途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

雲取山(三峰ルート)+妙法ヶ岳

2015-11-30 | 奥秩父
2015年11月30日

雲取山、妙法ヶ岳はブログ開設以前のかなり前に1度ずつ各単体で登った経験があります。
雲取山が最も魅力的なのは12月と考えていたため、今年はこの時期の雲取山三峰ルートは早いうちからから計画に入っていました。
(1日足らずの11月山行となってしまいましたが、)
当初は雲取山のみのピストンで計画していたものの、いつもヤマレコで御世話になっている師匠のレコに触発されたことと、今後妙法ヶ岳単体で登る機会が訪れるのだろうかと考えて妙法ヶ岳もセットに登りました。

6:30 三峯神社バス停
6:45 木の鳥居
7:45 霧藻ヶ峰 7:50
8:00 お清平
8:30 前白岩山の肩
8:40 前白岩山
8:55 白岩小屋 9:05
9:25 白岩山
10:00 大ダワ 10:05
10:25 雲取山荘
10:50 雲取山 10:55
11:00 雲取山避難小屋
11:05 雲取山 11:25
11:40 雲取山荘
12:30 白岩山 12:35
12:50 白岩小屋 12:55
13:10 前白岩山
13:20 前白岩山の肩
13:40 お清平
14:00 霧藻ヶ峰
14:50 妙法ヶ岳 15:00
15:20 木の鳥居
15:35 三峯神社バス停
所要時間:9時間5分

■天候:曇のち晴

■コース状況
三峰神社バス停~霧藻ヶ峰
駐車場から三峰神社と反対(右)に進むと妙法ヶ岳との分岐が出てきます。
炭焼平から徐々に傾斜のある登りに変わります。
霧藻ヶ峰直前にある標高1500m地点の地蔵峠前から雪が見られました。

霧藻ヶ峰~芋ノ木ドッケ
霧藻ヶ峰から鞍部のお清平まで一旦下ってから登り返します。
前白岩の肩から前白岩山あたりが雲取山までのほぼ中間地点です。
白岩小屋のとその手前に展望地があります。
ここから凍結箇所のある雪道が本格化します。
登っていくと白岩山、芋ノ木ドッケに到達します。

芋ノ木ドッケ~雲取山
芋ノ木ドッケから大ダワまでは一度標高を下げて凍結したやや狭い登山道を通ります。
ここが雲取山の唯一の危険箇所だと思います。
そこから雲取山荘を経て雲取山まで登り返します。
特に雲取山荘以降の最後の登りはなかなか手強い急坂です。

南側の妙法ヶ岳分岐~妙法ヶ岳
妙法ヶ岳まで1.3kmの道程だが、歩く人が少なくやや不明瞭です。
東屋手前がややわかりづらいです。

妙法ヶ岳~三峰神社バス停
登山者多く明瞭で問題ありません。

全体的に南側の妙法ヶ岳分岐から東屋の区間を除けば明瞭な登山道です。
自分はアイゼンを持っていかなかったが、必要かどうかは既に半々くらいで意見が分かれるところだと思います。
一部積雪気の危険箇所があるので不安な方は持っていくことをお勧めします。


途中先週訪れた埼大山寮を通過しながら2週連続で三峰まで車を走らせ、三峰神社有料駐車場に来ました。
トイレを出ると、駐車場の方からアイゼンを持ってきていないのならくれぐれも無理はしないようにとの忠告を頂きます。
先週雪が降ったことからアイゼンは迷いましたが、晴天も続いたしおそらく使わずに長丁場での荷物になるだけだろうと判断して持ってきませんでした。


