安部総理の、「平和祈念式典」への参加を被爆者の一人として拒否する。
平和憲法改正を目論む輩など式典へ参加していただくことを拒否する。
原発の世界売り込み戦略は、福島やアメリカの原発事故で頓挫した。
日立、東芝、三菱・・・・原子力村の企業救済の為の「軍需産業」の為の再軍備。
まるで戦前の軍国主義時代の再現である。
企業の為の戦争を再び目論む「自民党」。
「規制緩和」の名の元で、兵器開発自由競争を、経済再生の根幹に据えようとする政府の言動や行動が、先の参議院選挙で国民から許されたと思っているらしい。
暑い一日をひたすら耐えながら、井伏鱒二の「黒い雨」を幾度と無く読み返してみた。(今、広島の上空を数台のヘリコプターが飛びまわっている。六日の式典への警戒態勢に入ったのだ。税金の無駄使いである。総理が式典に参加しなければ余分なお金も騒音も無い。)
幾度となく読み返すうちに、第11章の最後の9行の所で、息が詰まってくる。
「この屍(むくろ)、どうにも手に負えなんだのう」
トタン板を舁(か)いて来た先棒の兵がそう云うと、
「わしらは、国家のない国に生まれたかったのう」
と相棒が云った。
安部総理に申し上げる。 「自民党軍国主義国家」 など誰も望んではいないと。
われわれが望む 「国」 は、平和な心休まる国であり、特定の企業や特定の地域のみが、政治の恩恵を受ける 「国家」 ではないのです。
東京都が電力不足ならば、東京都下に、「原発」をお作りなさい。 安全でないから、東京から遠く離れた福島や新潟で「原発」を稼動させているのでしょう。
明日は広島市長に、安部総理の平和祈念式典参加を断るよう抗議に出かける事にした。