藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

深山 霞の「霞的心」    電子マネー

2013-08-30 18:19:42 | 社会・経済

二日に一回は足を運ぶスーパーに、電子マネーが導入された。 前もって一定の金額を入金しておくと、全商品が3%値引きになる。 

政府が消費税値上げの時には、値引きセールの禁止を打ち出したが、業者はすでに先手を打って3%の値引きを始めている。 デフレからの脱却と「アベノミクス」はインフレ誘導政策を展開しているが、業者のほうが一枚上手のようである。 

要するにかつて存在した回数券と同じで、前もって切符を購入しておけば一割お得という寸法である。

スイカやパスポと同じようなものである。 スーパー側は、前もって現金が手元にあれば商品を現金で買い叩ける。 それだけで十分にメリットが出てくる。 うまく考えたものだ。

国の施策を逆手にとっての商法である。

さて原発についていま少し経験したことを記して置きたい。

日本の科学コンビナートは、広い敷地に縦横に配管が走り回っている。 反応釜を中心に配管されたその配管は交差するが上下に重複して配管されることは無い。平行に配管されている。 それは何処か配管から出火した時、上下に配管されていると影響を受けやすいからである。 事故に対する対応が為されているのだ。

福島原発の水素爆発時の映像を思い出してみていただきたい。 原発建屋は、複層階構造に出来ている。 階下の事故が上部階に被害が及ぶことを想定していない。

火災という事故を想定していないのである。 「水」が全てをコントロールしているので、火災など想定しなくて良いと言う「先入観」が存在していたのだ。

地震発生時に、配管同士が接触しないように配慮されていたかと言うと、これも疑問である。 一定の間隔で配管同士が接触しないように、何らかの装置で整然と配管されていたかと言うと、疑問である。 配管自体を固定化すると、ジョイント(接合部分)のパッキン(石綿製のガスケットと呼ばれる接合部財)の交換時に配管の自由性が奪われるからだ。 これが一時期問題視された地震による配管の損傷があったかどうかの問題なのだ。 ただ上部から吊り下げられた配管が地震でどの様に動き破壊されたか容易に想像がつく。 島根鹿島原発が、福島原発事故後大量の技術者を導入して、点検補強工事をしたかは、堅く作業者に口止めされたことは施工業者の中では常識である。

燃焼物が無き物として設計された建造物が、化学反応によって水素が発生し爆発することがわかった現在、複数階設計の原発建屋の見直しこそ急務なのではないだろうか。

同じ事故は再び起こる。 

コメント
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