準備を整えて三峰神領民家を左に見ながら歩きます。


登山届と外国人向けの警告があります。
目指す頂は遠いです。


終盤の妙法ヶ岳から下山時に出てくる鳥居の右を分岐のとおり進みます。


大きめのベンチがある二股桧を通過すると、終盤妙法ヶ岳に侵入していくことになる分岐。


ここもベンチの置かれている炭焼平。


雲のなかに突入していきます。
木製、鉄製の柵があります。


登り込んで休憩スペースのある地蔵峠。
その先は樹林越しの朝日に照らされて標高1500m地点。
この手前から徐々に残雪が見られました。


ここを進めば霧藻ヶ峰ですが、


その前に秩父宮様レリーフ。


霧藻ヶ峰では既に雲の上まで来たので快晴です。
月を確認することができました。


鞍部のお清平まで下り、その後は下げた標高を取り戻すため急登を登り返します。


階段が出てきて、雪道を歩くと、


行程のほぼ中間地点となる前白岩の肩。


今度は前白岩山。


さらに登ると展望地があります。
晴天のなか、先週登った和名倉山を含む奥秩父の山々を捉えます。


ほどなく荒廃気味の白岩小屋に来ました。
内部を確認すると布団がありますが、ここで寝ようとは思えません。


白岩小屋前方にも絶好の展望地があります。
雄大な和名倉山を再度確認します。


これから向かう頂の雲取山だと思われる山、雲の上には浅間山らしき山が頭だけ覗かせています。


進んでここが白岩山。
登りでは気付かなかったが、進行方向右奥に山頂標があります。
登山道も雰囲気がいいです。


すぐに芋ノ木ドッケ。


芋ノ木ドッケからは勿体ないくらい下ります。
ここは登山道が狭いので滑って滑落しないよう注意を払います。
階段も手摺に掴まりながら慎重に下ります。


雲取山がだいぶ近づいてくると鞍部の大ダワに来ました。
登りは男坂、下りは女坂を利用することに決めます。


閉鎖している雲取ヒュッテを通過します。
本日は当初の天気予報が好転して快晴でとても気持ちがいいです。


今度は雲取山荘に来ました。
立派なつくりで、いつか泊まってみたいとも思うが、雲取山なら日帰りで行けるので現実的に予定はないです。


若返りの水。
雲取山荘から三条ダルミ、飛竜山方面はお勧めされてないみたいです。


登山道の外れにある田部重治氏のレリーフ。
植生保護の為か柵が設けられています。


こちらは富田治三郎氏のレリーフ。
最後に過酷な急登を必死に登りきると、


東京都最高峰雲取山(2017m)。
日本に3つしかない非常に貴重な原三角点。
白髪岩の原三角点は確認済みです。


山頂でお会いした男性ハイカーさんと私の地元埼玉の山頂標の横で富士山をバックに撮り合います。


素晴らしい天気で山頂では霧氷にも会えました。
富士山単体で再度撮影します。


避難小屋まで進み、山梨県の山頂標も撮影します。
こちらが鴨沢ルート。
来年鴨沢側からも登ってみたいと考えているが、ころころ気が変わってしまうので果たして実現するだろうか。


鷹ノ巣山避難小屋同様非常に綺麗な雲取山避難小屋。
内部も確認していきます。


ランチスペースから見上げると霧氷と青空のコラボレーションが見られます。


昼食終了後重い腰を上げて復路に取り掛かかろうとするも、先が長すぎます。


急坂を下って雲取山荘まで来ました。


復路は大ダワまで女坂を歩きます。
男坂との比較では幾らか傾斜が緩いものの時間的にも体力的にも大差なく感じました。


危険箇所の突入していきます。
装備不足でごめんなさい、


復路なのになんでこんなに登らなければいけないのかと怒り気味に芋ノ木ドッケを通過して、往路では気付かずスルーしてしまった白岩山の山頂標を確認します。



結構登ったはずなのに先はまだまだ長いです。


展望地がある白岩小屋。
ここで再度展望を楽しみながら小休止します。


このあたりだったかどうかも覚えていませんが、すれ違った本日雲取山荘に宿泊するペアハイカーさんとの会話で、日帰りで妙法ヶ岳にも寄る予定と話すと大変驚かれていました。
ここまで宣言し続けているのでなんとしても妙法ヶ岳をパスするわけにはいきません。


お清平。
休憩するもここからの登り返しのきつさに果たして本当に復路なのだろうかと疑問になります。


霧藻ヶ峰休憩所はこの時間でも閉まっていました。
因みに以前雲取山に登った時、雨の中の下山だったためここの売店のオジサンに心配され砂糖湯を御馳走になった経験があります。


地蔵峠を通過すると、霧藻ヶ峰を目指すガイド付きの中規模の団体さんに出会います。
ここではマシンガンのごとく挨拶を繰り返します。


分岐を確認して妙法ヶ岳を目指して折れます。
ここからは今までと違いやや不明瞭ですが、ピンクのテープが付けられています。


ここで直進する踏み跡に釣られて真っ直ぐ進んでしまいます。
方角的には間違っていないはずなのにやけに急でおかしいと思いながら10分以上のロスをしてしまいました。
正解の右側のピンクテープに向かい、細い道を進むと東屋に出ます。
因みに先程間違えた箇所からも途轍もない急坂さえ下れれば同じところに辿りつけます。


