「家系(いえけい)ラーメン」をご存じだろうか。関西ではあまり馴染みがないかも知れない。Wikipedia「家系ラーメン」によると、
家系ラーメンは、1974年以降に登場した神奈川県横浜市磯子区・西区発祥の豚骨醤油ベースで太いストレート麺を特徴とするラーメンおよびそのラーメン店群である。ラーメン店「吉村家(よしむらや)」を源流とする。
元々屋号に「~家」とついているところが多かったところから、家系と呼ばれるようになった。店名の「家」はほとんどが「や」と発音するが、「家系」は「いえけい」と発音する。豚骨や鶏ガラから取ったダシに醤油のタレを混ぜ、鶏油を浮かべた「豚骨醤油ベース」のスープ、コシのある太麺と、小松菜(店舗によってはほうれん草)、チャーシュー、海苔のトッピングで構成される家系ラーメンを出す店は、国内とアジアを中心に約1000店舗あるとされる。
私が初めて家系ラーメンをいただいたのは、新横浜ラーメン博物館「六角家」のラーメンだった(1994年3月~2003年5月まで出店)。スープはとても濃厚だが、まったりとしていて、これが太めの麺によく合う。大きなノリが載っているのも新鮮だった。横浜を中心に関東圏で広まったが、次第に全国で提供されるようになった。そんな正統派の家系ラーメンが、奈良で食べられるのである。例によって『究極のラーメン 2016』(ぴあ)から引用すると、
京終(きょうばて)山手家(090-8797-0365)確かな由緒の「家系」が奈良に
横浜家系の名店である「介一家」で修業した店主が家系の麺処をオープン。豚骨ベースのスープに醤油ダレを加え、鶏油でまろみを演出している。濃厚でマイルドな本格家系が奈良で楽しめるのがうれしい。ライスやギョーザもおすすめだ。
場所は、旧国道24号・大安寺南交差点のまだ南、岩井川の橋を渡って少し進んだところである。お向かいに「ラ・ムー」という広い駐車場を備えた食品ディスカウント店がある。ここで1缶28円の野菜ジュースや1丁33円のコンニャクを買ったついでに立ち寄るのも良い。
そんな山手家(やまてや)で「とんこつ醤油スペシャルラーメン」850円をいただいた。「のり5枚 チャーシュー3枚 玉子1個付」というスグレモノである。うーん、これはうまい!濃厚なスープに中太の平打ち麺がマッチする。丼に浮かぶ鶏油はギトギトではなく、あくまでライトでスッと口に滑り込む。このお店は「デジタルぱ~ぷる」でも紹介されている。
麺は中太平打ち麺。私はご飯(ランチタイムは50円!漬物つき)を合わせた
横浜家系のスープを受け継ぐ まろやか豚骨醤油ラーメン!!
横浜にある家系ラーメン店で修業を積んだ店主が作る、奈良では初となる横浜家系ラーメン。豚骨ベースに秘伝の醤油ダレが合わさった、まろやか豚骨醤油スープが特徴だ。さらに多めの鶏油がスープの柔らかさを醸し出す。野菜をたっぷり食べたい人は「とんタンメン」、辛さを求める人は「燃えよドラゴンラーメン」と種類も豊富。お得なサービスセットも見逃せない!
こちらは「ドラゴンラーメン」650円。辛さ調節は5段階で、これは辛くない方から2番目
ご店主の尾家さん
店主の尾家さんは、ちょっと知人(当ブログご愛読者の酒仙堂さん)に似ていて、あまりラーメン屋の親父さんぽくない。お聞きすると関東のご出身で、もとアパレルメーカーに勤務されていて、脱サラしてラーメン修業し、のちにこの店を開店されたのだそうだ。
ラーメン好きのサラリーマンで「脱サラしてラーメン屋でもやろうか」と考える人は多いが、なかなか実行できないものだ(私もその1人)。しかし、見事にそれをやってしまったところがスゴい。こういう人は、応援したくなる。
失礼ながら、いつもお客さんは多くない。「こんなに美味しいのに…」と申し上げると「では、あと1年頑張ります」。「そんなこと言わず、ずっとやってください!」と激励した。思うに、まっすぐ北へ300mほどの場所に「麺屋NOROMA」という行列のできる有名店があるので、どうしてもそちらに目が行ってしまうのだろう。
麺屋NOROMAは「鶏白湯ラーメン」、こちらは「豚骨醤油ラーメン」なので、時どきの気分に応じて使い分けてくれれば良いのだが…。
皆さん、奈良で味わえる本格派・横浜家系ラーメン、ぜひお訪ねください!
