tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

法華寺おりおり(17)冬椿

2006年12月19日 | 写真
 冬椿落ちたる音もなかりけり 鷲谷七菜子

「そろそろ椿が咲き始めたかな」と12/17(日)、久々に法華寺(奈良市法華寺町)を訪ねると、ご覧の可憐な八重咲きの椿が咲き出していた。奥に見えるのは本堂(重文)の屋根で、こんなアングルで本堂が撮れるとは新発見だった。

法華寺には華楽園(からくえん=東庭園)を中心に、多くの椿や山茶花が植えられていて、これから3月にかけて次々に咲く。冬場には貴重な存在である。

歳時記で調べると、椿は春の季語だが、寒椿(冬椿)は冬の季語だ。考えてみると当然なのだが、季語というのは案外融通が利くものなのだ。

奈良検定テキスト(奈良まほろばソムリエ検定・公式テキストブック)の「奈良の花の名所」の項で、法華寺は杜若(カキツバタ)の名所として掲載されているが、ぜひ「椿の名所」としても紹介してほしいものである。
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