急な階段を下りて、
急な階段を上がると、


三峯神社奥宮が鎮座する妙法ヶ岳(1322m)。
ここで参拝します。
山頂は狭いです。


東屋を右に暫く進むと、鳥居に出てきました。
ここまですれ違う方が、ジーパンハイカーさん、スカートハイカーさんばかりで天覧山以来の衝撃を受けます。
パワースポット効果なのかはわかりませんが、樹林帯も地味に感じません。


登山道まで帰ってきました。
下山後風呂の準備をして三峰神社を撮影した後、以前霧藻ヶ峰のオジサンに熱心に勧められたことのある三峯神の湯に行きます。
温泉施設を撮り忘れたことに帰ってから気付きました。


■その他
道中は晴天のなか各展望地で先週登ったばかりの和名倉山を含む山々を眺めたり今シーズン初めて雪を見ることができたりと楽しめました。
秩父の下界は曇っていたようです。
次雲取山に登る時は鴨沢ルートピストンを経験してみたいです。
最終形はずっと気になっている飛竜山を組み込んだルートだろうか、

和名倉山(二瀬ルート)

2015-11-23 | 奥秩父
2015年11月23日

和名倉山は整備されるまでは酉谷山、矢岳と並び足を踏み入れることは極めて難しい山と考えていました。
しかし、昨年秩父山岳連盟の方々が道標を設置したりと整備してくださったお陰で、今年に入ってから現在の自分でも登れる可能性があると考えるようになりました。
春から情報を集めながら計画をしていたもののなかなか行く機会が訪れず、今秋も甲武信ヶ岳と雲取山が山行候補に挙がった時点で一度は今年のリストから外しました。
しかし、今が今シーズン最後のチャンスであり、これを逃すと来年の4月頃までは訪問できないだろうと考え、登ることを決意しました。

6:30 秩父湖吊橋
8:00 旧反射板跡の展望地
8:35 森林軌道跡
8:40 造林小屋跡地 8:45
10:25 北のタル
10:40 二瀬分岐
10:55 和名倉山 11:00
11:10 二瀬分岐
11:25 北のタル 11:35
12:35 造林小屋跡地 12:40
12:45 森林軌道跡
13:10 旧反射板跡の展望地 13:20
14:25 秩父湖吊橋
所要時間:7時間55分

■天候:曇

■コース状況
埼大山寮~反射板跡地
埼大山寮の脇の狭い山道を進んで吊り橋を渡った先が和名倉山登山口です。
反射板跡地まではひたすらの登りで標高を稼ぎます。
稜線に出るまでは変わり映えのない暗い植林地帯です。
稜線に出てからは自然林が増えてきますが、展望は一切利きません。
また、稜線から反射板跡地までの区間は作業用のテープが多く混在しているので、テープよりも踏み跡を確かめながら進んだ方がいいです。
帰りは急過ぎず丁度いい傾斜で加速を付けながらチャカチャカ下れました。

反射板跡地~造林小屋跡
平坦で歩きやすいです。
登山道の中央に倒木や一ヶ所ロープがありますが、危険箇所はなく正規ルートで合っています。

造林小屋後~北のタル
スズタケよりも前に一ヶ所わかりづらい箇所がありました。
かつての難所スズタケのヤブは綺麗に刈り取られ、通行に支障はなく安全地帯です。
後半に狭い箇所とトラバース道があるが、特に危険性はありませんでした。
北のタルは上空だけ開けた草地の広いスペースです。

北のタル~和名倉山
ここからの登山道は明瞭と感じました。
北八ヶ岳を彷彿とさせる苔ゾーンが神秘的です。
二瀬分岐以降は上空が開けてきます。
再度樹林帯の登山道に進入し程なくすると、まるで稜線の通過点のような雰囲気であっけなく和名倉山に到着です。

秩父山岳連盟が道標を分岐など主要地点に多数設置して下さったおかげで非常に助かりました。
間違いなく大幅にわかりやすくなりました。
しかし、まだ熊倉山単体以上のルートファインディング技術は必要と感じます。
(熊倉山は3、4年前に一度登っただけですが、)
また、反射板跡地~造林小屋跡の平坦箇所を除けば全体的に単調に登りが続くので、アップダウンのある近くの雲取山(三峰ルート)のほうが体力面では上と感じました。


