刑期の間、服役囚は、日中、工場エリアで作業をしていました。
現在は、獄内の歴史展示や服役囚たちの作品が展示されています。
廃材を利用して作った「ガンダム」。何かのコンクールに出して、賞を獲ったと書いてあります。
これも廃材利用で作った「台北101」。
ここが閉鎖される少し前の作品でしょうか。
同じく廃材利用のロボット。
ドラゴンボート?
工場群のあるエリア。この建物にだって、至る所に阿里山檜が使われています。
医務室などのある棟もあります。
ここは、歯科治療の部屋。鉄格子のある窓やドア、檻の中のような場所に治療用の台があると、なんだかホラー映画みたいで、独特の雰囲気があります。
入院用ベッドのある部屋。治療が必要な服役囚は、ここに移って治療を受けていたようです。窓を見ればやっぱり檻の中ですね。
余談ですが、台湾の多くの家やマンションの窓のところに鉄格子が入っています。泥棒対策や転落防止なんですが、中にいると、鉄格子のように見えて、檻の中で暮らしているみたいだなって思っていました。最近の建物は、セキュリティもいいので、鉄格子禁止になっています。見栄えも悪いけど、火事の時、ここの鍵がみつからず、脱出できなくて亡くなる方も多いのです。もし今台湾にお住まいで、この鉄格子窓のある部屋にお住まいの方は、鍵が使えるかどうか、チェックされたほうがいいですよ。
工場内にあるトイレ。丸見えです。
共同浴場(兼洗濯場)。奥にはシャワースペースがあります。
運動場。コートのラインがまだはっきりと残っているのを見ると、けっこう最近まで使ていたような感じがします。
最後は、台湾各所の刑務所の模型など展示のある工場跡です。
「嘉義 獄政博物館」(嘉義旧監獄)
住所:嘉義市維新路140號
電話:05-362-1873
一般参観解放時間:09:30、10:30、13:30、14:30の1日4回。
★毎週月曜日、國定休日、そのほか臨時に休館することもあるので、事前に電話で確認。
★20名以上での団体参観は別途予約が必要。
URL:http://prisonmuseum.moj.gov.tw/mp.asp?mp=1