い手摺の橋から大日堂に入っていくと登山道入口があります。
序盤から静かな樹林帯のなかの急登が続くのでいきなり体力が要求されます。
新秩父線60号鉄塔から57号鉄塔まで鉄塔の案内を参考に歩くことができます。
56号鉄塔への途中から鉄塔方面と離れて歩くことになるが、ルートはほぼ道なり一本道なので注意していれば問題ないと思われます。
57号鉄塔以降登山道を塞ぐ倒木が数箇所ありました。
また、崩れ気味の箇所もあるので足元に気を付けたいです。

仙元峠~蕎麦粒山
都県境尾根を左折するが、山頂直下が一部急なだけで行程も短くほぼ問題なく歩ける区間です。

蕎麦粒山~オハヤシノ頭
雰囲気がガラッと変わり、歩きやすい綺麗な山道となります。

オハヤシノ頭~有間峠
静かな樹林帯に戻るが、ルートは明瞭で危険箇所もなく安心して歩けると思います。
後半展望のない仁田山経由の山道歩きと、林道歩きを選べるが、どちらでも有間峠に着きます。

有間峠~有間山(橋小屋ノ頭)
有間山というのはこの一帯の複数あるピークの総称であり、途中にタタラノ頭があることからも軽いアップダウンがあります。

有間山(橋小屋ノ頭)~鳥首峠
橋小屋ノ頭からは道標のある蕨山方面ではなく、北に進みます。
この区間も複数のピークを越えることから軽いアップダウンがあるが、体力面ではそこまで気を使わないと思います。
この山域にしては珍しく開けているので天候次第ではより楽しめるかもしれません。
鳥首峠手前の激下りでは滑らないよう慎重に歩きたいです。

鳥首峠~ウノタワ
幾らかアップダウンがあるので時間以上に地味に体力を要するが、ほぼ問題はないと思います。

鳥首峠~浦山大日堂BS
あまり歩く人の少ない箇所であり、後半やや荒れ気味です。
冠岩集落跡から少し下れば林道、車道と変わっていきます。


曇り空のもと遠征はせず、地元奥武蔵の浦山大日堂バス停の駐車スペースに到着。
日曜でも貸切のスペースに駐車させて頂き、周回で帰って来られるよう出発します。
住民の方にいってらっしゃいと声を掛けて頂きました。
車道を少し下った道反対側から橋を渡って大日堂に入っていきます。


右の道を歩いて行き、登山道に入る前に一旦大日堂で本日の山行の安全を願って参拝していきます。


仙元尾根の長い登りから始まります。
足元の不安定な箇所には親切にロープが付けられています。


歩き続けていると突如白い新秩父線60号鉄塔が現れます。


再び樹林帯に入っていくと、また来ました。
新秩父線59号鉄塔です。


基本序盤は2枚目の画像の鉄塔案内に従い歩いてきます。


行く先に立ちはだかるのは新秩父線58号鉄塔。
特に意味もなくセルフ撮影していきます。


登っていくと、ついに最後の新秩父線57号鉄塔。


その先は倒木が行く手を阻みます。


足元が不安定な箇所があるので注意しながら歩いていきます。
根こそぎやられている倒木。


不気味なくらい人の気配を感じない登山道を進んでいくと、ドタドタと獣の足音が聞こえたのでわざと煩いくらい熊鈴を鳴らしていきます。


大樽に着いたら左折。
途中展望を望める箇所がありましたが、本日は曇り空。


標高を上げていくと、ガスのなかの登りに変わってきます。
仙元峠からは蕎麦粒山も近いのでそのまま進みます。


いつかは熊倉山から酉谷山にも行ってみたいと思っているのですが、なかなか自身のレベルを考えると行く勇気がありません。


約1年10ヶ月ぶり通算2度目の蕎麦粒山(1473m)に到着。
貸切の山頂を20分近く堪能します。


歩き始めて今までと一転開けた登山道を下っていきます。
東側を初めて歩きましたが、蕎麦粒山の良さがよくわかる気がします。


仙元尾根との雰囲気の違いに感動して撮影が止まりません。
冬から春にかけてこちら側から蕎麦粒山に登ってみたいものですね。
有間山方面との分岐であるオハヤシノ頭に到着。
日向沢ノ峰には向かわず北に進路を取っていきます。