自宅から40分で埼大山寮前に到着するはずが、方向音痴な私はなぜか二瀬ダムで曲がったあと登山口を右ではなく左と勘違いしてしまい暗闇の中無駄に約30分の時間とガソリンのロスをしてしまいます。
途中急遽雲取山への変更も視野に入れました。
埼大山寮のすぐ横に駐車スペースがあります。
因みにこの車道帰りは三峰神社参拝客の往来で賑わっていました。


準備運動を終えて、登り始めに千島裕三氏の像を見ていきます。
なんとも不気味な埼大山寮の脇を通過して、春から入山を躊躇っていた和名倉山に潜入します。


ミドル級心霊スポットとして有名になった秩父湖の吊り橋が出てきます。
これも含めて和名倉山らしいです。
吊り橋から秩父湖を映してみます。


渡り終えた先を左に進み、和名倉山に登ります。
非常にありがたいことに分岐には秩父山岳連盟の方々によって設置して頂いた道標があります。
これがなかったら私では間違いなく山頂までたどり着けないです。


枝越しに秩父湖を眺めます。
その後は暫く暗い樹林帯が続きます。


稜線に出て、自然林が増えてきます。
伐採跡も目立ってきます。


ガスが酷くなってきますが、展望の利かない山でのガスは嫌いではありません。
登山道から外れたところにドラム缶が放置されています。


登り続けてようやく反射板跡地に到着です。
スコップが置いてあるが、誰か作業しているのだろうか、
反射板跡地から分岐を左に平坦な登山道を進みます。


今度はヤカンとバケツまで吊るさっています。
バケツには空き缶があります。


ここも分岐になっているが、道標の通り右が正解です。
ロープや邪魔な倒木を越えていきます。


今度はなんと、ドラム缶が登山道のど真ん中に放置されています。
この大きさなので避難小屋でないことは確かです。トロッコ跡は当時のまま車輪が放置されています。
マニアにはたまらないですね。


さらに進むとずっと平坦だったため疲労感を味わうことなく造林小屋跡に到着です。
またしてもヤカンがありました。
火を起こしていた跡があります。


登り始めると苔が出てきます。
ずっとお腹が泣いていたのでもっちもちくるみあんぱんを食べます。
私的につぶあんよりこしあんのほうが好きです。


このあたり不明瞭でルートを失い5分ロスしてしまいました。


随分と派手にやられています。
こんなに深く抉られたらと考えると……、
かつての難所スズタケのヤブはかなり歩きやすくなっています。


一気に視界が開ける雰囲気になると、真っ白で道も非常に狭いです。


スズタケのヤブゾーンを過ぎた先に張り紙があります。
二瀬から登る人は想定していないのだろうか、
休憩に適した広いスペースに出ました。
しかし、残念ながら私は直前に休憩してしまいましたので先に進みます。


トラバース道は特に危険箇所ではありませんでした。
登山道はどんどん奥深くなってきます。


そして広い北のタルに到着しました。
ここを帰りのランチスペースに決めてそのまま和名倉山まで突き進みます。
北のタルより先は苔ゾーンです。
苔好きにはたまらないですね。


バシバシ撮影が止まりません。
撮影後重複と考え消去した写真も結構多いです。
雲取山、甲武信ヶ岳にはない奥深さが和名倉山にはありました。


二瀬分岐から和名倉山へと折れます。
和名倉山にしては珍しく開けています。
しかし、ここは枝が顔にあたり痛いです。


再度樹林帯に入って進むと、突然登山道に三角点が現れ、あっけなく和名倉山(2036m)に到着しました。
展望が一切利かないことは知っていましたが、もう少し広いと思っていました。
北のタルで昼食を取るため、ここは小休止に留めます。


戻って苔ゾーンをこけない程度に楽しみ、北のタルに到着です。
昼食にするも、次第に風が吹いて寒くなってきましたので10分で撤収します。


反射板跡地で休憩後、下り始めるとカメラがないことに気付きます。
取りに戻った分5分のロスが生じたが、下山時なので下界近くで気付いたらと考えると恐ろしいです。
歩き続けて吊り橋まで来ました。
3連休の二百名山にも拘わらず終始誰とも会いませんでした。
振り返って和名倉山方面を撮影してみるも、上のほうはガスっています。


