広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

公演名:佐賀のがばいばあちゃん

2008年10月13日 | 観劇レビュー
原作・演出:
 島田洋七・池田政之
出演:
 大空真弓・川野太郎・沢田亜矢子
 中澤裕子・逢坂じゅん・山田スミ子ほか
日時:
 2008年10月11・12日 15:30・13:00
場所:
 厚生年金会館ホール
感想:
 総評は”C+”ですねぇ。
まぁ、ターゲット層からいえば
たぶん”B”だと思いますが。
原作は読んだことないので
よくわかりませんが
脚本・演出がなぁ。
はっきり言ってスローテンポ。
演出もオーソドックスだよなぁ。
うん、吉本新喜劇って感じで
話の内容も同様ですねぇ。
想定の範囲内ですが
やっぱりちょっとねぇ。
ちなみにストーリーが弱いです。
たんなるエピソードの羅列になり
イマイチ盛り上がりに欠けるかなぁ。
小さな幸せと小さな不幸せを
集めて人生ですからね。(笑)
もうちょっと展開にテンポの
緩急に気をつけると
いい感じだと思います。
でも、誰でもわかりやすく
見やすいのは良いことかと。
そうそう、演出が荒いところが
何カ所かありました。
あれだけはちょっといただけませんよ。
ちなみに客層ですが
プロモーターの思惑どおりでしょうねぇ。
おばちゃん達のサバト状態です。
美輪系やざーます系ではなく
ふつうのおばちゃん、おばあちゃん達。
カップルや男性はなりを潜め・・・。
そうそう、舞台セットなどは
完璧に金をかけてません。
全国どこでも持っていけるように
なっているんでしょうねぇ。
最後に役者ですね。
大空真弓、さすがは主役ですね
しっかりと舞台をひっぱていきます。
子役のがんばりもしっかりとフォロー。
沢田亜矢子、山田スミ子も
やっぱり女優ですね、うまいです。
全員の芝居を生かさず殺さず。
中堅ベテランばかりで
まさにオーソドックスな芝居です。
このメンツでやれば人情劇はお手の物です。
中澤裕子は細くてかわいらしいですが
まだまだだなぁ。
頑張っているのはわかるけど
ちょっと浮いちゃってるなぁ。
もう少し場慣れが必要ですね。
さて、昨日も書きましたが
上演前の洋七の舞台挨拶がすごい。
ほんとうにつかみはオッケーです。
B&Bはダテではないですね。
洋八は・・・。
頑張ってますよ、洋八君も。(笑)
まぁ、可もない不可もない舞台。
だれにでも安心して見せられる
ドラえもん的物語というのが
この舞台の印象ですね。
<追記>
客入りは1階席がほぼ満席。
2階席も4分の1ぐらいうまる感じ。
広島にしては健闘ですね。
まして2デイズですからねぇ。
でも、初日は実際どのくらいのいりが
あったのでしょうねぇ。