こちらが、この音楽会の主催者の一人で、会場を提供されるお宅の御当主、黄崑虎氏。
前総統府国策顧問でもあります。
この屋敷は、黄氏が生まれる数年前に完成したそうで、70数年、ずっとここで暮らし、その間にも、事業、家族、この国のこと、さまざまなことがあり、、、という話をさらっと、ユーモアたっぷりに話され、目の前に浮かび上がる台南の歴史を見守ってきた古い屋敷が舞台の秋の夜の音楽会が始まりました。 司会は、民視の人気キャスター「陳淑貞」さん。
演目の最初は、黄夫人の邱碧玉さんが団長の「新韻合唱団」 。
日本語で「あかとんぼ」が歌いだされたとき、思わず、一緒に口ずさんでいました。
台湾でも、戦前生まれの人には、秋の歌として、深く心に残る歌なのだそうです。
小さいころから何度となく歌ってきた歌は、けっして忘れることもなく、私にとっては、富山の里山の秋の風景を思いださせるとともに、今、南の異国に暮らす現実を改めて思いださせるのです。
日本語の童謡の次は、「西北雨直直落」という台湾語の歌で、にわか雨があったときの動作などもはいった軽快な歌でした。
3曲目には、「母親的名叫台湾」(母の名は台湾)という合唱組曲。
日本語、台湾語、中国語と、がらりと変わる曲目で楽しませてもらいました。
台南芸術大学中国音楽学科で「笛」を専攻する学生さんたちと民族管弦楽団の演奏。屋外で聞く笛の音は、どこまでも遠くに響き渡ります。 客家語の歌手「羅思容」さん。
自ら作詞作曲した客家語の歌をギター伴奏で歌います。客家の歌は、どことなく物悲しい。 長栄大学の陳錦生学長。
夜店で買った(本当かな?)という世界で一番小さい4穴しかないハーモニカとピアノの伴奏で披露。4穴しかないのに、いろいろなメロディが出てきます。 私の一押し「茱蒂口琴楽団」。
「口琴」はハーモニカのこと。種類の異なるハーモニカの五重奏は、「えっ、ハーモニカだけなん?」と驚くくらい、重厚で深い響きなのです。彼らの演奏した「ジブリ映画の主題曲組曲」は、感激ものでした。 「阿里山鄒族青少年合唱団」
鄒族の言葉で歌い上げる歌は、阿里山によく響き渡りそうな、男女の歌と言葉の掛け合いが印象的でした。 鄒族出身のソプラノ歌手の「梁芬美」氏。
鄒族の名は、「倪雅賀薩(ニヤフォッサ)」です。「阿里山鄒族青少年合唱団」の指導、指揮もします。アメリカ、イタリアで声楽を学び、現在でも、世界80数カ国で演奏活動を行う台湾を代表する歌姫。
この日の夜は、美しく響く声で、祈りの歌を歌い上げました。 プログラムには出ていないけれど、毎年特別出演される奇美集団の創始者「許文龍」氏。
これら、バイオリンの名器は、奇美美術館にたくさん収蔵されているそうです。 台南生まれのピアニスト「陳瑞斌」氏。
10代のころ、ヨーロッパに渡り、ロシア人ピアニストBERMANに師事したアジア系唯一の弟子。イタリアのラフマニノフ国際ピアノコンクール大賞、チェコ国際ショパン協会特別賞など、ヨーロッパの大きなコンクールで数々にの受賞経験がある国際的若手ピアニスト。
めったに台湾には帰ってこられないそうで、中秋節の音楽会に、故郷台南へ戻ってくるというここ数年のパターンだそうです。
2時間半に及ぶ音楽会も、この陳瑞斌のピアノのアンコール曲で終了。
ふと空を見上げると、始まったころは、雲に隠れていた月が、少し青みを帯びて顔を出してい
ました。来年のここで中秋の音楽会を楽しむ事ができますようにと願いながら、、。
一番前の門の段差にあわせて仮設ステージをしつらえてあるのですが、門の風格がステージの背景にふさわしく、華やかな印象です。

ここかららも出演者が出入りします。照明がシャンデリアなのが、なんとも、、、。

この部屋の左右にも部屋が続きます。
一般のお客様は、ここまで。さらに中門、奥の庭へと続きます。
この日は、ステージの控え室、楽器置き場になっていました。


一番上と真ん中の龍は、家の中を向き、家を守り、福をもたらすそうですが、一番下の龍は外を向いています。これは、自分の所に来た福を半分は外の人に返すためなのだそうです。自分達だけが繁栄するのではなく、共に福を分かち合おうという当主の考え方だそうです。



漢字を目で追いながら、なんとなく意味を推測。勤勉、勤労、社会奉仕という意味が多かったようです。お宅の中には、日本時代に黄家が経営していた会社の社訓と社則が日本語で書かれたり、額に入って飾ってありました。その中には、「優秀なものには、会社の全員の承認を以って、奨学金を支給する」という項目もありました。会社や社会全体で優秀な若者を支援し、育てていったのですね。