下山後の温泉は大滝温泉優湯館に向かいました。
合併で秩父市が大きく広がった恩恵を受け、私は秩父市民割引適用で¥200安く入れます。


■その他
和名倉山二瀬ルートというとよく行程が長いだけで展望がなく地味でつまらない山だという見解も見られたが、実際に登ってみると、確かに展望のある山ではないが、個人的には山頂近くまで行けば雲取山、甲武信ヶ岳とは一味違う奥深さを感じることができました。
今シーズン中に行けてよかったです。

鈴ヶ岳(赤城山)

2015-11-12 | 赤城・榛名・筑波
2015年11月12日

当初は気になっていた鈴ヶ岳からブログ開設以前に登頂経験のある長七郎山、地蔵岳への縦走を計画していたものの、途中藤岡で急遽別の予定が入ってしまったため、大幅なロスタイムで到着が11時過ぎとなってしまいました。
登山せず温泉に浸かってそのまま帰りたい気もしたが、せっかく来たので今回の最大目標だった鈴ヶ岳だけでも登ることにしました。

11:20 赤城山総合観光案内所
11:30 新坂平登山口
12:00 鍬柄山
12:15 大ダオ
12:30 鈴ヶ岳 12:50
13:05 大ダオ
14:05 出張峠 14:10
14:50 赤城山総合観光案内所
所要時間:3時間30分

■天候:曇

■コース状況
鈴ヶ岳登山口~鈴ヶ岳
笹が伸びている箇所があるので進む方向を注意したいです。
途中道標なく道が二股に分かれる箇所が複数あるが、どちらを歩いても合流できます。
道中数字の書かれた案内があるが、7を過ぎたあたりから傾斜が出てきます。
鍬柄山からオオダオまでは急な下り。
オオダオまで道が狭いです。
オオダオから鈴ヶ岳は安全な岩場のある急登です。

鈴ヶ岳~赤城山総合観光案内所
関東ふれあいの道に合流するまでは実線ルートにしては踏み跡がやや薄いので登山道を外さないように注意したいです。
出張峠が近づくと急登です。
さいたま市立少年自然の家からは車道歩きとなります。


駐車させて頂いた赤城山総合観光案内所から車道を少し下って、白樺牧場近くのここから入っていきます。
鈴ヶ岳までは2.3kmとそう遠くはないです。


鈴ヶ岳まではこの数字が目印となります。
道は笹で一ヶ所やや不明瞭になっていました。


絶景の展望箇所に出たが、
大沼方面を映してもガッスガスで眺望は得られません。


鍬柄山に来ましたが、真っ白です。
鍬柄山の先はやせ尾根の下りになっています。


鞍部のオオダオに出ます。
まずは直進して鈴ヶ岳を目指します。


鈴ヶ岳らしく岩場が出てきました。
危険な個所はありません。
岩と岩の隙間を抜けていきます。


あっけなく鈴ヶ岳(1565m)に到着です。
そして鈴ヶ岳といったらこちらの3つの石碑。


鈴ヶ岳で昼食を取り、オオダオまで戻ってきます。
ここからは北側に行きます。


こんな感じの樹林帯を進みます。


下ったところから撮影しました。
大沼に行きます。
ここから関東ふれあいの道を進みます。


途中の沢を撮影しました。
これが沼尾川なのだろうか。


出張峠が近づくと結構嫌になる階段状の登りが続きます。


出張山との分岐である出張峠に来ました。
外輪山のなかで孤立している鈴ヶ岳は大沼付近の噴火によるものではないみたいです。


こちらの建物どうも見覚えがあるな、と思っていたら高校時代に学校行事で一度訪れた記憶があります。
少年時代に帰ることができて、個人的には今回一番の収穫です。


車道を進むと分岐スペースにベンチと、鬼がいました。


大沼を望みながら歩くと、青木旅館が見えてきました。


気温は2℃ですが、歩くと寒さを感じません。
そして赤城山総合観光案内所に着きました。
この後、入口、出口ともにゲートが閉まっていたため焦りました。
館内にいた従業員の方に説明したところ、入口のゲートは鍵が開いているので出たら閉めてほしいとのことで安心しました。


下山後特に疲れてもいないので直帰も考えましたが、せっかく来たのであいのやまの湯に初訪問してみます。
大規模の温泉施設でした。
帰路は下道走行で、渋滞に巻き込まれて結局ストレスを抱えながら終了しました。


