藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

深山 霞の「霞的心」  本格検査決定

2013-10-23 20:28:12 | 社会・経済

 早朝出かけた腰痛の病院にに携帯電話で、かえりに内科に来るように連絡があった。 呼吸に関する簡易検査の結果が出来たので、今後の打ち合わせをしたいとの事である。

 要するに私の呼吸状態は、二つの症状が重なり個人病院では対応できないので、相談したいとの事だ。

Photo_2

血中酸素が82しかないそうだ。 夜中に呼吸能力が落ちるようだ。

「石綿肺」による悪化と共に無呼吸症候群が追っかけてきたようである。

広島市内には、「広島大学付属病院」にしか専門医師がいないそうである。

無呼吸時間約一分間が七時間中、四十八回だそうである。 

本人は至って気楽で、息が出来ないと目が覚め、深呼吸をすると体に酸素がいきわたりよみがえってくる。

それにしても、最低SpO2が 82だそうでこのままではまずいので、治療方針を決める為の入院だそうである。 しばらく美人の看護婦さんのお世話になる。 すこし、ワクワクしている。

それにつけても、東京電力の対応は余りにもお粗末である。 露天にタンクを作れば雨水は当然に周辺に溜まる。 そうかといって、タンクの組み立て工事上深い堰を作ると、多なった水でタンクが空のとき水に浮かんでしまう。

溜まった雨水をどの様にどこに処分しようと計画したのか見えてこない。

ところで福島の復興現場では人員不足が深刻化し始めたらしい。 始めは「格別の日当」を払っていたが、東京電力や、福島県はそうした特別扱いが批判された結果、それなら止めたと、作業員が逃げ出したそうである。 加えて電力会社の「原発運転者」の若手が、厚生年金を30年支払うと早期退職しているという。 電力会社は元従業員を高級で再雇用して、人員を確保しようとしているらしい。 松江市の職安では人手不足が発生しているそうだ。 

特に私のような経験者は優遇されるらしい。 最後のお勤めに出掛けてみたくなってきた。 「最先端の原発」が今どうなっているのか、ふれてみたい気がする。


深山 霞の「霞的心」  昨日は、今年最後の訪問者か?

2013-10-22 19:10:40 | 社会・経済

午前十一時頃から気温が上がり始め、元気が無かった「津和ブキ」の花が力強く開いた。

9 「豹紋セセリ」だろうと思われる蝶が一匹「津和ブキ」の花に止まっている。

おそらく今年最後の、我が家を訪れる蝶であろう。

私の居住区では「豹紋セセリ」は非常に珍しい。

この屋に住み付いて、二十猶予年が過ぎるが初めての訪問である。

今年はミツバチを初め、昆虫が余り姿を見せなかった。 特にセミは数回声を聞いたのみである。 例年ならば五月蝿いほどの「せみ時雨」であるが今年は皆目声を聞かなかった。 そういえばこの数日、鹿の声も聞こえなくなったようである。

早朝散歩の林道でのイノシシの餌を取り合う声も聞き取れなくなった。 

秋の虫も今年は鳴かなかった。 何処か変調をきたした気候状態の様である。

こうした年は、豪雪に見舞われる。 そんな気がして、冬用タイヤを早めに準備した。

昭和四十年に一度同じような経験がある。 その時は、十一月の中ごろに初雪が広島市内に降った。 それは広島県北部を、前代未聞の豪雪が襲う前兆であった。

偶々、県北地方に泊り込みで仕事に行っていて酷い目にあった。 二週間、宿屋の二階から出入りすると言う経験をした。

二週間がかりで、国道54号線までブルトーザーが除雪して、食料は供給されたが、積雪六メートルの中では体育館の建設工事などできず、翌春まで工事が中断した。

何処かその年に良く似ている。


深山 霞の「霞的心」  ワクワクしたいが何も無い

2013-10-20 22:15:40 | 社会・経済

 子供の頃「木下大サーカス」を見た。 ワクワクした。 しかし近頃「ワキワク」する事がない。 「木下大サーカス」も近頃広島に姿を似せない。 

 やって来れば、孫を連れて見に行っても良いと思うが、来なければ行く事も出来ない。 

 少しだけ「ワクワク」しているのが、小泉純一郎の言動である。 規制緩和で、原発の規制まで緩和した張本人が「原発廃止」論を展開し始めた。 どうもこの方、単純人間らしい。 悪かった事は素直に訂正し、持論を変更する事に何ら拘らない。 「自民党をぶっ壊す。」と言って天下を取った。 しかし自民党をぶっ壊しはしなかった。 むしろその後の自民党の復活の下地を作ってしまった。 一時的には政権を失ったが、如何にすれば国民の気持ちを掴めるかを、党員に叩き込んだ事は確かである。 

