広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

公演名:Disneey’s 美女と野獣

2008年04月07日 | 観劇レビュー
日時・場所
 2008.4.6 13:00 広島ALSOKホール
作・演出:
 リンダ・ウールヴァートン・ロバート・ジェス・ロス
出演:
  柳瀬大輔・坂本里咲・松下武史ほか
感想:

 総評は”C”ですね。
ある意味、可もなく不可もなく。
しかし、子供向けなので
ちょっと正直つらかったです。
子どもの視線からの評価は
”B”かなぁとも思ったのですが
子供向けの演出が弱い気がして
やっぱり”C”だろうなぁ。
観客はやっぱり子ども連れが多かったです。
客の入りは8割弱ぐらいかなぁ。
なかなか優秀だと思いますが
日曜日ですからねぇ。
平日はどうなのでしょうか!?
ストーリーはわかりやすいのですが
展開が前半はスローリーで後半がアーリー。
物語を描くには逆だよなぁ。
演出ミスかぁ!?
でも、ディズニーものは
シナリオや演出などを勝手に変えられないので
しかたのないことなのかも。
英語での演出と日本語の演出は別物であり
文化圏が違うのだから
それにあったやりかたがあると思うのですが
そうでないのがディズニーですから。
日本語訳も結構強引な感じの箇所もありますし
歌にあわないのがちょっとねぇ。
まず、システムありきの作品の感じが強くし
キャストがそれに乗っかっている感じ。
もともと劇団四季はそういう作品の作りですが
今回のは特に強く感じましたね。
さて、舞台セットは色々趣向を凝らし
そして豪華でお金がかかってますね。
可能であればロングランで回収するのは
当たり前だろうなぁ。
もちろん衣装も派手派手ですよ。
世界観は作り込んであるのであれでいいかと。
役者はそつがないですね。
主役は主役、脇は脇でほぼ完成系です。
ターゲット層のご家族で見るには
安心して見られる作品です。
最後に子供向け作品なのですから
もうちょっと子どもに配慮した演出が
必要だろうなぁと思いました。
難しいことはないのですが
”笑い”や”遊び”が大変少なく
子どもにはつらいだろうなぁ。
実際は子どもに聞いてみないとわかりませんが。
NHKの子供版組のように
ちょっとあざといぐらいの演出が
ちょうどいいのはないでしょうか!?
英語版ではそのへんが
ちゃんと配慮されているような気がしますね。
日本語にしたらそのへんがスポイルされて
抜け落ちちゃった・・・って感じなのでしょう。
そのへんを再演出できればいいのですが
そこに悪名高い”ディズニーシステム”が
立ちはだかっているのでしょうねぇ。
もしかして壁は”浅利”なのか!?