※奈良市南京終町714-13 11:30~14:30、17:30~21:30 木曜休
食べログは、こちら
家系ラーメンは、1974年以降に登場した神奈川県横浜市磯子区・西区発祥の豚骨醤油ベースで太いストレート麺を特徴とするラーメンおよびそのラーメン店群である。ラーメン店「吉村家(よしむらや)」を源流とする。
元々屋号に「~家」とついているところが多かったところから、家系と呼ばれるようになった。店名の「家」はほとんどが「や」と発音するが、「家系」は「いえけい」と発音する。豚骨や鶏ガラから取ったダシに醤油のタレを混ぜ、鶏油を浮かべた「豚骨醤油ベース」のスープ、コシのある太麺と、小松菜(店舗によってはほうれん草)、チャーシュー、海苔のトッピングで構成される家系ラーメンを出す店は、国内とアジアを中心に約1000店舗あるとされる。
究極のラーメン 2016 関西版 (ぴあMOOK関西) | |
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私が初めて家系ラーメンをいただいたのは、新横浜ラーメン博物館「六角家」のラーメンだった(1994年3月~2003年5月まで出店)。スープはとても濃厚だが、まったりとしていて、これが太めの麺によく合う。大きなノリが載っているのも新鮮だった。横浜を中心に関東圏で広まったが、次第に全国で提供されるようになった。そんな正統派の家系ラーメンが、奈良で食べられるのである。例によって『究極のラーメン 2016』(ぴあ)から引用すると、
京終(きょうばて)山手家(090-8797-0365)確かな由緒の「家系」が奈良に
横浜家系の名店である「介一家」で修業した店主が家系の麺処をオープン。豚骨ベースのスープに醤油ダレを加え、鶏油でまろみを演出している。濃厚でマイルドな本格家系が奈良で楽しめるのがうれしい。ライスやギョーザもおすすめだ。
場所は、旧国道24号・大安寺南交差点のまだ南、岩井川の橋を渡って少し進んだところである。お向かいに「ラ・ムー」という広い駐車場を備えた食品ディスカウント店がある。ここで1缶28円の野菜ジュースや1丁33円のコンニャクを買ったついでに立ち寄るのも良い。
これぞ正統派!家系の豚骨醤油ラーメン。浮かぶのは鶏油で、ギトギトではなくマイルドだ
そんな山手家(やまてや)で「とんこつ醤油スペシャルラーメン」850円をいただいた。「のり5枚 チャーシュー3枚 玉子1個付」というスグレモノである。うーん、これはうまい!濃厚なスープに中太の平打ち麺がマッチする。丼に浮かぶ鶏油はギトギトではなく、あくまでライトでスッと口に滑り込む。このお店は「デジタルぱ~ぷる」でも紹介されている。
麺は中太平打ち麺。私はご飯(ランチタイムは50円!漬物つき)を合わせた
横浜家系のスープを受け継ぐ まろやか豚骨醤油ラーメン!!
横浜にある家系ラーメン店で修業を積んだ店主が作る、奈良では初となる横浜家系ラーメン。豚骨ベースに秘伝の醤油ダレが合わさった、まろやか豚骨醤油スープが特徴だ。さらに多めの鶏油がスープの柔らかさを醸し出す。野菜をたっぷり食べたい人は「とんタンメン」、辛さを求める人は「燃えよドラゴンラーメン」と種類も豊富。お得なサービスセットも見逃せない!
こちらは「ドラゴンラーメン」650円。辛さ調節は5段階で、これは辛くない方から2番目
ご店主の尾家さん
店主の尾家さんは、ちょっと知人(当ブログご愛読者の酒仙堂さん)に似ていて、あまりラーメン屋の親父さんぽくない。お聞きすると関東のご出身で、もとアパレルメーカーに勤務されていて、脱サラしてラーメン修業し、のちにこの店を開店されたのだそうだ。
『究極のラーメン』ではドラゴンラーメンが紹介されている。煮卵は同誌のクーポンで無料
ラーメン好きのサラリーマンで「脱サラしてラーメン屋でもやろうか」と考える人は多いが、なかなか実行できないものだ(私もその1人)。しかし、見事にそれをやってしまったところがスゴい。こういう人は、応援したくなる。
チャーシュー丼は、ランチタイムは250円だ
失礼ながら、いつもお客さんは多くない。「こんなに美味しいのに…」と申し上げると「では、あと1年頑張ります」。「そんなこと言わず、ずっとやってください!」と激励した。思うに、まっすぐ北へ300mほどの場所に「麺屋NOROMA」という行列のできる有名店があるので、どうしてもそちらに目が行ってしまうのだろう。
麺屋NOROMAは「鶏白湯ラーメン」、こちらは「豚骨醤油ラーメン」なので、時どきの気分に応じて使い分けてくれれば良いのだが…。
皆さん、奈良で味わえる本格派・横浜家系ラーメン、ぜひお訪ねください!
※奈良市南京終町714-13 11:30~14:30、17:30~21:30 木曜休
食べログは、こちら