以前、投稿しました「「「水」とはどのようなものか?」構成元素である「酸素」について調べてました。」によれば、気体の酸素(O2)分子は大気の体積の約21%、質量で約23%を占めます。地球温暖化に影響している二酸化炭素(CO2)は約0.04%(約400ppm)と少ない割りに、CO2濃度の増加を心配されています。一方、炭素(C)の燃焼反応、呼吸、等で消費する酸素の濃度の減少についてはあまり気にされていません。
大気中の酸素濃度の減少に係わる記載について調べました。
地球から酸素が減少している(平成19年8月11日)によれば、 http://www.microbes.jp/kankyo/kankiji/kb009.htm
「二酸化炭素の増加
地球の気温を上昇させる物質に「地球環境温暖化ガス」があります。その主な成分は、二酸化炭素であると言われています。この二酸化炭素の排出(=製造)量が増えることにより、地球の気温が段々と高くなって、南極の氷河がもの凄い勢いで減少しているようです。・・・炭素を燃やさない(=加熱しない)限り、炭素に酸素は結合できません。 二酸化炭素の主な排出源は、化石燃料の燃焼によることは間違いありません。どうすれば、この二酸化炭素の量を減らせるのでしょう。これは大変に重要な地球環境の問題です。・・・ 地球規模で二酸化炭素は増加していますが、酸素は地球規模で減少していることについては、あまり耳にしないと思います。・・・ 地球上では毎年約270億トンもの二酸化炭素が作り続けられていると言われています。これほど大量に製造されるものですから、森林などの植物では吸収することができなり、その弊害が異常気象などとして現れてきているのです。そこで問題は、270億トンもの二酸化炭素を製造するには、どの程度の酸素が必要となるのでしょうということです。
酸素の減少
米国カリフォルニア大学の調査研究によると、1993年から2000年までの期間の1年間に平均で224億トンの酸素が減少しているそうです。224億トンの酸素を消費するには、100億トンほどの炭素が必要で、結果的には320億トンの二酸化炭素が作られることになります。二酸化炭素の排出量270億トンに近い数字になります。酸素が減少している主な原因は、化石燃料の燃焼のために空気中の酸素が消費されていることによるらしいのです。
しかしながら、それに加えて、森林の大規模な伐採や広大な海洋の汚染などによる酸素の供給源の減少も大きな原因となっているようです。
人間は、生きていくために呼吸をして、酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出しています。人間は生きていくために1人で一日に約400リットルの酸素を必要としています。・・・
二酸化炭素の排出量を増やさないで、酸素の消費による減少を抑制して、さらにかんがい用水としての地下水の利用を抑制する、そのような条件下でも緑地=農地を増やすことおよび農作物の生産を拡大することは可能なのでしょうか。江戸時代の生活に世界が戻れるならば、話は別かと思います。・・・」
⇒窒素ガス(N2)の増減についても調べてみたいものです。
関連投稿:
・窒素固定に係る記事を紹介します。
・光合成で発生する酸素の循環について調べました。
・植物の光合成に適した光について調査しました。('10-09-20)
・温室効果ガスについて調べました。
・オゾン層破壊の影響について調べました。
・大気圏のオゾン濃度の季節変動について調べました。
最新の画像[もっと見る]
- 放射化現象に係る記載を調べました。(その10-7:地震予兆現象と環境放射能との関係) 13年前
- 放射化現象に係る記載を調べました。(その10-7:地震予兆現象と環境放射能との関係) 13年前
- 放射化現象に係る記載を調べました。(その10-6:地震予兆現象と環境放射能との関係) 13年前
- 放射化現象に係る記載を調べました。(その11:環境放射能を低下する微生物) 13年前
- 放射化現象に係る記載を調べました。(その10-5:地震予兆現象と環境放射能との関係) 13年前
- 放射化現象に係る記載を調べました。(その10-5:地震予兆現象と環境放射能との関係) 13年前
- 放射化現象に係る記載を調べました。(その10-5:地震予兆現象と環境放射能との関係) 13年前
- 放射化現象に係る記載を調べました。(その10-3:地震予兆現象と環境放射能との関係) 13年前
- 地異に係る記載を調べました。(その13:自然放射線強度の高い地域周辺の特異現象) 13年前
- 地異に係る記載を調べました。(その13:自然放射線強度の高い地域周辺の特異現象) 13年前
調べると明るい未来に繋がると思います。