再度静かな樹林帯歩きとなり、橋を渡ります。


大きな51号鉄塔の登場。
せっかくなので撮影。


そのまま下っていきます。
山道歩きと林道歩きを選択できるが、そのまま山道歩きを継続させていきます。


当然ながら展望も何もない仁田山。


下り続けていると車道に出ました。
有間峠を通過して、3枚目の画像のところから有間山方面を目指します。


すると、なにやら変なものが、
どうやら宗教的なもののようだが、人の気配も感じないので不気味です。


配色も含めて怖いです。
ピンク等もう少し華やかな色なら少しは違うのかもしれませんが、
いったいこの一帯はなんなのだろう。


アブの襲来にも遭っていたので先を急いでタタラノ頭を通過。


そして有間山山頂標のある橋小屋ノ頭に到着。
山頂部ではラジオか何かのやり取りをしている人がおられました。


山頂部で小休止してから蕨山方面ではなく、北側に進みます。
ヤシンタイノ頭を通過。


この山域にしては珍しく開けているが、生憎ガスのなか。
今度はしょうじくぼの頭。


滝入ノ頭も山頂部は通過点。


鳥首峠への道標。
最初ここが鳥首峠ということなのかと思って心配になりました。
鳥首峠に向けて一気に危険なくらいの激下り。


正真正銘の鳥首峠に着きました。
ここからはピストンでウノタワに向かいます。


ガスのなかガレ場を歩いたりしながら進んでいきます。


そして不思議な空間のウノタワ。
貸切のウノタワで小休止。


10分程ウノタワに滞在したのち鳥首峠に戻ります。
今度は鳥首峠を冠岩、川俣方面に下ります。


一本道の植林地帯をひたすら下っていきます。
沢が近づくとやや荒れ気味なところもありました。


冠岩集落跡は今では廃屋だらけとなっています。


最後に橋を渡り、林道、車道と歩いていきます。


1枚目の画像の突き当りを左折して、浦山大日堂に無事周回で帰着できました。


■その他
浦山大日堂から仙元尾根を登って約1年10ヶ月ぶり通算2度目の蕎麦粒山へ向かったのですが、日曜日にも拘わらず誰とも会わない静かすぎる樹林帯歩きとなりました。
あまりに静かすぎるので熊などの野生動物との遭遇は頭に入れてはいたのですが、途中ドタドタと獣の足音が聞こえた時はすぐさま付けていた熊鈴をめいいっぱい鳴らしました。
蕎麦粒山で休憩したのち、未踏の東側へと下りていくと、それまで歩いてきた仙元尾根と違いとても綺麗な登山道で驚き、またいずれ別ルートで蕎麦粒山を訪れたいと思いました。
軽いアップダウンを繰り返しながら有間山方面へと向かい、その後鳥首峠に着いたとき、これまた前日に行けたらという条件付きで急遽予定に組み込まれたウノタワへもピストンで訪問することにしました。
雰囲気を示す新たな基準となりかけているウノタワには、一度実際に行ってみなければと考え行くと、確かに山中の不思議な空間であり、貸切も堪能することができました。
最終的に周回というかたちで無事山行を終えることができてよかったです。

来週は休日出勤が予定されてしまっているのでおそらく山には行けないと思いますので来月は梅雨が明けて天候が整えば遠征したいところですね。

高妻山

2016-07-17 | 北信・頸城・越後方面
2016年7月17日

本年最も気になっていた山が実はアルプスや八ヶ岳ではなく、何故か信仰と伝説の山高妻山でした。
天気予報は曇であり登山に支障をきたすほどの雨は降らないだろうとの判断の元、展望がいまひとつであることを承知の上で、我慢できず高妻山へ遠征しました。
しかし、山行当日は徐々に天候が悪化して残念ながら雨のなかの山行になってしました。
さらに追い打ちをかけるかのように山頂が近付くにつれて大量の小虫が飛び交い、目、鼻、口と隙あらば穴を目がけて飛び込もうとしてきました。
このような環境下では急登を必死で登りきって高妻山に登頂しても呑気に長居することはできず、まるで流れ作業のようにすぐに下山というかたちになりました。
ようやく雨が止んだと思ったら弥勒尾根ではぐちゃぐちゃの地面という最悪なコンディションに苦しめられながらの下りになりました。

