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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

めはり寿司

2006年12月18日 | 奈良にこだわる
奈良県庁(農林部農政課)は今月から、奈良のうまいもの「郷土料理編」をスタートさせた。

これは、03年に開始した「創作料理編」(7品)に続くものだ。平城京遷都1300年を迎える2010年に向け、これら「食のおもてなし」により、他府県からの観光客誘致を図ろうとするものだ。
※奈良のうまいもの「郷土料理編」のサイト
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/kyoudo-ryouri/16kyoudo-ryouri.html#m-susi

選ばれた郷土料理・16品のうち、私は「めはり寿司」(「とう菜寿司」ともいう)を第1に押す。これは吉野郡に伝わる伝統料理だ(和歌山県にもある)。ご飯を高菜や真菜(まな)の漬物でくるんだおむすびで、山仕事のときのお弁当であった。

広島県出身の方に聞くと、広島にもあって、こちらは広島菜で包むそうだ。最近は、コンビニでもよく似たおむすびを売っている。漬物の旨みと塩味がご飯に染みて、とても美味しい。ピンと張った高菜にガブッとかぶりつくと、まるで山男になった気分が味わえる。

以前「ゐざさ」(ゐざさ寿司・中谷本舗)では、「木こり弁当」(2~3個のセット・トッピングなし)のネーミングで売られていて、ウチの子供も好きだったのでよく買って食べた。今は写真のような格好で、1個180円で売られている。

金曜日(12/15)、会社の帰りに「ゐざさ・新大宮駅前店」(近鉄新大宮駅の南側スグ)に立ち寄ると、4個(焼き鯖、梅干、鰹の生節×2)だけ残っていたので、包んでもらう前に桶のまま撮らせていただいた。素朴な「梅干」が一番美味しかったが、シソ漬の赤い葉で包んだ「焼き鯖」も結構イケる。なおめはり寿司は、このお店以外だと取り寄せになるそうだ。

パンフレットには「東熊野街道名産」とあった。なるほど、だから上北山村がルーツの「ゐざさ」で売っていて、五條市の「たなか」や吉野町の「平宗」では売っていないのだ。

「奈良の郷土料理」といってもピンとこないかも知れないが、鶏肉(かしわ)のすき焼き、牛乳を使った飛鳥鍋、猪(しし)鍋など、冬にピッタリの料理もたくさんある。これから順次、紹介していくことにしたい。




コメント (4)
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