国道3号線(フォルモサ高速道路)の中埔インターチェンジで下りて、台18号線(新中横公路嘉義玉山線)を東に向かうと、呉鳳廟公園があり、さらに20分ほど行くと、『天長地久』という吊橋が2本ある観光地があります。ここには「龍隠寺」もあり、阿里山への登り口として休憩するのにちょうどいい場所。
昭和12年(1937年)に、阿里山道路の吊橋として完成。
天長は昭和天皇の誕生日の意味、地久は皇后陛下の誕生日を意味として名づけられたそうです。
台18号線沿いに平行してかかっている『地久』吊橋。歩いて渡ることができます。この下を流れているのは「八掌渓」でこの近くが水源。西側に流れ北門郷で台湾海峡へと流れ着きます。
高さは十数メートルくらいでしょうか。寺の公園の渓流沿いに、こんな童子たちの彫刻がたくさん並んでいます。どれもカンフーでもしているのか、ユーモラスな恰好をしています。
上を見ると、もう1本の吊橋が見えます。
寺の右側に階段があるので、登っていくと、
「天長」吊橋があります。数年前から土台部分が危なくなってきたので、今は通行禁止。
この吊橋は、渓流からずいぶん高い位置にあります。渡れたとしても、私はきっと渡らなかったでしょう(汗;)
寺の後ろから見ると、こんな風景です。
犬たちも、のんびりとお昼寝。
ここに祀られているのは、「濟公禪師」で、民国55年(1966年)、この地に住む邱さんの夢枕に、ぼろぼろの服を来た老人が現れて、「この地は大変素晴らしいので、私の金の彫像を作って祀ってほしい」というのです。何度も夢に出てくるので、邱さんは「濟公」を祀って、この寺を建てたそうです。
天長地久(2)へ続く