5:35 戸隠キャンプ場バス停
5:40 戸隠キャンプ場
5:50 戸隠牧場入口
6:10 弥勒尾根コース分岐
7:05 帯岩
7:30 一不動 7:35
8:25 五地蔵山
8:55 八観音
9:55 高妻山 10:00
10:45 八観音
11:15 六弥勒 11:25
12:40 弥勒尾根コース分岐
12:55 戸隠牧場入口
13:05 戸隠キャンプ場バス停
所要時間:7時間30分

■天候:雨のち曇

■コース状況
戸隠キャンプ場~一不動
戸隠牧場に入って牧柵沿いに歩いて行くと登山口があります。
樹林帯の緩やかな沢歩きコースです。
後半鎖場が出てくるが、足場はわりとしっかりしていて安全です。

一不動~五地蔵山
稜線を北に登っていくが、ルートはほぼ一本道で緩やかな登山道なので比較的安心して歩けると思います。
五地蔵山は天候さえよければ展望が利くものと思われます。

五地蔵山~高妻山
九勢至までは軽いアップダウンが続きます。
九勢至からは最大のポイントと言える300mの急登。
当日は雨が降り、小虫も煩かったので余計厄介に感じました。

高妻山~六弥勒
登りと逆に狭い一本道の登山道の下りなので登ってくるハイカーさんとのすれ違いに注意したいです。

六弥勒~戸隠キャンプ場
樹林帯の中に切り開かれた弥勒新道は好天候時では心配の要らない明瞭安全ルートですが、あまり変化はありません。


2:00 am自宅発、吉井ICより上信越自動車道で高速走行、途中長野県内の東部湯の丸SAに立ち寄ります。
NHK大河ドラマ真田丸の信州とあって、真田信繁(幸村)が飾られています。
SA内の食堂で山菜きのこ蕎麦を頂きます。


長野ICで下りて、下道走行で標高を上げ、登山者用駐車場に到着。
駐車場反対側にあるトイレを利用させて頂き、コンディションを整えてから出発します。


本日は曇り空だが、世間は3連休の中日ということもあってか多くのテントが目立ちます。
戸隠牧場手前には建物と奥に蟻ノ塔渡で有名な戸隠山。


戸隠牧場に進入します。
牧場内では馬がいます。


再び岩稜の戸隠山。
砂利道を登山口に向かって歩いていきます。


弥勒新道との分岐。
直進方向は弥勒新道方面だが、左折して一不動コースで登り、下山は新道の弥勒尾根で下ってここに戻ってきたいと思います。
策を通過して樹林帯の中を登っていきます。


沢沿いのコースであるため、沢音を聞きながらの緩い登りです。


梅雨時だからなのか沢沿いのコースだからなのか地面は濡れています。
沢歩きを繰り返していくと小滝が現れたので撮影。


滑滝の鎖場は足場がしっかりしているので安心して登れます。


歩いて行くと暑くなり半袖1枚体制になります。
すると突然雨が降り出してきてレインウェアを着ます。
鎖場を慎重に渡っていきます。


一時的に雨が止み、急激に暑くなったのでレインを脱いだら再び雨が降ってきてレインを着て、ついにはザックカバーを使ったりと何かのネタでもやっているかの如く忙しく着脱を繰り返します。
振り返って展望を撮影。
晴れていればもっと好展望なんでしょうね。


やがて一不動避難小屋に到着。
左に行くと戸隠山方面に向かうことができます。
避難小屋内部も確認してみます。
外に出て出発しようとすると登っている途中で先行させて頂いたご夫婦も登られてきました。
悪天候のなか同じコースで高妻山を目指すみたいで、高妻山下山時に3度目の再会をすることになりました。