お祝い事だからなのか、大福つき。
こうしているうちにも、台南の空も中秋の夜の色へと変わり、7時半の開演を待つまで、台南県にある養護施設の学生さんらの太鼓の演奏が披露されました。
この演奏が終わり、来賓も続々と集まり、いよいよ開演です。
台中から、第3国道を南下、約100分で嘉義県の県境付近、台南県後壁郷の「県指定古蹟
黄家古厝」へ。84年前(1926年)に建てられた閩南様式の七包三式的四合院です。



今夜のお客様を乗せたバスが次々到着。
降りてこられたのは、「前行政院 張俊雄院長」でした。


7時半からの開始。4時半に到着したので、まだリハーサル中。今夜のお客様は1000人程度だそうですが、自宅の前庭でこの規模の音楽会ができるということがすごい。
時間があったので、マダムSの友人、東海大学の王博士にこのお屋敷の中を案内してもらました。県指定の古跡とはいえ、普段は一般公開しているものではないので、貴重な機会でした。
2010年10月1日から4日間の日程で、台中市旅行業組合主催の国際旅行展示会が始まりました。オープニングには、日本から出展した新潟県の両津やまきホテルさんの「大黒舞」が披露され、福つきの飴やお菓子をぱーっとまかれると、開幕式に参加した来賓の皆様も手を広げて拾い集めていらっしゃました。 紅炮を構えて、1、2、3
台湾らしい華やかなオープニング。
初日は、約4万人の来場者があり、4日間で、22万人の来場が予想されてます。
私は、北海道のブースを担当していますが、来場者の北海道への興味は強いんだなあと、改めて思いました。
10月4日まで台中市世界貿易中心で開催してます。
館内では、多種多彩なイベントや台湾国内ホテルの激安前売り券の販売もあります。
台湾国内、日本、フィリピン、香港の旅行を考えておられる台中在住の方は、ぜひ、会場へいらしてください。
コインの正面の肖像は、左は「蔣經國前總統」。右はおなじみの「蔣介石前總統(蔣公)」です。
正式な名称は、「蔣故總統經國先生百年生辰紀年流通捨圓硬幣」 (2010年4月27日発行
)です。銀行で聞いたら、流通量が少ないので、なかなか手元に来ないのだろうということでした。
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裏面の上の枠には右から見ると「國泰」の文字と「10」の「0」の中に台湾の国土の形が現れます。

左側から見ると、「民安」の文字と「10」の「0」の中に梅のマークの形が現れます。
お財布の中の10元コイン、チェックしてみてください。
8月に、「蔣渭水先生紀年流通捨圓硬幣」も出ています。
これはまだ見たことがありませんが、文字は4文字になっていて、
「國泰民安」と「風調雨順」と出てくるそうです。
現在台湾で流通しているコインはこちらに紹介されています。

http://www.currency.cbc.gov.tw/tb1.htm
海外生活で、困ることの1つに、パソコンの故障があります。
仕事でも、普段の生活でも、パソコンが故障すると、支障がでます。
ある日の朝、自宅のパソコンを立ち上げたら、「ウィィ~ン、カタン」と音が聞こえて、画面が真っ暗に。
「あっ、ハードデスクが終わった」
パソコン用語の中国語なんて、その前にパソコン自体詳しくない、、、。
そうも言っていられないので、とりあえず、修理に持っていくことに。
思い出したのが、公益路と英才路交差点にある「パソコンエイドステーション」。 この前にバイクを停めてよく見ると、
のお兄さんが、「どうしました?」と声を掛けてくれました。両隣にも同じようなカウンターが3軒ほど。
このお兄さんの所だけが、次々とお客さんがやってきます。「私のパソコン、壊れたみたい。」
「ハードディスク交換だね。CD-ROMドライブも壊れてるから交換だよ。」
「いくら?時間はどれくらいかかるの?」
「ハードディスク1700元、CD-ROMドライブ850元、工賃300元。20分でできるよ。」
「すぐに、お願いします。」
「OSいれる?500元だけど」
「いいえ、自分でします。」
かくして、その日の夜、OSも入れなおして、無事復活。
「QUICKLY快可立 電脳快速維修」
黄先生 0927-898848
住所:台中市英才路476号 (公益路と英才路交差点)
電話:04-2329-9668
営業時間:10:30~22:00
蒸す前に3分、お湯で茹でてから、50分蒸しあげると、笹の葉を剥いたとき、米粒が引っ付いてこないそうです。
本当にそうでした。
黄さんの味付けは、しつこくなく、上品で、もち米と具のバランスも良かった(←ここだけは自分で決められます)ので、子供もわたしも、蒸したてを2個ずつ食べてしまいました。
胃袋だけは「端午節」です。


