藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

疲れました奥様孝行

2021-04-25 17:08:05 | 日記・エッセイ・コラム

 町内の、古文書をお読みになる会に参加されている我が奥様、会が終ってご帰宅に成ると講義が始まる。 大体間違ってお聞きになっているので、訂正すると、どうしてそんな事を知っているのかと聞かれる。 土木工事や建築工事を本気でやるものは「考古学」や「文化財」にある程度精通していないといけないのだ。 ある時、道路拡張工事中に、若い監督が電話してきた。 変な穴が有って木炭がぎっしり詰まっている。 「気持ちが悪く感じられるが」と言う。 状況を広島市の教育委員会の文化財課に電話させた。 「炭棺」ではないかと直感的に思ったからである。 正解だった。 発掘工事の為、当分の間工事はお休みに。 当時としてはかなり重要な出土品が出てきた。 青銅製の葬られた方の名が記録されたものまで、完璧な形が残っていた。 そんなこんなで、本日は可部町「城」に有ったと言われる、城跡の登り口迄ご案内したわけである。 六年間の闘病で一番弱ったのが足のようだ。庚申神社までの石段が地獄の入り口かと思えるほどだった。

     

         

偶々入り口の住人の方と奥さまが話になり、子供の頃は神社の上の城跡迄、学校から帰って来ると登って、隠れ家を作って遊んでいたそうだ。 そう言えば、わたしも、午前中で終わる木曜日は、標高480mの大茶臼山迄みんなで登ったことを思い出した。