高妻山まで150分のコースタイム。
かろうじて下界の戸隠牧場を捉えることができました。


稜線歩きに変わると高妻山方面へのアップダウンが見えてきます。
雨に濡れながら歩き続けます。
普段使用している3つの天気予報のうち2つが曇予報、1つが曇のち雨で降るのも夕方以降だったため、展望が期待できないことを承知で我慢できず地元埼玉から来たのですが、残念ながら悪い方に転がってしまいました。


五地蔵山に到達も、当然ながら視界不良。


地面のコンディションもよくありません。
悲惨な山行になっています。
歩き続けて八観音。


高妻山が近づくにつれてハイカーさんも増えてきますが、この悪天候では皆さん苦しんでいます。
ガスのなか高妻山へ至る急登が見えてきました。


背丈の高い笹藪のなかの登山道では小虫がとても煩いです。
立ち止まっていると目、鼻、口とこの悪天候でも容赦なく侵入しようとしてきます。
ここからいよいよ高妻山直下の急登箇所となります。


雨と小虫に苦しめられながら岩場を必死に登り上げていきます。
ガスのなかピークが見えるが、あれが十阿弥陀や高妻山山頂部だろうか。


最悪な環境下を歩きながらようやく十阿弥陀。
ここから下山するハイカーさんとのすれ違いに気を使いながら岩場を進んでいきます。


そして戸隠連峰最高峰高妻山(2353m)に登頂成功。
山頂部からさらに奥に進むと乙妻山に行くことができます。
抜群の展望は何も見えません。
相変わらず雨と小虫が酷いので数分の滞在に留め山頂を後にします。


下山では一不動への登り、一不動でお会いしたご夫婦など多くのハイカーさんが登ってきます。
途中から殆ど歩き通しだったので、一本道の狭い登山道では休憩を兼ねてのすれ違い。
急登区間を下りきり、九勢至、八観音と通過して登りでは気付かなかった七薬師。


弥勒尾根との合流地点である六弥勒。
下山は新道の弥勒尾根で下っていきます。


切り開かれた新道では雨が上がったのですが、地面がぐちゃぐちゃのコンディションで足を取られないように慎重に下っていきます。
下山方向に戸隠牧場が見えました。


弥勒尾根は一不動コースと違いあまり変化のないコースです。
登山口近くの沢水で手や顔を洗っていきます。


下り切って飯縄山方面を撮影。
高妻山以外の山にも登ってみたいです。
ようやく悲惨な山行も終わりが近づいてきました。


油断していると一時的ではありましたが、雨が降ってきました。
こんな悪天候でもキャンプ場は賑わっています。


贅沢カフェラテを贅沢に頂きます。
橋を渡って駐車場までなんとか無事帰着しました。
駐車場の写真撮るの忘れました。


戸隠神告げ温泉に向かって雨に濡れた身体をしっかりと温めました。
3連休の中日ということもあって車はほぼ満車でしたが、温泉はそこまで混んでいませんでした。


■その他
雨、小虫等に苦しみ悲惨な山行でしたが、無事帰ってくることができてよかったです。
長野県北部はこの高妻山を筆頭に以前から気になっていた山域であり、自宅からの高速料金を抑えられる長野ICからでもアクセスできることがわかったので、高妻山以外でも再訪したいと思います。
もう一つ雨飾山も気になっているのですが、あちらは自宅の埼玉県からはさらに遠いのでもう少し検討が必要です。

武甲山(表参道ピストン)

2016-07-03 | 奥武蔵
2016年7月3日

いつも自宅から正面に見える武甲山。
本年3月以来の訪問で、今回の主な目的は昨年夏に訪れた時同様山頂トイレ用の水歩荷。
山頂トイレが今年も供給に追い付かず水不足に陥ってしまい、何度か封鎖になったという情報も知っていました。
それも含めて水歩荷を目的に早く表参道で登りたいと思いながら、同じ奥武蔵の低山棒ノ嶺など他の行きたいと思っていた山を優先させていたため、なかなか登らず再訪が長引いてしまいました。

9:20 一の鳥居
9:50 不動滝 9:55
10:15 大杉の広場 10:20
10:55 武甲山 11:30
11:50 大杉の広場
12:25 一の鳥居
所要時間:3時間5分