台中空港発着で、金曜日の朝便で香港(90分)へ、日曜日の夜便で台中へ帰る2泊3日の
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台湾は、国定休日です。
息子の通う日本人学校もお休みです。
台湾へ来て9回目の端午節ですが、初めて粽を包みました。
知り合いのお宅で、材料を準備していただいて、包むだけなんですが、見るとやるとでは大違い。
仕事柄、お客様に、小龍包みや太陽餅を作るときの通訳をするので、作り方だけはよく知ってます。ただし、自分ではしないので、本当にできるのかどうか、、、。
この日、笹の葉で三角のカップ状にすることさえうまくいかなくて、ひとり悪戦苦闘。




4つの三角の面と4つの角がきれいにできあがるまで、何個かかったことか、、、。
俵型になったり、横から中身がはみだしたりするので、教えていただいた黄(コウ)さんに、なんども包みなおしてもらいました。
それでも、最終的には、不恰好でも私の包んだ粽ができました。


100元紙幣は大きさも同じくらい。
真ん中に、「実習銀行玩具鈔票條紙」と白抜きで表示されています。
「條紙」はメモ用紙のこと。「MEMO紙」でも通じます。
50枚くらいで9元でした。
そのほかに、これも大きさが本物と同じくらいの2000元札(台湾の最高額紙幣は2000元です)札バージョン、ミニサイズの1000元札バージョンがありました。
アメリカドル紙幣もありましたが、台湾みやげなら台湾元の紙幣でしょう


端午節が終ると、台湾は夏休みシーズン突入。
ほとんどのホテルが6月26日から夏料金に変わり、飛行機も鉄道も予約が難しくなります。
夏休みの予定はお早めに。
らくらくパックの2コース、アップしました。
http://www.t-holiday.com/taiwan/tw-tour-top.html
MRT文湖線 南京東路駅から歩いてヤマハへ向かう途中、台北アリーナの前を歩いていたらスケートリンクを発見。ピアノサロンが終った後、子供達とすべりに行きました。
土曜日の午後のせいか混んでいて、入場制限のため、整理券をもらい30分ほど待って入場。
1階にスケート靴や防具のレンタル店があって、手袋までセットになって190元でしたが、2階のチケット売り場で、場内のレンタルのものを借りることに。
手袋は衛生上レンタルできないとのことで、売り場横のお店で購入。
大人も子供も50元。軍手みたいな手袋でした。
私はピアノサロン用の服装だったので、心配でしたが、服装制限は無いとのことで、長めのスカートですべることに。でも靴下もはいていないので、靴下購入。竹炭入り繊維ハイソックスは70元。
手袋と靴下を買ってから入場券売り場で、レンタルの靴サイズ(手前にあるサイズ表で図ってから申込)を言って買うと、悠遊カードみたいなカードをくれます。
入場券190元(2時間)と靴レンタル80元、レンタルセット(ヘルメット、ひざひじあて)50元、観覧席で見学30元でした。大人子供も同じ料金です。
MRT(台北捷運公司)の経営だけあって、カードを入れて改札口を出入りします。
中のレンタル窓口で、カードを渡すと、記録があるのでサイズサイズが指定された靴などを受け取って、32年ぶりのスケート開始。
息子はもちろん初めて。
リンクの上で、生まれたての子牛さながら、滑って、、、というか歩いています。
私も少し滑ってみて、なんとなくコツがつかめたので、子供をサポートしながらスィ~っと。
でもスカートなんで、転びたくない一心で緊張しまくりでした。



お友達のR君は、インラインスケート経験者なので、すぐにリンク内をグルグルと滑っています。

日本語で子供に、「こうやって滑れ、ひざを曲げて、斜め前を見て」、など声をかけていたら、場内にいた方が「日本人ですか?」と聞いてこられて、リンクの奥でアイスホッケーの練習をされていた在台北の大谷さんを紹介してくださいました。
大谷さんの指導のおかげで、生まれたての子牛のようにふらついていた息子は、友達と追いかけっこを楽しめるまで進歩。
子供達は2時間たっぷりと滑りを楽しみ、15度の室温でも汗だくです。
観覧席でみていたお友達のNさん親子は寒すぎて途中退場でした。
もし行かれるときは、見学者は防寒用の服を持っていかれるといいでしょう。
滑る人は着替え(転べばぬれます。汗もかきます)と靴下を準備しましょう。
時間内だったら、出入りは自由のようです。(手の甲にはんこ押されます)。
6時からリンクの整備で30分間休憩ですが、その時間は2時間に含まれないので、退場時間が何時か知りたい場合は、レンタル窓口にカードを持っていって確認すれば教えてくれます。
『台北冰上樂園』
http://www.taipeiarena.com.tw/web/w06/w0601.aspx