■その他
到着時間が大幅に遅れ地蔵岳、長七郎山への縦走はならなかったが、正直遅い時間からでは気持ちが入らず鈴ヶ岳だけでも早く終わらせたいという気持ちでグダグダでした。
鈴ヶ岳は外輪山のなかではマイナーなので気になっていましたが、登ることができて赤城山を一つ知ることができたのは収穫だと感じています。
次はもっとロングを登りたいです。

伊豆ヶ岳~子ノ権現~イモリ山

2015-11-09 | 奥武蔵
2015年11月9日

小雨がぱらつくかもしれない愚図ついた天候なので伊豆ヶ岳から子ノ権現の奥武蔵主脈縦走路未踏区間を含むルートを歩くことにしました。
伊豆ヶ岳は昨年の12月以来11ヶ月ぶりの訪問、子ノ権現は先月に続く3週間ぶりの訪問となります。

8:40 正丸駅
9:00 伊豆ヶ岳登山口
9:20 正丸峠 9:25
9:40 小高山
10:05 伊豆ヶ岳
10:20 古御岳 10:30
10:50 高畑山
11:15 天目指峠 11:20
12:00 子ノ権現 12:10
12:35 天寺十二丁目
13:15 森坂峠
13:30 西吾野駅
所要時間:4時間50分

■天候:曇

■コース状況
正丸駅~伊豆ヶ岳
正丸駅を出て大蔵山コース分岐の先にある正丸峠コース登山口まで舗装路の登りです。
正丸峠までは途中から若干登山道が荒れ気味のところがあったがルートはわかりやすく注意すれば問題ありません。
奥村茶屋のある正丸峠への最後は急階段となっています。
小高山、五輪山付近は特に危険箇所もありません。
伊豆ヶ岳直下は男坂を利用したが、大きく聳え立っているわりにはスタンスはしっかりしています。
雨が降った後の濡れた鎖場となりましたので注意しました。
不安があればまき道を利用したほうがいいと思います。

伊豆ヶ岳~子ノ権現
アップダウンがあります。
それでも標高を下げていくのでダウン主体で、逆コースのほうが明らかに体力を使います。
伊豆ヶ岳から先と古御岳から先の下りは特に急です。
上りは天目指峠から先が急と感じました。

子ノ権現~西吾野駅
子ノ権現から車道に出たら左に進むと西吾野方面への分岐があります。
この車道には吾野駅方面への分岐もあります。
二十丁目石までは明瞭です。
そこからの破線ルートは道幅が狭く、滑りやすい箇所もあります。
山と高原地図ではイモリ山がルートの通過点になっているが、実際にはイモリ山直下に森坂峠との分岐がありますので注意が必要です。
森坂峠から下界近くは草が伸びきっていて歩くのが嫌になります。
また、地面に敷かれた鉄板が滑りやすいです。


正丸駅のホームを出たらすぐ右に、ここからスタートします。
正丸駅では登山講習の準備をしている方がいました。
伊豆ヶ岳から正丸峠に行くと言っていましたが、道中会うことはありませんでした。
登山口までは暫く舗装路を歩いて標高を稼ぎます。


昨年12月にも下山路として訪問しているが、その時は正丸峠を省いて大蔵山コースを利用しました。
なので今回は正丸峠コースを歩きます。
分岐のすぐ先から舗装路が終わります。
なお、この付近でほぼ同時スタートの男性ハイカーさんと伊豆ヶ岳まで抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げることとなります。


鳥居と祠が見えてきます。


進むと鉄製の橋があります。
舗装路で離された男性ハイカーさんとの距離を山道で徐々に詰めていきます。
(度々登場させてしまいすみません。)
男性単独ハイカーさんを遠慮なく抜き去り進むと、登山道がやや荒れ気味になってきます。
前日に雨が降った後なので序盤から滑らないように注意します。


最後の階段を上り詰めると、


奥村茶屋がある正丸峠に到着です。
3、4年前に車で一度来たことがありましたが、その時中で双眼鏡を使用させて頂いた経験があります。
今回は時間が早すぎたからなのか平日だからなのか定かではありませんが残念ながら閉まっていました。
昭和天皇陛下が訪問された奥村茶屋には記念碑があります。
奥村茶屋前のベンチで呑気に小休止していると奥村茶屋をスルーした男性ハイカーさんに抜かされてしまいます。