 民主党に比べて、行動が早い。 総理大臣のすげ替えなんかいとも簡単にやってしまう。

 共産党まで煙に巻いている。 大阪橋下市長や、石原慎太郎とは一味も二味も違うようである。 おそらく総理時代に十分の原発の資料を手にしていたのであろう。

 原発の検査機関の縮小や、強度検査機関建屋の廃止など平気でやったが、そのような組織や、施設が何ら役立たない事を知っていたに違いない。

 其処が他の政治家との違いであるように感じる。 郵政民営化についても、失敗は失敗として認識しているようである。 国会で修正案が審議されても何ら発言しなかった。 

 今回は、自民党の原子力村に群がる政治家の、体毛をさかなですることを平気で行っている。

 共産党の執行部とも平気で意見交換してしまう。

 年末に向かいなんだか政治の世界が「ワクワク」してきた。


深山 霞の「霞的心」  低気圧の接近

2013-10-20 03:40:04 | 社会・経済

 午前四時四十五分、目覚めると頭痛、両椀の痛み、軽い息切れ。 明らかに低気圧の接近を予測させる状態であった。 

 それでも奥様と早朝の散歩に出かけた。 肺機能の維持にはどうも散歩が一番良いと気付いたからである。 「石綿肺」に病院はなんら治療方法を持ち合わせていない。 重篤かすると「労災認定」して、酸素ボンベが支給されるくらいの事である。 後は野と慣れ山となれ。 糜爛性胸膜炎や、胸水症、肺がん、中皮腫を待つのみである。 

 早朝散歩をすると、約7500歩くらいである。 朝食の支度や、少しの掃除、奥様の弁当作り、屋根の修理・・・・・・。

Photo 大体に午後三時頃に、10000歩を超える。

当初20000歩を目標にしていたが、医師から止められた。 筋肉中の酸素不足が発生し余計に上半身の筋肉痛が酷くなるので、10000歩を超えないように注意されたが、結局寝床に付いて見ると、16000歩は歩いている。

 人間案外に家の中でも歩いているようである。 

 歩く事に気をつかい始めて気付いたのは、体重はあまり変化しない。 始めた当初は確かに減った。 しかし、三ヵ月後からはあまり変わらない。 ただ三年前に着れなくなったズボンがはけるようになった。 胴回りが15cm小さくなり、太ももが目に見えて太くなった。 しかし、坂道は愛も変わらず息切れがして、普通の人の半分も早く歩けない。 そんな状態でも「労災」の認定にはならない。 「中皮腫」の発祥など、重篤かしないと認められないのである。 

 宙ぶらりんの病人は生活の手段を失い路頭に迷う。 まして、「石綿肺」の診断能力を持った医師が余りにも少なく、病人は病院を転々とし、家庭崩壊を招くケースが多い。 それを防ぐ為、気力で仕事をがんばった人間はある日突然、総合病院の肺の専門家から、突然に余命を告げられる。 重篤の肺がんや、中皮腫の発祥である。

 昨年友人を中皮腫で二人なくした。 今年は一人であるが、今一人福山で入院したとの便りが届いた。

 いよいよ私の番が来そうである。 身辺整理がして在る私には思い残す事は何も無いが、いま少し古代遺跡を見ておきたかったと思う。 来春体力があれば、奥様の定年退職を待って、奈良の町の隅から隅まで見て回る準備をしている。

一夜明けた今朝は雨である。 天気予報より良く当たるようになってきた。


深山 霞の「霞的心」  秋を通り越して冬近し

2013-10-18 16:02:35 | 社会・経済

 秋など大型台風と共に北へ行ったらしい。 霜が降りたのは三日前だった。 今朝も冷え込みが酷く、霜の中を冬支度で早朝散歩をした。 夜明けの時間が確実に遅くなって、五時三十分やっと東の空が明るくなって来た。

Photo  我が家の庭も、夏景色から一変して初冬の景色になっている。 津和ブキの花だけが、晩秋を主張しているようである。

 しかしながらこの数日、幾体かの「蟷螂のオス」の死骸を庭で見つけていたが、我が家を一歩出て歩くと、おなかを大きく膨らませた「メスの蟷螂」が、日向ぼっこをしている。

Photo_2  しばし、午後の日差しの中で何を考えているのだろうか。

 腕組みをして「物思い」に耽っている。

 「人間って馬鹿な動物だなー。 自分が作った原発で大騒ぎをしている。 罪深きは人間なりとは、神様はよく言った。 我々は子孫を残すだけのもの意外、余分な獲物は取ったりしない。 神よ罪深き人間をお許しください。」

 なんだか、蟷螂にお祈りされている気分になってきた。

 我が家の庭ももう直ぐ冬である。 冬布団の準備、コタツの準備、灯油の買い溜め。 

 主夫の私の家事も、冬支度で忙しくなってきた。