■天候:曇

■コース状況
一の鳥居~武甲山
序盤は体力を要するコンクリートの急登。
山頂まで丁目石が設置されていることから大まかな現在地を知ることができます。
水歩荷用のペットボトルが置かれている不動滝は十八丁目。
ルートは非常に明瞭且つ安全。

浦山口へ至る橋立ルートは7月3日現在通行止めです。
当日山頂トイレは開放されていましたが、今後の水量次第では封鎖になる可能性があります。


遅めの時間に自宅を出発すると、途中なにやらたくさんの消防車が出動して道路に放水していました。


一の鳥居の駐車場は既に一杯で、仕方がないので私も邪魔にならないところを選んで路肩に駐車しました。
今回はもともと行く予定もなく、事前情報でもわかってはいましたが、橋立林道は通行止め。


3月訪問時は大放水だったが、本日の水量はあまり多くありませんでした。
なくもう何度も訪問していることから見飽きている養殖場。


舗装路を横切り、道標に従い武甲山に登っていきます。


まずは暑さが厳しいなかの嫌なコンクリートの急登。
2枚目の画像の橋を渡れば持山寺跡方面を経てシラジクボへと向かうことができます。


コンクリートに苦しみ始めると本格的に登山道となります。
早速武甲山表参道らしい植林の樹林帯歩きとなります。
武甲山のルートでは純粋に表参道が一番好きです。


水歩荷用のペットボトルが置かれている不動滝が見えてきました。
置かれているペットボトルは少なかったが、今回はとりあえず4ℓと2ℓ2本の計8ℓを運ぶことにします。


そして橋を渡っていきます。
果たして無事山頂まで届けることができるだろうか。
歩く先はいつも清く堂々と真っ直ぐ立っている植林地帯が続いています。
それに対して負荷の掛かった私はよろけ気味です。


登っていると団体さんが見えました。
重さに耐えるためには前にいる方達を目標に歩かせて頂きます。
本日は熱中予報にも拘わらずハイカーが多く賑わっています。


大杉の広場で小休止。


標高1000m地点である大杉の広場は休憩に適した場所であることからハイカーさんが多く休憩しています。


歩いて行くと丁目石が40台に突入していました。
表参道は山頂まで丁目石があることから大まかな現在地を把握することができ、目標にしながら歩くことができるのが大きいです。
やがて石が目立つようになってきます。
神秘的な雰囲気を楽しみながら登り続けます。


重さに耐えながら必死に登って山頂広場に着きました。
山頂トイレは今回は無事開放していました。


鳥居では私の後輩にあたる中学生の団体がおられました。
後から気付きましたが参拝忘れていました。


鳥居の裏手に回り、背負いあげてきた水を降ろし、一気に肩が軽くなります。
登っている途中大量のペットボトルを降ろしているハイカーさんが何人かいたのでペットボトル不足は解消されたものと思われます。
順番を待って私もマンホールに水を入れていきます。


本年2回目の武甲山(1304m)に到着。
山頂では神社でも遭遇した中学生の集団がなにやら説明を受けていました。
時期的なものもあり薄らではあるが、秩父の街並みを一望できます。


中学生集団もランチタイムに入ったため、山頂広場はさらに賑わってきます。
私も昼食スペースを見つけるのに一苦労。


下山時はペットボトルが空になって一気に軽くなったためどんどん下って行けます。
あっという間に大杉の広場。


不動滝に到達し、まずは水を美味しく頂いてから8ℓの空のペットボトルに水を入れます。
水歩荷にまた再訪したいものです。


不動滝で達成感を味わったため、下りのコンクリート歩きが予想以上に長く感じました。
そして一の鳥居に到着。
車を回収して帰宅しました。


■その他
武甲山山行当日複数の天気予報を見比べても最高気温35℃前後と低山帯では極めて過酷を強いられる猛暑予報であったことから今回はとりあえず8ℓとしましたが、それでも道中かなり重く感じながらまるで苦行のような歩行でした。
道中様々なハイカーさんに励まして頂きながら登ることができて、山頂の神社裏手にあるマンホールまで辿り付いて水を入れた時はやはり感動でした。
山を歩く者として、地元に住んでいて微量でも力になることができるので水歩荷の活動は今後も継続させていきたい所存であります。