今年は、色んな事でびっくりさせられる。 「アベチャン」の「原発大嘘」もその一つだが、野球解説者の順位予想も又大はずれで、我が郷里の「広島東洋カープ」が「阪神タイガース」に連勝して巨人との頂上決戦を行う事になった。
「予想は外れる為にある」と思っていいようだ。 昨日の「柏崎刈羽原発」の避難訓練は、ニュースで見ていて笑いが止まらなくなった。 放射能漏れに対応する為、風向きの予報を信じてバスを運行したら、その行き先に風が吹いてきた。
世の中このような行動を、先人は「泥棒を捕らえて縄を綯う」と教えてきたのではなかったか。
「事故が起これば逃げればよい」のではなく、事故を防ぐにはどうすればよいか考える事が先決なのである。 「建設業界」ではこれを「危険予知活動」と呼び、事故撲滅に取り組んでいるが、未だに日本の産業中で一番労務災害が多い。
「柏崎刈羽原発」に対して東京電力は緊急時のベントを増設したいと言っているが、本当に遣って置くべき、「危険予知」は緊急時の冷却装置用電源の確保、汚染水の貯蔵タンクの設置、発電所内作業員の緊急用シェルター、書き出してみると限が無い。
要するに「福島原発」で起こった全ての事に対して、100%の対応できる施策が出来るまで、国内の原発は凍結しておくべきである。と小生は感じているが、ところがそれには莫大なお金が必要であるらしい。 一時帰休賠償費用や、退職金、管理者費用・・・・。 どうも一社当たり3000億円位掛かる様である。 アメリカで「原発廃炉」プロジェクトチームが試算した金額からの推測だそうである。
それならばいっそ「原発」の再稼動にお金を使おう。 これが電力会社と、「アベチャン」の魂胆であるようだ。
「嘘つきは泥棒の始まり」と、世の先人から聞いてきたが、すでに「電力会社」は電気料金で泥棒をしてきたようである。
使用済み核燃料の再処理に年間3000億円もの費用が使われているなど聞かされた事はなかった。 「日本動燃」の収支決算書に、その収入が記載されていて支払い者は、各電力会社である。 その費用は、電気料金として国民から搾り取ったお金なのである。