奥村茶屋裏手から伊豆ヶ岳方面に向けて上ると紅葉が色付いています。


山頂標が落ちてしまっている小高山に到着です。


すぐ先にげんきプラザ分岐があります。


五輪山が近くなると登山道が左右に分かれます。
右側も通行できますが、見た目急斜で負荷がかかりそうな左側を通行します。


広くてベンチも置かれている五輪山に到着です。
この山頂標は頭が曲がっているんです。


前回訪問時は男坂、女坂通行禁止の看板を見て素直に迂回路を歩きましたが、今回は登りなので自己責任を承知の上で注意しながら男坂を登ってみます。
前を歩いていた男性ハイカーさんはまき道か女坂に向かいました。


見上げるとなかなかの迫力があります。
補助的に鎖を使いながら慎重に登っていきます。


登り切った先に展望箇所がありました。
画像左側には武甲山とは違う採掘場があります。


そして通行禁止のロープを跨ぐと、11ヶ月ぶりに伊豆ヶ岳(851m)に来ました。
誰もおりませんでしたが、特に疲れてもいませんでしたし、男坂通過時に再度追い抜いた男性ハイカーさんに山頂貸切を譲ろうとそのまま先に進みます。


個人的に好きな武川岳が山伏峠の先にありますが、天目指峠に向かいます。
いきなり紅葉が目に入りますが、結構急な下りなので足元にも注意が必要です。


すると、明らかに歩きにくい階段で急激に下げた高度を戻します。


そして古御岳に到着です。
東屋も設置されているが、あまり綺麗ではなかったので外のベンチで小休止します。


そしてやはり急激に高度を下げると、ナローノの意味がわからないナローノ高畑山に到着します。


進むと開けて安曇幹線339号鉄塔が見えてきました。


天目指峠が近づくとベンチがあります。
どうやら誤って中ノ沢ノ頭をまいて天目指峠まで来ました。


天目指峠の先がかなり急登です。
暫く急登を進み、ヤマザクラの看板とベンチがあるところまで来て疲れたからだを休めます。


休んで集中力が途切れたのかはわかりませんが、滑りやすい箇所で見事に転びました。


さらに進むと祠があります。
その後は広めの未舗装の林道に出ます。
子ノ権現が近づいていることがわかります。


先月訪問したばかりの子ノ権現で日本一大きな草鞋と鉄下駄を確認します。
子ノ権現も紅葉が綺麗で、15日からもみじまつりも開催されるみたいです。


一旦車道に出たら左に進み、ここから西吾野駅方面に向かいます。


二十丁目石。
今回はここからマイナーなイモリ山に向かいます。
青いテープが多数設置されていますが、今までと違い道幅はやや狭いです。


鉄塔が見えてきたので覗いてみます。


地味で寂しい山道です。
なんでわざわざこんなところに来てしまったのだろうと後悔していました。


山頂標があるイモリ山。
地図上ではイモリ山が通過地点にも見えることから一度この先に足を踏み入れてみるが、明らかに危険な急下降のため、戻ります。


イモリ山手前のここから本陣山方面に進みます。


下り続けると森坂峠に来ました。
ザックをデポしての本陣山も予定に入っていたが、人の気配を一切感じないこの区間から一刻も早く下界に戻りたいという考えが勝り西吾野駅に向かいます。


何度撮影しても白いものが映ってしまいます。
近くの子ノ権現がライト級心霊スポットであるのでますます不気味さを感じます。
こんな画像を掲載してしまいすみません。


下界が近づいてきたと思ったら草ぼうぼうです。
苦しみながら気持ち早脚で進むと国道が見えてきて安心しました。


これでは誰も足を踏み入れるわけがありません。
国道を左に進み、青い橋の先にある信号を右折します。


そして西吾野駅に着きました。
なんか終盤にドッとメンタル的な疲れが出ました。


下山後は自宅方面に向かい、人気の武甲温泉も好きな温泉ですが、武甲温泉の陰に隠れて究極の穴場になっている丸山鉱泉に向かい、貸切風呂と貸切休憩所を堪能しました。
現在は火曜定休日となっています。


■その他
このルートを歩いて思ったこととして、伊豆ヶ岳から子ノ権現まで東へ進むコースは逆コースと比べて相当恵まれていると感じました。
本陣山に行かなかったが、イモリ山、森坂峠付近への再来はないと思います。